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自殺予防対策

前々回のブログの続き。議会の質問のうち、自殺予防の問題について、書きます。
未定稿の議事録のうち、特に答弁部分を要約しています。

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桜子
次に、自殺予防対策費について伺います。
内閣府の自殺に関する資料によると、自殺の原因で多いものとしては、「病気を苦にして」というものと、「経済的な不安・生活問題」というのが一番多いようです。ただ、ほかにも様々な理由があります。

生きてくことに何らかの不安を感じた時、あるいは自分の周りに「不安を感じているのだろう」という方を見つけた時に、身近に相談できる場があるということが大切だと思います。そのためには、まず区民への啓発、また相談窓口を準備しておくということがすごく重要だと思います。

練馬区では、ゲートキーパー養成研修の取り組みをやっていらっしゃって、その中で2009年度には商工会議所と連携して研修を実施したと伺いました。
区民一人ひとりに対する啓発とあわせて、企業内でメンタルの健康であるとか、自殺の問題についての理解が広がるということはとても大切なことだと思います。今回の取り組みで見えてきたことや、また今後どんな取り組みをしていくか、何かお考えがあればお聞かせください。

課長
ゲートキーパー研修は平成19年(2007年)から開始をして、毎年継続しているものです。今お話しいただいたように、昨年度は商工会議所と連携して民間企業のメンタルヘルス研修を実施しました。
企業では、産業医や地域産業保健センターと協力してメンタルヘルス対策を進めていくことが労働安全衛生上、求められています。保健所としては、今後も協力できることはしていきたいと思っています。

桜子
小規模な会社に対する支援ということも必要になってくるだろうと思います。メンタルの面、心身の健康の心配のある方が、そのときにあせらずしっかり休んで、また職場復帰ができるようにしていくためには、やはり企業の理解が不可欠だろうと思います。

研修の取り組みをしていかなくてはいけないと。企業に動機付けしていくために、たとえば研修を受けたところに認定証を出すとか、企業名を公表するとか、何らかの形で中小企業支援という観点からも取り組むことができるのではないかと思いますので、検討していただければと思います。

それから、区として啓発活動をするということでは、3月の自殺対策強化月間のときに集中的に展示などを行っているということでした。
自殺問題に関する現状と相談窓口を、区報にも載せて、また、同様の内容を3月中だけホームページにも載せたということです。

ただ、ホームページであれば年間を通して継続的に掲載できるのではないかと私は思います。というのは、生きることに不安を感じて、自分でどうしたらいいのだろうかと悩んだときに、ひとりでインターネットで調べてみるという方もいらっしゃるのではないかと思うからです。
区民の方が、「練馬区 自殺」と検索をしたときに、区のホームページから啓発のページを見つけて、そこから相談窓口に出向くことができるということを区として発信していただければと思いますが、お考えがあればお聞かせください。

課長
キャンペーンとしては、これまで3月の国のキャンペーンにあわせて行っておりましたが、今ご提案いただきましたホームページの活用については、今後検討していきたいと思います。

桜子
個別相談に関しては、うつ病の相談を18回やったということですが、メンタルの面で不調のある方が、みずから自覚をして相談窓口にたどり着くまでにはなかなかハードルが高いだろうと思います。たとえば「過労で疲れている」とか「眠れない」とか、具体的な項目をあげて、こんなときには相談できるのですよという形での啓発も工夫していただければと思います。

2007年度からのゲートキーパー研修で、区の職員の方は合計112人受講されたとうかがいました。これは自殺の問題に関心の高い方が受講されたのだろうと思いますが、自殺に関する基本的な問題意識は区の職員すべてが共有すべきではないかと思います。お考えをお聞かせください。

課長
今後も研修は続けていきたいと思いますので、人材育成課と相談していきたいと思います。

桜子
心身の不調を感じてもなかなか言い出せなくて仕事を休めなかったり、誰にも相談できない悪循環があるだろうと思います。
相談窓口があったとしても、職場をいったん休んで、また復帰して…という部分に社会の理解がなければ、かえってメンタルの課題を発見してた本人は困ってしまうわけです。

