福祉の仕事をしてきた、かとうぎ桜子と申します。ただいま、練馬区議会議員として奮闘中。福祉は「人が幸せに生きること」。地域の中で楽しく生活するために、人と人をつなぎ合う、コーディネーターの仕事を練馬でやりたいと思っています。
過去ログ
最近のコメント
プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。
会派は民主党練馬クラブ。
環境まちづくり委員会、医療・高齢者等特別委員会に所属。

2008年4月からは、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科で研究中。

リンク
カレンダー

09 | 2008/10 | 11
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

ブロとも申請フォーム
私は議員になるまで、ALSという病気の方の訪問介護をやっていました。

ALS―筋萎縮性側索硬化症という難病。
神経の難病で、だんだん体が動かなくなってしまう。食事の飲み込み、呼吸、しゃべること・・・病気が進行するとできなくなってきてしまう。
認知機能は衰えないのに体が動かなくなってしまう。

じゃあどうやって自分の意思を伝えるのか。あごの動きや目の瞬きでセンサーを操りパソコンを使っている人もいらっしゃる。
透明のプラスチックに「あいうえお」の50音が並んでいて、その文字を見つめて瞬きで合図することによって介助者に読み取ってもらうという方法をとる人もいる。

自発呼吸が難しくなると、喉の辺り―気管を切開して人工呼吸器をつける。
健康ならば無意識にやっている「痰を出す」ということも自力でできないので、痰がたまるとむせたような状態になってしまう。だから、吸引が必要。

人工呼吸器が外れたら息ができないので、あまりに長いこと気づいてもらえないと死んでしまうけれども、声も出せない、自分で動けないから、誰か気づいて!と思うしかない。


そんな、まだ完治の方法が見つかっていない難病の患者さんでした。

社会福祉士の学校に通っていた頃から、月に数回ではありましたが訪問していて、間はデイサービスに就職した時期もあったりしたけれども、その時期を除いたら3年弱、ALSの介護をしていたことになります。

私の利用者さんは練馬区外にお住まいの方。(都内ですけど)
お一人の方は高野山が大好きな方で、毎年秋になると家族と一緒に高野山の旅行に行く。

ヘルパーが何人かと、あとはボランティアさんを募って、一緒に出かける。

高野山なんて、文字通り「山」ですから、バリアだらけです(^^;

でも、お寺の中に入って拝みたいという希望に、皆でよっこらしょと車椅子を持ち上げて入る。

現地のガイドさんは最初は、「あ、ここは車椅子は無理よ」とさっさか諦めて行ってしまおうとするんだけれど、「いやいや、本人が行きたいところには何としても行こう」と皆でよいしょと車椅子を持ち上げる。人工呼吸器と携帯用吸引機が乗っている車椅子だし、背もたれも頭のところまである大きなものだから重いわけですが。
でもそれを何度も繰り返すうちにそのうちガイドさんもそれが当たり前になってきて、「ちょっと段差があるけど、あっちからだと少しは行きやすいかも」なんて、工夫をしてくださるようになる。

学生時代に一度、一緒についていって見たその光景は、とても新鮮でした。

バリアは極力ないほうが良い。
でも、諦めてしまう心のバリアさえなければ、物理的なバリアは取り除けるんじゃないか、ということに気づいたのでした。

そして、周りの人の心のバリアを取り除きながら、障害のある人が社会に参加して行くことを支えるのが、福祉の仕事なんだなーと思いました。




今日のブログでとりあげたのはALSのことですが、他にもたくさんの障害があって、人によって支援してほしい状況も異なる。

でも、練馬区はどんなに重い障害を持とうと、どんな家族状況、住宅状況であろうと、最高で使える時間数が一律14時間までの訪問介護であるということが分かりました。
もっと前には20時間を超える支給もしていたようなのですが、平成15年に障害者に「支援費制度」というのができた頃から「上限14時間」を設けたという流れのようです。この頃、他区の状況を調べてみたら、平均14時間程度の支給をしていたから、練馬もそこをラインにした、と答弁される。

