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①現実逃避 ②予算要望 ③社会福祉事業団

①現実逃避


9月下旬に一般質問をすると内定しているのですが、そのためには9月中旬には内容を決めておかなくてはいけない。皆さんからのご意見を基にして作るので、項目としてはもう決まっているのですが、そこから先がなかなか進まない・・・まるで夏休みの宿題を前にして悩む小学生のような状態です。


「一般質問のためには、知りたいことを区の職員さんに教えてもらえば良い」と先輩からアドバイスはもらっているのですが。でもまずは自分の手で、実践現場の最先端について調べた上で最終的に練馬区の現状の確認をしたいと私は思っているので。でも頭で思うようには実際の能力が追いつかず、なかなか思うようにいかない(^^;


ふと気づくと現実逃避の行動をしています。


議員がいる区役所西庁舎の蛍光灯は、普段は節電モードになっていて、人が近づくと反応してちょっと明るくなる。そんなことに気づいてしまった。


最初は目の錯覚かなと思ったんですが、何度やってみてもやっぱり間違いない。


ちなみにこれが会派控え室の前の通路です。


070904_1754~0001.jpgこの蛍光灯が、近づくと明るい色に変わるのです。


ほほー、さりげなく手の込んだことをしてるんだなあと思いながら、この数日は上を見上げながら歩いています。


で、ふと、一体どうしてこのデンキは私の存在が分かるんだろうかと思いまして。


デンキの不意をついて、突然走り抜けたらついうっかり明るくなるのを忘れたりするんだろうかと思って。


ためしにダーっとこの廊下を走りました。


しかし・・・


私自身が走っているんだから、蛍光灯の微妙な変化なんか見えないではないか。


エレベーターの前まで走って、ふと、我に返りました。この馬鹿な姿、誰にも見られなくて良かった・・・。


②予算要望


今週は区内のいろんな団体の方が、予算要望でいらっしゃっています。


うちの団体はこういう活動をしたいけれど、資金が足りないから、区の仕組みとして支えてください、というもの。


いろんな団体があるんだなあと思いながら話を聞いています。


来ている方は、要望の方式に慣れているのかもしれませんが、自分達の活動の意義、歴史、展望ということを分かりやすくまとめていらっしゃる。決して過度に「区はお金を出してくれ」と言っているわけではないことが多い。本当に、区民生活に必要な活動をするためには、これだけのお金はかかるだろうよねえ、と納得させられる話が多い。


本当はどんどん私から聞きに行くべき内容を、予算要望ということで区民の方のほうが来てくださって聞かせてくださってるんだからありがたいことだと思っています。


そんな声を聞くにあたっての、議員の対応の仕方というのに工夫が必要だと感じています。


一番初めの思いを聞くということ―福祉のほうでは「インテーク」といっていますが―限られた時間の中で、お話している方が一番言いたいことを、適切な質問によって引き出していくことです。


予算要望が必ず実現できるとは限りませんが、でもせめてその声を受け止めて、なんらかの形にしていくことが必要だと思うから、「インテーク」の力は、議員が持つべき専門性の一つなのではないかなと思いました。


「演説」をはじめ、議員はとかく、自分がしゃべるものだと思ってしまうところがあるけれど、本当は聞くことのほうが大切なんじゃないかなと思っています。私は、聞く力をつけていきたいなと思います。(←演説が下手だから言い訳をしているというわけではありません263


③社会福祉事業団


今日は、社会福祉事業団の評議員会がありました。


練馬区社会福祉事業団は、区内で高齢者のデイサービスや特別養護老人ホーム、地域包括支援センターなどをやっている社会福祉法人です。


私は区議会議員になって、その社会福祉事業団の評議員になったので。


先日、区の収入役を引退された方が今度社会福祉事業団の理事になるという話がありました。そして、理事になった暁には理事会で諮って理事長にしたいんだという話。


まず「天下り」という言葉が頭に浮かぶ。


当たり前の感覚からしたら、「なんでついこの前みんなに見送られて退職した区の収入役が、すぐに社会福祉法人の理事長になっちゃうんだろう」と思うのです。


しかし、正直外郭団体の役員の多くは区の関係の人なのも事実でしょう・・・。納得がいかないんだけど、どうやって意見を言えば良いんだろう、とここのところ永らく頭を悩ませていました。(悩んだ挙句に現実逃避で蛍光灯を眺める。)


