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「Weフォーラム2013 inよこはま つながる力―地域でゆるやかに支え合う場をつくろう」のご案内

このイベントは、練馬から離れていますし、かとうぎ桜子が主催しているものではありませんが、かとうぎが実行委員会のメンバーの一人として参加しています。興味深い内容ですので、ご関心のある方はぜひお問い合わせください。

【日時】2013年10月5日(土)~6日(日)
【会場】アートフォーラムあざみ野
    横浜市青葉区あざみ野1-17-3
【参加費】全体会、分科会 各1000円
    (学生、経済的事情のある人は500円)


【内容】
以下は概要です。詳細はこちらのHPをご覧ください。

★10月5日(土)午後1時30分~4時30分
 “まじくる”っておもしろい―社会を変えるたまり場をつくろう
 「障害児の母たちの会」から、地域にサロンづくりを始めた日置真世さん、福島出身の若い女性たちが本音を言える場づくりを目指した「ピーチハート」で活動する日塔マキさん、横浜で女性の就労支援やカフェづくりをしている小園弥生さんのお話を伺うシンポジウムです。

★10月5日(土)午後4時45分~5時45分 交流会
シンポジウムを聞いてどう感じたか、参加者同士で話し合います。進行役はかとうぎ桜子の予定。

★10月6日(日)午前10時~12時 午前の分科会
 ①“まじくる”っておもしろいpart2 日置真世さん
 ②元被ばく労働者ごぼうさんにお話をきく 
  東電の孫請け会社の元職員として福島第一原発で事故の収束作業をしていた方のお話。
 ③映画「福島 六ヶ所 未来への伝言」上映会

★10月6日(日)午後1時30分~3時30分 午後の分科会
 ④福島を生きるということ―いのちを守るためにできること
  福島県二本松で、除染やこどもたちの保養などの取り組みをしている佐々木るりさん、「子ども被災者生活支援法」の法制化に尽力された満田夏花さんのお話を伺います。
 ⑤高齢者の認知症予防ワークショップ「スリーA」
  認知症を発症した人が笑いや楽しさ、尊厳を取り戻すためのプログラムの体験講座。
 ⑥「スペースナナ」見学ツアー
  今まで開催してきた「Weフォーラム」がきっかけで生まれたスペースです。コミュニティカフェや居場所づくりに関心のある方にお勧め。

★10月6日(日)午後4時~4時45分 ふりかえりの会

【問い合わせ・お申し込みの連絡先】
こちらのページに書いてある連絡先(実行委員会事務局)に申込みいただくことも可能ですし、かとうぎ桜子事務所でもお受けします。

かとうぎ桜子事務所 
電話03-3978-4154 (留守電の時はふきこんでいただければ折り返しご連絡します。)
FAX03-3978-4158
メールsakurako_happy_society@yahoo.co.jp

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「福島県動物救護本部」にボランティアに行ってきました。

昨年末から、仕事の合間を見つけて、色々なボランティア活動をしています。
頭で理屈として「大事なことだ」と分かるのと、実際に体験してみて感じることは違うと思うので。
議員の仕事というのはよほど意識的に気をつけていないと、頭で考えることが中心になりかねないので、それは避けたいと思って、色々な活動を始めたというわけです。

たとえば、介護関係、あるいは女性からの(暴力被害などの)電話相談を受けている非営利団体にいくつか関わりを持つようになりました。また、たまに路上生活の人への支援などにも関わっています。
個人情報やその団体の活動内容に関わるので、私がやっている詳しい活動内容はあまり書けないのですが、活動で見えてくる課題を議会での提言の中で生かしていければと思っています。

それで、最近ふと思ったのは、東日本大震災の被災地の応援について、宮城は宿泊じゃないとちょっと遠いけど、福島なら日帰りで行かれるんじゃないかということです。
大泉から郡山あたりならば車で3時間くらいで行かれます。3時間といえば、都内で渋滞に巻き込まれたり迷子になったりすればすぐに経ってしまうような時間でしょう。日帰りで行かれるならば、ちょくちょく行かれるのではないかと思ったわけです。

