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夕方のチラシ配り
いつも駅では、朝の7時から8時半、通勤時間帯にチラシ配りをしているのですが、来週金曜の夜に石神井公園駅前の会場で集会を企画しているので、珍しく夕方の時間帯にチラシ配りをしてみました。
午後6時から7時まで、石神井公園駅北口で。
イレギュラーなチラシ配りなので、区民の方々がボランティアとして手伝ってくださいました。
場所はいつもと同じですが、いつも朝やってるのが夕方になるのと、一人でやっているものが複数人数になるので、ちょっとドキドキ。
でも何人か、いつも朝にチラシを受け取ってくださっている方が声かけてくださってホッとしました(^^)
ただでさえ演説がへたくそなのに、チラシ配りのボランティアさんたちがずっと聞いてると思うと余計にドキドキ。
5分くらいしゃべってたら慣れてきたけど、でもたまにとんでもなく変なことを言ってしまいました。
しばらくすると、同じ場所で、どこかのお店の人がカラフルなチラシを配り始めたので、お店のチラシと私のチラシを区別できるようにしないといけないと若干あわてまして。
「今、地域のボランティアさんたちが、A4サイズの2つ折りの、白いものを配っています。」と言ってしまった・・・。
「白いものを配ってます」って、なんだか怪しげですよね・・・(--;)
まあでも無事にチラシ配りが終わりました。
配ったチラシはこれです。
※かとうぎ桜子のHPはこちら
※かとうぎ桜子のツイッターはこちら
午後6時から7時まで、石神井公園駅北口で。
イレギュラーなチラシ配りなので、区民の方々がボランティアとして手伝ってくださいました。
場所はいつもと同じですが、いつも朝やってるのが夕方になるのと、一人でやっているものが複数人数になるので、ちょっとドキドキ。
でも何人か、いつも朝にチラシを受け取ってくださっている方が声かけてくださってホッとしました(^^)
ただでさえ演説がへたくそなのに、チラシ配りのボランティアさんたちがずっと聞いてると思うと余計にドキドキ。
5分くらいしゃべってたら慣れてきたけど、でもたまにとんでもなく変なことを言ってしまいました。
しばらくすると、同じ場所で、どこかのお店の人がカラフルなチラシを配り始めたので、お店のチラシと私のチラシを区別できるようにしないといけないと若干あわてまして。
「今、地域のボランティアさんたちが、A4サイズの2つ折りの、白いものを配っています。」と言ってしまった・・・。
「白いものを配ってます」って、なんだか怪しげですよね・・・(--;)
まあでも無事にチラシ配りが終わりました。
配ったチラシはこれです。
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貧困問題の集会
12月3日に、貧困問題について考える集会を企画しています。以下、詳細の案内も書きますが、「もやい」の稲葉剛さん、僧侶で自殺問題に取り組む中下大樹さんのお二人をお招きした会です。
今晩はその打ち合わせをしてきました。
普段、活動する中でどんな当事者の声が聞こえてくるのか、その声に耳を傾け、応えるためにひとりひとりができることは何なのか、また制度に求めなくてはならないことは何なのか、といった議論ができたらと思っています。
私も議員になって4年弱の間に、色々な形で貧困問題に改めて向き合う機会がありました。
まず緊急一時保護センター「練馬寮」ができたこと。
年越し派遣村が練馬に来たこと。
生活保護を必要とする方から個別にご相談いただいたこともありました。
また、貧困問題に直面した時に、当事者でない人が何を感じるかという点にも、色々思うところがありました。
今回の集会では、私自身が経験したこと、そこで感じたこと、これからの課題などもお話しできたらと思います。
今日の打ち合わせは私は充実して楽しかったので、きっと集会も良い会になるんじゃないかと思ってます。ぜひご参加ください。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
「緊急提起!『貧困』とたたかう練馬」
政権交代によって見えた希望は蜃気楼だったのでしょうか。先の見えない雇用状況。
拡充されないセーフティネット。
じわりじわりと貧困の輪が広がりつつあります。私たちはこのまま指をくわえて見ているわけにはいきません!
「『貧困』とたたかう練馬」を目指して、今、私たちに何ができるのか、一緒に考えませんか?
「もやい」の稲葉剛さん、僧侶の中下大樹さんをゲストにお招きし、コーディネーターを練馬区議会議員のかとうぎ桜子が務めます。「地域(練馬)」という切り口からも、私たちにできること、一緒に取り組めることを考えていければと思います。ぜひご参加ください!
◆ゲスト
稲葉 剛さん(NPO法人 自立生活サポートセンター「もやい」代表理事)
中下 大樹さん(僧侶、寺ネット・サンガ代表)
◆コーディネーター
かとうぎ 桜子(練馬区議会議員)
◆日時
2010年12月3日(金)午後7時~9時
◆場所
石神井公園区民交流センター展示室兼多目的室(東京都練馬区石神井町2-14-1ピアレス2F)
