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子ども家庭支援センター;続報

前々回のブログで書いた子ども家庭支援センターのこと、わけあってちょっと文章を修正しました。

表現を変えただけで内容はまったく変わらないのですが、私自身思いを持って書いた文章、そして特にこの日のブログは思いを持って受け止めてくれた方が多かったと感じていますので、そんな中で一度発した言葉を修正するということはとても重いことだと思っていますから、ご報告をさせていただきました。

どの部分を、なぜ、修正したのか、お聞きになりたい方も中にはいらっしゃると思いますので、そういった場合はぜひ直接お問い合わせください。
sakurako_happy_society@yahoo.co.jp

名誉区民のときのことと同様、私の思いについては、ブログでは、今後時間をかけて少しずつ報告できる時があると思っています。



そんな修正のご報告をする代わり(?)に、この日のやりとりの内容を、録音から起こしてみました。正式な議事録ではありませんし、ちょっと長くなりますが、ぜひお読みになってください。

先日のブログでは正規職員・非常勤の違いに関する答弁だけを書きましたが、他にも、超過勤務のこと、委託のこと、職員のメンタルケアのこと、などなど、気になる点がたくさんあります。

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桜子
子ども家庭支援センターのことに関連して質問いたします。東京都の児童相談センターが管轄しているところ―新宿のほうにある児童相談センター(注:練馬区を管轄している東京都児童相談所)ですけれど、練馬区の他に8つの区と、あと島の部分というのが児童相談センターの管轄だということなのですが。

ここのすべての合計の相談件数の資料をいただきまして。そうすると、平成19年度は5759件の相談があったということ。その中で練馬区の相談件数と言うのが1166件であるという資料でした。
それを見るとやっぱり、練馬は他の区に比べても人口も多いし子どもの数も多いということもあるとは思うのですけれども、とにかく他の区と比べて数が多いということが分かります。

それで、職員数の資料もいただいていたのですけれども、練馬子ども家庭支援センターの正職員の方が2人、非常勤・再任用が3人。関(注:関地域の子ども家庭支援センター)は正職員が2人、非常勤・再任用が2人ということで相談体制を整えているということでして。

非常勤・再任用に関しては週4日ということがあるのですけれども、それをちょっとおいておいてとりあえずすべて合計しても9人。単純に1166件の相談を9人で割ったら、1人あたり130件近い相談になるのではないかと。私はそういう風に計算したんですけども。

同じ児童センターが管轄している8つの区の職員体制はどうなっているのかなということは、「資料がない」ということだったので、事務局(注:議会事務局)にお願いしまして調べていただきました。
それだと、非常勤と常勤が混ざり合っていたりだとか、ちょっと正確にわからない部分もあるんですけれども、平均を出してみると8つの区で1人あたりの相談件数の平均が50件くらいじゃないかなというふうに、私は計算しました。それで、そういう風に計算してみると、100件を超えているのは練馬と新宿だけでした。それは、私は相談件数の数字と職員数の数字から単純に割って計算したんですけれども、実際のところ今、練馬区内の子ども家庭支援センターで、職員が1人あたり何件の相談ケースを受け持っているかということは、把握していらっしゃるでしょうか。

課長
実は、2つの考え方があろうかと思います。1つは、相談という1166の内訳ですけれども、この中に308の虐待というのが入っているというのは聞いていただけたと思います。そうすると残りの、じゃあ件数はどういう相談だといった場合に、電話がかかってきて「そうですね、はい分かりました」とい具合にして終わってしまうもの、それから逆に30分話しても40分話しても…というようなもの、様々なものが入っているという具合に考えていただきたいと思うのです。

私は、この1166件に着目をするのではなくて、私どもで実は現在練馬区内で約540の虐待児童を把握し、その540の子どもたちについてしっかりと3ヶ所の子ども家庭支援センターで見守りをしているというところでございます。そういう考えの中で見ていただくべきだと。

