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佐藤栄佐久さんの講演会

報告が遅くなりましたが・・・11月27日、大泉の勤労福祉会館で福島県の前知事の佐藤栄佐久さんの講演会がありました。
「核・原発のない未来を子どもたちに@練馬」という区民の方々の作った団体が主催です。
私もこの講演会の賛同者の一人として名を連ね、区民の皆さんにもお声かけして出かけました。

佐藤さんは1988年から2006年まで、福島県知事を務めた方です。知事時代、原発内での事故が起きても十分な事故対応と情報公開が行われてきていない実態を目の当たりにし、「この不透明な状態では、事故が起きてもおかしくない」と問題提起されてきたそうです。
講演では、佐藤さんが政治家としてどんな姿勢で様々な社会の課題に取り組んできたかを話してくださいました。

私が一番心に残ったのは、
「世の中には、心でつながる関係性と、お金でつながる関係性がある。お金でつながる関係―経済は、それはそれで大切なものだけど、政治は心でつながる関係を育てていく役割がある。政治と経済が混在してしまっているのがこの10年ほどの日本の社会なのではないか」
という趣旨のお話でした。

佐藤さんは、人と人や環境の「共生」を大切にする観点で政治を進めてこられたそうです。
実例としていくつかお話をしてくださいましたが、たとえば障害のある子が地域の普通学級に通えるようにしていくことなども。
また、「たくさんの人が同じ流れで動いているときに、ひとりくらい違う動きをする人がいても許容される社会をつくる教育を目指したいと思っていた」といった話にも、私は共感をしました。

そんな様々な活動の中で、「原発は、人とも環境とも共生できない」との思いから、なくしていく方向で取り組まれていたということでした。

政治家は、たとえ今すぐに実現できなくても、向かっていくべき方向性を指し示して実現に努力するのが役割だというお話もありました。
これは、当たり前のようなことではありますが、実際には、強いものや多数に流されて、政治家が当初、指し示していたはずの方向性がどんどんずれていくこと、あるいはそもそも目指すべき方向性がはっきりしないということはよくあると思います。これが、政治の一番の問題なのだとしみじみ思いました。

原発のこと以外も、政治家のあり方として、とても興味深いお話でした。

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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