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災害対策⑦ 被災地支援(一般質問)

一般質問の報告、これでついに最後です。

【かとうぎ桜子の質問】

今後の被災地への支援の考え方を伺います。

練馬区は宮城県亘理町に12月まで復興計画作りのための職員派遣をしています。

今、被災地では多くの避難所が閉鎖されてアパートや仮設住宅へ移る人も増え、がれきの山はまだ片付かないものの、震災直後とは違った形に移行してきていますし、当初とは違った形の支援が必要になってくると思います。

区長は所信で、今後も継続的な支援をしていきたいとおっしゃっていましたが、今の段階で具体的にはどのようなことをお考えになっているかお聞かせください。

たとえば、障害のある方や高齢の方、小さなお子さんのいらっしゃるご家庭など、ふだんの生活でも支援が必要な方は被災地ではなおさら大変な状況にあると考えられます。こうした方々の支援にあたる現地の行政職員もまだまだ大変な状況があるかと思いますが、今まで練馬区が支援に入った自治体からはどのようなお話をお聞きになっているでしょうか。

区として、これからも長期的な支援活動を続け、そして区民のみなさんにもそれをお伝えしていくことによって、東北の被災地からは遠く離れた練馬区でもこれからもずっと我が事として復興を考えていく必要があると考えます。被災地に対する区としての思いをお聞きして、私からの一般質問は終わります。


【区長の答弁】

今後の被災地への支援についてであります。

区では震災発生後、基本方針のひとつとして「被災地に対する支援」を掲げ、迅速かつ的確な対応に取り組んでまいりました。これまで被災地への救援物資の搬送をはじめ、宮城県亘理町のほか、特別区長会での申し合わせに基づく被災自治体への職員派遣など、でき得る限りの対応を図ってきたところであります。

現時点では亘理町への中長期派遣を含め、岩手、宮城および福島県の10を超える自治体に被災家屋調査等に従事するため、一人一日単位で計算すると延べ二千人以上の派遣を行っております。

本区が職員派遣を行った亘理町や特別区が連携して派遣した自治体からも、感謝の意が表明されておりますが、現地では行政事務に従事する自治体職員が足りないという切実な声も伺っております。

現在区では亘理町をはじめ被災自治体への派遣を継続中でありますが、さらに11月に被災地で実施される選挙に従事職員の派遣を予定するなど、復興へ向けた人的支援は大変重要な役割であると考えております。すでに東日本大震災の発生から半年が経過いたしましたが、被災地の復旧・復興にはこれから長い年月がかかると思われます。
私といたしましては、今後も、被災地の復興に向け的確な支援を継続してまいります。

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被災地では、現地の行政職員もみずから被災していながら行政の仕事をしなければならないことで、かなり大変な状況にあると言われています。まだまだしばらく、長期的な視点での支援をし続ける必要があると思います。

そして、それを区民のみなさんに知っていただく機会を、これからも持ち続ける必要があるかと思います。やはり、緊急時にしっかり対応していくことは、自治体が向き合うべき公共性の高い大切な役割ですものね。


それにしても、区長の答弁、「本区が職員派遣を行った亘理町や特別区が連携して派遣した自治体からも、感謝の意が表明されておりますが」というところに、なんだか違和感。

この被災地支援は長期的な視点で取り組むことが必要になるし、そこから見える課題を今後の防災に活かす必要があると思います。
具体的に何をするかは、こちらが押しつけるものではなくて、現地の人からの依頼を受けてやるということにはなりますが、それでも支援する側は支援する側なりの計画を立てて全体を見渡し、やってきた活動の成果を客観的な指標を用いて評価していく必要があるのではないかと思います。

「感謝の意が表明されていますが」という言葉をあえて答弁の中に入れたのはおそらく、それがひとつの評価の指標だという意味だろうと思いますが、これはあんまり良くない気がします。
今後に活かすためには今回の経験をもっと客観的な評価の言葉で表わすべきだし、こういう言い方をするとなんだか、「感謝されたいためにやったの?」と言いたくなってしまうから。

まあ、いずれにしても、区としての関わりと区民との情報交換は、一過性のものではなくて続けていくべきと思います。

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桜子のツイッター

プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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