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気仙沼復興商店街

以前のブログでご紹介した気仙沼復興商店街、いよいよ今日、オープンしたそうです。
チラシはこちらに載っています。

皆さんに呼び掛けて集めた寄付は、5万6948円集まりました。この連休に入る前の22日に、気仙沼復興商店街の役員の方にお届けしました。

今後も引き続き、寄付を募集しますので、ご協力、よろしくお願いします。
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ママのための漫画ルーム「よんこま」

ご報告が遅くなりましたが、12月12日に、練馬駅近くにある「よんこま」というスペースのオープン記念のイベントに行ってきました。

よんこまは、妊婦さんやハイハイする前までの赤ちゃんがいるお母さんが漫画を読んでゆったりすごせるスペース。お客さんは女性限定です。

詳細はこちらをご覧ください。

数ヶ月前に、全国各地の議員が集まって勉強をしているグループの研修に参加したところ、世田谷で子育て支援関係の活動をしている方と知り合いました。そのときにその方から「練馬といえば、よんこまというのがあるよ」と教えていただいていたのです。

ふーん、なんだろうなぁ・・・?と思っていたところ、たまたまツイッターで、よんこまの代表の方と知り合うことができたという縁でした。

それで、12月13日からいよいよオープンということで、12日のオープン記念のイベントにお誘いいただいたというわけです。


場所は、練馬駅の商店街から少し入ったところ。
私は方向音痴にもかかわらず、ちょっと地図を見ればわかるだろうという甘い見込みで行ったので、若干迷子になりましたが(笑)、ちゃんと地図がありますので、こちらをご覧ください(^^;

室内は、「写真ではなく実際に見に来てほしい」ということだったので写真がありませんが、とてもかわいらしい、素敵なスペースです。

代表の方自身が出産をしたときに、「妊娠・出産があると、ママは楽しめる時間がとれなくなって、漫画を読むということさえもできなくなってしまう」ということをしみじみ感じ、周りに気兼ねせず、赤ちゃんにとっても快適な環境で過ごせて、楽しくリフレッシュできるスペースを作ったということでした。

ハイハイをはじめると、漫画を読んでいる間のお子さんの安全の確認ができなくなってしまうので、その前の赤ちゃんまでということです。赤ちゃん連れでなくてママだけが来るとか、妊婦さんも利用可能とのことでした。


また、ここでは、知的障害のある方が週2回、スタッフとしてかかわっていらっしゃるそうです。


お母さんになりたてのころに、改めて赤ちゃんと一緒に社会とつながる最初の一歩って、きっととても大変なんじゃないかなと思います。
子育ての広場も各地域にあるけど、一度行けば楽しく過ごせるにしても、まず最初に行ってみるまでが大変かな、と。

だから妊婦さんになって今までと生活が変化してくる時期や赤ちゃんが生まれたての時期に、まずはお母さん自身が漫画を読んで楽しむというところから、よんこまのスタッフの方や来ている方とつながって、ハイハイをするようになった後にはどんなところが利用できるのかという情報などももらったりして、つながりを広げていくきっかけにもなるのではないかな、と感じました。


私は妊婦でもママでもないけど(^^;)、幸い女性なので、また改めて遊びに行きたいなと思っています。

気仙沼へのカンパをしませんか?

今日は、カンパのご協力を募るお知らせです。こちらにチラシも載せていますが、以下に趣旨を書きます。
ご賛同いただける方はぜひ、ご協力ください。

【カンパの送り先】
郵便振り込みで「気仙沼募金」と記入の上、お振り込みください。
ご住所を教えていただいたみなさまには、カンパの結果のご報告などもお送りいたします。

郵便振り込み・口座番号
00130-2-496362 市民ふくしフォーラム


【気仙沼とつながろう!カンパご協力のお願い】

かとうぎ桜子は、11月5日、6日の2日間にわたって、区民のみなさんとともに宮城の被災地に出かけてきましたが、まだまだ復興していない街並みに一同、息をのむ思いでした。


