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私の病気体験談② 子宮頸がんの基礎知識

これから、私の実体験を書いていくにあたり、まずは子宮頸がんってどういうものなのか、というのを書いておくことにします。以下は厚労省のHPなどを参考に書いたものです。
近い将来、お医者さんを呼んで、子宮頸がんや婦人科の病気についての勉強会などもやれたら良いなと思っています。そこで得られた新たな知識や訂正すべき情報があった場合は、そのつどご報告します。

【子宮頸がんについて】
子宮頸がんは、多くの場合HPVウィルスというものが原因のようです。
ウィルス感染は多くの女性に起きるようです。ウィルス感染したとしても、これが必ずしもすべてがんに変わるわけではないようですが、誰でも感染の可能性があるので1,2年に1度の検診によってがんになっていないかどうかを確認する必要があります。

他のがんは、40代以降になるものが多いですが、子宮頸がんの場合には比較的若い人(2,30代)もなりやすく、検診やワクチンで予防・早期発見ができるがんだと言われています。
練馬区も2010年度から中学3年生の女子を対象にHPVウィルスに対するワクチン接種が始まりました。

ただ、ワクチンは、すべてのHPVウィルスの型に効果があるわけではありません。厚生労働省のHPによれば、ワクチンによる予防効果は6~7割程度とのこと。
ですから、たとえワクチンを接種したとしても、検診は受けなければ万全ではありません。

子宮頸がん検診は、膣の内部に器具を入れて、子宮頸部から細胞をこすりとったものを検査するという方法でおこなうものです。 
追々、私の体験談も書きたいと思いますが、痛みはないものの気分的にはハードルがとても高い検診ですから、受診率が低いのだと思います。これまた厚労省のHPによれば、日本の子宮頸がん検診受診率は2割程度で、他の国と比べてきわめて低いそうです。

私は、日本でワクチンが承認された時、「ワクチンばかりが広がってしまったら、ただでさえハードルの高い検診の受診率がさらに落ちてしまう危険があるのではないか」という感想を持ちました。
それに、検診で早期発見できるのであれば、あえてワクチンを受ける必要もないのではないかという疑問を持っていました。むしろ、検診受診率を上げることのほうが効果があるのではないかと。

しかし、自分自身ががんになってみて、考えが変わりました。
詳しいことは次回に譲りますが、子宮頸がんは、8、9割程度はがん化する前に定期的な検診で発見されます。それは「子宮頸部の扁平上皮ガン」というものです。
しかし1割程度のがんは「腺がん」といって、検診でも極めて見つけにくいのです。

そして私のがんは、その発見されづらい「少数派」のがんだと言われたのです。
そういうタイプのがんがあるということがあまり啓発されていなかったということにも驚きました。

ですから、子宮頸がんを予防するためには、「8・9割程度、がん化する前に発見できる検診」と、「6・7割程度、予防できるワクチン」を組み合わせることが必要なのではないかと思います。そして、それでもがん化することを防ぎきれない場合もあると考えたほうが良いのだろうと思います。
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桜子のツイッター

プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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