ひとつ、電話等々の受付件数をもってして、その1つの自治体の業務が過重であるか、軽微であるかということを議論するべきではない、という具合に考えております。

ちなみに、他の児童相談所で申し上げますと、例えば墨田区は約7000件というような相談件数がある、というような形ですから、実は練馬区を包含するセンタートータルの5759件を1区で…あ、すみません、墨田区ではなくて江戸川区で3041件ということですから半分にいってしまう。ですから早計に件数だけを比較して重いか軽いか、ということではないと私は考えております。

桜子
私がお聞きしたのは、1人の相談員の方が、何件のケースを継続的に担当しているのかということをお聞きしたかったのですけれども、それはいかがですか。

課長
ですから、相談の受付件数ということではなくて、先ほどお話したように、見守りしている件数という意味からすると、1人60件ということでございます。

桜子
相談の担当の職員さん、正職員の方と非常勤・再任用の方がいらっしゃると思いますが。非常勤・再任用の方は週4日っていうことはお聞きしたのですけれども、それ以外にどういう部分が、非常勤の方と正規職員の方と、なにが違うのでしょうか。

課長
ちょっとご質問の意味がよく理解できないのですが、例えば給料が違うということでございます。

桜子
相談の件数であるとか、仕事内容であるとか、そういうところで何が違うかと聞いているんです。

課長
職務の面で常勤、非常勤、異なるところはございません。

桜子
そうすると、1人あたり60件、割ると担当しているというお話でしたけれども、その件数も、非常勤でも変わらないということですか。

課長
1人あたり60件という具合に申し上げましたが、厳密に1人あたりの件数はすべてが60件でイコールではございませんので、若干の軽重はございます。

桜子
じゃあ…光が丘の子ども家庭支援センターは委託でやっていると思いますけれども、その光が丘の地域の虐待の対応と言うのは、どういった形でやっているのでしょうか。

課長
練馬には現在、虐待の通報を受ける子ども家庭支援センターが3つございます。練馬と関と光が丘ということでございます。練馬と関については区の職員が運営をし、光が丘については委託で運営をしているということでございます。したがいまして、この2つの練馬・関につきましては、区の職員が受けているわけでございますが、光が丘については一時的な受付をし、二次的な対応―例えば児童相談所への通告といったようなものにつきましては、練馬が行っているというような形で運営をしてございます。

桜子
そうなりますと、光が丘で掘り起こされてきた、光が丘の地域の不安なご家庭であるとかお子さんっていうものが、すべて練馬で受けなくてはいけないっていうことだと思いますけれども、それを考えると、かなり練馬の仕事量が多くのなるのではないかと、今話を聞いただけでも思うわけですが、今、練馬のほうは職員体制であるとか超過勤務であるとか、そのあたりはどうなのでしょうか。

課長
もう一度整理をさせていただきたいと思うのですが、まず練馬の虐待相談を受けている職員が5名でございます。関のセンターで受けている虐待相談の職員は4名でございます。光が丘で受けている職員は3名でございます。

練馬は常勤・非常勤あわせて12名の職員がいます。関のほうは常勤・非常勤あわせて6名の職員がおります。光が丘のほうは常勤が6名、非常勤が7名の13名、職員がいるというような形になっております。

この中で運営をさせていただいておりますので、それぞれのところで適宜必要な業務量は遂行しているという具合に考えております。
超過勤務につきましても、関・練馬、同様に生じているというところでございます。

部長
今ちょっと、常勤・非常勤の配置の話が出ましたので、私も先ほどの答弁も含めてちょっと補足をさせていただきます。

先ほど常勤・非常勤の勤務の違いというご質問がありましたけれども、もちろん勤務時間・勤務体制とか給料の違いはありますが、当然職務の内容についても非常勤・常勤の違いは当然ございます。ですから常勤は全体的なコーディネートも含めていろんなやはり高度な職務につきますし、非常勤はそれを補佐するという立場…もちろん勤務経験の中で、社会福祉士なり保育士等の資格を生かした専門的な相談は応じられるということでございますので、補足をさせていただきたいと。