で、とりあえず現在の役員さんの一覧表をもらってきて眺める。理事11人のうちの2人が区の職員で、あとは医師会とか社会福祉協議会の会長とか。事業団の施設長も1人入っている。


今回の人事がどうかという話の前に、やっぱ役員の中の区の職員の割合は高いよなと思う。だって、他はそれぞれ1人ずつなのに、区の職員だけ2人入ってるんだから。


社会福祉事業団っていう団体のことは、私は福祉の仕事をしている時から「ほとんど公立と同じような団体」と認識していたけれど、そもそも一体何なんだ!?と改めて思う。一応社会福祉法人なんだから民間団体のはずなのに。さらに言えば、評議員になんで区議会議員がいるんだ。私も含めて当て職で7人もの区議会議員が入っているのです。


・・・しかしこうなってくるともはや、「なぜ私はここにいるのだろう」という、哲学的な言葉が頭に浮かび始めて、わけが分からなくなってくる。


んんんー、さてどうするか、と頭をかきむしりながら、評議員会に参加。


今まで、それぞれの施設の施設長は区の職員が多かったんだけど、プロパー(生え抜きの職員)を管理職にしようと努力をして、今はほとんどがプロパーになったんですよ、との説明がまずありました。


で、各施設の事業報告がありましたが、面白かった。施設によっては、就寝前に交流するカフェをやってるんです、というところがあったり。プロパーの人が管理職になると、自分がかつて現場でやってみたいと感じたことを実現させられるようになるのかなと思った。


そう考えたところで、ようやく言うべき意見が固まった。現場の管理職をプロパーにしようと頑張ってるのに、なぜ役員は区の職員が多いんだ、ということ。今、民間委託なんかが進んでいる中で、民間の力を生かそうという声があったり、地域の中の力を生かそうという声があるのに、なぜ役員だけは区の職員なのさ、と。


「今回の理事長は非常勤職員という扱いで、給料も16万でそんなに高いわけでもないし、今まで事業団のために一生懸命やってくれたから来ていただきたいとお願いしたわけなので、天下りではないんだ」という説明。「役員は区の職員といっても2人だけだし、施設長というプロパーも1人入っていますよ」と。


だって、プロパーは1人だけじゃないか、バランスが悪いじゃないか・・・。


それに16万ってお給料、区の職員さんにとっては大した金額じゃないかもしれないけど、福祉の仕事で16万もらうって、結構大した額なんだけどなあ・・・と思いつつ、改めて資料を見てびっくり。


非常勤の出勤日数、月に4日だって。・・・週に4日だと思い込んでいた。


月に4日で16万もらえるのか・・・。


これに気づいたときにはもう会議も終盤になっていて改めて質問できなかったけど、ひそかに衝撃を受けていました。


月に4日か・・・。福祉職の中には、月に4日しか休みを取れない人もいるし、それでも給料が16万なんて人、民間の小規模な事業所で非常勤のホームヘルパーをやっている人にはいると思うけど、そんな中で社会福祉事業団の理事長は月に4日来ると16万もらえて、それで大した額じゃないっていうんだなあ・・・。


会議中は色々と考えすぎて頭が爆発しそうだったのでよく分からなくなってましたが、終わって時間が経ったら、今頃になってだんだん腹が立ってきました(苦笑)


 


そもそも社会福祉事業団の存在そのものがいまいちよく分からないですよね。


もう少し整理して、また改めて書きたいと思います。


 


かとうぎ桜子を育てる会


 

8件のコメント

[C89] 誰が考えても天下り

 誰が考えても「天下り」です。

 収入役といえば、素人的に考えても市長、助役の次の№3ですよね。それだけの地位にあった方なのですから練馬区に貢献されてきたことはよく分かります。
 だからといって、天下りが許されるということにはならないと思います。

 現役時代には地位に見合う報酬を受けてこられてきたのだろうし、退職金だって民間に働く庶民には手の届かないような額をお受け取りになってきたのだと思います。それに、退職後に受けられる年金だって民間の人とは違うはず。
 老後は、もう何も心配しなくてもよい身分の方ですよね。

