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Tさんのこと その2

前回のブログの続きです。

Tさんが亡くなられたと聞いて驚いています。一度お会いしただけですが、もうお話する事は出来ないんですね。
Tさんが温めていた提案は、遺志を継ぐ形で僕達がしっかり引き継いで形にしなければなりませんね。


5月9日の報告会に参加してくださった、Oさんからのメールです。

他にも多くの方から、哀悼の意を表するメールをいただきました。ご承諾をいただいた上で、まとめてご遺族にお渡ししたいと思っています。

冒頭のOさんからのメールは、死に遭遇したときの残念さ、悔しさ、悲しさ、なんとも言えない思いを、すごく代弁してくれているように思います。

そう、もうお話しすることはできないんですね・・・。


お葬式には、私の会にご参加くださっているMさんも、参列してくださいました。
「私とTさん」「私とOさん」「私とMさん」という個々のつながりだけではなくて、「TさんとMさんとOさん」というヨコのつながりができつつあるというのは嬉しいことです。

その先鞭をつけてくれたのがTさんでしたから、もっともっと一緒にやっていきたかった。


親しい人が亡くなると、1週間くらいは、自分の魂も一緒に向こう岸に引っ張られそうになりますね・・・初七日なんて、うまいしくみを作ったものだと思います・・・。
通夜・告別式に参列して、少しは私の中の混乱も落ち着きつつありますが、あと数日は意識して心を穏やかに過ごしたいと思います。


せっかく道を示してくれようとしていたTさんの思いに報いるためにも、いつまでもオロオロせずに、7月頃に、バリアフリー分科会を再開したいと思っています。

※かとうぎ桜子のHPはこちら
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Tさんのこと

以前、区政報告会の報告を書いたときに、今後分科会をやりたいということをちらりと書きました。
バリアフリーの分科会のご提案を、参加者からいただいたということも書きました。

今回のブログで、その具体的な日程をお知らせしようと思っていました。
6月下旬に、私の事務所で開催しようと思っていました。

ご提案くださったTさんは、もともと理系の研究をされていた方。
今はアルツハイマーの奥様の在宅介護をしている。
2年前の、私の選挙の数日前に「投票するよ」とメールをくださったのが初めての出会いでした。

なぜ私に投票しようと思ったのか・・・聞いたことがあったかなぁ・・・
たしか選挙公報を見て、若いのに頑張ろうとしてるから、応援してみようと思った、とおっしゃっていたかな。

奥様は、お会いするたびに病気が進行されていました。
Tさんご自身も体調が悪い時もあるとおっしゃっていましたが、在宅介護を続けていた。

病気のせいでコミュニケーションがスムーズに行かなくなっても、本当に奥様を大事にされていた。

そんな中で、「車椅子の妻がもっとスムーズに移動のできる社会を作りたい」とご提案くださったのでした。

研究者であった経験を生かして、一生懸命に計画を練ってくださっていました。


明日、練馬区議会は午後から臨時議会があります。
その前の、午前中にTさんとお会いして、打ち合わせをする約束をしていました。


ところが、そのTさんがお亡くなりになったのだと、さっき娘さんから電話が来たのです。

もともと心臓の持病があった。ご病気の奥様はショートステイに出かけていて一人だった。
入浴中に倒れて、亡くなったらしいと。

そして、どうやらその直前まで、私の分科会のための準備をしてくれていたらしい。

そう、たしかに、日曜日の晩まで、メールのやり取りをしていたのです。この2,3日返事が来ないけど、きっと明日直接、約束の場所に来てくれるのだろうと思っていました。


人間って、「なんで?」を追究しながら成長してきた生き物ですね。

私も毎日、「なんで?なんで?」といろんな問題に目を向けながら生きていますが、「死」だけは理由が説明できないですね。
なぜこの人が今死ななくてはいけないのか。そんなこと、理由なんてないですね。

理由なんて考えても何も答えは出ないけど・・・。


Tさんが私を応援してくれていたから、ということではなくて、ただ、生きていてくれるだけでよかったです。なんにもしてくれなくても構わないから、この世に存在していてほしかった。

