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いきいき健康券

私のうちの近くに、おいしく食事できる店があるんです。

小さな、食堂のようなところ。
議会も終わったので久々に行ったら、「そろそろ議会が終わって、来るんじゃないかなあと思っていたよ」と、店主のおじさんが言いながら迎えてくれました。

「今度の議会では、あれでしょ、高齢者の、なんだっけ、いきいき健康券?あれを継続する話もしたんでしょ?」とおじさん。

私「そうですねえ」
おじさん「あれは、どんどんやってよ、額も増やしてさ」
私「ええっ、そうですか」 私、思い切り反対しちゃった、あはー。
おじさん「そうだよ、銭湯に使えるしさ」
私「ああ・・・そうか、銭湯か・・・銭湯には使いたいかもしれないですねえ・・・」
おじさん「そ。 そんでさ、毎月出してくれたらいいね」
私「・・・」
おじさん「高齢者にはさ、毎月3万円くらい欲しいね、わっはっはっはー」

・・・いつものそのおじさんのキャラを考えると、このあたりから、どうも冗談を言ってるんだなという感じがしてきました なにせ、わっはっはー、ですから・・・(^^;


「いきいき健康券」は、前にも一度ブログに書きましたが、65歳以上に3000円相当のチケットを配布するものです。

2007年に始まった。
私の選挙があった年に始まったんだなあということでよく覚えています(^^;

定額給付金もそうだけど、いざもらえることになったら個人が嬉しいのは、そりゃあそうでしょう。もらえないよりもらえたほうが良いじゃん。

だけど、元々税金として集めたものを返すだけのことに、どれだけ多くの事務が発生するか・・・それならいっそ初めから税金をとらなきゃ良いだけじゃない。

ちなみに、いきいき健康券は年間2億円かかります。

どうせ2億円を使うならもっと継続的で良い支援に使えるんじゃないかと思うのです。いきいき健康券利用者へのアンケートでも、「一回きりでいきいきなんかできない」「このお金を、もっと本当に必要としている人の施策へ使って欲しい」というものもあるのです。

一人ひとりが刹那的に喜ぶのではなくて、もっと長い目で見てその人の生活を支えるためには何をすべきかを考えるのが、本来、為政者の役割なんじゃないかなと思います。

だからどうしても納得いかなくて、予算審議でも質問しました。
以下、議事録を載せますが、答弁のかみ合わなさは、今回の予算審議の中でもワースト1です

まあ、へんてこりんなやりとりを見てみてください・・・。

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(未定稿の議事録です)
桜子
高齢者いきいき健康事業経費について伺います。まず、いきいき健康券の目的を改めて伺いたいと思います。

高齢社会対策課長
いきいき健康事業の目的でございます。高齢期を迎えられた方がいきいき健康券を利用することで、ますます健康でいきいきとした生活を送っていただくことを応援するため、目的としている事業でございます。以上でございます。

桜子
今までこの「いきいき健康券」を議論する中では、ご答弁としては「介護保険を利用されていない一般の高齢者の方のための支援が必要だ」というお話もあったかと思います。

2000年に介護保険が始まったときに、一番大きな理念として言われていたものとして「介護の社会化」ということがあると思います。介護が必要になったときに安心して介護が受けられるように、まだ必要でないときから保険料を払うというしくみだと思いますが。
まずは先に、高齢者の皆さんに介護保険の理念というものを分かってもらうということが必要ではないかと思うのですけれども、それは区としてはどうお考えでしょうか。

介護保険課長
介護保険制度の意味合いということかと思います。介護保険の意味合いというのは、自立の支援と尊厳の確保を地域の皆で支える、国で支える、みんなで支えるということであると。そのために保険制度を採用したというふうに認識しております。以上でございます。

(注:私は、区が介護保険をどう認識しているかではなくて、介護保険の理念を区民と共有するということをどう考えるのかなということを聞きたかったんですけどね。答弁を聞いて、あーあ、やれやれ、と思った次第です。でも、とりあえず話を先に進めました。)

桜子
・・・あと、このいきいき健康券、高齢者の閉じこもり防止ということもおっしゃっていると思いますけれども、このいきいき健康券を使って外出した高齢者がその後、継続的に社会参加できているかどうかというようなことを確認されているでしょうか。

高齢社会対策課長
券をお使いになってその後どのような外出をしたかということにつきましては、残念ながら調べておりませんが、ただ、このいきいき健康券につきましては、外出の機会を増やしていただくということも目的にしております。今年度は約6万4000人の方がお申し込みをいただいているところでございます。
そういったお気持ちを持っていただきまして、お申し込みをされたということについては、一定の効果があったものではないかというふうに考えております。以上でございます。

(注:そういったお気持ちって、どういったお気持ちか、結局分析してないじゃないですか~。
同じ物事に出会っても、人によって捉え方は様々です。だから社会は面白いのですが、本当にそれが行政のやるべき仕事だったかどうか、「そういったお気持ち」というのが何なのかを分析するところまで責任を持ってやるのが区の仕事だと思うのですが。・・・でも、さらに話を進めることにします。)


桜子
・・・それから、もう一点伺いたいのが、先日(の予算委員会で)いろいろこのお話をされている中のご答弁を伺っていると、アンケートの中で満足の声が多かったということをおっしゃっていたかと思います。
(医療・高齢者等)特別委員会の中でいきいき健康券の議論をしたときに、お願いしてアンケートの全文をいただいたのですけれども、それを見ると、中には「こうした一時的なことではいきいきと生活できない」という意見であるとか、「2億円を超えるお金を1人3000円渡すよりも、医療や生活保護等の政策に回すべきでは」という意見もあったかと思いますが、区としてはこれについてはどう捉えているでしょうか。

課長
いきいき健康事業につきましては、いわゆる一般高齢者施策という位置づけで実施しているものでございます。必要経費を予算計上しているというものでございます。
例えばですが、区では福祉人材雇用促進事業経費として、約2億8千万円ほどの予算計上をしております。社会情勢の変化を的確にとらえて、機を逸することなく迅速な対応をしているということも実施しております。このような、メリハリをつけた高齢者施策というものを実施しているところでございますので、ご理解を賜ればと思います。以上でございます。

(注:・・・上の説明を見て、何がどうメリハリなんだか、私にはよく分かりません(T_T) 2億出してると文句言うなら、福祉人材確保にも2億出してるぞー、ということかなあ・・・。うーん、分からん。)

桜子
今、質問したような何点かのところで私は疑問を感じるところがあるのですが、もしこの事業をやるのであれば、私はやっぱり、利用された方がその後どんな地域参加につながっているのか、また他の高齢者施策にどうつながっているのかというところまで含めて、継続的な支援をして行くべきだと思います。それができないのであれば、やっぱり、歳出の見直しということも言われているわけですから・・・高齢者の施策ということだけ考えても特養であるとか、病床の確保であるとか、さまざまな課題があるわけですから、少しやり方を考えるべきではないかなと私は思います。
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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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