◆主催
市民ふくしフォーラム
◆お問い合わせ
電話:03-3978-4154 FAX:03-3978-4158
メールアドレス:shimin.fukushi@gmail.com
◆チラシ
こちらをご参照ください。
◆ゲスト・コーディネーターのプロフィール
稲葉 剛
NPO法人自立生活サポートセンター「もやい」代表理事。
路上生活者、生活困窮者の支援を行い、「住まいの貧困」の問題に取り組む。2001年湯浅誠らと「もやい」を設立。安心して暮らせる住まいを確保できる社会を目指し活動中。
中下 大樹
僧侶。寺ネット・サンガ代表。
自殺問題・貧困問題に取り組む。僧侶として、年間100人程の身寄りのない方、自殺された方を弔う。「いのち」をキーワードにした様々な活動を行っている。
かとうぎ 桜子
練馬区議会議員(無所属)
1980年生まれ。慶應義塾大学文学部卒。NPOで介護の仕事をする中で、地域福祉・地域社会に深く、幅広く関わる必要性を感じ、2007年、区議会議員選挙に初挑戦し、初当選。「ふだんのくらしのしあわせを」実現するために奮闘中!
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※かとうぎ桜子のツイッターはこちら
今晩はその打ち合わせをしてきました。
普段、活動する中でどんな当事者の声が聞こえてくるのか、その声に耳を傾け、応えるためにひとりひとりができることは何なのか、また制度に求めなくてはならないことは何なのか、といった議論ができたらと思っています。
私も議員になって4年弱の間に、色々な形で貧困問題に改めて向き合う機会がありました。
まず緊急一時保護センター「練馬寮」ができたこと。
年越し派遣村が練馬に来たこと。
生活保護を必要とする方から個別にご相談いただいたこともありました。
また、貧困問題に直面した時に、当事者でない人が何を感じるかという点にも、色々思うところがありました。
今回の集会では、私自身が経験したこと、そこで感じたこと、これからの課題などもお話しできたらと思います。
今日の打ち合わせは私は充実して楽しかったので、きっと集会も良い会になるんじゃないかと思ってます。ぜひご参加ください。
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「緊急提起!『貧困』とたたかう練馬」
政権交代によって見えた希望は蜃気楼だったのでしょうか。先の見えない雇用状況。
拡充されないセーフティネット。
じわりじわりと貧困の輪が広がりつつあります。私たちはこのまま指をくわえて見ているわけにはいきません!
「『貧困』とたたかう練馬」を目指して、今、私たちに何ができるのか、一緒に考えませんか?
「もやい」の稲葉剛さん、僧侶の中下大樹さんをゲストにお招きし、コーディネーターを練馬区議会議員のかとうぎ桜子が務めます。「地域(練馬)」という切り口からも、私たちにできること、一緒に取り組めることを考えていければと思います。ぜひご参加ください!
◆ゲスト
稲葉 剛さん(NPO法人 自立生活サポートセンター「もやい」代表理事)
中下 大樹さん(僧侶、寺ネット・サンガ代表)
◆コーディネーター
かとうぎ 桜子(練馬区議会議員)
◆日時
2010年12月3日(金)午後7時~9時
◆場所
石神井公園区民交流センター展示室兼多目的室(東京都練馬区石神井町2-14-1ピアレス2F)
◆主催
市民ふくしフォーラム
◆お問い合わせ
電話:03-3978-4154 FAX:03-3978-4158
メールアドレス:shimin.fukushi@gmail.com
◆チラシ
こちらをご参照ください。
◆ゲスト・コーディネーターのプロフィール
稲葉 剛
NPO法人自立生活サポートセンター「もやい」代表理事。
路上生活者、生活困窮者の支援を行い、「住まいの貧困」の問題に取り組む。2001年湯浅誠らと「もやい」を設立。安心して暮らせる住まいを確保できる社会を目指し活動中。
中下 大樹
僧侶。寺ネット・サンガ代表。
自殺問題・貧困問題に取り組む。僧侶として、年間100人程の身寄りのない方、自殺された方を弔う。「いのち」をキーワードにした様々な活動を行っている。
かとうぎ 桜子
練馬区議会議員(無所属)
1980年生まれ。慶應義塾大学文学部卒。NPOで介護の仕事をする中で、地域福祉・地域社会に深く、幅広く関わる必要性を感じ、2007年、区議会議員選挙に初挑戦し、初当選。「ふだんのくらしのしあわせを」実現するために奮闘中!
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「女性が政治を変えるとき―無所属の意義」
報告の順番が後先逆になってしまいましたが、10月23日に勤労福祉会館で「女性が政治を変えるとき―無所属の意義」と題した集会をやりました。
詳細はこちら
私が3月まで通っていた立教大学大学院の恩師・五十嵐暁郎先生に来ていただいての講演会と、私自身が2期目に向けて今後活動していきたい内容をお話しました。
秋で、お祭りとかいろんなイベントのある時期で、参加者はあまり多くはなかったのですが、内容的には興味深い会でした。