前々回のブログに写真を載せた、お花をくれたのもTさんでした。
いただいたお花を見ながら、「生きているものはいつか終わりがくるけれど、それを止められない自分の無力さを感じた」と、ブログに書きましたが・・・改めて同じことを感じます。


バリアフリーの分科会は、しばらく延期です。
でも、人生の終わりまで、Tさんが夢を描いていた勉強会を、何らかの形で引き継いでいければと思います。


・・・でも明日は、約束の時間に約束の場所で、Tさんが来るのを待っていたい気がします。

あきる野市

★いやな天気ですね。
私の自宅は2階にあるので、かなり降っていない限り、窓から外を見ても、あんまりよく分かりません。
今朝は、「天気は回復していく方向」という天気予報を信じて、7時前に家を出ましたが、外に出てみたら結構降っている・・・

雨の日に駅でチラシを配ると、チラシは濡れるし、傘をさしている皆さんはなかなかチラシが受け取りにくいし、傘を差している分だけ私が立っていると邪魔になる・・・というわけで、仕方ない、雨なら駅での挨拶はお休み。
そのままバスに乗って事務所に向かいましたが、バスを降りたら、やんでいる

そして朝8時である今また降りだしました。大泉の空はまだ暗いです。ラジオの天気予報は、やはり「今日の天気は回復傾向」と言っている。おかしいなぁ・・・。

週明けから降ったりやんだりは嫌ですね。早くあがると良いけど・・・。

★あきる野市議会議員選挙が、6月7日に予定されています。
私の大学院の友人・子籠(こごもり)敏人さんが、無所属でこの選挙に挑戦しようということで今、準備をしていらっしゃいます。

子籠さんは実は、私の「市民ふくしフォーラム」の名づけ親です(^^;

一人会派になるときに、会派名をどうしようかと、私は一人ぶつぶつ考えていたんです。ブログでも当時、報告をしました

私の大学院には、議員をやっている人や議員になりたい人も結構来ているのですが、そういう人たちで研究会を作っています。
その研究会のメーリングリストで、「会派名は何が良いだろうか・・・」と相談したら、何人かの人がお返事をくれたのですが、その中で本当に一生懸命に案を考えて送ってくれたのが子籠さんでした。

他の自治体の会派名はどんなものがあるか、私がやりたいことは何であるか・・・などなど考えて、10個くらいの案を送ってくれたのです。

なんて親切な人がいるんだろう(><)と思いました。

まだ個人的に飲みに行ったりするほどのつながりがあったわけではなく、ただ同じ学校に通っているというだけ(←!? 大学院の友人が私のブログを読んでいたら・・・ごめんなさい)の人の会派名を本気で考えてくれるなんてねえ・・・。

子籠さんは、何についても誰に対しても、いつもこうして真剣に向き合い、創造的なものを生み出そうとする人です。しかもとても楽しそうに動いている。

一度、子籠さんの爪の垢をいただいてこようかと、結構本気で思ったりします(^^;

私のブログを読んで下さっている方の中に、あきる野市にお住まいの知り合いがいらっしゃいましたら、「子籠さんって知ってる?」とお声かけいただけたらと思います。
そして、注目してみてください。面白い人ですから。

ちなみに、この文章の最初にもリンクをつけましたが、子籠さんのHPを見てみてください。
私のHPとよく似ているでしょう(^^;
それもそのはず、同じ人に作ってもらったからです。HPを作ってくれた人も、大学院の友人です。
こうやって、人間関係が広がって動きを生み出していくことを、ソーシャルキャピタルと言うのですね。

※かとうぎ桜子のHPはこちら

最近の活動と、考えていること

★知り合いからお花をいただきました。

photo.jpg

かわいいお花。
私にはもったいないですね(^^;

