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★お仕事再開―大学生の新たな仲間ができました ★アメリカ旅行記①―バークレイ
★お仕事再開―大学生の新たな仲間ができました
大学生の女の子から、「何かお手伝いできませんか?」というメールをもらいました。
この数ヶ月、2,30代の若い人たちが比較的手伝ってくれるようになってきたんです。
まあ、若いのに、奇特な人がいるものです(^^;
で、今日、メールをくれた大学生と直接お会いして、お話をしました。おっとりとした、可愛らしい女の子でした。
選挙とか狭い意味での政治とかではなくて、福祉に関心があった様子なので、私が視察に行く時などにご一緒することになりました。
「なんだろう?」「なぜだろう?」と思ったところに飛び込んでみるのが好きなので、学生のうちに色々見てみたいとか。
大学の友達に同じような人はいない様子。私も、学生の頃は同年代に問題意識を共有できる仲間はいなくて、24,5歳になってようやく、「同年代でも同じようなことを考えている人もいるんだなあ」と知ることができたという経験があります。もっと早く同年代の仲間を見つけるためには、大学でサークルを選ぶ時に、市民活動とかをやっている団体に入ればよかったなあと後で気づいた。
なので、「なんのサークルに入っているの?」と聞いてみました。
そしたら、「ダジャレサークルです」という、まさかの返事が・・・(><)
あまりの意外な答えに、しばらく腹をよじった後、思わずメモりました。
なんでも、週1回メンバーが集まって、ダジャレを言い合うんだとか。。
大学に入学した時にこのサークルを見つけて、「何だろう・・・」と思って行ってみたら、気づけばメンバーになっていたとか。
類は友を呼ぶ、で、どちらかというと似た傾向の人が集まってくるもんだなあと、妙にしみじみと思った今日でした
まあとにかく、自分よりも年下の子に、自分が経験したことを伝えながらともに学ぶことができるのはワクワクするものです。
新たな仲間が増えて、嬉しいな。
★アメリカ旅行記①―バークレイ
さて、アメリカの報告をします。
サンフランシスコ空港から地下鉄に乗って、バークレイのまちに向かいました。


車内にあった地図です。


なぜか、電車の床がカーペットだったんですが(カーペットだと車椅子が移動しにくいのではないかなあという気がしたんですけど・・・)、ホームと電車の間に段差はないので、駅員の介助がなくても電車に乗れるようになっているし、すべての車両に車椅子スペースがありました。

ちなみに、電車には、自転車を持って乗れるらしいです。

このマークのついた公衆電話にはキーボードがついていて、聴覚障害の人が使えるらしい。
キーボードで打った文字は、交換手が翻訳してくれるんだとか。

これが電話。
バークレイは、障害者の自立生活運動(IL運動)の発祥の地と言われています。
1970年代はじめ、障害のある人がカリフォルニア大学バークレイ校で学び、その地域で生活をしようと思ったときに、たくさんのバリアがあった。それを仲間や市民とともに解消する運動へと発展していったのですね。

ここは、車道と歩道の段差をなくすために、市民がハンマーを持ってきてその段差をたたき壊してしまった場所なのだそうで、記念の言葉が埋め込まれています。

In commemoration of the first public curb ramp and in recognition of those who have fought for equal access in every community.
最初にできた縁石のスロープと、そしてすべての地域で誰もが等しくアクセスできるようにと戦ってきた人たちを記念して・・・といったところでしょうかね。(うーん、こなれない翻訳だ・・・。)
歩道と車道のスロープの傾斜は、日本よりずっと緩やかだと思います。

このまちは他にも、市民によるたくさんの試みがあります。
少し先の道を行くと、90年代に新しく再生された通りに出ます。
かつては荒れた状態にあった通りを、地域のアーティストの手によってきれいに作り変えた。
詩を書いたタイルだとか。


