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区立施設のバリアフリー調査について(決算の質問⑥)

前回のブログでは、鉄道駅のバリアフリーについてご紹介しましたが、今回は区立施設のバリアフリーについての質疑をご紹介します。

練馬区はバリアフリーの手続きについて定めた「福祉のまちづくり推進条例」をつくっていこうという時期に、かなり詳細な区立施設のバリアフリー調査をおこなっていました。この調査がおこなわれた頃にも議会で、調査内容を公表して有効活用してほしいと言ったと思うのですが、残念ながら十分に活用されていないようなので、改めて指摘をしました。

すべての公共施設がバリアフリー化され、階段の利用はつらい高齢者や車いす利用者の社会参加を保障すべきですが、いまだ完全なバリアフリー化ができていない現状ではひとまずは現状の情報公開をおこない、障害のある当事者があらかじめ「行くか行かないか」「行くとしたら一人で行かれるか、介助者を頼むか」という選択をできるようにする必要があると思います。

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(かとうぎ桜子)
次に、「福祉のまちづくり関連経費」というところに関連して、まず区立施設のバリアフリー化について伺いたいと思います。

平成22年の10月に区の福祉のまちづくり推進条例ができてから、区立施設についてもバリアフリーについての事前協議が必要ということになりましたけれども、この仕組みができる以前と比べて、どのように対応の状況が変化してきたか、また、何か見えている課題というものがありましたら、お聞かせいただければと思います。


(建築課長) 
区立施設の福祉のまちづくりに関する事前協議については、確かに、平成22年度にこの新しい条例ができたのですけれども、それ以前に関しましては、東京都の条例に基づいて事前協議を行っておりますので、特にその内容として変わったという点につきましては、区の条例は東京都の条例に比べて、幾分、基準が厳しくなっております。その関係で、よくなった点としましては、厳しい規定でありますので、より質の高いバリアフリーが進んだというところがございます。

また課題としましては、厳しい規定であるがゆえに、既存の施設を改修する際には、いろいろと工夫をしなければいけない面があるということがあります。


(かとうぎ桜子)
バリアフリー化を進めていくに当たっては、福祉と建築との連携というものが必要になってくるわけですけれども、平成21年度に福祉部が中心になって、全ての区立施設のバリアフリー調査を、かなり詳細に行われたかと思います。
その後に、この調査の結果をどのような形で活用されているのか、また、福祉部と建築課がどのような連携をとられているかという点をお聞かせください。


(建築課長)
区立施設の改修の際に、この調査結果については参考にして活用しています。
また、福祉部の方に関しては、いろいろな施設の事前協議の際に、連携を取り合って協議をしておるところです。


(かとうぎ桜子)
以前に行われた調査に関しては、区立施設の改修・改築の際に、バリアフリー化をどの点で進めていくかということで参考にされているということかと思いますけれども、こういった形で、内部で検討する場合に生かしていくというだけではなくて、区民の方が各施設の状況を知る材料として、バリアフリーの情報発信をしていただきたいと思います。

区立施設の中では、まだバリアフリー化が進んでいない、エレベーターがついていなくて、改築の際につけるという対応をしなければいけないというところがまだあるかと思います。

たとえば・・・ということで例を挙げると、大泉の勤労福祉会館は駅の近くの施設なわけですけれども、2階に上がるときには階段しかない施設です。
区の説明会とか、さまざま区民の方が行うイベント等で活用しているけれども、2階に上がる場合には、車椅子を持ち上げて上がらなければいけないということになります。

そうすると、例えば電動車椅子だとかなり重いので、人の手で持ち上げられないということで、勤労福祉会館にある車椅子に乗り移っていただいて持ち上げなければいけないということになるので、その方が乗り移ることができる状態かどうかということもあると思います。
また車椅子を人の手で持ち上げるというのはやっぱり危険も伴うので、障害のある方それぞれのご判断で、やっぱりそれは避けたいと思う方もいらっしゃると思います。

本来はこういった駅の近くで多くの方が利用する施設は実態を踏まえて、早急にエレベーターの設置を進めなければいけないという点については、改めて申し上げておきたいと思いますけれども、まずは現状でこういった人的に対応しなければいけないという部分についても、情報公開をしていく必要があると思います。

そうすることで、施設に出かける前に、あらかじめ車椅子を利用されている方が施設の状況を確認するという形で、少しでも使いやすさが向上するのではないかと思います。

ホームページ上で区立の各施設の案内のページなどあると思いますけれども、そういったところで、その施設のバリアフリーの状況を示すといった形で、この調査の結果を生かした情報発信を進めていただきたいと思いますけれども、区としてのお考えをお聞かせください。


(福祉部経営課長) 
ご指摘の調査については、平成21年に行ったものですけれども、主に区立施設のアプローチ、公道からのアプローチの部分やエレベーターの設置、また、トイレの状況などについて調査をしたものです。

この情報については、調査結果をそのまま閲覧していただく形では公開していませんけれども、トイレの状況などについては、民間のホームページなどにその情報を提供いたしまして、それを公開するということをしてございます。

ご指摘のように、区のホームページとのリンクですとか、あるいは、エレベーターの設置の状況などについて、施設一覧の中で表示をできる方法についても検討させていただきたいと存じます。


(かとうぎ桜子)
かなり詳しく行った調査ですので、せっかくですから、やっぱり内部的に使うだけではなくて、ぜひ活用していただく方向で検討していただければと思います。
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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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