きれいなもの、可愛いものを目の前にすると、なんだかオロオロしてしまいます。
満開の桜とか、なついた猫とか。

生きているものはいつか必ず終わりが来るから、大事にしたいんだけど、いったい私に何ができるのか・・・と無力な自分を感じてしまう。私なんかのそばにあるのはもったいないと思って、お花の前でそわそわ、右往左往しています。

★ブログの更新、久々です。
5月9日の区政報告会の内容報告も入れたレポートを作って、この1週間は知り合いに渡して歩いていました。
自転車で配って歩いて、張り切りすぎてふくらはぎが痛くなって人生初のマッサージ屋さん体験をしてきました 自転車でチラシを配って足を痛くするなんて、ひどい運動不足ですね・・・。

★6月1日から議会が始まります。なんだかんだであと10日くらいしかないから、それまでに大泉でやるべき仕事がまだ残ってるわ、と重いふくらはぎをひきずりながら(^^;)毎日走り回っています。
夜、大学院に行って椅子に座ると疲れでハニワのように固まっています。

そんなわけでブログを更新できませんでした・・・という言い訳です。

★どんなタイプの仕事に就いていても同じだと思うのですが、尊敬できる先輩と同じ職場で働くことができるという恵まれた状況って、意外となかなかないですよね。
友達ならば気の合う人や好きな人を選ぶことができるけど、同僚は選べないもの。

私は福祉の仕事をしていた頃、ちょくちょく転職してましたが、比較的長く働いた職場は4ヶ所。
この4ヶ所のうち、「こんなに素敵な人の下で働けるなんて幸せだなあ」と感じることができたのは1ヶ所のみでした(^^;

職場が楽しいなんて、そうそう無いことなんだろうなと思います。

この、幸せだった「1ヶ所のみの職場」を離れて4年くらい経つのですが(夜間の福祉の専門学校を卒業したため、それにあわせて仕事も転職したんです)、それ以来、仕事ではあまり楽しい思い出もないので、「お給料って、嫌な思い、つらい思いをすることに対する代償としてもらえるものなのかな・・・」と納得していたこの4年くらいでした・・・(苦笑)

しかしまぁ今は、4年ぶり、我が人生2度目の、楽しい職場(←? 「議会」は「職場」かしら・・・??)だと思っています。

4月末に3人の会派を作って、それ以来、議会の会派控え室に行くたびになぜか楽しい気持ちになるんです。

これを前からブログに書きたかったんだけど、なぜ楽しい気持ちになるのかが自分でもよく分からないので書けなかったんです。
だから、いつも、「なんで北川さんと池尻さんに会うと私は楽しいのかしら・・・」とブツブツと独り言を言っていました(^^;


で、ようやくちょっと整理できてきたので、書きます。

そもそも、仕事をしていて「嫌だなあ」「不愉快だなあ」と感じるのはどんな時なのかを考えてみました。

ヘルパーの仕事をしていたとき、初めに疑問に持ったことがあります。それは、ヘルパーが「話し相手」を主な仕事にしちゃいけないと言われたこと。
掃除、洗濯、食事の準備、などなどをしながら、雑談的に話すことはあったとしても、じっくり腰をすえて利用者の困りごとを聞くのはヘルパーの業務ではないといわれた。

だけど、実際に高齢者と接していると、ちょっとした家事をこなしてもらうよりも「前よりも体や頭が思うように動かなくなった悲しさ」や、「知り合いがどんどん死んでいってしまう喪失感」など、心にたまったものを吐き出すことのほうが必要と思われる人もたくさんいました。

しかし、それはヘルパーの業務ではない。分かってはいるけど、でも何かしなくちゃいけない気がして、当時の新人ヘルパー桜子(22歳)は、先輩職員に相談したわけです。

そこで返ってきた言葉が、「介護保険の制度上、ヘルパーは話し相手になっちゃいけないきまりになってるんだから、それをひたすら守るのがプロの仕事なんだ」ということ、「それを理解できないのはあなたが若くて社会経験が足りないからよ」という言葉でした。

