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障害福祉人材育成・研修センターについて(予算質問①)

今回の区議会定例会では、来年度予算の議論をしました。(予算についての詳細はこちらからご覧ください。)


今回から数回にわたって、私が質問した内容をご紹介します。以下に書くのは、未定稿の議事録を起こしたものです。毎度のことですが、行政側の答弁は語尾が「~につきましては」「でございます」という口調で分かりづらいので、普通の語尾に直してあります(^^;

今回は、来年度から新たに始まる障害福祉人材育成・研修センターについて。

高齢者介護の事業者向けの研修センターは、すでに外郭団体である社会福祉事業団が実施をしています。(詳細はこちら

来年度からこうしたセンターの障害者事業所版を作るということです。

障害者支援をしている事業所には小規模なところも多いし、若い人、経験年数の浅い人が支えている場合も多くあります。また、例えば障害のある子どもの放課後を支えている児童デイサービスなどは、日々の子どもの変化にも敏感でなければならないし、家族からの相談の支援も必要なのでスキルが求められますので、研修が必要だと思います。

小規模な事業所がその内部だけで研修を充実させていくのは難しい面もあると思いますので、研修センターを作ることはとても大切なのですが、ただ来年度から始めるのに内容がいまだはっきりせず、進め方に問題があると感じましたので、今回質問しました。

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(かとうぎ桜子)
障害福祉人材育成・研修センターについてお聞きします。

この障害福祉人材育成・研修センターについては健康福祉委員会で報告があって、社会福祉協議会に委託をするということです。委託する事業者は公募ではなくて、社会福祉協議会を指定したと聞きましたけれども、選定の経過、なぜ社会福祉協議会に決まったのか、その理由をお聞かせください。

(障害者サービス調整担当課長)
第一に社会福祉協議会は区内できらら、ういんぐという2か所の地域生活支援センターと、そして白百合、かたくりという2か所の福祉作業所という区内の障害福祉サービス事業所の指定管理者としての運営の実績があることです。

第二に社会福祉協議会は地域福祉の向上を掲げまして人材育成の充実を活動計画の重点的な取り組み項目として、ほかの障害福祉サービス事業所も対象とした研修の実績がある。こういったことにより選定したところです。

(かとうぎ桜子)
二つ理由をご説明いただいて、一つ目の事業所をやっていることは必ずしもその研修をできることにはつながらないのではないかと思います。
従事者向けの研修の実績もあるということですけれども、具体的にはどのような実績があるのかをお聞かせください。

(障害者サービス調整担当課長)
まずは全体的な研修として実施したこととあわせまして、あとはやはりこの社会福祉協議会ならではの地域福祉の中核的な支援で、区内障害福祉サービス事業所の事例検討等のいわゆる情報交換、事例検討会も実施していると認識しているところです。

(かとうぎ桜子)
来年度からこの障害福祉人材育成・研修センターを始めるに当たって、具体的な研修内容がどういったものになるのか、またカリキュラムがどうなるのかといった案がまだ健康福祉委員会にも今のところ報告がされていませんけれども、社会福祉協議会からはどのような内容を提案されているのでしょうか。
また区としては社会福祉協議会に対してどのような内容で進めていってほしいと求めていくのか、仕様書の内容などはどのようになっていくのか、お聞かせください。

(障害者サービス調整担当課長)
事業内容としては区内事業所職員を対象とした基礎研修や職層別研修などの学習支援、そして専用ホームページの開設による情報支援、事例検討会等を実施する連携支援、こちらを3本の柱として想定しているところです。

これから具体的な研修内容につきましては社会福祉協議会と仕様書の取り交わし、あるいは事業計画の策定を相談しながら準備していくところです。

(かとうぎ桜子)
わかりました。
介護人材育成・研修センターとの連携について、区の考え方は、先ほどほかの会派の方からの質問の中でお答えになっていましたけれども、社会福協議会からは具体的に介護人材育成・研修センターとの連携についてのご提案があったのかどうかと、また受講される側の立場にある障害者の事業所が研修づくりに主体的に参加できる連携の仕方をお考えになっているかどうか、お聞かせください。

(障害者サービス調整担当課長)
介護人材育成・研修センターとの連携については、先ほど申したとおり、区の考え方に立ちまして社会福祉協議会と調整を行っていくところです。
そして、事業者からの研修に対する要望は、これについても先行している介護人材育成・研修センターの事業内容を参考にして、私ども障害でも区内事業所から組織になっております障害福祉サービス事業者連絡会という組織がございますので、こちらを活用しながら事業者の意見を吸い上げていきたいと思っているところです。

(かとうぎ桜子)
健康福祉委員会で出された資料によりますと、今度の4月からこの障害福祉人材育成・研修センターについて準備を始めて、来年度中には開始するという新たな事業であるということですけれども、委員会で出された資料がA4片面1枚でとても簡単な内容でして、なんで社会福祉協議会に指定して選定したのかとか、あとどんな提案があったのか、何が行われるのかが書いていないところは不十分であると私は思います。
詳しい内容はしっかり議会にも報告していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

(障害者サービス調整担当課長)
区としましてはこれまでも努めてきたとおり、議会にもご報告をしながら今後も進めていきたいと考えているところでございます。

(かとうぎ桜子)
社会福祉協議会から具体的にどんな提案があったのかも含めて、しっかり情報を公開していただいて透明性の高い運営をしていただき、いい内容のものに育てていかれるようにしていただきたいと思います。

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新たな事業を始めるのだから、本来、検討状況についての詳しい資料を出すべきだと思うのですが、所管の委員会にA4ペラ1の資料しか出てきてないので、詳しい説明をしてほしかったのですが、答弁もA4ペラ1の範囲を出ませんでした

さまざまな区の事業について委託をして行う場合、「区が直接実施するよりも委託するほうがそのノウハウ等を活かせるからだ」と区は説明するわけですが、この事業に関して、社会福祉協議会がどのように考え取り組みを進めようとしているのかがまったく見えてきません。さらに区の考えもなんだか漠然としています。もっと明確な内容を早急に出してほしいものです。
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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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