桜子
今、部長さんが答弁してくださったので、もう一回、ちょっと非常勤と正職員のことを聞きたいのですけれども。確認なんですけれども、では、非常勤職員はやっぱり正規職員と比べたら補佐的な役割であるということは間違いないということでよろしいでしょうか。

部長
先ほど来のご質問は、子ども家庭支援センターの相談体制を強化しなさいというご趣旨に基づいてのご質問と理解しております。そこで相談体制でございますけれども、先ほど言いましたように、相談全体は軽重様々あります。そのときだけで済む相談、ちょっとしたどこどこはどうですか、保育の手続きはどうですかとか、そういうものも全部受けておりますので1166件という件数があります。300余というのは児童虐待ですが、児童虐待の場合はご案内のとおり、ずっと見守っていくとか、ネットワーク会議の中でかかっていくとか、様々な、過去相談を受けたものを引きずっていく部分がありますので、表面上その年度に出た数字での対応だけでは済みません。

今、非常勤・常勤の関わり方ですが、そうしたいろんな、いわゆる協議会の中の4層のネットワーク会議の中、ないしはいろんな相談の中でこういう相談を受けたということで、例えば助言を仰ぐのが常勤であったりするわけで、様々な局面でそのスタッフとして役割を果たしておりますので、一概にこれはこの職務ですよと言う言い方、個別の事例でご説明はできますが、明確なそういう形での位置づけというのは、先ほど言ったように全体的な統括コーディネートは常勤がやりますし、専門的な相談は非常勤も当然受けるということでございます。

桜子
超過勤務―業務の内容は適切であるというようなこと、課長がおっしゃいましたけれども、でも一方で超過勤務も生じているというようなところは、どういった整理をされているのでしょうか。

課長
役所の業務の中でどこでも同じだと思いますけれども、繁忙期には超過勤務が生じ、閑散期には定刻で帰れるということでございます。

桜子
私が気になっているのは、今度から大泉にも子ども家庭支援センターを作ろうということで準備されてますよね。それを委託の方向でいきたいということもおっしゃっていると思うんです。光が丘の虐待のことを全部練馬のほうに回している。光が丘では受信するだけで、内容のことは練馬のほうでやっているということだと、大泉のほうはどうなるのだろうかということが気になるのですが。

課長
大泉につきましては、現在検討中でございますが、関町もしくは練馬、そのどちらかの指示をあおいで職務を進めるということになりますので、その際にもう一度、所要人員については確認をし、必要な所要人員を配置したいという具合に考えております。

桜子
今、もうすでに光が丘の分も受けなくてはいけないという中で、超過勤務も生じているというお話もあって、その中で大泉がどうなっていくのかということが、私はすごく心配しておりますので、きちんと対応していただきたいと思います。委託であると、やはり前の健康福祉委員会の議事録なんかを見ても、「虐待相談というのはすごく難しい問題があるから、なかなか委託の事業者ではできない部分がある」ということも答弁でおっしゃっていたと思うのです。その部分、きちんと本当に委託で良いのかどうかと言うことも含めて検討していただきたいと思います。

虐待の相談を受けるということはすごく職員にとってもメンタルの不安な部分が出て来たりとか、不安定な部分が出てきたりという可能性もある。すごく負担の大きい仕事だと思うのですけれども、職員に対するメンタルのケアということはきちんとされているのでしょうか。

課長
まず虐待という部分なのですけれども、大変に難しいということは事実でございます。ですから逆に重要な部分については区が行い、軽微な部分については委託で行うというのは、やはり原則だというように考えます。

それから職員のメンタルな部分ですが、やはり所長を中心として職員とコミュニケーションを保ち、職員の心の疲れというものをしっかりと把握しながら、それを和らげていくと言うようなことを絶えず行っておりますし、また所長に対しては私どものほうで十分に話を聞き、またそういった同様のことをやらせていただいているところでございます。以上でございます。
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Appendix

桜子のツイッター

プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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