区民、区の職員、区内の企業の方など、皆さんが自殺問題について理解できるような啓発をさらに進めていっていただければと思います。

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祖母のこと

また、少しブログ更新の間があいてしまいました・・・10月15日に議会が終わってようやくひと段落つくと思ったら、18日に突然、85歳の祖母が亡くなりまして、バタバタしてました。
数日、体調が悪いと言っていて、「リウマチのための強い薬を飲んでいる影響かもしれないので少し薬をやめて様子を見よう」と言っていた矢先でした。
もともと体が弱いこと、薬が強かったことと、そしてこの夏の酷暑の疲れが出たということもあったのだろうと思います。
「夏に熱中症にならなかったとしても、秋になって急に涼しくなった時期が高齢者は厳しいだろうな」とは思っていたのですが、うちの祖母にくるとは・・・という感じです。

祖母は、私の母の母親です。
私の母はすでに亡くなっているので、普段の介護は私の父がやっていました。

祖母はひとり親だったので、自分の親に子ども(私の母)を育ててもらいながら、銀座で水商売をやって生計を立てていました。

今の時代だったら水商売で働いてもひとり親で育てていくのは大変だろうけれど、高度経済成長の時代だったということや、自分の親が子どもを見てくれたということが幸運だったとは思うのですが、でもよく頑張った人生だったなと思います。(ついでに、働いていた店が銀座だったというのもすごいなと ^^;)

夜働いていたので子どもとは生活のリズムが合わないこと、もともと体が丈夫ではなかったということで、余裕がなかったのもあるでしょうが、ただ子ども(私の母)や孫(私)に、いわゆる「お母さんらしい」愛情をもつことができるタイプの女性ではありませんでした。
だから私は小さいころに、孫らしくおばあちゃんに可愛がられたという記憶がない。

私は孫だからまだいいけど、私の母は「自分の母親に十分に愛された感じがない」ということがずっと心に引っかかっていたようでした。

そんな祖母でも、私の母が亡くなったら急にがっかりしてしまって、急に「おばあちゃんらしく」なって、時々私に電話をしてきて、「会いたい」と言うようになりました。

そういう言葉は、母が生きているうちに、母に言ってあげてほしかったなと思ってしまうので、祖母に対する感情はちょっと複雑です。

まあでも、愛情表現は下手でも、本人なりに一生懸命生きてきて、高齢期になって、孫に会えたら嬉しいと思うのならば、そうやって心穏やかに生きてくれたらいいなと思ってました。


今回、祖母のことをいろいろ思い出してみて、「お母さんらしく」子どもに対応できない人も中にはいるんだということを私は感覚的に知っていたんだと気付いた。・・・実はこの祖母の存在も、私が福祉の仕事に就き、そして今は子どもの虐待問題が気になっている遠因なのかもしれないなあ、なんていうことを考え、身内が亡くなったという感覚よりももうちょっと複雑な感覚を持っています(><)


長く苦しむことなく亡くなったようなので、本人にとっては良かったかなと思います。

21、22日で葬儀を終え、23日はもともと集会を企画していたので、なんとかそれも終えることができました。報告しなくてはならないことがたまってしまいました・・・。


祖母のことはちょっと前文で書くつもりが長くなってしまったので、ここでいったん切って、議会報告は次のブログに書きます。


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若年層の健康②(心の健康)

前回のブログの続き。決算特別委員会の「全款補充質疑」の日の質問です。

(以下は未定稿の議事録のうち、一部を要約してまとめたものです。)

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(桜子)
健康診査費・30歳代健診に関連して、若年層の健康について伺います。

若い世代の人の生活が色々な面ですごく厳しい状況にあるだろうと感じています。
まず仕事が見つからない。不安定雇用である。ようやく正規の仕事が見つかってもとても忙しい。生活ができるだけの収入が得られない状況にあるか、あるいは人間らしい生活を保つ時間的余裕を持てないか。いずれにしても、健康を保つのには厳しい状況にあるのではないかと思っています。

「ねりまの保健衛生」という冊子の中に、区民の方がお亡くなりになった数とその原因が書いてあります。20代・30代で亡くなる方というのは、ほかの年代から比べると数は少ないわけですけれども、2009年の状況を見ると20歳代で44人、30歳代の方が71人亡くなっています。
その中で、自殺でお亡くなりになっている方が、20歳代では26人―これは20代で亡くなった方のうちの59%です。30歳代の方は24人で、同じく割合でいえば41%になります。
自殺について、数だけ見ると40代から60代のほうが多いわけですけれども、割合でみると若年層が非常に高いと思います。