そう思っているところに、たまたま福島県動物救護本部についての特集の記事を見つけて読んだため、行ってみようと思ったのです。
(救護本部のHPはこちら

ここは福島県といわき市、郡山市、福島県獣医師会、動物愛護ボランティア会が運営している、被災した動物のシェルターです。原発事故の警戒区域で保護された子も多いようです。
HPによれば、8月6日現在、犬36匹、猫153匹を預かっているそうです。


私は小さいころから動物が好きで、動物に関わる仕事ができたらいいなと思っていた時期もありました。そんなこともあって、ボランティアという形で動物と関われるというのもとっても良いなと思い、連絡をとって、8月20日に出かけることになりました。


当日、私は猫の担当になりました。

猫の部屋は、1匹ずつがゲージより大きい「個室」を持っている部屋と、ワンルームの部屋に10匹くらいが一緒に暮らしている部屋がありました。詳しいことは聞かなかったけれど、たぶん、その子の性格(他の子と仲良くできるかどうかなど)や慣れ具合によって、その子がストレスを感じない方の部屋に入れているのではないかと思います。

「個室」がある方の建物には40匹くらいの猫が暮らしていて、スタッフとボランティアの活動はそこでお皿の回収、部屋の掃除、トイレの掃除、食器洗いをしてえさやりをするというものでした。

私が人生でいっぺんに飼った猫の最大数は3匹ですが、(当たりまえですが)その10倍の数の猫の世話をするのは本当に大変でした(+_+)

皿の回収もトイレ掃除も、かがんで続けるからまず腰痛がするし。

掃除とえさやりで半日が過ぎ、一通り終わったらまた掃除とえさやり…という感じでした。

これだけの数の猫の世話をするのは初めての経験なので、とにかくもう必死で黙々とトイレ掃除。
それで、たまにふと顔をあげるとだいたい何匹かの猫がこちらを眺めています。「あれ、猫がいる…どうしたの?」と声をかけてハタと、ああ、そりゃそうだ、ここは猫の部屋なんだもの…としみじみ気づく、というまぬけな出来事もありました。一瞬、猫の部屋にいることさえ忘れるくらい大変。なにせ、一言で「皿を洗う」といったって、40匹分で80枚(餌用と水用)ですもの…。


毎日関わっているスタッフの方は、作業をしながら1匹1匹の猫の名前を呼んで声をかけていました。「この子は、初めて来た頃はすごくおびえていたけれど、最近ずいぶん慣れて、甘えん坊さんになったんですよ」というエピソードなどもお聞きしました。

大変な作業の中でも、日々、信頼関係を作っていく楽しみがあるのだろうなと思いましたが、それにしても毎日のお世話、大変だろうなと思います。
家で猫を飼って、のんびり交流して癒される、というのとは全く違って、まずは何十もの猫の衛生状態、栄養状態をきちんとしてあげるということをやっていかなくてはならないわけですから。

重労働であるだけではなくて、もし飼い主との再会や里親との出会いがない場合はこれからもずーっと続くことである、というのが、気持ちの上でもすごく大変だと思います。動物好きであるほど、大変だろうなと。

だからこそ、ボランティアに行くとか、カンパをするということは私たちにできるとても大事な関わりではないかと感じました。
ほんとは、犬や猫たちの里親になって、それぞれの動物たちがゆったり過ごせるお家を提供してあげられたら一番ですが、それができなかったとしても、「私たちもずっと気にかけているよ」というメッセージを届けることが必要だなと思います。



今回は慣れない作業に四苦八苦しましたが、たくさんいる猫それぞれの個性を感じたことは、面白かったです。

最初、私が入って行ったら、大体の猫は「だれ?(°_°)」という顔をしていました。ああ、目がまんまる…。

でも、中には最初から寄ってきて、「あんた新人?あたし、この中のことは大体分かるから、もし分からないことあったらなんでも聞いて。あたしの頭、撫でても構わないし」と、ずーっと頭を差し出しながら、私と掃除用具の間をウロウロ、ニャーニャーしていた子もいました。

