Entries

土日は京都に行きました

★昨年の今頃、地域福祉学会の大会で山口に行きましたが(そのときのブログはこちら)、今年は同様のものを京都の同志社大学を会場にしてやるということで、この土日に行ってきました。

大学の近くに住んでいる友人が、「来るんだったらうちに泊めてあげるよ」と言ったので、おやそうかい、とヒョコッと行ったんですけど。

友人が送ってくれた、随分ざっくりした地図を持って出かけまして。

住所も控えずに、そのざっくりした地図だけ持って今出川駅から歩いて。だんだん路地に入っていって。
・・・そして道に迷いまして。

ああ、なんでもう少し慎重に計画を立てて来なかったんだろう。まるで、近所までサンダルで豆腐を買いに行くような気安さで京都まで来てしまった…と後悔と心細さを感じ…。

どこかよその家に侵入してしまうんじゃないかと思うような、とっても細い道を見つけ、「ままよ」と入ってみたら、無事、そこに友人の家を発見。ふぅ。


土曜日は暑かった。暑いせいでの汗と、自分の無計画さに対する冷や汗をぬぐいながら、友人宅に荷物を置き、同志社大学へ。

★まず、貧困についてのシンポジウムに参加しました。
路上生活者の問題もそうですが、貧困は物理的なものだけではなく、人とのつながりが絶たれてしまうという問題でもありますね。
事例として、認知症や精神障害等の方への権利擁護の話、過疎地域のコミュニティの話、日本に住む外国人への支援という話がされていました。

それから、北九州市で生活保護を受けられずに孤独死をしてしまった事例の話。
北九州ではその後、検証委員会を作って、報告書をまとめています。

今回のシンポジウムでは、「まずは、生活保護とそれに関連する相談体制の中で、どんな関わりをし、どんな関わりが足りなかったせいで孤独死がおきてしまったのかについて、まずは検証するべきではないか。問題発覚以来、市長が、『生活保護だけではなく、地域でのネットワークが必要だ』という趣旨のことを言っているが、それは責任の置き換えなのではないか」という問題提起がありました。


これは、私がずっと気になっている、民間委託のことにもつながる話のように思います。
行政だけが役割を担うのではなく、民間も地域も協力して「公共」を支えていく・・・それはもちろん、大きな枠としては間違っていないでしょう。でも、例えば生存権の保障ということは、もっと違うレベルで考えなくてはいけない問題だし、そもそも「公共」っていうのは何なのか、とか、どう役割分担するのか、とか、そういう話をすっ飛ばしてしまうと、責任がどこかへ飛んでいってしまうような。。


うーん、うまくまとまらないんだけど、うーん・・・・と思いながら、シンポジウム終了。

★研究の発表は、あちこちの教室を使って同時進行でやっているので、興味のあるところに見に行くことができる。私は、地域福祉計画についての研究発表を中心に見ながら、友人が発表するときにはそちらに移動するというようなことをしていました。

計画策定のときに、どうやって市民参加を進めるか。事例を挙げながら発表している人や、「パブリックコメントという方法があります」という人、「行政だけが公共を担うのではなく、民間も参加していく“新しい公共”が言われる中で…」云々という人。
ふむふむ、と聞いていたのですが。
でもやっぱり私が気になってしまうのは「新しい公共」というのが、方向性として本当に市民の声を反映する方向にいっているのかしら、ということ。
それを検証するためには、そもそも「新しい公共」ってなんだろう、とか、「協働」ってなんだろうかとか、それらを福祉に生かすためにはどんな工夫が必要なのか、どんなしくみが必要なのか、考えるべきなんじゃないかということ。
「新しい公共」が大前提にあるというような言い方は、私も、昨年初めて一般質問をやったときにはしてしまったのだけど、この1年、色々見てきてしみじみ思うのは、本当にそれで良いのかなあということ・・・モヤモヤ・・・

答えはなかなか見つけられず、日頃モヤモヤした気分が、学会に参加することでさらにモヤモヤし(^^;

うーん・・・と、首をナナメ45度に傾けながら同志社大学内を歩き回っていました。

今後、地域福祉に関わっていく上での、私自身の課題でもありますね。

★大阪で働いている友人と、約1年ぶりに再会したり、という楽しみもありました。
京都も大通りを歩いていれば、正直言ってどこの都市とも変わらない道があるのですねー。アーケードのある商店街って、どうしてどこにでもあるんでしょうね。
視察に行った九州も、都内も、アーケードのある商店街って多いですよね。初めて来た街でも、「あれ、ここ、前にも来たっけ」という気分になる・・・。
でも、その後、友人達が、ちゃんと「京都らしい」ところに連れて行ってくれました。やはり、それぞれの街が、「その街らしさ」を出せるまちづくりが必要ですよね。

「京都らしい食べ物」を食べて、宿泊場所である友人宅へ戻る。普段は私は一人暮らしなので、家に帰ったら自分以外に人がいるというのは、なんか嬉しいもんだなあ、なんてことも思いました。

そんな居心地の良さを味わって、思わずそのまま住み着いちゃおうかしら、なんて気分になりつつ(←冗談ですよ ^^;)、日曜日の晩に帰ってまいりました。

※かとうぎ桜子を育てる会のHPはこちら
スポンサーサイト



Appendix

桜子のツイッター

プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

カレンダー

05 | 2008/06 | 07
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

過去ログ