Entries
2012年を振り返って
早いもので、今年も残すところあと1日となりました。
ツイッターなどには少し書きましたが、2012年の年末になっておこなわれた衆議院選挙、都知事選挙はとても厳しい結果になったと受け止めています。
まず国政について。
民主党政権は政権交代当初に言っていたほとんどのことをなし崩し的に実現できずに済ませてしまいました。そのことに対する失望は多くの方が感じられたでしょうし、私も感じていたところです。
たとえば私が特に一生懸命やっている福祉の分野でいえば、かつての自民党政権時代に作られた障害者自立支援法を廃止して本当に障害のある人にとって生活しやすい制度作りをするといったのですが、結局は廃止は断念して一部改正で済ませてしまいました。
生活保護に対する感情的なバッシングに対しても毅然として客観的な評価・検証を進めるのではなく、民主党政権もバッシングに乗じた対応を進めようとしていたことも、私は残念に思っていました。
生活の視点から新たな政策を進めていくことを期待していただけに、本当に残念でした。
けれども、自民党政権になればよくなるかといえば、そうではないでしょう。むしろ、民主党政権よりもずっと生活目線からの政治が遠のくのではないかと危惧しています。
たとえば原発の問題や近隣の国との平和的な外交関係。また、一般の新聞やテレビではあまり報道されない福祉や人権の観点からの施策も切り下げられていくことが懸念されます。
実際、生活保護のことはすでに切り下げる方向で検討を進めていると報道されています。
デフレからの脱却を目指しながら最低生活保障を切り下げたら、貧困状態にある人はますます貧困から抜け出せなくなるでしょう。
都政について。
猪瀬さんが圧倒的な票を獲得し、私が応援していた宇都宮けんじさんが落選してしまったのはとても残念でした。
都民の皆さんが本当に東京に住んでよかったと思える都政を築くとおっしゃっていた宇都宮さん、落選が決まった時にも「都知事としてやりたいと考えていた課題は、都知事になれなかったとしてもこれから取り組んでいかなければならない。都知事選を通じてつながった仲間たちでこれから頑張っていきましょう」という趣旨のことをおっしゃっていました。
今後、区政だけではなく都政や国政の課題―特にあまりメディアで報じられにくい課題について、しっかり皆さんにお伝えしながらともに考え、行動していきたいと、決意を新たに来年も頑張りたいと思っています。
ツイッターなどには少し書きましたが、2012年の年末になっておこなわれた衆議院選挙、都知事選挙はとても厳しい結果になったと受け止めています。
まず国政について。
民主党政権は政権交代当初に言っていたほとんどのことをなし崩し的に実現できずに済ませてしまいました。そのことに対する失望は多くの方が感じられたでしょうし、私も感じていたところです。
たとえば私が特に一生懸命やっている福祉の分野でいえば、かつての自民党政権時代に作られた障害者自立支援法を廃止して本当に障害のある人にとって生活しやすい制度作りをするといったのですが、結局は廃止は断念して一部改正で済ませてしまいました。
生活保護に対する感情的なバッシングに対しても毅然として客観的な評価・検証を進めるのではなく、民主党政権もバッシングに乗じた対応を進めようとしていたことも、私は残念に思っていました。
生活の視点から新たな政策を進めていくことを期待していただけに、本当に残念でした。
けれども、自民党政権になればよくなるかといえば、そうではないでしょう。むしろ、民主党政権よりもずっと生活目線からの政治が遠のくのではないかと危惧しています。
たとえば原発の問題や近隣の国との平和的な外交関係。また、一般の新聞やテレビではあまり報道されない福祉や人権の観点からの施策も切り下げられていくことが懸念されます。
実際、生活保護のことはすでに切り下げる方向で検討を進めていると報道されています。
デフレからの脱却を目指しながら最低生活保障を切り下げたら、貧困状態にある人はますます貧困から抜け出せなくなるでしょう。
都政について。
猪瀬さんが圧倒的な票を獲得し、私が応援していた宇都宮けんじさんが落選してしまったのはとても残念でした。
都民の皆さんが本当に東京に住んでよかったと思える都政を築くとおっしゃっていた宇都宮さん、落選が決まった時にも「都知事としてやりたいと考えていた課題は、都知事になれなかったとしてもこれから取り組んでいかなければならない。都知事選を通じてつながった仲間たちでこれから頑張っていきましょう」という趣旨のことをおっしゃっていました。
今後、区政だけではなく都政や国政の課題―特にあまりメディアで報じられにくい課題について、しっかり皆さんにお伝えしながらともに考え、行動していきたいと、決意を新たに来年も頑張りたいと思っています。
スポンサーサイト
- 2012-12-30
- カテゴリ : 未分類
- コメント : 0
- トラックバック : -
大泉学園町・関越高架下の活用について意見が募集されています。
大泉学園通りをずっと北へと向かうと、高架化している関越自動車道と交差する地点に出ます。