うーん、この説明じゃ、納得いかないでしょう。
介護保険という制度に疑問を感じているのに、私個人の年齢は関係ないじゃないか・・・と思った。

今の私がもし「新人ヘルパー桜子」に説明するとしたら・・・
ひとつには、介護保険は「保険制度」であるために、保険料を支払った人が必要なときに給付を受けるしくみになっている。保険給付をどの範囲まで出すかは、当然決めなくてはいけない。一定の給付範囲を決めるときに、「話し相手になること」までヘルパーの業務に対する給付として出すべきではないと、介護保険を設計した人は考えたんでしょう。
こうなると、「そもそも、高齢者福祉を『保険制度』にすることが正しかったんだろうか」という疑問が出てくると思います。

高齢者の生活を守ること、高齢者が自分らしく生活できることは、介護保険だけでは支えきれない。ではどうするべきなのか・・・この問題は、特に非営利組織で介護事業に携わる人は問い続けなくてはいけないことではないかと思います。

もうひとつには、ヘルパーの業務と相談業務は別であること。
相談が必要と判断できるケースは、きちんと相談窓口につないでいくことで別な支援体制をとる必要がある。あるいは、とにかく話を聞いて欲しいならば傾聴ボランティアをお願いするという方法もあるかもしれない。いずれにしても、ヘルパーの業務の範囲でその人の生活のニーズに対応できない状況ならば、きちんとケアマネ等につないでいき、他の社会資源を活用できるようにすることが必要ですね。

以上のような情報提供とアドバイスをするべきではないかと、今の私は思います。


上記のような、新人ヘルパーと先輩職員のやりとりの例は典型的ですが、他のどんな職種でも同じ。どうあるべきか、何をすべきか、を説明するべきときに、「制度がこうなってるから仕方ないんだ」「今までずっとこうやってきたんだから仕方ないんだ」、極め付けに「あなたは若いから分からないんだ」というオトナが、世の中にはかなり多いと思います。

こういうオトナに出会うと、納得ができないし、心がすっきりしないですね。必然的に、尊敬できる先輩ではないなあと感じてしまうわけです。

かくかくしかじかと、以上申し述べた「尊敬できない先輩」の対極にあるのが北川さんや池尻さんなんだろうなと思うんです。
お二人の話を聞いていると、「そうか~、ナルホド~!」と思います。
うん、こういうオトナになれるなら、私もこれからもっと頑張って生きていこうという気持ちになるわけです。

どんなときにそう感じるのか、ブログに書いて説明するのにちょうど良い具体例がなかなか思い浮かばないものだから、なんだか説得力がないのですが(^^;
とにかく、議員であるという以前に、尊敬できる人と一緒に仕事ができるという体験はなかなか得がたいことだと、しみじみ思っているところです。

・・・しかし、心が穏やかになりすぎると、ブログに書くネタも思い浮かばなくなるもんなんですね(^^;

※かとうぎ桜子のHPはこちら

区政報告会、無事終了

昨日、区政報告会が無事終わりました。

前回(2月)を超える人数のご参加をいただきました。ありがとうございました。

予算についてお話した後、特に雇用の問題と介護の問題について、議論をしました。
練馬区の緊急経済対策にある雇用の対策も、当面の非正規での雇用をするだけです。もっと根本的に見直すべきではないかという話をしました。

公務員については、「公共性のある仕事をする人がきちんと正規で雇われるように、ただ削減していくという方向はやめるべきだ」という意見と、「もっと削減できるのではないか」という意見に分かれました。
区の事業と雇用の問題については、具体的な区の事業を取り上げながら、何が無駄で何が必要なのか、議論する必要があるという宿題が残りました。これは、次に報告会を企画する際のテーマにしたいと思っています。


また、前回のブログにちらりと書きましたが、参加者からのご提案があり、分科会を作ることになりました。
ご提案くださった参加者は、奥さんの在宅介護をされている方。
車椅子で一緒にお出かけしようとすると、まだまだバリアの多い状況を感じている。
そのバリアを減らし、滑らかな移動のできるまちを作りたい、という提案でした。
技術的な面、心理的な面、他の障害に対するバリアとの兼ね合い(例えば点字ブロックは視覚障害者には必要だけど車椅子利用者にはバリアになる)、などなどを考え、そして私達には何ができるのかを見つけていく小規模な会をやっていきたいと思っています。


