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私の休暇が終了

6日から9日までお休みさせていただきました。今日から復帰。ただいま。


早めにお休みをいただいた分、お盆は営業(?)します。


で、今日のブログは、この夏休み中の、プライベートな時間の中で感じたことについて書きます。


 


高校時代の友人(このブログではYちゃんと呼びます。)と韓国に出かけてきました。


実は私、海外は初めて。よく、「選挙に出ちゃったり、変わったことをするのに、海外には行ったことがないなんて意外だね」と言われたものです(^^;)そして、その後に大抵、「行ける時を見つけて、いろんなところを見ておいた方が視野が広がるよ」と言われます。


海外に行ったことがないのは、私と母にしかなつかない猫を17年間飼っていて、遠出ができなかったからでした。1年半前にその猫が死んで、選挙も終わって、このたび初めて海外に行くに至ったのです。


 


勉強でもなく仕事でもなく観光に出かけるというのも久しぶり。


小さい時からちょっとものの見方がひねくれていまして。


中学1年の時に同級生とディズニーランドに出かけたときのことですが。友達みんなが「キャー、ミッキー可愛い」と抱きついていくのを見て、「あのネズミの着ぐるみの中には間違いなく人が入っているというのに、なぜみんなはあんなに無邪気に抱きつくことができるんだろうか」という考えが頭に浮かびました。以来、「どうやら私は観光を楽しむのに向いてないのではないか」と思って、ちょっと観光を避けています。


 


行った先ではほとんど自由行動ができるツアーに申し込みました。


ただ、着いた時にはホテルに送ってくれるけど、途中で免税店に寄らなくてはいけない、とのこと。


免税店って安いのかしら、と思いつつ、見てみると、ブランド物の数々・・・高い(笑)


日本で買うよりは安いのかもしれないけど・・・。


うーん・・・。歩いていると店員さんが日本語で「いかがですか」と話しかけてくる。えへ、えへ、と曖昧な笑顔を浮かべつつ、値の高さに目玉を飛び出したまま店を出てきました。


ツアーのオプションで焼肉をつけることができました。初めて行く地だし、決まったところに行く方が安心かしらとお願いしてありました。


ここもまた、日本語がたくさん。「焼肉以外にご注文は?チヂミもおいしいですよ」という日本語に、「いや、とりあえず焼肉だけで良いです・・・」と答えて、もぐもぐ・・・。


うーん・・・ここらあたりで、私の「観光嫌い」がモヤモヤと頭に浮かぶ。買い物ならば日本でもできる。韓国のほうが安いのかもしれないけど、交通費を考えれば変わらないはず。おいしい韓国料理は、新宿の大久保に行けば食べられる。じゃ、私は何をしに韓国に来たんだろう。何によって私は視野を広げられるんだろう??


 


さらに、オプションで韓国エステ(あかすり)がつけられたので、行ってみました。


サウナに入った後、体中をごしごしされる。すっきりしたのは確かだけれど、そこで働いている人たちのことが気になり始めて、なんとなく「きゃー気持ちよかった!」という気分にはなれない。


人と関わりを持つ仕事は、それに意義を見出すことができればとても良いものだと思います。だけど、自分の中に不全感があれば辛い仕事のはず。日本で言うならば老人ホームなんかそうかもしれません。高齢者との関わりに意義を見出せれば楽しいと思うけど、排泄介助や入浴介助もしなくてはいけない。その部分が辛いと考えられなくもない。


あかすりの仕事をしている人は、この仕事に意義を見出してやっているんだろうか。観光でやってくる日本人の体を毎日ごしごしする仕事って、どうなんだろう。自分の親くらいのおばさんが、一生懸命あかすりをしてくれてる姿に、なんか複雑な気分。


日本語で勧誘をする店員さんたち、一生懸命あかすりをする人たち・・・・なんだか、快楽を求める日本人と、それに対応するその国の人たちのねじれた関係が見えてしまう気がして。


あー、やっぱ私は観光はダメだ・・・と思って。


 


そんなとき。


Yちゃんには、韓国に数人友達がいるということで、会うことになりました。


韓国の友達を、Aちゃんと呼びましょう。


Aちゃんは「なんで韓国まで来たの?」と不思議そう。うーん、そうだなあ、観光・・・なんだけど、でも確かになんでだろう、と思う私。


とりあえずはこんなコースだよ、と上記のような日程をYちゃんが説明。若干怪訝そうなAちゃん・・・。


そして、Aちゃんが普段お買い物をするエリアに連れて行ってくれました。


雰囲気としては、新宿東口みたいな感じ。


でも、違うのは、お店だけではなくて露店が並んでいること。


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日本でも、繁華街ではまれに露店が出ていることもありますが、たくさんの通行人の多くは見向きもせずに通り過ぎますね。韓国の露店は、ほとんどの通行人が当たり前に利用している、普通のお店と同じ位置づけにあるようです。


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観光地ではない、韓国人が普通に行っているような焼肉屋さんにも連れて行ってもらいました。これは、おいしかった。


買い物も、お土産物屋ではなくて、そこに住んでいる人が買っているスーパーに連れて行ってもらった。へー、韓国ではこんなものが、こんな量で売っているんだな、日本とは違うんだな、ということを発見。例えば、トイレットペーパー。日本の倍くらいの量が1パックで売られていました。全体的に日本よりも大きいサイズで売られていた気がします。


 


国内旅行でもそうだけど、「その場所を知る」ということは、表向きの観光ポイントを知るということではなくて、そこに住んでいる人の生活を知ることなんではないかな、としみじみ思いました。