カラフルなタイルの装飾だとか。

まちの歴史を書いたりだとか。

「1911年に、社会主義者のウィルソンさんが市長に選ばれました。」
そのほかには、
「1969年に医療費が無料になりました」
「1935年に反戦運動をした人がこの地で逮捕されました」
というタイルもありました。
うーん、これは、住みやすそうなまちだ・・・。。
しかし、こういった、その地域独自の歴史をタイルに刻みながらデザインしていくというのは、どこのまちでもできることなのではないかな、と、同行した仲間と話し合いました。
そんなに大掛かりにお金がかかるわけではないだろうし、道行く人が気軽にそのまちの特徴を知ることができる。これは良い。練馬で提案してみようかしら。
そこで、もし練馬だったらタイルには何が刻まれるだろうかと、頭をめぐらせました。
うーん・・・
色々考えて、ふと固まっていたら、そばにいた仲間が言いました。
「練馬だったら、もしかしたら名誉区民が刻まれたりするのかもね。」
おお、さすが、1週間の旅をともにする我が友。
よくぞ、今まさに、私の頭の中をよぎった事柄(そして私を固まらせた事柄)が分かったものだ。
「やっぱり、そうなりそうですよねぇ・・・ふぅ」と肩を落としていたら、仲間が励ます口調で言いました。
「まあ、そうなったときには、加藤木さんがハンマーを持って行って、ね・・・」
バークレイの旅行記は次回に続く。
※かとうぎ桜子のHPはこちら
大学生の女の子から、「何かお手伝いできませんか?」というメールをもらいました。
この数ヶ月、2,30代の若い人たちが比較的手伝ってくれるようになってきたんです。
まあ、若いのに、奇特な人がいるものです(^^;
で、今日、メールをくれた大学生と直接お会いして、お話をしました。おっとりとした、可愛らしい女の子でした。
選挙とか狭い意味での政治とかではなくて、福祉に関心があった様子なので、私が視察に行く時などにご一緒することになりました。
「なんだろう?」「なぜだろう?」と思ったところに飛び込んでみるのが好きなので、学生のうちに色々見てみたいとか。
大学の友達に同じような人はいない様子。私も、学生の頃は同年代に問題意識を共有できる仲間はいなくて、24,5歳になってようやく、「同年代でも同じようなことを考えている人もいるんだなあ」と知ることができたという経験があります。もっと早く同年代の仲間を見つけるためには、大学でサークルを選ぶ時に、市民活動とかをやっている団体に入ればよかったなあと後で気づいた。
なので、「なんのサークルに入っているの?」と聞いてみました。
そしたら、「ダジャレサークルです」という、まさかの返事が・・・(><)
あまりの意外な答えに、しばらく腹をよじった後、思わずメモりました。
なんでも、週1回メンバーが集まって、ダジャレを言い合うんだとか。。
大学に入学した時にこのサークルを見つけて、「何だろう・・・」と思って行ってみたら、気づけばメンバーになっていたとか。
類は友を呼ぶ、で、どちらかというと似た傾向の人が集まってくるもんだなあと、妙にしみじみと思った今日でした

まあとにかく、自分よりも年下の子に、自分が経験したことを伝えながらともに学ぶことができるのはワクワクするものです。
新たな仲間が増えて、嬉しいな。
★アメリカ旅行記①―バークレイ
さて、アメリカの報告をします。
サンフランシスコ空港から地下鉄に乗って、バークレイのまちに向かいました。


車内にあった地図です。


なぜか、電車の床がカーペットだったんですが(カーペットだと車椅子が移動しにくいのではないかなあという気がしたんですけど・・・)、ホームと電車の間に段差はないので、駅員の介助がなくても電車に乗れるようになっているし、すべての車両に車椅子スペースがありました。

ちなみに、電車には、自転車を持って乗れるらしいです。

このマークのついた公衆電話にはキーボードがついていて、聴覚障害の人が使えるらしい。
キーボードで打った文字は、交換手が翻訳してくれるんだとか。

これが電話。
バークレイは、障害者の自立生活運動(IL運動)の発祥の地と言われています。
1970年代はじめ、障害のある人がカリフォルニア大学バークレイ校で学び、その地域で生活をしようと思ったときに、たくさんのバリアがあった。それを仲間や市民とともに解消する運動へと発展していったのですね。

ここは、車道と歩道の段差をなくすために、市民がハンマーを持ってきてその段差をたたき壊してしまった場所なのだそうで、記念の言葉が埋め込まれています。

In commemoration of the first public curb ramp and in recognition of those who have fought for equal access in every community.
最初にできた縁石のスロープと、そしてすべての地域で誰もが等しくアクセスできるようにと戦ってきた人たちを記念して・・・といったところでしょうかね。(うーん、こなれない翻訳だ・・・。)
歩道と車道のスロープの傾斜は、日本よりずっと緩やかだと思います。

このまちは他にも、市民によるたくさんの試みがあります。
少し先の道を行くと、90年代に新しく再生された通りに出ます。
かつては荒れた状態にあった通りを、地域のアーティストの手によってきれいに作り変えた。
詩を書いたタイルだとか。


カラフルなタイルの装飾だとか。

まちの歴史を書いたりだとか。

「1911年に、社会主義者のウィルソンさんが市長に選ばれました。」
そのほかには、
「1969年に医療費が無料になりました」
「1935年に反戦運動をした人がこの地で逮捕されました」
というタイルもありました。
うーん、これは、住みやすそうなまちだ・・・。。
しかし、こういった、その地域独自の歴史をタイルに刻みながらデザインしていくというのは、どこのまちでもできることなのではないかな、と、同行した仲間と話し合いました。
そんなに大掛かりにお金がかかるわけではないだろうし、道行く人が気軽にそのまちの特徴を知ることができる。これは良い。練馬で提案してみようかしら。
そこで、もし練馬だったらタイルには何が刻まれるだろうかと、頭をめぐらせました。
うーん・・・
色々考えて、ふと固まっていたら、そばにいた仲間が言いました。
「練馬だったら、もしかしたら名誉区民が刻まれたりするのかもね。」
おお、さすが、1週間の旅をともにする我が友。
よくぞ、今まさに、私の頭の中をよぎった事柄(そして私を固まらせた事柄)が分かったものだ。
「やっぱり、そうなりそうですよねぇ・・・ふぅ」と肩を落としていたら、仲間が励ます口調で言いました。
「まあ、そうなったときには、加藤木さんがハンマーを持って行って、ね・・・」
バークレイの旅行記は次回に続く。
※かとうぎ桜子のHPはこちら
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