半日いて、少し私のことを見慣れてきたら、作業をする私の手にそっと近づき猫パンチをする子もいます。
作業中の私の背後からこっそり近付き様子を見に来るものの、私がふり返るとあわてて逃げていく子も。

餌をあげた後にそれぞれの個室のお水を注ぎ足していると、餌がまだ残っている部屋を脇からのぞいて、「あれ、残すんだったら俺が食べてやるよ」と顔をつっこんでくる子がいたり。。(「よその子の餌だよ」と連れ戻しましたが 笑)


午後まで掃除等の作業をしたところで、スタッフの方から、「サロンのほうを見てきても良いですよ」と言っていただきました。

「サロン」というのは、少し広い1部屋にキャットタワーなどがあって、たくさんの猫がのんびりと伸びている部屋でした。
たぶん、個室がなくて他の子と一緒にいてもストレスを感じない子が暮らしているのだと思います。
人にも慣れているようで、入っていったとたん、私の右手と左手に別々の猫が頭をすりつけ始めました。「おお、ここは天国か…」としばらくぼんやりと猫の頭を撫でて過ごし、帰ってきました。

1匹でも多くの子に、新しい飼い主が見つかるといいなとしみじみ思いました。


どんな活動でも同じかもしれませんが、やはり、平日のボランティアの手が足りないようです。ボランティアがいないときは、少ないスタッフですべての作業をやっているそうです。
HPにボランティア募集のページがありますので、ご関心のある方は見てみてください。

私は、議会のない時期には月1回くらい行けたらいいなと思っています。

写真は、ここで販売している缶バッジ。
kanbajji.jpg

練馬区の福祉避難所の現状

6月の区議会で一般質問をした際、「福祉避難所」についての質問をしました。詳しくはこちらをご覧ください。
その際の答弁の内容が漠然としていてよく分からなかったので、その後、担当者に確認をしました。ご報告が遅くなりましたが、ご紹介します。

区は、高齢者のデイサービスや障害者の福祉園36か所と協定を結んでいて、災害が起きた際に一般の避難所での生活が困難な障害のある人や高齢者等を受け入れることにしています。しかし、協定を結ぶだけで細部の詰めがまだ十分ではないんじゃないか、というのが私の議会質問の趣旨でした。

それで、詳細を担当者に問い合わせたところ、福祉関係の災害対策について最近やっていることについて担当者が資料をまとめてくれたのですが、福祉避難所についてかいつまんで言うと、

区が毎年9月と1月に区内で一斉の震災訓練をする機会がある。その際に、福祉避難所開設に向けた情報伝達訓練をしている。(2012年9月、2013年1月の訓練時にそれぞれ高齢者福祉施設2カ所、障害者福祉施設2カ所)

とのことです。

つまりはほとんど何もやってないということです。


障害のある人や持病のある人、高齢の人などは、健康な人のように咄嗟に臨機応変に動けないことがあって、平時であればなんとか自分のリズムをつかんで対応していたとしても、災害時には本当に困ることがあると思います。

来年2月に、東日本大震災で被災した障害のある人から話を聞いた「逃げ遅れる人々」というドキュメンタリー映画の上映会をやりたいと思っていますが、そこでは、
・避難所がバリアフリーになっていないと考えたので、はじめから避難を諦め、安全とはいえない自宅等での生活を余儀なくされた。
・避難所に行ったとしても、車いすの人はベッドがなければ自力で横になることもできず、緊急時で他の人に手伝いをお願いすることもできず、何週間も車いすに座ったままでいた。

などのお話が紹介されていました。

いざ災害が起きれば、まずは命を失わないための最低限の支援からスタートせざるを得ないので、その場その場で十分な対応をすることは困難だと考えられます。その際に少しでも、弱い立場にいる人が辛い思いをせずに済むようにするためには、災害が起きていない今の段階での備えが必要なのです。