自殺に至るまでの理由というのは、様々な理由があるとは思いますけれども、20代・30代の健康を考える場合には、生活習慣病の予防というのももちろん大事だけれども、それだけではなくて、心の健康、生きる不安に寄り添う支援ということが非常に緊急で重要だと考えます。
今おこなわれている30歳代健診の中で、心の健康を守るという観点から取り組まれているものがあるか。あるいは問題意識として感じていることがあるか。区としてのお考えをまずお聞かせください。

(課長)
30歳代健診は、一般的な健康診査ということで実施しています。
平成20年度から特定健康診査制度というものが新たに始まりました。主に生活習慣病を防止していくための健診ということで、40歳以上を対象にしています。そこから外れてしまう30歳代は生活習慣病予備軍ということで、一般的な健診をしています。
心の健康については特に対応はしていません。
問題意識としては、先ほどご紹介いただいた自殺が大変大きい社会的なテーマになっています。何らかの対応をしていかなければならない。ただし、健診というやり方が良いのかどうかは、なかなか難しい問題を抱えていると認識しています。

(桜子)
40歳未満の健康診査が他区ではどのように行われているのかという資料をいただきました。
その中で、今年度から板橋区が35歳健診のときにストレスチェックを始めたということを知りました。メンタルの健康の不安を感じても、保健相談所等に相談にいくという最初の一歩はとてもハードルが高いだろうと思います。だから最初の一歩として健診がある。そこから専門的・継続的な相談につながるということはとても重要なことなのではないかと感じました。
板橋区の取り組みだと8項目のチェックリストを作っていて、一定程度該当した場合に保健師の相談につながるということでした。健診そのものでその場でなにか専門的な支援をするというよりも、相談につながる第一歩としてこういう活用の仕方はあるのではないかと思いますけれども、何かお考えがあればお聞かせください。

(課長)
板橋区の例は、23区の中で初めて行われるということで、私どもも注目しているところです。板橋区に確認しましたけれども、予想外に区民の皆様から反響があると伺っています。板橋区の例は今後私どもも注目していきたいと思っています。
今お話がありましたように、心の健康診査と銘打って、おいでくださいといっても、なかなかおいでいただける状況にはないと思います。板橋区の場合は、一般の健康診査の中で心の健康も一緒に取り組んでいるというところが特色だと思います。
板橋区の例を注目し、練馬区についても今後研究していきたいと思っています。

(桜子)
ぜひ状況を見ていただいて、また、ふだんメンタルに関する相談を受けている職員の方々とも意見交換をしながら、検討していっていただければと思います。
それから今、20歳代の健康についてはまったく、健診も行われていないわけですけれども、やはり同様に基本的な健康のチェック、また心の健康の問題というのは何らかの支援をしていくことが必要なのではないかと思いますけれども、何かお考えがありますでしょうか。

(課長)
現在行われている健康診査は、どうしても生活習慣病予防ということで実施しています。そういう観点からしますと、40歳以上というのが国で定めているガイドラインということになります。その予備軍ということで、練馬区は30歳代健診をやっています。20歳代は、生活習慣病予備軍という意味からすれば若干離れていくと思います。
ただし、人によっては20歳代から生活習慣病の予兆もあります。早期発見は大切です。ただこの部分については税金を使ってどこまでやっていくのかという問題があります。
基本的には30歳代健診に力を入れ、20歳代については心の健康といった面も含めて検討していく問題かと思っています。

(桜子)
生活習慣病のことだけではなくて、様々な観点から検討していただきたいと思います。


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あわせて自殺予防の取り組みも重要ですので、このあと、自殺予防に関する質問をしました。その詳細は次回のブログで。

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若年層の健康①

決算特別委員会で、まず、国民健康保険の加入者である若年層の健康の問題を質問しました。

(以下は未定稿の議事録のうち、一部要約してまとめたものです。)

(桜子)
国民健康保険事業会計繰出金に関連して伺いたいと思います。
2010年4月現在の資料をいただきましたが、20代の国民健康保険の加入者が大体2万4千人強、30代は2万9千人強であるということです。これは不安定雇用の方が増えている、また保険料の支払いもかなり厳しい方もいらっしゃるのではないかということが想像できるわけです。

一方で国民健康保険の健康診断は、生活習慣病の対策という視点で40代以上で行われているわけですが、区が行っている30歳代健診に関しては2009年度の受診者数が7903人です。これは国民健康保険に加入している方の数から比べるだけでも、かなり少ないのではないかと思います。