五十嵐先生は地方議会について調べて、インタビューなどを繰り返すうちに、無所属の女性議員の持つ可能性に関心を持ったんだそうです。
私はたまたま大学院で五十嵐先生に教わる機会を持ったのですが、そのころにちょうど民主党の会派を離脱することになって、励ましていただいたのでした。
今回の集会では、なぜ先生が無所属の女性議員に関心を持ったのかというのを理論的に話していただきました。
まず、1980年ころから政治が変わってきたという話。
それまでの日本はどんどん経済成長をして、それに合わせた政治をやってきた。
でも、公害の問題が起きたりだとか、高度経済成長が止まり、高齢化が進み・・・といったように、1980年代に入る頃に、今までのままではいられない社会の課題が見えてきた。それに伴って政治も、生活に根差したものへと変化してきたのだ―というのが先生の整理です。
そしてその1980年代から女性議員の数が増え始めていった。
また、女性議員の中でも無所属の数がとても多いということに、先生は気づいたそうで。
生活に根差した活動を進めようとしたときに、政党で縛られるのが嫌だと思った女性議員が多かったのではないか。そして、政党の枠に入らないほうが、かえっていろんな立場の人と政党を超えた連携をできるのではないか。
そんなお話を、先生はしてくださいました。
私としては、「生活に根差した政治が広がりつつある」という点はとても興味深いし共感できる。そしてこれからも広げないといけないと思います。
でも、それを支えるのは果たして女性だけだろうか、という点には若干疑問を感じもします。
先日、別の機会に子育てに関する集まりに出て、育休をとったお父さんの話を聞きました。「男性が育休をとるのはいまだ特別なことで、[すごいね]とほめられるか、[なんで男性が]と引かれるか、いずれにしても特別扱いをされてしまう。」とおっしゃっていました。
ほとんど無意識かもしれないけど、女性の存在や、女性が担ってきた仕事は低く見られがち。だからそれを男性が担うと特別にほめられるか、冷たい目で見られてしまう。
こうしたジェンダーの問題はもちろんあるんだけど、でもその解決を担うのは女性だけではなくて男性でもあるはずだと私は思います。
たしかに、常に低く見られる感覚を肌で感じたり、DVや性暴力の危険にさらされるということは女性のほうが当事者としてたくさんあるとは思います。でもその点は「当事者」であるか否かの違いということ。福祉や環境など生活に根差した課題は(触れる機会は女性のほうが多かったとしても)本来は女性だけの問題ではないので、取り組む男性議員だってたくさんいると思います。
また、たとえ女性議員が増えたとしても、その女性たちが今までの政治のありようを変えずに、今までの価値観のなかにある政治に乗っかるだけでは意味がないわけです。
たとえば私が違和感を持っているのは、国の少子化担当大臣はいつも女性であること。女性だけがいくら頑張ったって少子化問題は解決しないはずなのに、「子どものことは女性がやったほうが良いんでしょ」と決める人がいて、そしてその枠組みにひょいと乗っかってしまう政治家がいるのだろうということ。
せっかく女性が政治に入り込んでいっても今まであったものに変革をもたらさず、もともとあるジェンダーを前提とした枠組みの上にちょこんと乗っかるだけだったら、意味がないと私は思うのです。
だから私は、五十嵐先生とはちょっと違って、「女性だから」いれば良いというものでなく、「男性はこうあるべき」「女性はこうあって当然」という概念に縛られずに自らの生活の中で感じた課題に取り組むことができる議員を増やしていくことこそが重要なのではないかなと思っています。
いずれにしても、生活課題に軸足を置いている人ばかりではない状況に対抗していくためには、一つ一つの事業を見るだけではなく、全体の予算の中で何が必要かを理論的に言っていく力と活動をさらに積み重ねていかなくてはならない。これからさらに勉強し、区民の皆さんと議論しながら、私がやらなくてはならない課題はまだまだ本当にたくさんあるなということを改めて思いました。
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私が3月まで通っていた立教大学大学院の恩師・五十嵐暁郎先生に来ていただいての講演会と、私自身が2期目に向けて今後活動していきたい内容をお話しました。
秋で、お祭りとかいろんなイベントのある時期で、参加者はあまり多くはなかったのですが、内容的には興味深い会でした。