福祉避難所に関して言えば、

・まずは最低限のマニュアルを作ること(今はそれすらない様子です。細かなことは各施設が作る必要がありますが、まずは行政として求めるものをマニュアルのたたき台として示す必要があります。)

・36施設1554人の受け入れができると言っていますが、これは単純に施設面積で割り返した数と聞いています。そうではなくて、災害時にもともといる利用者がいるかもしれない、その人たちを除いて新規にどれだけの受け入れができるのかということを各施設で検討する必要があるでしょう。

・災害の時間帯によっては施設職員がいない場合もあるので、災害後、どのくらいの時間帯で職員が参集できるのかという試算が必要です。
その職員の中でどれだけの人が福祉避難所運営に関われるかということもしっかり検討していく必要があります。(たとえば家庭に小さい子どもがいたり、介護の必要な人がいる場合には、災害直後は職場復帰が難しいかもしれない、なども考慮にいれる必要があります。)

・協定を結んでいる施設は高齢者施設や障害者施設ですが、たとえば高齢者施設に災害時には障害のある人が避難してくるケースがあると思います。であるならば、福祉避難所として協定を結んだ施設の職員には、通常関わっている対象者以外の障害特性や支援方法に関する必要最低限の基本的な知識を学ぶ機会を作らなければなりません。


最低限、上記のような対応をしなければならないのに、東日本大震災から2年半もたつ今でも、基本的な情報伝達訓練しかしていないというのは、お粗末と言わざるを得ません。

また、議会のたびごとに質問しているのに、何も進んでいないと、いつも同じ質問をせざるを得ず、(でも課題なので言わないわけにもいかない)徒労感を覚えます。わずかでも進んでいれば新たな課題も指摘できるのですが…。


まずは、次の訓練の際にどのような展開をしていくかをチェックしたいと思います。ちなみに今年の9月の震災総合訓練は、9月8日(日)午前中です。

9月7日に区政報告会を行います。

区政報告会を開催します。

日時:9月7日(土)午後2時~
場所:勤労福祉会館(大泉学園駅南口)

【内容】
★前半
区議会定例会で私が一般質問した以下の項目のうち、ご参加の皆さんが「特に聞いてみたい」という内容についていくつかをご報告します。
・介護保険制度
・区民事務所・出張所の再編
・精神疾患の医療
・産科医療
・災害時の福祉的な対応
・生活保護

★後半
TPPについての意見交換。
TPPにより規制緩和がされることは、日本社会の食の安全や医療など幅広い分野で私たちの生活に関わります。TPPに関心を持って情報収集をしてこられた区民の方から情報提供をいただいた後、ご参加いただいたみなさんと意見交換をします。

ぜひご参加ください。

横浜の保育園

ブログの更新の間があいてしまいました。

昨晩、横浜の保育園の見学に行ってきました。(外観からだけですが)

横浜は、待機児がゼロになったと言われていますが、実際には色々と課題もあるようで、その課題の一つとして、認可保育園でも物理的な場所をどこに確保するのかということもあるようです。

昨晩私が見てきたのは、電車の高架下に作った保育園です。

yokohama3.jpg
暗くてちょっと見づらいですが、上に走っているのが線路、その下に建物が建っています。

yokohama1.jpg
高架の下の、ここが園庭。

yokohama2.jpg
これはこの近くの駅の入口ですが、同じ高架下なので、これと同じ間隔で保育園の建物の中にも柱が立っているようです。


電車の高架下ですから、上を電車が通ればかなりの音になります。建物に防音の処理をしていたとしても、一定程度は音がするのではないかという点が気になりました。

保育を必要とする家庭が多い中で、待機児解消を図っていくことはとても大切ですが、預けるときには安心できる環境がなければならないと思います。
安全で健康に育つことのできる環境を整備していく必要性を考えさせられました。

Appendix

桜子のツイッター

プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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