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貧困問題の話を聞きに行きました

この数日は、事務処理をしたり、個別に福祉の事業所に見学に行ったり、区民の方から受けた相談について解決方法を考えたりしています。
そんな中で、素敵な人の話を聞いて幸せな気分になったり。
相談の解決方法を探るために区の担当職員に連絡をしたら「それは区の担当ではなく国の制度の問題だから私は知りません」と言われてムカついたり。国の制度だからって身近な自治体が知らなくて良いって理屈があるかいな。腹が立つよ、まったく。

日々、色々と感情は動いているのですが、あまりに個別なことなので、守秘義務等考えるとなかなか報告できないこともあったりしたのですが。

それから、ようやくここのところ、事務所を開けるようにしてます。
今後も、定例会のないときはできるだけ外回りは午前中に済ませて午後は事務所を開けるようにしたいな、と思っているのですが。

事務所を開けていると、結構皆さん来てくれるんですねえ。

昨日も知り合いが何人か、「通りかかったら開いてたから」と入ってきてくれました。
皆さん、まるで間違えて人里に出てきてしまった熊みたいな不安そうな顔をしながら事務所に入ってきてくれますが(笑)、どうぞどうぞ、開いてるときはもっと自由に入ってきてくださいませ(^^;


さて、今日は神保町でやっていた「反貧困フェスタ」というのに行きました。
6月1日にゆめりあホールでやる予定の「あしがらさん」上映会のことで、監督の飯田さんにお会いするために行ったんですけれど。

神田一橋中学校というところを使ってやっていたのですが、かなりの参加者数。込み合ってました。
「貧困」と聞いて、こんなにたくさんの人が集まるんだなあ、としみじみ。

「子どもの貧困」というテーマのものもあったりして、貧困が、子どもから高齢者まですべての世代にわたる問題であって、その分、多分野にわたる問題なんだなあと思いました。

会場では、練馬の人にも何人かお会いしました。

私は、生田武志さんという方のお話を聞きました。

貧困について語るときに、「努力すればそれなりの所得は得られるはずじゃないか。努力が足りないんじゃないか」という意見があります。区議会の野次でも、そんな内容のものがあります。
感覚的に、そういう意見を聞くと、「不快だ」と感じていたのですが(苦笑)、なかなか自分の中で反論の言葉が整理できていなかった。それが今日、生田さんの話を聞いて整理できました。

社会の中の貧困は、椅子とりゲームのようなもの。
椅子が取れなかったのは、取れた人と比べれば頑張りが足りなかったせいだ、と考える。
もっともっと頑張らなくちゃと考える。
それで、頑張るとする。
でも、他の人も同様に、もっともっと頑張ったとしたら?

何百倍、何万倍頑張ろうとも、椅子とりゲームでは、椅子の数は人間の数より少ないことに変わりがない。
どんなに頑張ったって、必ず「椅子を取れない人」が出てくる。

だから、貧困は、個人の努力の問題ではなく、構造上の問題―椅子の数が人数につりあっていないという問題―ということなんだ。

そんな説明がありました。


それを聞いていてふと、中島みゆきの「幸福論」という歌を思い出した。

プラスマイナス 幸せの在庫はいくつ
誰が泣いて暮らせば 僕は笑うだろう
プラスマイナス 他人の悲しみをそっと 喜んでいないか


誰かが犠牲になることで、誰かが助かる社会構造が、あるとするならば、変えていける方法を考えなくちゃいけないんだと思います。


6月1日の上映会では、監督の飯田さんのほかに、北村年子さんという方と、清野賢司さんという方にも来ていただく予定で、今日はその二人に会いに行ったのでした。
北村さんは、若者がホームレスを襲撃してしまった事件について追った本を出した方。清野さんは、学校の先生で、子ども達と一緒にホームレス問題を考えるうちにどんどん一生懸命活動をするようになった方。

「はじめまして・・・??でしたっけ??」みたいな、挨拶をし(^^;

北村さんには多分初めてお会いするのですが、パッとお会いした瞬間に、とても美しく素敵な女性だったので、私はクニャクニャになり(笑)
「6月1日は、どんな内容でやりたいのー?」と北村さんに聞かれても、「うひ・・・」としか答えられず(^^;

清野さんには、4年ほど前に私がまだ上智の学生だった頃に会ったことがあったね、という話になり。ああ、そうだった!と思い(^^;

素敵な人たちに関わっていただけるので、とても嬉しいなあと思いつつ、さてさて、6月1日に、私のチラシやらブログやらを見て一体どんな人が来てくださるのか・・・ある程度予測しないとシンポジウムの中身を絞れないので、なんとか予測しようと頭をひねっています。ひねればひねるほど、何も出てこない・・・(^^;

やるんだったら、行ってみるよ、と思ってくださっている方は、ぜひ声をかけてくださるとありがたいです。そして、「シンポジウムではこんな話を期待している」という意見を聞かせていただけるとありがたいです。

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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