五十嵐先生は地方議会について調べて、インタビューなどを繰り返すうちに、無所属の女性議員の持つ可能性に関心を持ったんだそうです。
私はたまたま大学院で五十嵐先生に教わる機会を持ったのですが、そのころにちょうど民主党の会派を離脱することになって、励ましていただいたのでした。
今回の集会では、なぜ先生が無所属の女性議員に関心を持ったのかというのを理論的に話していただきました。
まず、1980年ころから政治が変わってきたという話。
それまでの日本はどんどん経済成長をして、それに合わせた政治をやってきた。
でも、公害の問題が起きたりだとか、高度経済成長が止まり、高齢化が進み・・・といったように、1980年代に入る頃に、今までのままではいられない社会の課題が見えてきた。それに伴って政治も、生活に根差したものへと変化してきたのだ―というのが先生の整理です。
そしてその1980年代から女性議員の数が増え始めていった。
また、女性議員の中でも無所属の数がとても多いということに、先生は気づいたそうで。
生活に根差した活動を進めようとしたときに、政党で縛られるのが嫌だと思った女性議員が多かったのではないか。そして、政党の枠に入らないほうが、かえっていろんな立場の人と政党を超えた連携をできるのではないか。
そんなお話を、先生はしてくださいました。
私としては、「生活に根差した政治が広がりつつある」という点はとても興味深いし共感できる。そしてこれからも広げないといけないと思います。
でも、それを支えるのは果たして女性だけだろうか、という点には若干疑問を感じもします。
先日、別の機会に子育てに関する集まりに出て、育休をとったお父さんの話を聞きました。「男性が育休をとるのはいまだ特別なことで、[すごいね]とほめられるか、[なんで男性が]と引かれるか、いずれにしても特別扱いをされてしまう。」とおっしゃっていました。
ほとんど無意識かもしれないけど、女性の存在や、女性が担ってきた仕事は低く見られがち。だからそれを男性が担うと特別にほめられるか、冷たい目で見られてしまう。
こうしたジェンダーの問題はもちろんあるんだけど、でもその解決を担うのは女性だけではなくて男性でもあるはずだと私は思います。
たしかに、常に低く見られる感覚を肌で感じたり、DVや性暴力の危険にさらされるということは女性のほうが当事者としてたくさんあるとは思います。でもその点は「当事者」であるか否かの違いということ。福祉や環境など生活に根差した課題は(触れる機会は女性のほうが多かったとしても)本来は女性だけの問題ではないので、取り組む男性議員だってたくさんいると思います。
また、たとえ女性議員が増えたとしても、その女性たちが今までの政治のありようを変えずに、今までの価値観のなかにある政治に乗っかるだけでは意味がないわけです。
たとえば私が違和感を持っているのは、国の少子化担当大臣はいつも女性であること。女性だけがいくら頑張ったって少子化問題は解決しないはずなのに、「子どものことは女性がやったほうが良いんでしょ」と決める人がいて、そしてその枠組みにひょいと乗っかってしまう政治家がいるのだろうということ。
せっかく女性が政治に入り込んでいっても今まであったものに変革をもたらさず、もともとあるジェンダーを前提とした枠組みの上にちょこんと乗っかるだけだったら、意味がないと私は思うのです。
だから私は、五十嵐先生とはちょっと違って、「女性だから」いれば良いというものでなく、「男性はこうあるべき」「女性はこうあって当然」という概念に縛られずに自らの生活の中で感じた課題に取り組むことができる議員を増やしていくことこそが重要なのではないかなと思っています。
いずれにしても、生活課題に軸足を置いている人ばかりではない状況に対抗していくためには、一つ一つの事業を見るだけではなく、全体の予算の中で何が必要かを理論的に言っていく力と活動をさらに積み重ねていかなくてはならない。これからさらに勉強し、区民の皆さんと議論しながら、私がやらなくてはならない課題はまだまだ本当にたくさんあるなということを改めて思いました。
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芦屋市の視察
視察の2日目は、芦屋市に行きました。
今年新しくオープンした「保健福祉センター」という施設を見せてもらいました。健康診断のできる場所や高齢者の介護予防、子育て支援拠点、障害者の拠点、また相談できる場などが一つに集まった複合施設です。