今回は、大学院の同級生である女性に司会(ファシリテーター)をお願いし、話題についてグループで話し合っていただく形をとりました。

市民参加について、ということも前にも書きましたが、私自身、色々と課題を感じることができました。

行政も議員も、市民と対等な関係を結ぶということが、長年なかったですよね。
やってあげる/やってもらう の関係だった。
それを、それぞれの立場から対等に意見を言い合うことのできる社会に変えていこうというのが、市民参加の意味だと思います。

けれども、長年そうじゃなかったんだから、変えていくのはひどく大変。一方だけの意識の問題でもないと思うのです。両方が変わらないと、結局は「片想い」になってしまうわけですから。

よほど気をつけておかないと、市民は「お客さん」になってしまうと思うのです。
前回のブログで書いた、「行政がレールを敷いたようになってしまう」というのも一例です。

今回の私の会、参加者のアンケートには「アットホームな会でよかった」と書いてくださる方も多かったので、ひとまずは良かったのですが、でも私としては、なぜそう感じたのかはよく分からないんですけど、「参加型もいつも気をつけていないと、形骸化するんじゃないかなあ」という予感がしたのです。

対等な立場で意見を言い合うというのは、異なる意見に対しても、立場の違う人に対しても、基本的には相手を尊重し、相手の意見を聞いた上で自分の意見を述べる関係だと思うのです。
一方的に言うのでもなければ、相手の話にプンプン怒るのでもしかたない。
まずは、自分以外の人に対する・・・うーん、なんていうか、愛情というか思いやりというか、言葉にすると陳腐なんですけど、そういう思いがあるというのを前提にして、その上で異なる意見を闘わせるというものだと思います。
どの人との関係も一方通行ではなくて両方通行でなくてはいけない。
だけど、そういう関係作り、私たちは慣れていませんね。

2月に続いて、議員になってから2回目の会。
1回目は、参加してくださった皆さんも「へー、こんなやり方もあるもんかね~」と楽しみながら出てくれていたわけですが、このやり方を定着させて2回3回4回・・・と繰り返すうちに、区民の皆さんが「参加型という形式の上に乗っかるだけのお客さん」にもなってしまいかねない、ということを、ちょっと思ったりしました。

座り方、進め方、アイスブレーク(場の緊張をほぐすための遊びのようなもの)を何にするのか、などなど、毎回毎回、新たなやり方を工夫していくしかないのかなと思っています。


それから、今、私は『いま「公共性」を撃つ』という本を読んでいます。まだ5分の1くらいしか読んでませんが、面白いのでおすすめです。
横浜の貨物線を新しく作るということに対して反対をしていた住民の記録なのですが、私が日々疑問に感じている問題とも通じるようなキーワードが出てきて、興味深い。
たとえば、「結局われわれは、決定された計画を一方的に押しつけられるしかないのである。しかも計画を批判しようとしても、計画の基礎になった資料や立案の過程は極秘のままであるから、手がかりがつかめない。かりに批判をしても、内容的な論争には絶対にはいってこないから一方通行に終わってしまう。こうして計画についての論争を黙殺したまま、いかに納得させるかという“話し合い”を繰り返し、土地収用法をちらつかせて関係者の“協力”を獲得していくのである。」(P8)

この本の最初に、住民運動に関わっている各地の方の対談が載っていて、今そこを読んでいます。
そこに、住民と政治との距離のとり方という話が出てくる。

対談の登場人物のうち多くの人が、住民運動から議員を出したりせずに、適度な距離感をもってやっていくほうが良いだろうということを言っています。

結構辛らつなので引用は避けますが(^^;)、興味のある方は読んでみてください。
うーん、なるほどそうだなあ、と思うのです。

市民と対等な目線で意見を交わしていくことは絶対必要だけれど、一方で議員と市民は役割や立場は異なる。
私は、皆さんと議論をしたあと、その声を受けてどんな役割を果たしていくべきなのか、ということも、これまた常に考えていなくてはいけないことだと思いました。
あげる/もらうという一方通行の関係にはならず、かつ役割分担をしていく必要性ですね。