それから、「国庫負担基準」というのがあって、国から出るお金が一定の割合までとされているから、区としての支出も一定の制限を設けざるを得ないんだと。

そうはいっても、1日は24時間あるわけです。
それじゃあ残りの10時間はどうやって生活しているのでしょう。
実際にはどうやら、家族がやったり、訪問している事業所がボランティア状態でやっている場合もあるようです。


厚生労働省は、国庫負担基準を定めている一方で、
国庫負担基準は、あくまで国が市町村の給付費の支弁額に対して国庫負担する際の一人当たりの基準額であり、当該基準額が個々の利用者に対する支給量の上限となるものではない

支給決定基準を適用して支給量を定めることが適当でないと判断される場合は、支給決定案について市町村審査会の意見を聞いた上で個別に適切な支給量を定めること

という見解を出しています。(平成18年6月26日障害保健福祉関係主管課長会議資料より)

国で上限を定めながら、あとは市町村でちゃんとやれ、というのはそもそもおかしな話だと思います。
福祉はただの「お買い物」とは違うんだから、個別のニーズに合わせて必要な福祉サービスを提供するのは、生存権の保障にも関わることです。

だけどそれにしても、要綱でもって上限を1日14時間なんて定めているのは練馬区以外に今のところ見つかりません。どんな状況でも上限は14時間だから、審査会を開いて検討することもやっていない。
こんな、生存権を犯しかねない要綱があって良いんでしょうか。上記の国の方針とさえ、外れていますよね。

色々と問題の多い障害者自立支援法ではありますが、その第2条には市町村等の責務がかかれています。法律って読みにくいけど、原文をそのまま書きます。特に注目していただきたい点には下線をつけました。

障害者が自ら選択した場所に居住し、又は障害者もしくは障害児がその有する能力及び適正に応じ、自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう、当該市町村の区域における障害者等の生活の実態を把握した上で、公共職業安定所その他の職業リハビリテーションの措置を実施する機関、教育機関その他の関係機関との緊密な連携を図りつつ、必要な自立支援給付及び地域生活支援事業を総合的かつ計画的に行うこと

上限が一律14時間というのは、法にある市町村の責務を果たしていることになるでしょうか。非常に疑問を感じます。

練馬区に住む当事者の声をよく聞き、市町村の責務を果たしていくべきです。

現場を大切にする練馬区を目指したいですね。

※かとうぎ桜子を育てる会のHPはこちら
9月30日から今日まで3日間、決算の質問を担当しました。私がやったのは、産業地域振興費、保健福祉費、児童青少年費。

その準備で毎日朝から夜中までバタバタしていてブログがご無沙汰でした。

思うことがたくさんあって、順番に報告したいと思ってますが、まずはちょっと順番を変えて、直近の児童青少年費から。


区内には今、3カ所の子ども家庭支援センターがあります。
これは、虐待ケースも含め、子育ての相談に乗る場所。

練馬地域、関町地域の2カ所は直営で、光が丘地域は委託で運営している。

練馬区は人口が多いせいもあると思いますが、年間の相談件数が1000件を超えています。

必ずしも虐待相談なわけではなく、比較的軽微な子育て相談も含まれているわけだけど、でも軽微な相談かと思いきや実はその後ろに虐待が隠れている場合もあるわけだから、相談員にはつねに専門性が求められるし、一人でこなせる仕事にも限界がある。

だけど、今、直営のセンターで相談職として活動しているのは9名。そしてそのうち5名が非常勤。

さらには、委託をしているセンターでは虐待相談は受けられないということで、光が丘の虐待相談はそのまま練馬センターに回されているらしい。

広い練馬区の虐待相談を一手に、2カ所で受けるには、業務量としても職員の精神的負担も相当なものになるということは、少し想像すれば分かることですね。

それに、その地域の特性や、民生・児童委員さんなどの地域の「人」をよく知る職員が、人間関係の中で連携しながら問題解決する必要性を考えると、光が丘地域のケースを練馬地域でやるのでは意味がない。
東京都の児童相談所だけではなく、市町村の子ども家庭支援センターが存在する意味は、地域性を持った支援が必要になるからなのですから。