そんな風に思ったら、楽しくなってきた。Aちゃんと別れて再びYちゃんと2人で観光を始めましたが、自分の中で見るべきポイントが見つかった気がして。


 


景福宮と昌徳宮という、王宮を見に行きました。


建物の中を覗いてみて、なんとなく違和感。


日本の名所では、建物の中を覗くと、大抵仏像が座っていると思いませんか。


王宮は、造りは似ているけど、真中に仏像はなく、座る場所があるのみ。そこに王が座っていたのですものね。


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そして、「国の行事を執り行った建物」「政治について王と家臣が議論した建物」などが次々と出てくる。


考えてみると、日本に今残っている、なじみある名所の多くは神社仏閣で、王宮のようなものはそんなに多くないんじゃないかなと思いました。


そもそも日本には、天皇とは別に、政治を行う将軍がいたりするし。将軍の「幕府」は、元々は緊急に幕を張って行った場所が語源だと聞いたことがありますから、じっくりと場所を設けて議論するというのとはまた違うのかな、と。それよりもむしろ、勢いでやっちゃえ、みたいな(^^;


で、形に残っているものは、例えば鎌倉の鶴岡八幡宮は源頼朝が北條政子のために作ってあげた、というように、建物は実用というよりも権勢を誇るために作られているような気もします。


それが古くから続いてきている日本の政治のあり方ならば、今の日本の社会の中で、年金を使って豪勢な建物を建ててしまうというのにも、通じていたりするんじゃないのかしら、と。


私は歴史についてはあまり詳しくないので、もしかしたら違っているかもしれませんが、直感としてはそんなことを感じたのでした。



南大門、東大門にも行きました。これまた露店がずらーっと並んでいる。


こちらが南大門。


DSCN2419.jpg DSCN2420.jpg


そして下のが東大門。



  070809_1147~0001.jpgくつ屋がずらっと並んでいるところ。


常にお祭りのように、夜遅くまで露店が並んでいる。Aちゃんに連れて行ってもらったあたりもそうだったけど、こうやって露店が盛んな韓国と日本の違いはなんなんだろうとしみじみ。


そしてふと、道路許可のしくみの違いなんではないかと思い至りました。


日本で道路を使って催しをするのには、警察から許可をもらわなくてはいけない。私は突飛なことばかり考えるので、何度か道路を使って催しをしようとして「許可が下りないだろう」と断念したことがあります。


韓国の道路事情は知りませんが、きっと許可制度に違いがあるにちがいない。


日本は道路は自由に使いにくいから、人は家か店の中に収まってしまう。


一方で日本の「地域の力、近所づきあい」が弱まってきたのは「縁側」「縁台」がなくなったからではないかと唱える人もいる。ちょっと前ならば、軒先に縁台を置いて、そこで囲碁をやったりして、自然と周りに人が集まり、交流できていた。今はそれがなくなってしまっている、と。


道で人に会い、交流する機会が減ってきてしまっている。だから、会っても見慣れない人だし、気軽に話をする関係にはなれない。


もう少し、道路を人が集える場に変えるという方法で、地域の顔なじみを増やすことができるような気がしました。


 


それから、韓国に行ってからずっと気になっていたのは、「韓国にはホームレスがいるかな」ということ。


南大門には夜行ったんですが、途中で地下街に降りたら、いた、いた。たくさん。お店の営業が終わっている地下街でホームレスの皆さんが休んでいました。天井には彼らの洗濯物が干してあった。


22時以降の東京駅も同じように、ホームレスがひと時の休息を得る場所になっているという話を聞いたことを思い出しました。


日本は欧米に比べて急激に成長し、少子高齢化も何倍もの勢いで進んでいるといわれていますが、韓国は日本よりもさらに急激な勢いで進んでいるという話を聞いたことも思い出しました。


格差という面でも、日本と同じかそれ以上の進行をしているのかもしれませんね。これまた私の直感でしかありませんが。


 


私は韓国語はほとんどまったく知りません。習ったことがないし、韓国ドラマも見たことが無い。でも、「そこに住んでいる人」を知るにつれて、なんとなく通じるようになってきた。


「コミュニケーションは、言語は3割程度で、あとの7割はジェスチャーやニュアンス、表情で通じ合っているんだ」と、手話を習っていた時に教えられたのを思い出しました。


「トイレを貸してください」「この切符でなぜか自動改札を通れなかったんですけど」などなど、まったく韓国語は話していないのに、(そして相手も日本語を理解してはいないのに)日本で言っているのと同じように通じ始めたのが面白かったです。うん、これならこのままここに住めるかもしれない、と思いました。


きらびやかな観光旅行から、いつもどおりの勉強旅行に気持ちがシフトして、やれやれようやく私らしい旅行になったとホッとして楽しみ、帰途に着きました。


 


帰り道は再び観光ルートに乗せられる。観光ルートに乗ると、ジェスチャーを駆使しなくても言葉で日本語が通じるようになる。


お土産屋さんで金色のブタの置物を買いました。ブタが好きな友達がいるのでお土産に。


「ブタをください」と言ったら、店員さんが日本語で「革製品もお徳ですよ、いかがですか」と言う。

なんでブタの置物を買うのに革製品まで買うってことになるんだろう、とブツブツ思いながら「いりません」という私。うーん、観光はやっぱり苦手。


 


そんなこんなな夏休みでした。

かとうぎ桜子を育てる会

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桜子のツイッター

プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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