宮城県気仙沼市は、海の近くの商店街が津波の被害にあい、地盤沈下も起こって冠水した状態が続いており、建物は使えない状況です。
建物の中の泥などはすでに取り除かれているものの、窓や扉も壊れた建物、折れた柱、あかりのつかない信号機など、津波の悲惨な爪痕がいまだに残っています。

震災を機にはじめて気仙沼に出かけた私たちが見ても息をのむような街並み…住み慣れた人にとってはどれだけつらいことでしょうか。

気仙沼市の震災復興計画は、ようやく10月に完成したそうです。その中に、津波の被害の修復と新たなまちづくりについても記載がありますが、電気・水道などの壊れたライフラインの復旧や地盤沈下した土地の底上げ、再び津波の被害を受けないまちづくりには長い時間がかかりそうです。
しかし、気仙沼で暮らしてきた人たちは、できる限り早く生計を立てる手段を再構築しなければなりませんし、将来の見通しが立たなければ、希望が持てません。

そんな中で、いま、津波の被害にあった商店街の人たちが、自分たちの手でプレハブの「復興商店街」のオープンをさせたいと取り組んでいらっしゃいます。
オープンは12月24日です。

 かとうぎ桜子が震災後に初めて宮城にボランティアとして出かけたのは、8月下旬でした。平日は仕事をしながら毎週末のようにボランティアに出かけているという練馬区民のTさんとの出会いがきっかけでした。
 かとうぎ桜子が夏まで被災した地域に出かけなかったのは、現地に特に知り合いもないのに「何か役に立ちたい!」というこちらの思いだけで出かけるとかえってご迷惑をおかけすることを懸念したためです。
 それが、Tさんのおかげで、現地に知り合いを作ることができたのでした。


 海の近くの一角は、津波の被害にあっていましたが、高台にある神社と、その境内にある自治会の会館・「紫会館」は被害を免れていました。そこで、一時は140人ほどの避難者を受け入れる避難所として、自治会長が中心になって運営を続けていた場所です。私もここに泊めさせていただきました。
 今はすでに避難所としての指定を解除されており、気仙沼復興商店街をつくるための事務局としての機能と、ボランティアの宿泊受け入れをしてくださっています。

 行政が十分に機能できない状況の中で、自分たちの力で避難所運営を行うことや、街が復興するまでは自分たちで商店街を作ろうという意気込みに感動しました。また、関わる人たちそれぞれの個性を活かし、お互いを尊重しながら役割分担をしている姿はとても魅力的でした。
 復興商店街は、いよいよ12月24日にオープンするそうです。かとうぎ桜子は、これからも区民のみなさんとともに気仙沼を訪れる機会を作っていきたいと考えます。気仙沼の人たちとの交流を定期的に続けて、商店街がオープンした後にはお店を利用する形で、地域の活性化に少しでも役立てたらとも考えています。

しかし、復興商店街は仮設店舗であり、何年か後に本格的に街が復興するまでの時限的なものです。ただでさえ、みなさん被災をして生活が大変な中、仮設商店街に入るための1店1店の経済的負担はできる限り抑えたい…そんな思いで、中心メンバーが創意工夫を重ねていると伺っています。
そこで、私たちが今、まずできるのは、復興商店街に経済的な支援をすることではないか、と考えました。みなさんにカンパを呼び掛けます。ぜひ、ご協力ください!