 今の35歳から25歳までの世代は、ロストゼネレーションといわれているといわれているのをご存知ですか。
 別名で「就職氷河期」時代の生まれといわれて、当人の責任ではないのに、正規職員になれずに苦労して働いている世代です。200万人がいるといわれています。
 桜子さんもよくブログで明らかにしていますが、福祉で働いていたときは、とても忙しい思いをしても、月に12万円だったと云っています。
 桜子さんもロストジェネレーションの代表だったのです。

 こんな金額では、結婚したくてもできません。年金を払いたくても払えないのです。

「ワーキングプア」。
 

 彼らの平均年収は200万円。賞与も昇給もないから、単純に月収で換算すれば16万円です。これで一生、暮らして行くのです。
 世の政党は、「少子対策」とか、「年金の支払義務」とかを云っていますが、この200万人の人たちをどうにかしなければ、なんの対策にもならないのです。


 月収16万円といえば、収入役が天下りしてたった月4日会議に出て手にする金額と、若い彼らが毎日、額に汗して働いて手にする月の金額と同じではないですか。

月に4日でなくて20日出てくれば80万円になる計算です。

そんな理不尽な、そして、不公平なことがあってよいのですか。

このブログは毎日、50名くらいの方が訪問しているようです。区の職員の方が参考のためにご覧になることが多いのでしょうが、そうでない人たち――桜子さんと同じロストジェネレーションの方だっているはずです。

 そう云う方は、こんな理不尽にもっと声をあげて怒りをぶつけなくてはいけません。

[C90] コメントありがとうございます

拙文を随分よく読んでくださっているみたいで、お恥ずかしい限りですが、ご意見ありがとうございます。

どんな提案をしていけば良いかという難しさ―それは、外郭団体の多くが「天下り」となっている現状をどう変えていけるかという、とても大きなしくみに関わる問題だということです。社会福祉事業団という個別のことだけで言っているだけではダメだと思うので、もう少し私自身勉強しなくてはならないと思っています。
そして、これはまた改めて書きたいと思っていますが、そもそも「社会福祉法人」という法人格の持つ特殊性ということがあり、そして「社会福祉事業団」という組織の持つ特殊性についてもよく勉強した上で意見しないといけないなと思っているところです。
天下りとしての役割しか果たさない役職というのは論外ですが、組織の全体性を見て方向を決めていく役員というのは必要だし、その舵取り役を無給にしても良いかというとそれはまたちょっと違うとも思いますので・・・。
いずれにしても、これについてはまた改めて取り上げて報告させていただきたいと思っています。
  • 2007-09-08
  • 投稿者 : かとうぎ桜子
  • URL
  • 編集

[C91] 16万円という金額がかぎでは

 お役人が満期退職すると、最近では「再雇用」という制度で、再び同じ所で働くことが多くなっています。みなさん60才を過ぎて元気なので、そういう制度ができたようなのです。企業側としても今までより安価で、経験のある人を確保するというメリットがあるので、民間企業でもこの「再雇用」という制度は広く採用されているようなのです。

 それは、それで問題はないのだと思います。

 それで、その月に16万円という金額がポイントなのです。
 
 公務員が60歳で退職すると、当たり前ですが年金が支給されるようになります。共済年金というやつですね。

 この年金をもらい、その他に働くとなるといただく金額が多くなってしまうのです。税金の対象になるのか、年金が減額されるのかはわかりません。

 その引かれるまでの限度が月16万円なのだと聞いたことがあります。月16万円の報酬なら、年金も引かれないし、16万円もいただける。

 それで、退職した公務員の報酬は一律16万円なのではないのでしょうか。

 ただし、普通に働いていた公務員の再雇用の働く期間は「月に16日」。それで月の報酬が16万円。
 そうやって、働く日数を減らして、責任もなくなって、ソフトランディングしながら65歳を迎えて、本格的なリタイヤをしていくのでしょう。

 今回のお話は、高級官僚のお話です。

 普通のお役人が月16日働いて手にする金額を、高級官僚は月に4日の会議出席で得ると云うことなのです。

 「桜子おっかけ」の方は、「ロストジェネレーションに比べて法外な報酬だ」とおっしゃっていました。わたしから見れば、一般のお役人の退職者から見ても法外だと思うのです。