また、全然対象になっていない20代の健康はどう守るのか。それから若い世代だと生活習慣病より以前に、たとえば精神的な健康の問題であるとか、そういった内容的な問題にも課題があるのではないかと思っています。このことについてはまた別の機会にも質問したいと思っていますけれども、今日まずお聞きしたいのが、国民健康保険に加入されている若い方たちに対して、国民健康保険の観点から、どのように健康に関する働きかけをおこなうことができるのか。区としての考えをお聞かせいただければと思います。

(課長)
まず、平成20年度(2008年度)から特定健診が医療保険者に義務付けられました。
40歳以上の方のうち男性で50%近く、女性で約16%の方がメタボリックシンドロームに該当しています。国民健康保険としては、医療費をおさえて健康に暮らしていただくという観点から、40歳以上の方についての健康づくりに力点を入れていきたいと考えています。
その次の段階で、若年者に対しての健康づくりに取り組んでいきたいと考えています。


ここで時間切れ。

次は、「全款補充質疑」の日に、区としての2,30代への支援について質問した内容を紹介します。

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若年層などの区民の雇用の問題

遅くなりましたが、決算の質疑の内容を報告します。

まず、区民費・産業地域振興費で質問した、雇用(特に若年層)のことです。

以下は未定稿の議事録を少し要約したものです。

私の部分はほとんどそのまま。行政からの答弁はそのまま書くと言葉遣いが丁寧すぎてかえってよく分からないので(笑)、要約してあります。

最後のほうにある、「区の事業に携わっている人たちが不安定雇用になっている状況はどうするのか」という質問に対する答弁は、要約するとほとんど何もなくなってしまう(つまり、私の質問にあまり答えていない)ので、分かりづらいですがほぼそのまま載せました。
長文になりますが、お許しを・・・。
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桜子
池袋のハローワークの求人・求職の状況と、2009年度のワークサポートねりまの年代別の求職者数について、資料をいただきました。
ハローワークの状況の資料を見ていくと、2008年度の途中までは求人数が求職者数を上回っていましたが、リーマンショックの後にだんだん求人が減ってきていて、2009年3月に求職者数が上回っています。それ以降、ずっと求職者数が求人よりも多いという状況が続いております。

あと、ワークサポートねりまの年代別の状況を見ていくと、45歳未満の求職者が全年齢の49%程度で、大体半数だということが分かりました。

これを見ても、全体的に雇用の状況は厳しいし、若い年代の方が仕事を見つけるのがすごく大変だということが改めて分かるところだと思います。
こういった雇用の状況について区としてどう考えているのか、そしてこれからどう取り組もうと考えているか、まずお聞かせください。

課長
新卒者の就職率も良くない、また既に高校・大学を卒業されている方々の就職が困難であるということについては憂慮している。
今後の対応としては、就職のための情報提供、面接会の開催など、就職に結びつけることができるような事業にこれからも一層励んでまいりたい。

桜子
私は、若い人の雇用の問題について、不安定雇用がすごく広がっているという観点で、2年前の決算特別委員会のときにも同様の質問をしました。
そのときにいただいた資料と、今回いただいた2009年度の実施状況を見比べてみました。

【2007年度】
ヤングジョブセミナーの参加者 13人
面接会の参加者 107人
就職決定 11人

【2009年度】
ヤングジョブセミナー(2回実施)の参加者 21人/17人(合計38人)
面接会(2回実施)の参加者 68人/130人(合計198人)
就職決定 5人/5人(合計10人)

2年前も不安定雇用の問題がすごく気になるところだったわけですが、特にその後、本当に社会全体の状況がひどくなって、そもそも仕事が見つけられないということがすごく広がっているわけです。
それにもかかわらず、ヤングジョブセミナー・面接会への参加者は飛躍的に増えているというわけではないようです。これに関してまず区はどう考えているのかということ。それから、面接会にご参加いただいている方は合計198人いらっしゃるけれども、そこで就職決定した人が10人というのは決して多いとはいえないと思います。この点についてどうお考えでしょうか。

課長
増えるように努力をこれからもする。
なお、平成17年8月から石神井公園区民交流センターの中にワークサポートねりまという、池袋のハローワークの出張所的な機能を持つところを設置しているが、ここでも就職相談、就職の紹介などをしていて、そこで就職、正規雇用にいたったというケースも数多く聞いている。
増えていない私どもの事業は今後も増やすが、あわせてワークサポートねりまの機能も十分活用していただきたい。
また、面接会による正規雇用の就職決定が10人という点については、この経済状況のもとでやむを得なかったと思うが、さらに努力したい。