カンパはひとまず、24日のオープンのときにお送りしますが、その後も引き続き行います。

地域防災計画の見直しと、日雇い労働者のこと

12月7日の災害対策等特別委員会に、地域防災計画の見直しの素案が出ました。

12月11日~1月10日まで、区のHPで内容を見ることができます。ご覧いただき、皆さんが地震のときにお感じになったご不安や課題が解決できるような計画になっているか、また具体化はまだこれからの部分も多いですから、「こういうふうに具体化すべきだ」など、ご意見があれば、区の担当に意見を出していただけたらと思います。(こちら

上記のリンクからPDF版で素案とその概要が見られますが、ただ、非常に大部の資料なので、私なりにまとめた変更点を以下にご紹介します。

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[練馬区地域防災計画の主な変更点(かとうぎ桜子によるまとめ)]

○備蓄の充実
・従来、1つの避難拠点で1日3食分・600人分の備蓄をしていたが、700人分に変更。また、ペットボトルの水も用意。(区内99か所の避難拠点)
・そのほかに、区内に分散して倉庫に備蓄し、避難拠点分と合計で約10万人分を備蓄。

○情報の充実
・無線放送塔の増設。アナログからデジタル化へ。
・放送が聞き取れない場合の電話の自動応答装置の設置。
・防災気象情報メール、ホームページ、ツイッターによる情報発信。
・地域の区立施設への情報体制の整備。(庁内LAN,防災無線FAX)

○区の業務継続計画の策定
災害時に提供すべき行政サービスの整理。
 
○区の情報分析班の設置
災害時に全体を俯瞰した対応をするため、情報収集と分析を行う。

○避難拠点での対応の充実
・避難者の有無にかかわらず、震度5弱以上の地震でいったんすべての避難拠点(99小中学校)を開設。
・中学校は比較的短期間の避難用、小学校は長期避難者への対応という役割分担の整理。
・避難拠点のトイレは学校内の既存の水洗トイレの使用を第一とし、女性・高齢者・障害者に配慮。

○医療救護体制の整理
・震度6弱以上:医師会・歯科医師会・薬剤師会・柔道接骨師会が医療救護所(区内10か所の中学校)に自動参集。
・震度5強以下:区の要請を受けて参集。
・透析患者への情報提供や、医療機器使用者・災害時の自助が困難な精神疾患の患者などを平時から把握、救護の体制整備。

○災害時要援護者の安否確認体制の充実
・避難拠点を中心に、民生委員など支援の担い手が要援護者を訪問して安否確認、その情報を集約。
・福祉避難所の体制の充実。(詳細は検討中)

○帰宅困難者対策
・緊急時に慌てて帰ることによって、かえって危険が及ばないように「行動ルール」の啓発
・区立施設を指定して「帰宅支援ステーション」を作る。

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ところで、今回の見直しには直接関係なく、もともとの地域防災計画にもあるものなのですが、改めて見ていて、気になった部分がありました。

大きな災害が起きた時の労働力の確保、という部分です。
計画には、「労働者の雇上は、公共職業安定所および財団法人城北労働・福祉センターに協力を求め、雑役等の労働に耐えうる者を雇い上げます。」と書かれています。

公共職業安定所は、皆さんご存知ハローワークですが、城北労働・福祉センターのことはご存知でしょうか。
これは、東京のドヤ街・山谷地区にあって、日雇い労働者の労働と福祉を守るための団体です。

なぜ、練馬区の防災計画の中に、突然、台東区のほうにある山谷の労働・福祉センターのことが出てくるのかというと、おそらくは東京都の防災関連の計画との関連なのでしょう。

災害時であっても、その片付けを担う人は当然必要になるわけだし、しっかりお給料を払って、働ける状態にある人にお願いするのならば問題はないけれど、でも特段の議論なしに日雇いの立場にある人たち(当然その人たちだって被災している)に災害の後片付けをしてもらうということは、なんだか違和感があります。

どういう経過でこういう記述が入っているのか。そもそも日雇いで働いている人たちが災害にあったときの安全は誰がどう保障するのか。
少なくとも私たちは、これを知っておかなければならないと思っています。

