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放射性物質についての学校・幼稚園の対応(続報)
放射性物質への対応について、本当にたくさんのご意見をいただいています。続報が遅くなってしまってすみません。
私立幼稚園など、子どもたちの安全確保について。
普段から、区は私立幼稚園協会との話し合いの場は設けていて、今回も放射性物質についての区のとりくみ(測定のことなど)も伝えているとのこと。
ただし、私立はそれぞれが独立しておりそれぞれの教育方針で取り組んでいるため、指示に従わせるという関係ではない。
だから、ご不安があって、私立幼稚園に行っているご家庭の保護者から、区にお問い合わせ・ご相談いただいたというときには、その声を当該幼稚園にお伝えすることはしている、という状況。
以上が区の考え。
区立幼稚園・小中学校の場合も同様ですが、行政・各学校とも今まで経験のない、放射性物質への対応ということに試行錯誤をしながらやっている部分があります。
私も、みなさんからご相談いただいたりご不安の声を頂いたときに、ただ単に今の行政の対応について報告するのではなくて、より改善を求めるためにどうしたらいいかと頭を悩ませつつ動いています。
親御さんたちとお話ししていて思うのは、「あまり先生に直接は言いにくい・・・」という部分もおありなのかなと。
お問い合わせがしづらい保護者の方にとっても、まだ放射性物質の問題や区・各学校の対応をご存じない保護者の方に情報をお伝えするためにも、たとえば給食の食材についてとか、体育の授業の時の対応とか、学校の基本的な方針と対策を学校からのお手紙などの形ですべてのご家庭にお伝えする工夫などは求めていかなければならないと思っています。
その一方で、先日「三児母」さんという方が以下のようなコメントをくださいました。
「私は政府の対応に完全に身を委ねるのではなく、個々に冷静に情報を収集し、周囲の人達と議論をしながら、その時々に最善の方法をとっていきたいと思っています。
学校側とも、一方的にうちは心配だから、給食を食べさせない、と壁を作ってしまうのではなく、私はこういう理由で心配なのですが、先生、栄養士さんはどうお考えですか?と、話が進められたらと考えています。」
これを読んで、私も、なるほどなぁ・・・と思いました。
子どもたちを放射性物質の被害から守るために、保護者も地域も、先生も、学校にかかわるすべてのスタッフも、教育委員会も行政も議員も、すべての人がともに考え、議論する機会をしっかり持つことによって、より良い方向へとむかっていくことも大切だなと思います。こういうのを、「リスクコミュニケーション」と言うんですね。
放射性物質についての学校現場や教育委員会などでの基本的な情報共有や意見交換はまだまだ十分でないと思います。まずは現状の把握、そしてただ「国はこの基準で安全だと言っているから」と済ますのではなくて、国の立場とは異なる意見に耳を傾けたり、保護者の不安に耳を傾ける機会を充実しなければならないと思います。
そうはいっても保護者から学校などにはなかなか言いづらかったり、なかなか話がうまく進まない場合は、私にメールなどで具体的な内容をお知らせいただければと思います。個別の状況の改善についても、引き続き取り組んでいきたいと思います。
また、こまかな対応は学校に任されるというのは、やはり国、都、区がそもそも子どもたちを守るための基準を明確にしていないせいでもありますね。
この改善は求めていかなければならないと思います。
放射性物質の測定については、12か所ではなくてすべての学校等でやってほしいとの声もたくさんいただきました。
豊島区ではすべての区立の学校・幼稚園・保育園での測定をすることに決めたそうです。練馬区は箇所数がとても多いという課題もあるわけですが、やはり他の自治体の新たな取り組みも参考にしながら、よりよい方向を目指していかなければなりません。
議会は来週から、区長の所信表明と議員からの一般質問になります。
練馬区議会は一般質問はすべての議員が年1回というルールになっているので、私は今回は質問はしないのですが、放射性物質の問題については議論になるのではないかと思います。