そのためには何度も何度も、参加してくださる皆さんと合意形成を図っていくことも必要だと思っています。

なかなか楽しくしんどい作業ですが(笑)、頑張りましょう。

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明日が区政報告会

★いよいよ、明日、区政報告会です。
始まってしまえば楽しいのですが、事前はやっぱりドキドキします・・・。

始まってしまえば本当に楽しいんですけどね・・・2月の報告会のときなんかは、参加者の皆さんの発言を聞いて、私はほとんど笑っていただけなのですが(^^; だって皆さん、ずいぶん辛らつなことをおっしゃるんだもの。面白くて・・・。


何かの会を企画するのは議員になる前から好きなんですが、内容や進め方を考えたり、資料を考えたりするのは楽しいですが、なにせ人前でしゃべったり、参加してくださいと強くお誘いをするのが苦手で(--;)

せめて前回ご参加いただいた方には、「また来てくださいね」と連絡しなくちゃと思って、連絡の付く方には電話をしたんです。(メールやチラシ等で何度かご案内している方には「あんまり何度も言うのもなあ・・・」と思って電話しませんでした。あしからず。)

しかし、これがまた、私は電話も苦手でして(苦笑)

電話に出た相手が、「コラー、なんで電話してくるんだ!」と怒ったらどうしようかと思って(笑)
・・・参加してくれた方が、怒るわけないんですけどねぇ。。分かってはいるけど、どうしてもなんだか・・・

そんなわけでオドオドしながら電話をするんですが、相手方は「あら!まあ!加藤木さん!」と言ってくださる。
「あら!まあ!」なんて叫ばれると、やっぱり怒られるんだろうかと思って内心「ひぃぃぃ~」となるわけです

一通り電話を終えた後は、なんだか老け込んだ気分でした(^^;


そんなこんなで準備は一応終わりまして、あとはしゃべるのを残すのみ。
楽しめば良いんだけど、始まるまではどうしても「うーん・・・(-”-)」と眉間にしわが寄ってきてしまうので、この2,3日は努めて眉間を開くようにしています。。

私が緊張していたら参加者も緊張しちゃうじゃないか!とよく友人から怒られるんですがね・・・ふうふう・・・

★少し前に、三鷹の市民の方にお話を伺いに行きました。
大学院の修士論文の参考にさせていただくために。

三鷹市では、基本構想を作るときに市民参加の会議をやったのですが、ここから発展して今でも活動を続けている方々がいらっしゃるということで。

基本構想を作るのに市民参加、というのは、練馬をはじめ多くの自治体でやっていることですが、どこが違うのかしらん、と思いながらお話を聞きました。

三鷹の場合、まず準備会を作って、そこから市民が参加し、自分達で「どんな会議を作るべきか」を考えて、市民参加の呼びかけも市民発で行なったらしい。

それで、実際に会議が始まった後は、事務局も進行も全部、市民がやったのだと。

行政側は、市民から依頼されない限り、何も手出しはしなかった、と。

なるほど、そうか、市民が主体的に動くというのは、きっとそういうことなんだろうなと、しみじみ思いました。
事務局に行政側が入って進めていくと、どうしても決められたレールを走っているような気分になるものです。


まあでも、言うは易し、です。
目指すべき目標を見つけられたので、まずは私自身、その手法を試してみたいと思っています。

市民ふくしフォーラムの区政報告会、参加者が主体になるよう努力していますが、今度は更に進めて、企画の提案から運営まで、区民の方が担う分科会を作れたら良いなと思っているのです。

明日は、そんな提案もしたいと思っています。

区民の皆さんが表舞台に立ってくだされば、私は得意な裏方を担えますし・・・ほほほ・・・(^^;

