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こんにちは。
社会福祉士という資格を持って働いております、桜子と申します。
社会福祉士とはなんじゃ…という感じの方も多いと思いますが(^^;
障害のある方、高齢者、子ども、生活保護を受けている方など、どんな人でも対象になるんですが、生活の中で解決したい課題を持っている方の相談に乗って、一緒に解決方法を考えるのが仕事です。
私としては、それを、障害の有無などに関わらず、すべての人に広げたいと思ってます。
平成17年度は、新宿区内のNPOで働いてきました。
介護保険の事業所をやっているNPOだったのですが、区民の方と話す機会を意識して持つようにしていました。
・団地の自治会の役員をしている方。
団地は高齢化して、一人暮らしの高齢者がたくさんいる。介護保険制度を使っていない人も多い。死んでいても1ヶ月気づかないままのときもある。
なんとかそんな状況をなくしていきたくて、役員さんは団地のいろんなイベントを企画して、高齢者に声をかけて歩いている。
発見まで1ヶ月かかったのが、1週間以内に短縮できるようにはなってきた。
でも、季節の変わり目には、必ず死んでしまう人が出る。
「悲しいのはそれだけじゃなくて、孤独死が出ることがあたりまえに感じてきてしまっている自分達の心なんだ」とおっしゃっていた。
・マンションの理事会をやっている方。
最近、地域の中での関係作りが大事だって言われるけど、マンションって、そんなに簡単にはいかない。会った時には挨拶をしてるけど、それ以上の関係にはならない。マンションと町会の関係も作れていない。地震が起きた時や病気になったとき、孤立してしまうのではないか…
これらは、福祉の「制度」の中ではまだなかなか対応できていない部分かと思います。
私がはじめて福祉の仕事をしたのは介護保険のヘルパーでした。「ヘルパーさんが帰った後が寂しいのよ」と言っていた、団地に住むおばあちゃんの言葉が、私の原点です。
一方、積極的に会合に参加して勉強している民生委員さんもたくさんいます。
正直、この仕事をするまで、民生委員さんの実像は知らなかった。
団地で一人、「誰かと話したい」と思っている高齢者がいる。頑張って活動している民生委員さんや自治会の人がいる。制度の枠内でしか対応できないことに疑問を感じるヘルパーもいる。今までとは違う、新しい地域のあり方を模索したいと考えているNPOもあるし、社会福祉協議会の職員もいる。
いろんな人が、「誰かとつながりたい」と願っている。
だけど、今はつながることができていない。
地域の縁が薄くなった現代ですから、
あんまりしつこく声をかけられると息苦しくなってしまうこともありますから、
ほどよく良い関係、安心しあえる関係を作るために、意識的に「人と人をつなげる人」も必要ではないかと。
それを仕事にしたいと考えています。
縁あって、平成18年度からは練馬で活動をする予定です。
新宿で1年間やってきた試みを、練馬ではさらに充実させられるように…
いろんな人に出会っていきたいと思っています。
このページの更新は、4月から増えると思います。
3月中は、数回のみの更新になると思います。
社会福祉士という資格を持って働いております、桜子と申します。
社会福祉士とはなんじゃ…という感じの方も多いと思いますが(^^;
障害のある方、高齢者、子ども、生活保護を受けている方など、どんな人でも対象になるんですが、生活の中で解決したい課題を持っている方の相談に乗って、一緒に解決方法を考えるのが仕事です。
私としては、それを、障害の有無などに関わらず、すべての人に広げたいと思ってます。
平成17年度は、新宿区内のNPOで働いてきました。
介護保険の事業所をやっているNPOだったのですが、区民の方と話す機会を意識して持つようにしていました。
・団地の自治会の役員をしている方。
団地は高齢化して、一人暮らしの高齢者がたくさんいる。介護保険制度を使っていない人も多い。死んでいても1ヶ月気づかないままのときもある。
なんとかそんな状況をなくしていきたくて、役員さんは団地のいろんなイベントを企画して、高齢者に声をかけて歩いている。
発見まで1ヶ月かかったのが、1週間以内に短縮できるようにはなってきた。
でも、季節の変わり目には、必ず死んでしまう人が出る。
「悲しいのはそれだけじゃなくて、孤独死が出ることがあたりまえに感じてきてしまっている自分達の心なんだ」とおっしゃっていた。
・マンションの理事会をやっている方。
最近、地域の中での関係作りが大事だって言われるけど、マンションって、そんなに簡単にはいかない。会った時には挨拶をしてるけど、それ以上の関係にはならない。マンションと町会の関係も作れていない。地震が起きた時や病気になったとき、孤立してしまうのではないか…
これらは、福祉の「制度」の中ではまだなかなか対応できていない部分かと思います。
私がはじめて福祉の仕事をしたのは介護保険のヘルパーでした。「ヘルパーさんが帰った後が寂しいのよ」と言っていた、団地に住むおばあちゃんの言葉が、私の原点です。
一方、積極的に会合に参加して勉強している民生委員さんもたくさんいます。
正直、この仕事をするまで、民生委員さんの実像は知らなかった。
団地で一人、「誰かと話したい」と思っている高齢者がいる。頑張って活動している民生委員さんや自治会の人がいる。制度の枠内でしか対応できないことに疑問を感じるヘルパーもいる。今までとは違う、新しい地域のあり方を模索したいと考えているNPOもあるし、社会福祉協議会の職員もいる。
いろんな人が、「誰かとつながりたい」と願っている。
だけど、今はつながることができていない。
地域の縁が薄くなった現代ですから、
あんまりしつこく声をかけられると息苦しくなってしまうこともありますから、
ほどよく良い関係、安心しあえる関係を作るために、意識的に「人と人をつなげる人」も必要ではないかと。
それを仕事にしたいと考えています。
縁あって、平成18年度からは練馬で活動をする予定です。
新宿で1年間やってきた試みを、練馬ではさらに充実させられるように…
いろんな人に出会っていきたいと思っています。
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3月中は、数回のみの更新になると思います。
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