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予算②
私からの予算の質問は、無事昨日で終わりました。
質問するために、色々調べたり、考えたりしているうちに、頭がごちゃごちゃになってきて、毎晩、家に帰ってふと鏡を見ると目が真っ赤になっていたので、そのうち、頭のごちゃごちゃが目から流れ出てくるかと思いましたが(^^;)
なんとか流れ出す前に質問を終えることができてホッとしてます。。
さて、先週やった質問の2つ目についてご報告。
練馬区には、「NPO活動支援センター」というものがあります。
法人を取得しているNPOだけではなくて、「区民活動団体およびボランティア団体」も含まれます。
その活動を、支援するセンターなんですね。
ただ、練馬区のやり方が少し分かりにくいのは、「センター」という場所があるわけではないこと。
相談業務を4つの団体が受託をしていて、それぞれ受託団体の中でやっている。
社会福祉協議会と、3つのNPO。
それぞれの団体の活動場所に、小さく「NPO活動支援センター」という表札が出ている、という感じです。
それってなかなか、区民の方に分かりにくいのではないかと思うのです。どこにあるのかも、何をやっているのかも。
「なぜ、4団体に分割して委託したんですか?」と質問したら、「練馬は広いから、1ヶ所ではできないからです」という答え。
でも、それならば、1ヶ所に委託をして、一括管理をしつつ、支所を作るほうが分かりやすいですよね。
例えば、前回のブログで書いた出張所。その中に置く情報コーナーが、ひとつの拠点となったほうが、区民誰もにつながりやすいんではないかと思ったのです。
そもそも、この支援センターを作ろうという話が始まったとき、区民懇談会を開いて、他自治体の状況を見に行ったり、時間をかけて話し合いがあったのです。そこで出ていた声と、今の分かりにくい状況は、ずいぶんかけ離れているのではないかとも思っています。
今の活動内容を知りたくて、受託団体別の報告をくださいと事前にお願いしたら、なぜかなかなか出てこなかったりして。委託しているのにその報告が出てこないなんて、不思議ねぇ・・・と思いながら、予算の質問の準備をしました。ま、最終的には出てきたんですけどね。。
委託をしている事業については、情報を求められたらすぐに出せるようなシステムに、なってないんですかねえ・・・。
なぜ、「市民活動をどう支援するのか」が見えにくいのか、と考えていくと、「協働」の話に重ねて必ず出てくる「民間委託」の話を思い出してしまう。
「協働」と「委託」は、違うものだと私は思うのですが。
委託は、責任は行政になるんだから(保育園の委託の際に散々言われましたからね)、主体は行政で、民間団体と対等な関係にはなりにくいでしょう。
「協働」については、前にも書いたけれど、練馬区としても「住民と行政の共通の領域において、共通の目的を達成するため、課題解決に向けて、主体性をもって自発的に、かつ互いに対等なものとして尊重し合いながら、協力し合う状態」と定義しているわけで、これは委託とは違うはず。
でも、どうも、「協働の事例を教えてください」というと、委託の例を挙げられることが多い気がしています。
そこが気になって、今回の予算でも、「NPOと区との関係はどういうものだと考えているんですか?」と聞いてみましたが、「今後、協議していきます」との答弁。
先に書いた懇談会で長い時間をかけて協議をした上で、NPO活動支援センターを作ったはずなのに、まだこれからもNPOとの関係について協議していくって。。
永遠に協議していくんでしょうかね・・・。
他の議員さんも、このことについては質問をしていました。
とにかく来年度は今のまま続けて、再来年度には改めてあり方を検討したい、というような答弁がありました。
行政が、市民活動を支援する場合には、市民だけではなかなかつながりが作りにくい部分―例えば町会や民生委員等とネットワークを作っていくとか―を担えるというメリットも、本当はあるはずなんだと思います。
せっかく作ったならば、良い機能を果たしていくべきだと思っています。
今後もこれは見守っていきたいところです。