練馬区は、この自動車道の高架下を借りて、高齢者センターやリサイクルセンター、スポーツ施設などを作ろうという計画を持っています。
国が高速道路の高架下活用について積極的な方針へと転換したためです。
今までの区の考えが分かるのはこちらのページから。
ただし、高速道路の下の土地は練馬区の持ち物ではないので、道路管理者である「日本高速道路保有・債務返済機構」というところが練馬区に貸すかどうかを判断するということになります。
区内にはすでに3か所、高齢者センターとリサイクルセンターがあるのですが、大泉地域にだけはありません。高架下を無償で借りることができれば場所の確保もできる、しかもタダで・・・ということです。
しかし、地域の方からは不安の声が上がりました。
それは例えば、
・今まで高架下があいていたことによって見通しも利いたし、風も通り抜けていた。そこに建物が建ってしまうと見通しが悪くなって交通安全や治安の面で心配だし、風が通らなくなることで物理的に南北が分断されてしまう。
・大泉学園通りの関越わきの信号はとてもわたりづらく、高齢の人はいつも不安を感じながらわたっている。そんなところに高齢者施設を作ったら、より多くの高齢者が常に危険を感じながら施設に通うことになる。
・高架下という日当たりも悪く、もしかして頭上の高速道路で事故が起こるかもしれない危険な場所に、高齢者が集まるような場所を作ってほしくない。また、リサイクルセンターももっと環境学習が豊かに育むことのできる場所にしてほしい。
最初に区民の方に説明会をしたのが今から2年半前、2010年3月でしたが、上記のような不安の声もあって今に至っても具体的な動きはないままだったのでした。
地域住民がこれだけ不安に思う計画、いつになったら正式に撤回するのだろうかと思っていたところ、11月末に日本高速道路保有・債務返済機構が「この件について意見募集をする」と表明しました。こちらをご覧ください。
おりしもトンネルでの悲惨な事故が起こったばかりです。事故の起こったトンネルも、目視によって安全確認してきたといわれていますが、それでは万全ではなかったということが判明しました。
常に車が通る高速自動車道の下に多くの区民が使う施設を作るというのは私はやはり疑問を感じます。
しかし、疑問の声がたくさんあがってこなければ、計画はそのまま着々と進んでいってしまうかもしれません。
意見募集の受付はホームページからまたは郵送で、12月10日までです。日が迫っていますが、ぜひ皆さんもご意見を出しませんか?
練馬区は、この自動車道の高架下を借りて、高齢者センターやリサイクルセンター、スポーツ施設などを作ろうという計画を持っています。
国が高速道路の高架下活用について積極的な方針へと転換したためです。
今までの区の考えが分かるのはこちらのページから。
ただし、高速道路の下の土地は練馬区の持ち物ではないので、道路管理者である「日本高速道路保有・債務返済機構」というところが練馬区に貸すかどうかを判断するということになります。
区内にはすでに3か所、高齢者センターとリサイクルセンターがあるのですが、大泉地域にだけはありません。高架下を無償で借りることができれば場所の確保もできる、しかもタダで・・・ということです。
しかし、地域の方からは不安の声が上がりました。
それは例えば、
・今まで高架下があいていたことによって見通しも利いたし、風も通り抜けていた。そこに建物が建ってしまうと見通しが悪くなって交通安全や治安の面で心配だし、風が通らなくなることで物理的に南北が分断されてしまう。
・大泉学園通りの関越わきの信号はとてもわたりづらく、高齢の人はいつも不安を感じながらわたっている。そんなところに高齢者施設を作ったら、より多くの高齢者が常に危険を感じながら施設に通うことになる。
・高架下という日当たりも悪く、もしかして頭上の高速道路で事故が起こるかもしれない危険な場所に、高齢者が集まるような場所を作ってほしくない。また、リサイクルセンターももっと環境学習が豊かに育むことのできる場所にしてほしい。
最初に区民の方に説明会をしたのが今から2年半前、2010年3月でしたが、上記のような不安の声もあって今に至っても具体的な動きはないままだったのでした。
地域住民がこれだけ不安に思う計画、いつになったら正式に撤回するのだろうかと思っていたところ、11月末に日本高速道路保有・債務返済機構が「この件について意見募集をする」と表明しました。こちらをご覧ください。
おりしもトンネルでの悲惨な事故が起こったばかりです。事故の起こったトンネルも、目視によって安全確認してきたといわれていますが、それでは万全ではなかったということが判明しました。
常に車が通る高速自動車道の下に多くの区民が使う施設を作るというのは私はやはり疑問を感じます。
しかし、疑問の声がたくさんあがってこなければ、計画はそのまま着々と進んでいってしまうかもしれません。
意見募集の受付はホームページからまたは郵送で、12月10日までです。日が迫っていますが、ぜひ皆さんもご意見を出しませんか?
- 2012-12-04
- カテゴリ : 未分類
- コメント : 0
- トラックバック : -