子どもの安全を守るために区は今後、どのような方針で動いていくのか、またご報告したいと思います。
※かとうぎ桜子のHPはこちら
私立幼稚園など、子どもたちの安全確保について。
普段から、区は私立幼稚園協会との話し合いの場は設けていて、今回も放射性物質についての区のとりくみ(測定のことなど)も伝えているとのこと。
ただし、私立はそれぞれが独立しておりそれぞれの教育方針で取り組んでいるため、指示に従わせるという関係ではない。
だから、ご不安があって、私立幼稚園に行っているご家庭の保護者から、区にお問い合わせ・ご相談いただいたというときには、その声を当該幼稚園にお伝えすることはしている、という状況。
以上が区の考え。
区立幼稚園・小中学校の場合も同様ですが、行政・各学校とも今まで経験のない、放射性物質への対応ということに試行錯誤をしながらやっている部分があります。
私も、みなさんからご相談いただいたりご不安の声を頂いたときに、ただ単に今の行政の対応について報告するのではなくて、より改善を求めるためにどうしたらいいかと頭を悩ませつつ動いています。
親御さんたちとお話ししていて思うのは、「あまり先生に直接は言いにくい・・・」という部分もおありなのかなと。
お問い合わせがしづらい保護者の方にとっても、まだ放射性物質の問題や区・各学校の対応をご存じない保護者の方に情報をお伝えするためにも、たとえば給食の食材についてとか、体育の授業の時の対応とか、学校の基本的な方針と対策を学校からのお手紙などの形ですべてのご家庭にお伝えする工夫などは求めていかなければならないと思っています。
その一方で、先日「三児母」さんという方が以下のようなコメントをくださいました。
「私は政府の対応に完全に身を委ねるのではなく、個々に冷静に情報を収集し、周囲の人達と議論をしながら、その時々に最善の方法をとっていきたいと思っています。
学校側とも、一方的にうちは心配だから、給食を食べさせない、と壁を作ってしまうのではなく、私はこういう理由で心配なのですが、先生、栄養士さんはどうお考えですか?と、話が進められたらと考えています。」
これを読んで、私も、なるほどなぁ・・・と思いました。
子どもたちを放射性物質の被害から守るために、保護者も地域も、先生も、学校にかかわるすべてのスタッフも、教育委員会も行政も議員も、すべての人がともに考え、議論する機会をしっかり持つことによって、より良い方向へとむかっていくことも大切だなと思います。こういうのを、「リスクコミュニケーション」と言うんですね。
放射性物質についての学校現場や教育委員会などでの基本的な情報共有や意見交換はまだまだ十分でないと思います。まずは現状の把握、そしてただ「国はこの基準で安全だと言っているから」と済ますのではなくて、国の立場とは異なる意見に耳を傾けたり、保護者の不安に耳を傾ける機会を充実しなければならないと思います。
そうはいっても保護者から学校などにはなかなか言いづらかったり、なかなか話がうまく進まない場合は、私にメールなどで具体的な内容をお知らせいただければと思います。個別の状況の改善についても、引き続き取り組んでいきたいと思います。
また、こまかな対応は学校に任されるというのは、やはり国、都、区がそもそも子どもたちを守るための基準を明確にしていないせいでもありますね。
この改善は求めていかなければならないと思います。
放射性物質の測定については、12か所ではなくてすべての学校等でやってほしいとの声もたくさんいただきました。
豊島区ではすべての区立の学校・幼稚園・保育園での測定をすることに決めたそうです。練馬区は箇所数がとても多いという課題もあるわけですが、やはり他の自治体の新たな取り組みも参考にしながら、よりよい方向を目指していかなければなりません。
議会は来週から、区長の所信表明と議員からの一般質問になります。
練馬区議会は一般質問はすべての議員が年1回というルールになっているので、私は今回は質問はしないのですが、放射性物質の問題については議論になるのではないかと思います。
子どもの安全を守るために区は今後、どのような方針で動いていくのか、またご報告したいと思います。
※かとうぎ桜子のHPはこちら
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