桜の保全の問題でこのブログにとりあげましたが、大泉にもセンターを作ることになっていて、そしてこれまた委託の方向。

光が丘のように、虐待相談を受けられない状況を考えると、大泉を委託にすることに対する大きな疑問がわきます。

大泉の虐待相談まで練馬か関町のセンターが受けなくてはならなくなるのか。しかも、非常勤が過半数を占める状況で。


気になる点がいくつもあるので、今日の決算で指摘をしました。

虐待相談と分類されるケースは、ひとりの職員が60件ほど受け持っているという答弁。

そうなるとやはり気になるのは、非常勤も正職員と同じほどの業務をこなさなくてはならない状況なのではないかということです。

そこで、「非常勤は週四日勤務ということですが、他に正職員と違う点は」と質問しました。

そしたら、「お給料が違います」ですって。

練馬区の相談件数の多さや一人が受け持つケースの多さの話をしているという流れの中で、この答弁。

課長さん、よほど頭の働きが鈍い方なのか、現場の深刻さをご存知ないのか、あるいは人を馬鹿にする趣味をお持ちなのか。
非常に不愉快な気分になりました。


この件だけではありませんが、例えば保育園の民間委託の話の時なんかにもありましたけれど、時折、起きている問題そのものの本質を探ろうとせずに、口先だけの逃げ答弁を練ったんだなと感じることがあります。

小手先の議会対策をするのが行政の仕事ではありますまい。
そんな小手先の対応をして、してやったりという顔をしている課長や部長を見ると、内容の如何以前の問題で、地域課題を解決する職に就く者として非常に不愉快になります。


民間委託をどんどん進める怖さは、例えば保育園の質が下がるとか、そういった個別の問題だけではなくて、行政の管理職が現場の切実さからかけ離れていくことだと思います。

今回の定例会の一般質問で他の議員さんが、今の委託の進め方と行政のあり方を「手足も足腰も失って頭だけになっている」と表現していましたが、まったくその通りではないかと思います。

児童青少年費は他にも、学童クラブや保育園など課題がたくさんありますが、ほかの議員さんへの答弁も含め、今日はなんとも後味の悪い答弁が多かった。

いまだに胸がムカムカします。


子ども家庭支援センターについては、虐待ケースで取り返しのつかないことが起きないようにということ、そしてセンターの職員が激務で燃え尽きないようにということがとても重要です。

もしこのどちらかに問題が起きたら、区長をはじめ、本部長、部長、課長は当然責任をお取りになるんでしょう。

何か問題が起きるとしたらそれは、非常勤の多さ、業務量の多さ、委託という形態に起因するのですから、責任は現場の長ではなく計画の責任者が取るべきです。

現場の切実さを切り捨てるならばせめてその程度の切実さをお持ちになるべきですね。
それでも子どもの命よりは軽いでしょう。

子ども家庭支援センターのことは、私はこれからずっとチェックし続けますから。

※かとうぎ桜子を育てる会のHPはこちら
定例会2週目は、常任委員会、特別委員会の会議が中心でした。

そして来週からは決算の審議が始まります。

今週の私は、委員会で意見を言うための準備をしたり、来週からの決算のための準備をしたりで、なかなかブログが更新できませんでした。

特に環境まちづくり委員会で先日あったことをぜひとも書きたいと思っているんですが、ちょっと、決算の準備が済みましたらまた改めて・・・(><)


なんだか毎日、家に帰るとグッタリしてるんですが(^^;
いやー、どうしたんだろう・・・とずーっと考えてたんですが、ハタと気づきました。
そうだそうだ、私、人前でしゃべるのが苦手なんだ、と(笑)

