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自殺予防対策

前々回のブログの続き。議会の質問のうち、自殺予防の問題について、書きます。
未定稿の議事録のうち、特に答弁部分を要約しています。

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桜子
次に、自殺予防対策費について伺います。
内閣府の自殺に関する資料によると、自殺の原因で多いものとしては、「病気を苦にして」というものと、「経済的な不安・生活問題」というのが一番多いようです。ただ、ほかにも様々な理由があります。

生きてくことに何らかの不安を感じた時、あるいは自分の周りに「不安を感じているのだろう」という方を見つけた時に、身近に相談できる場があるということが大切だと思います。そのためには、まず区民への啓発、また相談窓口を準備しておくということがすごく重要だと思います。

練馬区では、ゲートキーパー養成研修の取り組みをやっていらっしゃって、その中で2009年度には商工会議所と連携して研修を実施したと伺いました。
区民一人ひとりに対する啓発とあわせて、企業内でメンタルの健康であるとか、自殺の問題についての理解が広がるということはとても大切なことだと思います。今回の取り組みで見えてきたことや、また今後どんな取り組みをしていくか、何かお考えがあればお聞かせください。

課長
ゲートキーパー研修は平成19年(2007年)から開始をして、毎年継続しているものです。今お話しいただいたように、昨年度は商工会議所と連携して民間企業のメンタルヘルス研修を実施しました。
企業では、産業医や地域産業保健センターと協力してメンタルヘルス対策を進めていくことが労働安全衛生上、求められています。保健所としては、今後も協力できることはしていきたいと思っています。

桜子
小規模な会社に対する支援ということも必要になってくるだろうと思います。メンタルの面、心身の健康の心配のある方が、そのときにあせらずしっかり休んで、また職場復帰ができるようにしていくためには、やはり企業の理解が不可欠だろうと思います。

研修の取り組みをしていかなくてはいけないと。企業に動機付けしていくために、たとえば研修を受けたところに認定証を出すとか、企業名を公表するとか、何らかの形で中小企業支援という観点からも取り組むことができるのではないかと思いますので、検討していただければと思います。

それから、区として啓発活動をするということでは、3月の自殺対策強化月間のときに集中的に展示などを行っているということでした。
自殺問題に関する現状と相談窓口を、区報にも載せて、また、同様の内容を3月中だけホームページにも載せたということです。

ただ、ホームページであれば年間を通して継続的に掲載できるのではないかと私は思います。というのは、生きることに不安を感じて、自分でどうしたらいいのだろうかと悩んだときに、ひとりでインターネットで調べてみるという方もいらっしゃるのではないかと思うからです。
区民の方が、「練馬区 自殺」と検索をしたときに、区のホームページから啓発のページを見つけて、そこから相談窓口に出向くことができるということを区として発信していただければと思いますが、お考えがあればお聞かせください。

課長
キャンペーンとしては、これまで3月の国のキャンペーンにあわせて行っておりましたが、今ご提案いただきましたホームページの活用については、今後検討していきたいと思います。

桜子
個別相談に関しては、うつ病の相談を18回やったということですが、メンタルの面で不調のある方が、みずから自覚をして相談窓口にたどり着くまでにはなかなかハードルが高いだろうと思います。たとえば「過労で疲れている」とか「眠れない」とか、具体的な項目をあげて、こんなときには相談できるのですよという形での啓発も工夫していただければと思います。

2007年度からのゲートキーパー研修で、区の職員の方は合計112人受講されたとうかがいました。これは自殺の問題に関心の高い方が受講されたのだろうと思いますが、自殺に関する基本的な問題意識は区の職員すべてが共有すべきではないかと思います。お考えをお聞かせください。

課長
今後も研修は続けていきたいと思いますので、人材育成課と相談していきたいと思います。

桜子
心身の不調を感じてもなかなか言い出せなくて仕事を休めなかったり、誰にも相談できない悪循環があるだろうと思います。
相談窓口があったとしても、職場をいったん休んで、また復帰して…という部分に社会の理解がなければ、かえってメンタルの課題を発見してた本人は困ってしまうわけです。

区民、区の職員、区内の企業の方など、皆さんが自殺問題について理解できるような啓発をさらに進めていっていただければと思います。

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祖母のこと

また、少しブログ更新の間があいてしまいました・・・10月15日に議会が終わってようやくひと段落つくと思ったら、18日に突然、85歳の祖母が亡くなりまして、バタバタしてました。
数日、体調が悪いと言っていて、「リウマチのための強い薬を飲んでいる影響かもしれないので少し薬をやめて様子を見よう」と言っていた矢先でした。
もともと体が弱いこと、薬が強かったことと、そしてこの夏の酷暑の疲れが出たということもあったのだろうと思います。
「夏に熱中症にならなかったとしても、秋になって急に涼しくなった時期が高齢者は厳しいだろうな」とは思っていたのですが、うちの祖母にくるとは・・・という感じです。

祖母は、私の母の母親です。
私の母はすでに亡くなっているので、普段の介護は私の父がやっていました。

祖母はひとり親だったので、自分の親に子ども(私の母)を育ててもらいながら、銀座で水商売をやって生計を立てていました。

今の時代だったら水商売で働いてもひとり親で育てていくのは大変だろうけれど、高度経済成長の時代だったということや、自分の親が子どもを見てくれたということが幸運だったとは思うのですが、でもよく頑張った人生だったなと思います。(ついでに、働いていた店が銀座だったというのもすごいなと ^^;)

夜働いていたので子どもとは生活のリズムが合わないこと、もともと体が丈夫ではなかったということで、余裕がなかったのもあるでしょうが、ただ子ども(私の母)や孫(私)に、いわゆる「お母さんらしい」愛情をもつことができるタイプの女性ではありませんでした。
だから私は小さいころに、孫らしくおばあちゃんに可愛がられたという記憶がない。

私は孫だからまだいいけど、私の母は「自分の母親に十分に愛された感じがない」ということがずっと心に引っかかっていたようでした。

そんな祖母でも、私の母が亡くなったら急にがっかりしてしまって、急に「おばあちゃんらしく」なって、時々私に電話をしてきて、「会いたい」と言うようになりました。

そういう言葉は、母が生きているうちに、母に言ってあげてほしかったなと思ってしまうので、祖母に対する感情はちょっと複雑です。

まあでも、愛情表現は下手でも、本人なりに一生懸命生きてきて、高齢期になって、孫に会えたら嬉しいと思うのならば、そうやって心穏やかに生きてくれたらいいなと思ってました。


今回、祖母のことをいろいろ思い出してみて、「お母さんらしく」子どもに対応できない人も中にはいるんだということを私は感覚的に知っていたんだと気付いた。・・・実はこの祖母の存在も、私が福祉の仕事に就き、そして今は子どもの虐待問題が気になっている遠因なのかもしれないなあ、なんていうことを考え、身内が亡くなったという感覚よりももうちょっと複雑な感覚を持っています(><)


長く苦しむことなく亡くなったようなので、本人にとっては良かったかなと思います。

21、22日で葬儀を終え、23日はもともと集会を企画していたので、なんとかそれも終えることができました。報告しなくてはならないことがたまってしまいました・・・。


祖母のことはちょっと前文で書くつもりが長くなってしまったので、ここでいったん切って、議会報告は次のブログに書きます。


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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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