※かとうぎ桜子を育てる会のホームページはこちら
質問するために、色々調べたり、考えたりしているうちに、頭がごちゃごちゃになってきて、毎晩、家に帰ってふと鏡を見ると目が真っ赤になっていたので、そのうち、頭のごちゃごちゃが目から流れ出てくるかと思いましたが(^^;)
なんとか流れ出す前に質問を終えることができてホッとしてます。。

さて、先週やった質問の2つ目についてご報告。
練馬区には、「NPO活動支援センター」というものがあります。
法人を取得しているNPOだけではなくて、「区民活動団体およびボランティア団体」も含まれます。
その活動を、支援するセンターなんですね。
ただ、練馬区のやり方が少し分かりにくいのは、「センター」という場所があるわけではないこと。
相談業務を4つの団体が受託をしていて、それぞれ受託団体の中でやっている。
社会福祉協議会と、3つのNPO。
それぞれの団体の活動場所に、小さく「NPO活動支援センター」という表札が出ている、という感じです。
それってなかなか、区民の方に分かりにくいのではないかと思うのです。どこにあるのかも、何をやっているのかも。
「なぜ、4団体に分割して委託したんですか?」と質問したら、「練馬は広いから、1ヶ所ではできないからです」という答え。
でも、それならば、1ヶ所に委託をして、一括管理をしつつ、支所を作るほうが分かりやすいですよね。
例えば、前回のブログで書いた出張所。その中に置く情報コーナーが、ひとつの拠点となったほうが、区民誰もにつながりやすいんではないかと思ったのです。
そもそも、この支援センターを作ろうという話が始まったとき、区民懇談会を開いて、他自治体の状況を見に行ったり、時間をかけて話し合いがあったのです。そこで出ていた声と、今の分かりにくい状況は、ずいぶんかけ離れているのではないかとも思っています。
今の活動内容を知りたくて、受託団体別の報告をくださいと事前にお願いしたら、なぜかなかなか出てこなかったりして。委託しているのにその報告が出てこないなんて、不思議ねぇ・・・と思いながら、予算の質問の準備をしました。ま、最終的には出てきたんですけどね。。
委託をしている事業については、情報を求められたらすぐに出せるようなシステムに、なってないんですかねえ・・・。
なぜ、「市民活動をどう支援するのか」が見えにくいのか、と考えていくと、「協働」の話に重ねて必ず出てくる「民間委託」の話を思い出してしまう。
「協働」と「委託」は、違うものだと私は思うのですが。
委託は、責任は行政になるんだから(保育園の委託の際に散々言われましたからね)、主体は行政で、民間団体と対等な関係にはなりにくいでしょう。
「協働」については、前にも書いたけれど、練馬区としても「住民と行政の共通の領域において、共通の目的を達成するため、課題解決に向けて、主体性をもって自発的に、かつ互いに対等なものとして尊重し合いながら、協力し合う状態」と定義しているわけで、これは委託とは違うはず。
でも、どうも、「協働の事例を教えてください」というと、委託の例を挙げられることが多い気がしています。
そこが気になって、今回の予算でも、「NPOと区との関係はどういうものだと考えているんですか?」と聞いてみましたが、「今後、協議していきます」との答弁。
先に書いた懇談会で長い時間をかけて協議をした上で、NPO活動支援センターを作ったはずなのに、まだこれからもNPOとの関係について協議していくって。。
永遠に協議していくんでしょうかね・・・。
他の議員さんも、このことについては質問をしていました。
とにかく来年度は今のまま続けて、再来年度には改めてあり方を検討したい、というような答弁がありました。
行政が、市民活動を支援する場合には、市民だけではなかなかつながりが作りにくい部分―例えば町会や民生委員等とネットワークを作っていくとか―を担えるというメリットも、本当はあるはずなんだと思います。
せっかく作ったならば、良い機能を果たしていくべきだと思っています。
今後もこれは見守っていきたいところです。
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