今、調べてみていますので、また近いうちにご紹介します。

ジャズを聴く会、無事終了。

これまた少しご報告が遅くなりましたが、12月4日の夕刻、練馬区役所の地下多目的会議室で、ジャズを聴く会を開催しました。
今回で3回目です。

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2008年から2年間通っていた立教の夜間の大学院でお世話になった、五十嵐先生という恩師が、ジャズがお好きで大学でも時折イベントを企画していると伺ったのがきっかけで、「私もやってみたい!」と思って始めた会です。
最初の時は、立教の同級生がスタッフをしてくれましたし、昨年・一昨年は五十嵐先生からご紹介いただいた方に演奏していただきました。

毎回、参加者の中から「次回は私も手伝うよ。」と声をかけていただき、スタッフが増えてきています。

今回は、スタッフになってくれる区民の方方と、1か月前に事前の打ち合わせを行いました。

そして、2年前の会に参加してくださったIさんの紹介で、今回は練馬区在住の方に演奏をしてただきました。

調理師の資格を持っているKさん、ふだん調理の仕事をしているSさん、Nさんと、高野台にある総合教育センターの料理室を借りて、おいしい料理2品とデザートを作りました。

区役所の会場でもたくさんの方が設営、受付、飲食物の担当をしてくださいました。

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(この写真も、お手伝いくださったひとりであるTさんが撮ってくれました。)


また、初めて参加してくださった方の中に「僕も演奏活動をしているから、次の機会にはぜひ」とご提案くださった方や、「私は司会は得意だよ」と言ってくださる方もいらっしゃいました。

はじめは私の思いだけで始めた会が、だんだん「みんなの会」になっていくことが嬉しいです。
ここで初めて知り合った人たちが仲良くなっていくのも楽しい。

こうして毎年、この手作りの会が成長していくと良いなと思っています。


演奏も素敵でした。
春日町の駅前でお店をやっている八月薫子さん、光が丘在住の木村由紀夫さんのトークも楽しく、みんな温かな気持ちになれた会でした。

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佐藤栄佐久さんの講演会

報告が遅くなりましたが・・・11月27日、大泉の勤労福祉会館で福島県の前知事の佐藤栄佐久さんの講演会がありました。
「核・原発のない未来を子どもたちに@練馬」という区民の方々の作った団体が主催です。
私もこの講演会の賛同者の一人として名を連ね、区民の皆さんにもお声かけして出かけました。

佐藤さんは1988年から2006年まで、福島県知事を務めた方です。知事時代、原発内での事故が起きても十分な事故対応と情報公開が行われてきていない実態を目の当たりにし、「この不透明な状態では、事故が起きてもおかしくない」と問題提起されてきたそうです。
講演では、佐藤さんが政治家としてどんな姿勢で様々な社会の課題に取り組んできたかを話してくださいました。

私が一番心に残ったのは、
「世の中には、心でつながる関係性と、お金でつながる関係性がある。お金でつながる関係―経済は、それはそれで大切なものだけど、政治は心でつながる関係を育てていく役割がある。政治と経済が混在してしまっているのがこの10年ほどの日本の社会なのではないか」
という趣旨のお話でした。

佐藤さんは、人と人や環境の「共生」を大切にする観点で政治を進めてこられたそうです。
実例としていくつかお話をしてくださいましたが、たとえば障害のある子が地域の普通学級に通えるようにしていくことなども。
また、「たくさんの人が同じ流れで動いているときに、ひとりくらい違う動きをする人がいても許容される社会をつくる教育を目指したいと思っていた」といった話にも、私は共感をしました。

そんな様々な活動の中で、「原発は、人とも環境とも共生できない」との思いから、なくしていく方向で取り組まれていたということでした。

政治家は、たとえ今すぐに実現できなくても、向かっていくべき方向性を指し示して実現に努力するのが役割だというお話もありました。
これは、当たり前のようなことではありますが、実際には、強いものや多数に流されて、政治家が当初、指し示していたはずの方向性がどんどんずれていくこと、あるいはそもそも目指すべき方向性がはっきりしないということはよくあると思います。これが、政治の一番の問題なのだとしみじみ思いました。

原発のこと以外も、政治家のあり方として、とても興味深いお話でした。

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Appendix

桜子のツイッター

プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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