前から、これよりも大規模な複合拠点を作る計画があったそうなのですが、阪神大震災とその後の復興などがあり、計画が凍結。
そんなとき、兵庫県内で障害者に関わる活動への支援をしていた財団がその土地を買い取って施設を建て、そのうち行政が必要とする部分を財団から行政に貸し付けるという話がまとまったそうです。
だから、敷地内のうちの一部は財団の会議室などになっている。
「高齢になった時」「子どもを産んだ時」「障害を持った時」など、生活の変化は誰にでも突然訪れると思います。
もともと福祉に関わっていた人ならばともかく、初めて生活の課題に出会ったときにどこに行けばいいのかなんてよく分からないし途方に暮れてしまうことが多いでしょう。
だから、「あそこに行けばとにかく福祉に関わるいろんな相談を受けてくれるらしい」という拠点があるのは大切なことですね。そういう意味で、意義がある施設なんだろうと思いました。
ただ、ここは相談は受けるけれども、生活保護とか障害者手帳の申請などの手続きは受けていないらしい。せっかく一つの拠点にするならば、相談と手続きは一体でできたほうが良いのにな、なんて思いました。
私は社会福祉士の学校に行っていた時に、高齢者と子どもが交流できる拠点があったら良いんじゃないかという思いで卒業レポートを書いたので、いくつか複合施設を見に行きました。
そんなこともあって、複合施設について色々考えたこともあるのですが、福祉関係のものを一つにまとめる意味は、同一施設内で様々なニーズを持つ人が交流することによって、高齢者も障害者も子どももその親も同じ場所に混ざり合い、結果的に、福祉を必要としていない地域の人も気軽に立ち寄れて身近に感じられる場になることを目指すことではないかと思うのです。
逆に同じ施設内に収めても相互の交流がなければ、「福祉が必要な人をそれ以外の人から隔離する」ということにしかならないと思います。だから、複合施設をつくったら、その後にその施設がどう育っていくかということが重要になるんだろうと思います。
今回見せてもらった施設で興味深かったのは、特別支援教育(障害のある子の教育)について福祉分野の人と教育分野の人が情報を共有する拠点があるということです。福祉と教育は近いはずなのになかなかスムーズに連携しづらい部分もあるようなので、まずは情報交換の拠点があるということは大切ですね。

