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決算;産業地域振興費(その3) 若年者の就労支援

★今日のブログは、まず余談から。
少し前に、知人や親戚と一緒にバーベキューをやりました。
今日、父がそのときの写真を持ってきて、「見る?」と言いました。
私が炭の火を起こそうと四苦八苦している写真。

なんともひどい顔でした。たとえて言うなら、「熱中したひょっとこ」のような・・・。
たまたまその瞬間がそうだったのかなと思って、さらに何枚か見ましたが、どれも同じ顔・・・。
炭に火を起こすくらいで、顔のパーツをすべて真中に寄せるほど集中しなくても良さそうなものですが。

うーん、でも、この分でいくと、議会の時もこんな表情をしているんだな、きっと・・・。

真剣な顔がひょっとこ顔では、少なくとも選挙ポスターには使えませんね

そういえば、選挙ポスターだとか政治家のチラシに、ときどき、「頑張ります!」とガッツポーズをしている写真がありますね。
私も、選挙の前に写真を撮るときに、カメラマンの人に、「じゃあ、一枚、ガッツポーズの写真も撮りますか」と言われまして。
うーん、人生においてガッツポーズをしたことがないから嫌だなあと思いつつ(^^;)、仕方ないから言われるがままに一枚撮ってもらったんですが。

後で見たら、「つり革につかまっている人」みたいでした ガッツが外に現れなかった・・・。

熱心さを示そうとすると、「ひょっとこ顔」か「つり革」になるとは、ポスター的には、残念ですね。。


★さて、決算の話に戻ります。
産業地域振興費の中に「就業支援経費」というのがあって、これは35歳までの若年者が正社員になるための支援をするものだそうです。

今の25歳から35歳くらいでしょうか、就職がかなり厳しかったのは。私(28歳)も含めてですが。

他の議員さんが非正規雇用の話をしている時に、「自分でそういう道を選んでるんだろ」というような野次を飛ばしていた人がいたのですが、なかなかそんなもんじゃないと思います。

新卒の時点で正規雇用されないと、なかなか中途採用は難しいから、たとえ努力したり能力があったり希望があったりしても、途中から正規にはなりにくいのです。

私も福祉の仕事をしていたときは「ワーキングプア」に近い状態でしたし、だからずっと国民年金・国民健康保険の加入者なわけです。

肌で感じるものとして、そんなことはずっと感じてきたわけですが、そうだ、ここは、ひとつの指標として、国民健康保険の年齢別の加入者数によって、非正規雇用の現状を推測してみようと思って、資料を貰いました。

練馬区は、2004年の統計からあるということで、じーっと眺めてみました。15歳から39歳の国保加入率を見ていくと、
・2004年3月 29%
・2005年3月 29%
・2006年3月 28%
・2007年3月 27%
・2008年3月 25%

ちなみに、これ以前は国レベルの情報しかないのですが、参考までに書くと、
・1998年9月 20%
・2004年9月 24%
(厚生労働省・国民健康保険実態調査より)

1998年と2004年を比べると、かなり上がっていますね。
同じ2004年で比較をすると、国の平均値よりも練馬区のほうが高いので、単純比較はできませんが、でも、1998年から2006年くらいまでは国保加入者が増えて、2007年から少し下がっているということが考えられます。
2007年は、景気が少し回復したと言われていて、そして団塊の世代の大量退職が始まるといわれた年ですから、なるほどやはり、国保加入者の割合と非正規雇用には一定の関連性があると言えるでしょう。

さてここで改めて、2007年について見てみます。
私はここでは、20歳から34歳までの国保加入者を見てみました。
なぜこの年齢にしたかと言うと、未成年者の国保加入率はあまり変化が無いということ(おそらく、ご家族が自営業という場合が多いのではないかと思います)。
そして35歳以上はそれ以下に比べたら加入率の経年の変動が激しくないので、自営業であるために国保加入になったという人も一定以上の割合で存在するのではないかと考えたわけです。

2007年3月の練馬区の人口のうち、20歳~34歳の人は15万5854人。そのうち、国保加入者は4万2718人。割合にすると、27%です。

一定の割合の人は、自営業等の理由で国保であるにしても、ある一定の割合は非正規雇用によって国保になっていると考えられます。

一方、区としては、国勢調査などから推計して、フリーター、無業者を「少なく見積もると1万6千人、多くて3万人」と考えているそうです。(わかものスタート支援事業検討有識者会議の資料より)

国保の加入者から考えられる数とも、近いものですね。

で、「就業支援」で行っている事業には、セミナーと就職面接会があるのですが。
2007年度のセミナー(例えば履歴書の書き方講習など)の参加者は13人。
面接会の参加者は107人で、そのうち11人が就職決定。

参加者数からして就職決定者数は割合多いといえるかもしれませんが、でも、3万人もの無業者・非正規がいるかもしれないという状況からしたら、まだまだ工夫の余地はあるような気がしますね。

追跡調査のためにお手紙の送付なんかも行ったということで、区としても努力はしているというのが分かるのですが・・・。

でも、例えば紙媒体だと若い人はなかなか読まないから、インターネットやメールをもっと活用すべきではないかとは思います。
インターネットも、区のHPなんかはなかなか読まないだろうから、就職支援の関係のHPとか、ハローワークとの連携だとかも、考えられますよね。

「どんな支援体制が良いのか、コミュニケーションの部分でも難しさを感じる」という趣旨の答弁もあったのですが、そうであるならば例えば、メンタルの支援との連携だとか、障害者の就労支援との連携だとかも考えられるかもしれませんね。


若年者の就職の問題は、社会が抱える課題と深く広く関わる問題であるだけに、容易に答えは出ませんが、しかし、3万という数字を見るだけでも、諦めずに関わり続ける必要性を感じる、深刻な問題だと思います。


これで、産業地域振興費の決算の内容は報告終了です。次回は、特別会計(介護保険会計)についての報告を書きます。

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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