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「専業主婦」について、意見をください。

今日はちょっと、直接区議会の問題ではないにも関わらず、いろんな人から怒られそうな話題で、書きます(笑)

今、私の通っている大学院は夜間の学校なので、ほとんどの方がお仕事を持っています。議員をやっている人も多いし、年齢的に言えば、私は比較的若い部類に入る。そんなわけで、多種多様な人が来ています。

それで、今の時期は、級友同士で論文のテーマを披露しあっているのですが、そんな級友のテーマの中でとても今私の心に引っかかっている問題があります。

“最近の多くの若い女の子の将来の夢は「専業主婦になること」のようだけど、それはどうしてなのか”というテーマの研究。そのテーマを設定した人は、日頃、若い学生さんと関わりのある仕事をしているのです。

えっ!!
最近の若い女の子って、専業主婦になりたいの!?

その時点で、私はフリーズ。

あれー。
私は、専業主婦になりたいと思っていない。私の周りの子も専業主婦になりたいと言ってない。

そうかー。私はもう若い女の子じゃないのかー。・・・・という問題ではないですね(^^;


私の母くらいの時代は、今よりも専業主婦が多かったんだろうなと、私は感覚的に思っていました。それは、性別役割分業の感覚が今より強かっただろうし、働く場の保障も少なかったから。

それが、少しずつ変わってきて、働く環境が整ってきて、だからそれに比例して、仕事をする女性、仕事をしたい女性は増えているんだと信じていたのです。


それが、そうではないんだ、今でも専業主婦希望者が多いんだと、私の級友は主張しているわけですな。

しかも、結婚して子どもを産んでみて、やはり働きながら育てるというのは物理的にきついと分かった時点で仕事を諦めるという話じゃなくて、大学生時代の将来の希望として、「専業主婦」を希望している人が多いというのです。

本当かねえ。


私の母は専業主婦でした。
私自身がもっと若かった時の希望はどうだったかなーと思い出してみると・・・。
高校までは私は女子校だったので、恋人もいなかったし、漠然と、「早く結婚して子どもがほしいなー」と思っていたと思います。つまりはこの時点では専業主婦希望だったかもしれない。

でも、大学に入ってから、恋人ができて、その人の顔をしみじみ見ていて、あるとき、「うーん、もしこの人と結婚できたとしても、専業主婦にはならないなあ」と、ふと思ったのでした(^^;

それは、自分の恋人を信頼していないというわけではなくて、次に掲げる、山縣文治さんの「福祉」の定義に近い感覚がありました。

(前略)社会福祉が生活上のさまざまな問題を解決するための単なるサービスではなく、人としての生き方にも深く関わるものであることが実感できると思います。結婚という道を選ぶのか、子どもを何人育てたいのか、死をどこで誰と迎えたいのか。社会福祉サービスは、このような一人ひとりの生き方をできるだけ満足のいく形で実現できるよう支援するものなのです。(「よくわかる社会福祉」(ミネルヴァ書房)より)

色々な選択をしていく中で、専業主婦が唯一無二の選択ならばそれも一つの考えだと思う。例えば、私も結婚して子どもを産んでみたら、体力的に、子育てと仕事の両立がきついと感じるかもしれない。そしたら、子どもが小学生になるまでは仕事はしないで子育てしようと思うかもしれない。


それに、今回一般質問で、「ワークライフバランス(仕事と生活のバランスを良くすること)」について調べたのですが、子どもを産んで仕事を辞める人はまだまだとっても多い。理由としても、「なんとなく続けにくい雰囲気があった」というものも多い。
「うちの同僚が産休に入っちゃったから仕事が増えて困ってしまう」なんていう言い方は、よく聞くことがありますしね。まだまだ、子どもを産んで仕事を続けにくい社会であるという現実もあるんだと思う。


でも、現実を目の前にして悩んだり迷ったりする前に、学生時代のうちに「将来の希望は専業主婦」って決めてしまうっていうのはどうなのかしらん。
そこで絞ってしまうことで、自分の生き方を自分で決める道を狭めてしまうような気がして、なんだかモヤモヤするのです。


議会では、保育園の議論をする時に、「働いていない母親だっているのに、保育園ばかりにお金をかけるのはいかがなものか」という議論が出ます。
私は感覚的に、その意見を聞くと「ケッ」っと思ってしまいますが、それはなぜかというと、その声を発するのが専業主婦をしている当事者ではなくて男性からの声だからです。

だから、しみじみ、専業主婦を希望する女性の、当事者としての声をもっと聞かないといけないなと、級友の研究テーマを聞いて思ったのですわ。


でも、私は上記のような感じだし、私の友達も「類は友を呼ぶ」で似たようなものだし、だから、私とまったく違う意見の人にぜひ、メールなりコメントなり、ほしいなと思って、今日は書いてみました。


ちなみに、ためしに今日、同じ会派で私の1つ年下の倉田れいかさんに「ねえ、倉田さん、専業主婦になりたい?」と聞いてみたら、「なりたい!」という返事がかえってきました。

おお!


倉田さんは、「自分の手で自分の子どもを育てたい」という思いが強いようで、それはそれで、一理あるなあと思いながら話していたのですが。

まあでも、どちらが正しいとかではなくて、選挙って意外と、社会にあるいろんな考え方を反映しているものなのかもしれないと、しみじみ思いました(^^;)

・・・このブログを読んでくださっているあなたは、どんな人生設計をしていますか?

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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