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バレンタインの出来事

2月14日。

私の会派の幹事長が一般質問をする日だな、ということで頭がいっぱいになっていましたが、世間はバレンタインデーだったのでした

恋人にもプレゼントをあげる気がまったくなかった私は、会派控え室で同僚議員にチョコを配っている倉田れいかさんを見てハッとしました。

ああ、可愛らしい女性はここが違うのか、としみじみ…(苦笑)

同じ会派の男性議員さんが「わーい、倉田さん、ありがとう」と言う声を聞きつつ。

う~む、まずいぞ、これは見ないふり、聞こえないふりをするしかないと思いまして。
「さぁて、予算、予算…」と独り言を言いながら、予算書に目を落として極力周囲を見ないようにしながら、バレンタインの1日を過ごしました

そんなバレンタインデーでしたが、幹事長は一般質問で、福祉の部分でちゃんと私の思いを取り入れた質問をしてくださったので、嬉しい1日でもありました。

保育園の民間委託は行政のスリム化ばかりが先行しているのではないか。
当事者の気持ちを取り入れながら合意形成することを「協働」というのではないか。
区は、「NPOとの協働指針」で、協働について「住民と行政の共通の領域において共通の目的を達成するため、課題解決に向けて主体性をもって自発的に、かつ互いに対等なものとして尊重しあいながら協力しあう状態」と定義している。
(素晴らしい定義ですねぇ・・・。)

これは組織体をなさない区民にも適用されるのか。

適用されるならばどんな具体例があるのか。

保育園の保護者との関係ではどうだったのか。

そして、行政のスリム化、民間の活用と言われる中で、憲法25条の「健康で文化的な最低限度の生活」を保障するための「公」の責任の範囲はどこまでなのか。区民に方針を示すべきではないのか。

というようなことを、幹事長が言ってくださいました。

それに対して区の答弁。

NPOとの協働指針で示した「協働」は、区民一人一人にも適用される。
協働の具体例としては、町会・自治会との関係や地区区民館の運営、避難拠点運営連絡会やPTAなどがある。

保育園についても、「保育を良いものにする」という目的は共通するから、保護者との合意形成には努めてきたが、事業者選定は契約に結びつくので区が主体的な役割を担うべきと考えている。

区とサービス提供者の責任の範囲を明確にし、サービスの質を確保するためのチェック体制の整備など、公的役割を果たしていく。

以上が答弁。


前から私が気になっているのは、「協働」はどういう状態を指すのか、ということです。

今回、答弁での具体例の中で、例えば「町会・自治会が掲示板にポスター掲示の協力をしてくれること」というのを挙げていたのですが、それって、なんだか、どちらかというと、協働というよりは業務委託じゃないですか

そうなると逆に、市民側からの事業提案を受け入れるしくみはあるのかな、という疑問が生まれるし。

行政が決定したレールに乗ってもらうことを協働と呼ぶようになってしまうと、信頼関係よりもむしろ市民を安い労働力と捉えかねないという危惧を持ちます。

まあでもこれは、練馬区だけの問題ではなく、日本社会全体の問題でしょう。
行政の役割と市民のあり方、協働とはそもそも何なのか。

時間をかけて考えていきたいと思います。

※かとうぎ桜子を育てる会のホームページは
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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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