しゃべるのは苦手だけど意見がないわけではないからしゃべらないわけにいかないでしょう(苦笑)
しかも議会では大抵、その場で資料が出てきてそれを見ながら意見を言うんだから、「今、問題に気づかないままやりすごしてしまったら大変なことだ」というプレッシャーを感じながらものすごく緊張しながら一つひとつの会議に出ているわけですね。

というわけで、家に帰ると干物のようになっていて、ブログの更新ができないわけです・・・という言い訳でした


今、朝の駅頭では名誉区民に関するレポートを配布していますが、先日「受け取りました」という方から、電話をいただきました。

「政治の中でどんな決断をするか、それが正しかったかどうかは時が流れて判断されることなのかもしれないけれど、でも、自分は今、加藤木さんの判断は正しかったんじゃないかと思っています」と。

まあ、わざわざお電話を・・・。
とても嬉しかったです。

※かとうぎ桜子を育てる会のHPはこちら
月2回、ヘルパーの仕事をしているので、今日は午前中ヘルパーをやって事務所に戻り、そして今度の月曜から朝の駅で配る新しいチラシを作っていました。

来週から配るチラシは、もちろん、名誉区民についての報告・・・

内容はブログとほぼ同じの予定ですが、何か工夫しなくちゃと思っているところ。


チラシをじーっと作っていたら、だんだん疲れてきて睡魔に襲われボケーッとしていたところ、関西の友達から電話が来ました。
「加茂川のそばで本を読んでいたら空がきれいだったから加藤木さんに電話してみた」という、さわやかな現代小説のような言葉が電話から聞こえてきました。
・・・どう反応していいやら(笑)

「あ、そうなの?」とわけの分からない返事をしていたら、「最近はどうしてますか?」とのこと。

うーん・・・最近の私か。。

この1週間くらいのブログに書いたような活動内容を要約して言おうかなと思って、

「えーと、議会の中で反乱を起こして、そして皆から怒られているところです」
と返事(^^;

・・・要約しすぎ。これじゃ意味分かりませんね(笑)


でも電話の向こうの友人はゲラゲラ笑っていました。

笑い事じゃないですよねー。ははん。

※かとうぎ桜子を育てる会のHPはこちら



更新が遅くなってすみません。

9月17日から第3回定例会が始まりました。
何度かにわたってご報告していた、「名誉区民」の議案についてもこの日結論が出ました。

結局のところ、元区長に関する2つの議案については、民主の会派では私だけが反対せざるを得ませんでした。

名誉区民に関しては、選考委員会が7月8日に開かれていました。「選考委員会があったから、9月の定例会では議案になるだろう」という話がその頃から出ていて、私はその頃から「元区長だとか、練馬区のために働くのが当然の公職にある人が名誉区民に選ばれるようなことがあるとしたら、それには賛成できない」と会派の中で言って、皆さんと議論していました。

議案として出てきたのは9月10日で、ブログで皆さんにお知らせしたのも議案が出た後でしたが、私は会派の中では2ヶ月前の選考委員会の頃から反対の意思は表明していたのでした。

理由は、過去2回のブログ(こちらこちら)で書いたとおりです。


議案が出てからいきなり反対と言ったわけでもなく、ましてや当日になって急にごねたわけでもなく、2ヶ月も前から言っていたのに会派の中では理解を得られなかったのはとても残念なことです。

色々と思うところはあるのですが、軽々に思ったことを書くと火に油を注ぎそうなので(^^;)、まずはご報告のみ。

ただし、私は私なりにプロセスは踏んだ上で反対したつもりだし、その行動に対する責任はきちんと果たしていくつもりでいます。

それは、時間をかけて少しずつ、いろんな形でご報告ができるかと思います。

・・・面白味のないブログですが(^^;

※かとうぎ桜子を育てる会のHPはこちら

// HOME // NEXT
-->