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男女共同参画センター条例の改正への反対討論

今日は議会の最終日。本会議で議案の審査の結果の報告をし、賛否の討論をしました。

私は、男女共同参画センター条例の改正に反対討論をしました。

このセンターは石神井公園の駅の近くにあって、一昨年度まで「女性センター」という名前でした。この名称変更と施設の目的の変更をする条例改正のときにも反対討論をしたので、その内容はこちらのブログをご覧ください。


今回は、ここでやっている講座やフェスティバルの事業を民間に任せるという条例改正です。以下に討論の内容を書きます。

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生活者ネット・市民の声・ふくしフォーラムを代表して、議案第39号 練馬区立男女共同参画センター条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論をします。

男女共同参画センターは長年、「女性センター」として運営されていたものですが、昨年度から男女共同参画センターと名称が変わりました。そして、今回は、指定管理者の業務内容に講座・フェスティバルの企画などを加えるという形で、センターの運営のしかたも変えていく条例の改正案が出されました。

男女共同参画センターは「男女が、互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現に寄与することを目的とする」と条例に書かれています。
性別にかかわりなくだれもが自分らしく生きられる社会を作る必要があるのは当然のことです。この「当然のこと」をなぜあえて目的にしなければならないのか。それは、現実にはいまだ、このような社会が実現していないからでしょう。そして、なぜ実現しないのかといえば、それは女性がいまだ差別されている現実があるからです。

たとえば仕事の面では、女性の管理職はまだまだ少ないし、非常勤・派遣職員など不安定な立場で働かざるを得ない女性も多いのです。ドメスティックバイオレンスの被害、性暴力の被害を受けるのも多くの場合は女性です。
そんな社会の中では、例えば一人の女性が子どもと一緒に夫のDVの被害から逃れようとした場合にも経済的な自立はとても困難で、不安定で不規則な仕事をせざるを得なくなり、健康を害するということも起きます。

男性が外で働き、女性が家事・子育て・介護などを担うことを前提に成り立っている社会は、男性が父子家庭で子育てをしたり、ひとりで親の介護などをしなければならない状況になったときにもたくさんの困難を生みます。
女性が生きていくうえで壁にぶつかる社会は、男性が困った時にも多くの困難を生みだす社会であるといえるのです。

ですからまずはこうした悲惨な状況がいまだに起きていることをしっかり受け止めた上で、女性の身に起こる様々な課題の解決を図ってはじめて、男女がともに生きる社会につながるのです。
ただ漠然と「性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮すること」を目標にするのではなく、私達がこの社会で生きていこう、人生の目標を達成しようとしたときにぶつかってしまう現実の深刻な壁を取り除き、平等に生きていく社会を築いていくことがセンターの果たすべき役割なのです。

今年の3月に策定された練馬区男女共同参画計画では、
「男女平等の意識づくり」
「あらゆる分野で男女が参画できる社会づくり」
「仕事と生活の調和」
「健康づくりと配偶者暴力等のない社会づくり」
「ともに生きる地域づくり」
「施策を進めるための体制づくり」
という、大きく7つの目標が掲げられています。

職場など社会の中での習慣や、健康のこと、身体的な性にかかわることなど日常のなかにある男女差別は、制度的な配慮について啓発をしっかり行うこととともに、私達ひとりひとりが課題をとらえ、言語化し、社会全体で共有していくことで意識を変えていく必要があります。
男女共同参画センターで行われている講座やフェスティバルは、区民が現在ある壁について語り合い、ともに解決を目指すためのとても重要なもので、今までは区の職員が区民の声を聞きながら企画してきたものでした。しかし今回の条例改正で、こうした講座等の企画・運営について指定管理者に任せるというのです。

区は、練馬区男女共同参画計画の趣旨にあてはあまる内容の講座をすることを指定管理者に求めていくといいますが、まず、指定管理者がどのような形で区民の声を聞き、企画を立てていくのかが明確ではありません。また、講座などは単にたくさんの集客があれば良いわけではなく、参加した人がどれだけのものを得られたのかという内容が重要ですが、それをだれがどう評価していくのかも明確になっていません。
男女が平等な社会を実現するために、今後、区と区民はどう協働していくのか、そこに指定管理者がどうかかわってくるのかが明確でないのです。

男女共同参画社会の実現を目指す歴史は、女性への差別をなくし、男女平等の社会を築くための闘いの歴史です。このような大きな課題に取り組むべき施設の事業内容までいとも簡単に指定管理者に任せていく姿勢は、そもそも区がこの問題をすでに解決しつつある課題として軽視しているのかと疑わざるを得ません。

区が男女共同参画センターの果たす役割を改めて認識しなおすこととともに、センターの運営に区民がしっかりかかわることができる民主的な運営をさらに進めることを求めて、反対討論といたします。


※かとうぎ桜子のHPはこちら
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放射線量の測定

放射性物質について、空間線量の測定結果が出ました。

こちらに詳細が載っています。

数値はそれぞれの箇所で異なるので、ブログ上でうまう表にして貼れないので、こちらをご確認ください。

補足をすると・・・

測り方は、まず校庭・園庭の中央に1点とり、そこから原則10メートルの距離で東西南北を4ヶ所とります。合計5ヶ所。
そしてそれぞれで30秒ずつ5回測定。
ひとつの校庭・園庭で5ヶ所×5回=25回。
この25回の平均値・最大値・最小値を載せたのが上にリンクした表です。

保育園は5ヶ所のうち1ヶ所は砂場が入るようにしていて、砂場に関しては平均値・最小値・最大値からは除いている。(つまり、保育園は4ヶ所の平均・最大・最小が書かれている。)

また、学校で芝があるところ(今回の測定値の場合には、仲町小学校、石神井小学校、泉新小学校)は、芝の場所はプラスアルファで想定している。(つまり合計6ヶ所で測定しているが、平均・最大・最小は5ヶ所分で記載。)

・・・ちょっと分かりづらくなっちゃいましたが、分かるでしょうか・・・。


この数値をどう捉えるか・・・国の基準がない状況なので、特別区長会から国に基準作りを要請しているとのこと。
次回の調査は7月6,7日に同じ場所でやる予定だそうです。

ひとまず、ご報告。

※かとうぎ桜子のHPはこちら

Appendix

桜子のツイッター

プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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