桜子
面接会に参加されて、この段階では就職につながらなかった方に対して、継続的な支援はどのような形で行なわれていますか。

課長
参加者の個々の履歴を確認したり後追いはしていない。面接会のようなチャンスを数多く提供していっているという形。
より多くの区民が制度を活用できるようにすること、面接会に参加していただける受け入れ企業を増やすことを目指して、ハローワーク・労働基準監督署・経済団体などと連携をとりながら一層積極的に事業を進めたい。

桜子
この2年くらいの間に、年越し派遣村があったり、ハローワークでワンストップサービスのとりくみがあったり、様々な取り組みの中で見えてきた課題として、不安定雇用とか仕事が見つからないという問題とあわせて
・どこに住むか
・心身の健康
・家族関係
・対人関係
といった複合した課題を解決しなければ、雇用だけ見ていても生活を立て直すことができない方々がたくさんいらっしゃるということも見えてきていると思います。

そんな中で、国では今後、「パーソナルサポート」のモデル事業をやるということを聞きました。
これは1人の人の生活の課題を整理して、解決するためには、たとえば雇用の窓口だけではなくて複数の行政の窓口にいく必要がある。1人の人の生活という観点から全体がつながらないので、ご本人は色々な窓口に行かなければならず、とても負担が大きい。これに対して寄り添って、一緒に生活全般の課題を解決していくという視点でモデル事業をやっていくのがパーソナルサポートだと聞いております。

相談を受けるにあたって、このように切り分けないでその人の生活全般を見ていくというのは、区としてのとりくみの中でもとても重要なことなのではないかと思います。雇用の問題を切り口にして、その後の健康の問題や福祉・生活全般の支援を、今どのような形で連携しているのか、どこが核となって行なっているのかをお聞かせください。

課長
さまざまな行政分野にまたがる事業だと思う。近いものとしては福祉事務所などでも生活保護の関連で、個々人に寄り添って就労まで見極めるような事業もやっていると聞いている。
国の事業のことも聞いているので、動向を注意深く見守りながら、私どもの施策についても考えていきたい。

桜子
ぜひ、雇用の窓口をしっかり充実させていくことと、他の相談窓口との連携をしっかりやっていただきたいと思います。

それとあわせてもうひとつ、区がやっている仕事に携わる方の雇用の問題があるのではないかと思います。
指定管理者制度を導入している施設の雇用についての資料をいただきました。

【指定管理者で雇用されている職員全体の状況】
常勤職員45%
非常勤職員55%

【上記の職員のうち、区民の状況】
常勤職員33%
非常勤職員67%

このように常勤よりも非常勤が多い状況というのは、区の仕事の中で不安定雇用を生み出してしまっているといえるのではないかと思います。
区の仕事に携わる方が安心して安定的に働くことができる環境をつくることが、まず雇用に関して区ができる最初のものではないかと思うのですが、区としてのお考えがあればお聞かせください。

課長
区では、正規職員でなければならないもの、また様々な人材を活用して他の職員によっても対応できるようなもの、ということを踏まえながら、職員の雇用といいますか、任用をしているところです。
区としては委託または人材派遣等を適用するとともに、正規職員でなく時節的、また専門性を高めるということから、今般におきましても一般の任期付職員を採用したり、様々な任用形態をとりながら区民サービスを支えている。
いずれにしても、職員の任用にあたっては様々な状況をふまえながら、現在のこのような取り組みの中で区政運営を推進していくという方向で行っているところです。

桜子
区の仕事をしている方が安心して長く仕事を続けられるような環境づくりはさらに進めていっていただきたいと思います。


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子育て集会が終わりました

またなかなかブログが更新できなくてすみません。

定例会が始まって議会の質問もあるんですが、地域でやる活動とか区民の皆さんとお話する時間もとりたい一方で議会の準備もしなくてはならないという、その時間配分のしかたを間違えてここのところ過労気味でへろへろになってきました(--;) 肩の上に漬物石が乗っている感じが・・・

とりあえず新しく始めたツイッターのほうは毎日書いてます。ツイッターは文字数が少ないから楽ですねぇ・・・。

議会で質問した内容とかはまた近日中にブログに載せたいと思いますが、今日、無事終了した子育ての集会について報告を書きます。

まず、今回の会の趣旨はこちらを見てください。

kosodate.jpg

どんな会をやるときもそうなんですが、とにかくその課題についての当事者の声を聞く場にしなければ、頭でっかちで当事者が置き去りの政策集会になってしまうなと思っています。

