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福祉のまちづくり

25日から議会が始まりました。

22,23日は、福岡で和力を聞いたあとに水俣に行って見学してきました。
とっても勉強になったので改めてブログに書きます。

深刻な問題を心にぐっと受け止めたせいか、また胃腸が不調になりまして(^^;
この数日、死ぬかと思いました(苦笑) だいぶ治ってきましたが。
そんなわけで、今週は朝の駅頭はお休み。すみません・・・お詫びに来週から今年度いっぱい、いつも以上にいっぱいやるつもりです。

水俣の報告や、最近参加させてもらった勉強会の報告など、書きたいことが色々あるのですが、今日は「福祉のまちづくり推進条例(素案)」のことを書きます。

先週あった所管の委員会で、福祉のまちづくり推進条例(素案)が出ました。

これは、9月の定例会で私が質問したことです。

骨子案から素案になって、少し具体化されたんですね。

その説明会が昨日あったので、行きました。私事ですが、昨日が最も腸炎がひどかったのですが(笑)、ぐいぐいと腸を押さえながら参加してきました(^^;

参加者は、20名弱でしたね。

説明は、分かりやすかったです。

ちょうど、11月15日に私の会で、建築士さんに来ていただいてバリアフリーの勉強会をしました。どのくらいの間口をとれば車椅子が入りやすいかとか、障害の種類によって使いやすい手すりの位置が違うのだとか、教えてもらいました。

それを聞いてもしみじみ思ったのですが、バリアフリーに最善のゴールというのは今のところまだなくて、当事者とともに試行錯誤してより良いものにしていく必要があると思うのです。

条例も、スパイラルアップして行くものだということ、機械的に適合の可否を判断するのではなくてできる範囲で工夫することを評価し合えるしくみにしたいということ、それを当事者がチェックできるしくみを作るということ、そういったとりくみを公表することなど・・・フンフン、なるほど、と思いながら聞いていました。

条例ができたときにはどういう規則ができるのかというイメージとか、公表書類のイメージだとかもついていました。

それはそれで分かりやすかったんだけど、でも、規則の全体像はまだできていないようだったんです。

会場にいらっしゃった方が質問で、「細かな部分は規則に委ねるところが多いみたいだけど、規則はいつになったら出てくるんですか?」とおっしゃいました。
それに対するお答えは、「年明けの議会の定例会で条例案を出して議決をしてもらうので、そのときか、早くても年明けくらいになるのではないか」と。

私もこれは気になっていたのです。
たしかに、イメージや理念というのは分かりやすかったんだけど、でも、では具体的にどういう決まりができるのかというところが分からなければ、当事者は「なんだ、こんなの画餅だ」と思うかもしれないし、事業者側は「なんだ、こんなに厳しきゃ守れないよ」と思うかもしれない。
規則の詳細を示した上で説明会をしてもらわなくちゃ、これらが判断できないですよね。

私の一般質問のときに、素案の段階で規則の内容まで示すって言わなかったかなあ・・・と思って、改めて一般質問の答弁を見てみたら、「条例素案とともに、条例規則に定める予定の整備内容を分かりやすく公表し、区民意見反映制度により広く区民の方々からのご意見をいただく予定でおります。」と書いてあった。
そうか、規則を示すとまでは言っていなかったのか・・・くそー。(←!!)

でも、やっぱり、規則をしっかり示した段階で、改めて説明会やパブリックコメントはやるべきなんじゃないでしょうか。

それが、スパイラルアップのはじめの一歩じゃないのかな。


私は、今自分の地域の会で、バリアフリーの勉強会をやっています。それは、以前、私の会の参加者が「バリアフリーの会を企画して欲しい」と提案をしてくれたということが一番大きな理由ですが、もう一つ、私の心の中に理由があります。

議会の議事録なんか見ていても、「福祉のまちづくり」という言葉はたくさん出てくるけど、じゃあ何をするのが「福祉のまちづくり」なのかがはっきり見えないことが気になるのです。
「福祉」とか「まちづくり」という言葉、それからついでに言えば「エコ」とか「協働」という言葉も、その意味することが何なのか厳密に分析しないままに、黄門様の印籠のようにそれを名目にして政策が通ってしまうのが気になるのです。

バリアフリーを目指さなくては生活しにくい当事者にとっても、バリアフリーをなんとか実現したい市民にとっても、地に足の着いた議論を進めなくては何の役にも立たないでしょう。

だからこそ、規則で何を定めるべきなのか、できる限り早く区民に示すべきだということが一つ。
それから、説明会に20人弱しか集まらなかったということも気になります。どうやって広報をしたのでしょうか。私の区政報告会の参加者数より少ないですよ(^^;
条例ができた後も区民に参加してもらってスパイラルアップしていきたいなら、条例ができる前からこれじゃあダメでしょう。
障害者団体の人に個別に声をかけるとか、福祉のまちづくり総合計画の活動に参加してもらった人に改めて声をかけるとか、練馬区役所内だけで説明会をするのではなくて地区区民館とかでもやってみるとか。

これは、区のありようをただ批判したくて書いているのではなくて、私も区政報告会とか勉強会とか色々と企画してみて失敗をすることもあるもんですから(笑) でもめげずに働きかけて、一人でも多くの区民の方に、区政を、楽しみながら考えるきっかけを作れたら良いなという願いを持っているので、せっかくバリアフリーを区民の参加のもとに少しずつ向上させたいということであれば、何か新たな方法が考えられたら良いのになと思ったのでした。


次にこのことについて私が議会で正式に発言できるのは、条例案が出るであろう来年2月の定例会になると思うので、その前に少しでも改善されることを願って、今日のブログを書きました。


※かとうぎ桜子のHPはこちら
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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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