また、障害のある子の放課後の居場所が足りないということで、この施設内に障害児の放課後の日中一時支援の拠点があります。
情報交換の拠点となることであるとか、民間事業所では不足している拠点を整備するという意味で、意義のある施設なのだろうと思いました。
また、財団が作っている施設と併設されているので、今後、財団が企画するイベントや様々なとりくみとの連携というものも生まれてくるのかもしれないなと思いました。
手続きは市役所本庁に行かなくてはならないという点で、ワンストップサービスという意味では色々課題が残っているようにも思いますが、非営利の財団と協力関係を持ったり、民間の福祉サービス事業所では担いきれない部分を行政が支えようとしているなど、練馬区が見習うべき点も多いように感じました。
それから、施設内の「多目的ホール」で、ステージに上がるための階段があったんですけど

スイッチで操作するとこれが平らになって、車椅子の昇降機に変身するという

そんな道具の発見もありました。
これはスペースがない場所のバリアフリー化に便利ですね。
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今年新しくオープンした「保健福祉センター」という施設を見せてもらいました。健康診断のできる場所や高齢者の介護予防、子育て支援拠点、障害者の拠点、また相談できる場などが一つに集まった複合施設です。

前から、これよりも大規模な複合拠点を作る計画があったそうなのですが、阪神大震災とその後の復興などがあり、計画が凍結。
そんなとき、兵庫県内で障害者に関わる活動への支援をしていた財団がその土地を買い取って施設を建て、そのうち行政が必要とする部分を財団から行政に貸し付けるという話がまとまったそうです。
だから、敷地内のうちの一部は財団の会議室などになっている。
「高齢になった時」「子どもを産んだ時」「障害を持った時」など、生活の変化は誰にでも突然訪れると思います。
もともと福祉に関わっていた人ならばともかく、初めて生活の課題に出会ったときにどこに行けばいいのかなんてよく分からないし途方に暮れてしまうことが多いでしょう。
だから、「あそこに行けばとにかく福祉に関わるいろんな相談を受けてくれるらしい」という拠点があるのは大切なことですね。そういう意味で、意義がある施設なんだろうと思いました。
ただ、ここは相談は受けるけれども、生活保護とか障害者手帳の申請などの手続きは受けていないらしい。せっかく一つの拠点にするならば、相談と手続きは一体でできたほうが良いのにな、なんて思いました。
私は社会福祉士の学校に行っていた時に、高齢者と子どもが交流できる拠点があったら良いんじゃないかという思いで卒業レポートを書いたので、いくつか複合施設を見に行きました。
そんなこともあって、複合施設について色々考えたこともあるのですが、福祉関係のものを一つにまとめる意味は、同一施設内で様々なニーズを持つ人が交流することによって、高齢者も障害者も子どももその親も同じ場所に混ざり合い、結果的に、福祉を必要としていない地域の人も気軽に立ち寄れて身近に感じられる場になることを目指すことではないかと思うのです。
逆に同じ施設内に収めても相互の交流がなければ、「福祉が必要な人をそれ以外の人から隔離する」ということにしかならないと思います。だから、複合施設をつくったら、その後にその施設がどう育っていくかということが重要になるんだろうと思います。
今回見せてもらった施設で興味深かったのは、特別支援教育(障害のある子の教育)について福祉分野の人と教育分野の人が情報を共有する拠点があるということです。福祉と教育は近いはずなのになかなかスムーズに連携しづらい部分もあるようなので、まずは情報交換の拠点があるということは大切ですね。

また、障害のある子の放課後の居場所が足りないということで、この施設内に障害児の放課後の日中一時支援の拠点があります。
情報交換の拠点となることであるとか、民間事業所では不足している拠点を整備するという意味で、意義のある施設なのだろうと思いました。
また、財団が作っている施設と併設されているので、今後、財団が企画するイベントや様々なとりくみとの連携というものも生まれてくるのかもしれないなと思いました。
手続きは市役所本庁に行かなくてはならないという点で、ワンストップサービスという意味では色々課題が残っているようにも思いますが、非営利の財団と協力関係を持ったり、民間の福祉サービス事業所では担いきれない部分を行政が支えようとしているなど、練馬区が見習うべき点も多いように感じました。
それから、施設内の「多目的ホール」で、ステージに上がるための階段があったんですけど