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行政と市民の関係―練馬寮の見学から

少し休んで、少し元気が戻りました・・・ほんと、この10日ほど、ヨレヨレでした・・・

数日前に、練馬寮の見学に行った時のことを書きます。

大学院の仲間達と、そのまた仲間達とで総勢10人くらいになったかと思いますが、練馬寮(大泉学園町にある、路上生活者の緊急一時保護センター)に行きました。

私は開設前も含めたら今回で4回目だと思います。
施設の特性そのものに変化があるわけではないので、説明そのものというよりも、一緒に行った人たちから出る質問を興味深く思いました。

初めて施設に行った時に多くの場合出る疑問として、特徴的なものをいくつか挙げると、

・地域の人と継続的に交流できるようなしかけを作れないんだろうか

・定員が満杯ならば、もっと定数を増やせないんだろうか

・当事者が施設を出たあとのフォローまで継続的にやるべきではないんだろうか

・5年だけの施設なので、その後はこの場所はどうなるんだろうか。せっかく宿泊機能があるんだから、それを生かして福祉施設にできないんだろうか

といったところです。

特にボランティア活動の経験がある市民からすれば当然の疑問なんだけれども、行政からの委託を受けてやっている法人の現場の職員さんとそのやり取りをするというのは、どうもお互いにとって不毛だなあ・・・なんていうことをしみじみと感じたのでした。


どうしても、行政がやる事業は、イメージとしては 口 (箱みたいな、上下左右に壁があるもの)の中に収まるんですね。

でも市民が望むのは、 口 ではなくて、線や面なんだと思う。

だけど、もともと行政のしくみというのは、 口 を前提にしてできているんだと思う。

無理して 口 を線とか面にしようとすると、広く浅く薄く、ぺたんこな長方形みたいになっちゃうのではないかと。

ならば、 口 と 口 の間をうまくつないで、

口―口―口

となっていけば良いんじゃないかなと思います。
この、「―」を担うのが市民の力だと思うのですが。


まあ、こうなると、行政が言っている、「民間に任せられるものは任せる」と同じようなことになってしまうんですが、でも、それと私が思うところは似て非なるものだと思っています。

問題は、行政が 口 しか担えないことを自覚していないことだと思うのです。
口 の中にいるのに、なぜか、 ― の部分まで支配しようとする。

あるいは、 口 の外にあるものは、まるで初めから存在しないかのように切り捨てていく。

口 しかできないなら、それをきちんと認識した上で、 口 をきちんと全うすれば良いのになあ、と思うのです。
で、「私達には 口 の範囲でしかできません。」と情報公開すれば良いのではないかと。


そんなことを、しみじみ感じました。


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引っ越し

★区役所の西庁舎の6,7階に、議員の控え室があります。

北川さんと池尻さんは7階で、私は6階でした。

そんなわけで、今日、私は7階に「お嫁入り」です。荷物を移動させました。

新しい部屋は、窓のある部屋です。

・・・29年間生きてきて、「窓」にこんなに感動したのは初めてです(^^;

ぼーっと窓を眺めて、時折、「まど・・・」とつぶやいていました。。

しばらく私は、7階の、窓のある部屋で、借りてきた猫のように座っています。

6月になれば衣替えだから、かぶっている猫も脱げることでしょう・・・。


★練馬出身、関西在住の友人が電話をくれました。
連休で、練馬に帰って来てるとかで。

友人「加藤木さんは、最近なんか変わったことありましたか?」

私「北川さんと池尻さんと一緒に会派を作りました。」

友人「ふうん。それで、会派名は?」

私「〔社民党・市民の声・ふくしフォーラム〕です。」

友人「・・・ふうん。なんだか、〔三菱東京UFJ〕みたいな名づけ方だね」

私「・・・まあね


よくもまあ、とっさにそんなセリフが思いつくもんです。
「いつまでも関西にいないで、早く練馬に帰ってきて、市民ふくしフォーラムの片棒を担いでください」とお願いしておきました(^^;

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Appendix

桜子のツイッター

プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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