今までの区政報告会などで保育園のことや虐待の問題についても議論したことはありました。
そんなとき、保育園民営化問題を心配する地域の人が発言してくれたり、子育て支援のボランティア的活動をしている人が実態を話してくれたりする機会もあって、それは私にとっても参加者にとっても勉強になる意見だったと思います。

ただそんなときに、なかなか「子育ての当事者」はいない。
思えば、赤ちゃんがいるご家庭は赤ちゃんを育てるのに手いっぱいだろうし、保育園や幼稚園、小学校・・・と次の年代に移っていく中でそれぞれ日々の生活に一生懸命になっていれば、私の集会に参加して意見を言うような余裕なんてないだろうなとも思うのです。

それは私が子育て広場とか保育園とかに出向いて見学させていただきながら、ご意見を聞くということで補う必要があるという部分でもあるのですが、一方で私が企画する会にもできる限り「当事者」が参加できる工夫が必要だろうと思ったのです。


そうしたら、机上の空論になりかねない政策の議論をするよりは、普段の生活に役立つ講座をしたほうが良いじゃないかという結論に至りまして、「子育てに役立つアロマの講座」を企画したというわけです。


その結果めでたく、妊婦さん、4か月の赤ちゃんとお母さん、2歳半の子とご両親、小学校低学年の子とお母さんが参加してくれました。
それと、子育てが終わった世代の方、そしてまだ子どもがいない若い世代の方も。

アロマの講座は、まずアロマセラピーの基本的な知識と、どんなことに役立つか(たとえば香りでストレス軽減をしたり、殺菌効果やかゆみ止めなどの効果もあることなど)といったことを教えてもらって、そのうえで自分の気に入った香りでルームスプレーを作るということをやりました。


私の事前の頭の中では、ひととおり講座が終わった後に、子育てについての思いなども語り合う時間を取ろうかな―、なんて思っていたのですが、結局やりませんでした。

というのは、もう、子どもがただそこにいるだけで十分だな、という気がしたからです。

今までの集会でも、たまたま親御さんと一緒に参加してくれる子どもが1人2人とぽつぽついるということはあったのですが、子どもが複数人数がいて、そしてその子たちが中心の扱いにされるような会は、私の会にはなかったのです。

子育てで大変なことは何なのか、子育てで何が楽しいのか、子育てにはどんなサポートが必要なのか、子育ての意味って何なのか、子育てを支援する人に求められる専門性って何なのか、そして保育園民営化に不安を感じる人は何に不安を感じるのか・・・それをわざわざ言葉にしなくても、ただそこに子どもがいるだけで十分感じられる気がしたのです。

ただそこにいるだけで十分だと思える存在ってすごいなーと思う。
そして、その存在に対して気持ちを傾ける親や周囲の人が持っているオーラというのか、それもまたすごかった。

子どもを目の前にしたら、「子育て支援とはどうあるべきか」なんて議論をすることにそんなに意味がないような気がしてしまって、今日はアロマ講座だけで終わってしまいました。

私は得るものが多かったし、参加者の皆さんも子どもと交流したりアロマを楽しんでくれた人は良かっただろうけど、もしかしたら子育て支援政策について議論したかった人には物足りなかったかもしれません。


でもとにかく、子どもはただそこに存在するだけで大きなエネルギーを発しているし、そこに周囲はひきつけられ巻き込まれていくものだなということをしみじみ感じました。
そして、一人の子どもが発するエネルギーはあまりに大きいので、親だけではなくて複数の大人で支えなければ受け止めきれないだろうなと。もし、「みんなで支える」ということがうまくできず、親だけが子どもを見ていくというようなことになれば、子どものあふれるエネルギーが負の方向に作用してしまうこと(虐待になってしまうこと)もあるんだろうなということも、なんだかしみじみ感じました。


ちなみに私は今日は子どものエネルギーに負けてだいぶグッタリしていたのですが(笑)、家に帰って栄養分(!?)を補給して、今ちょっと元気が回復してきて、なんだかじわじわ、子どもの存在そのものに感動する気持ちになってきました。


1期目の活動の間にできる子ども関係の会はひとまず今日が最後だと思いますが、もし2期目の活動に入ることができたら、また子育ての当事者や子どもが参加できるような企画はやってみたいなあと思います。


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Appendix

桜子のツイッター

プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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