スイッチで操作するとこれが平らになって、車椅子の昇降機に変身するという

そんな道具の発見もありました。
これはスペースがない場所のバリアフリー化に便利ですね。
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神戸市の視察
またブログの更新、たくさん間があいてしまいました・・・議会が終わって祖母の葬儀も終わったらなんか疲れてぐったりしちゃって(^^;)
当然、仕事は毎日してるんですけど、文字を書く気力がなくなっておりました
月末に行ってきた視察のことを書きます。
10月26,27日に健康福祉委員会で神戸のほうに視察に行ってきました。
まず1日目。神戸市内の大学と市が連携をして、子育ての拠点を作ったというもの。
私達が見に行った神戸親和女子大学は保育士、幼稚園・小学校・中学校の教員免許等を取得できる学校だそうです。そのなかに、子育て中の人が遊びに来られる拠点を作っている。
もともと使っていなかったスペースを有効活用して大学が建物を建てたのだそうです。

もともと神戸市で保育士として働いていた方が保育アドバイザーとしてそこにいて、相談を受けたり、一緒に遊んだりしている。それ以外に3ヶ月間というスパンで、週1回のペースで学生が中心となってプログラムを考えて行うというものがあるそうです。

親子が立ち寄れる拠点であるという良さだけじゃなくて、学生にとっても良いですよね。
資格を取るときの実習って、本当に時間が限られている。
そんな中では、保育士や教員として実際に働き始めたときのイメージは持ちにくいし、働いてみてから「こんなはずじゃなかった」と悩んでしまうこともあるでしょう。
それが日常的に大学の中で、その地域に住む親子とかかわりを持つことができて、かかわりに悩んだら先生に相談することができるというのは、実際に保育士等として働き始めるときに大きな力になるんだろうなと思いました。
この大学がもともと子ども関係の専門の教育をしていたために、神戸市がやろうとしていたこととばっちりとマッチしたということはもちろんあるけれど、でも子ども分野の専門の学校に限らず、それぞれの大学の専門性を生かしたプログラムでもって、学生と、その地域に暮らす子ども達とかかわりを持つという発想ならば、練馬でも可能性はあるのかもしれないなー、なんて思いながら見てきました。
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当然、仕事は毎日してるんですけど、文字を書く気力がなくなっておりました

月末に行ってきた視察のことを書きます。
10月26,27日に健康福祉委員会で神戸のほうに視察に行ってきました。
まず1日目。神戸市内の大学と市が連携をして、子育ての拠点を作ったというもの。
私達が見に行った神戸親和女子大学は保育士、幼稚園・小学校・中学校の教員免許等を取得できる学校だそうです。そのなかに、子育て中の人が遊びに来られる拠点を作っている。
もともと使っていなかったスペースを有効活用して大学が建物を建てたのだそうです。

もともと神戸市で保育士として働いていた方が保育アドバイザーとしてそこにいて、相談を受けたり、一緒に遊んだりしている。それ以外に3ヶ月間というスパンで、週1回のペースで学生が中心となってプログラムを考えて行うというものがあるそうです。

親子が立ち寄れる拠点であるという良さだけじゃなくて、学生にとっても良いですよね。
資格を取るときの実習って、本当に時間が限られている。
そんな中では、保育士や教員として実際に働き始めたときのイメージは持ちにくいし、働いてみてから「こんなはずじゃなかった」と悩んでしまうこともあるでしょう。
それが日常的に大学の中で、その地域に住む親子とかかわりを持つことができて、かかわりに悩んだら先生に相談することができるというのは、実際に保育士等として働き始めるときに大きな力になるんだろうなと思いました。
この大学がもともと子ども関係の専門の教育をしていたために、神戸市がやろうとしていたこととばっちりとマッチしたということはもちろんあるけれど、でも子ども分野の専門の学校に限らず、それぞれの大学の専門性を生かしたプログラムでもって、学生と、その地域に暮らす子ども達とかかわりを持つという発想ならば、練馬でも可能性はあるのかもしれないなー、なんて思いながら見てきました。
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