 見識者の集まりの会議で理事長をされる方なのですから、無報酬でお願いをするのも失礼かとは思われます。
 しかし、見識者だからこそ、社会に目を見ることは必要なのではないのでしょうか。

 月に16万円の報酬で、かつかつに暮らしている若者が全国に200万人もいるという現実。
 先日、罪もない女性を殺害して金品を奪った「闇職安」の犯人の若者の月収が10万円と聞いてびっくりした人たちは多いと思います。だからといって罪もない女性を手にかける犯罪は許すことができません。
 そして、被害にあった女性も職業は派遣労働者だったのです。

 知らない間に、日本の国はすごいことになっています。

 そういう日本の事態に心を痛めるのが「見識者」という人たちなのではないのでしょうか。

 桜子さんのように、「組織の全体性を見て方向を決めていく役員というのは必要だし、その舵取り役を無給にしても良いかというとそれはまたちょっと違うとも思いますので・・・。」という事はそうだと思います。
 でも、百歩譲っても、世間の相場というものだってあるでしょう。

 他の役人退職者が1日一万円で働いているのなら、それと同等(4日なら4万円)で良いのではないかと思うのは、普通に生活する市民の感覚です。
 

[C92] 退職金はどうなるのよ

 今の世の中は、政治家の事務所費問題の不透明と、役人の天下りは許せないことになってきています。そのことは当事者の方には覚悟していただかなくてはなりません。

 今、たった4日の会議出席で、月16万円の報酬が当欄で論議になっていますが、もしかして、この理事長予定者は、何年かこの組織に留まると、辞める時には、また法外な退職金を受け取るのとは違うのですか。

 私たちには確かめようがないので、これは是非、桜子さんに調べてもらいたいことです。

 天下りなのですから、常識的に考えれば、退職金はある筈だとにらんでいます。

 そうだとしたら、たとえ「暴れん坊将軍」が見逃すことがあっても、練馬区民の自分は決して許しません。

[C93] おかしいぞ!23区議会

桜子さんこんにちわ杉並の桜子ファンです。隣区の杉並区でも区議会が始まります。最近、事務所費問題の不透明と、役人の天下りなど気になっています。東京23区議会は国会と違って区政のあり方など議会です。障害者自立支援法は施行され利用者に利用料を払えと言われます。練馬区議会の改革を

[C95] コメントありがとうございます

たくさんコメントをいただいてまして、返事が遅くなりました。
まとめてのお返事で失礼いたします。

今回一般質問を準備していて、できるだけ昔からの友人に意見をもらうようにしていました。
他自治体の行政職員として働いている友人からもらった何気ないコメントでふと気づいたのですが、行政の職員の持つ意識そのものに縦割りの弊害があるなと。
私が聞いた話は、福祉部で働く事務職と保育園で働く現場の区職員との関係なんですが、事務的部分と現場とでは当然意識が違うわけです。民間も含めていろんな力を入れたほうが停滞しない現場が作れるじゃないか、民間委託で良いじゃないかと事務職は考え、現場のことを何も知らないくせに何を言ってるんだと現場の人は思う。その間に葛藤が起きている。
それは、縦割りで、理念の共有、心の共感ができていないために起こることですね。
そうやって縦割りの争いをしていると、市民のニーズに目を向けられなくなっている。区民は置き去りです。なんだかよく分からないけど不安、という状態に置かれてしまう。
正直なところ、民間委託とその反対運動を調べてみて感じたのはそんなことでした。
今回の天下りの話もそれに近いものがある気がします。確かにこの出勤日数ではこの給料は法外じゃないかと思われる。それは確かですよね。忘れてはいけないポイントだと思います。
で、それで平気だと思っちゃうのは、区の一般的な職で退職をした人と、収入役までいった人の間には当然差をつけてしかるべきだと思ったからかもしれないとふと思いました。
つまり、職員間での差しか見ていない。区民と比べればとんでもない常識はずれの決定をしていることに気づいていない。縦割りの中でしか頭が動いていないからですね。

国レベルでも「格差なんか無い」なんて発言をする政治家がいますね。テレビで見ていて「馬鹿じゃないだろうか」と私は独り言を言っていますが。ワーキングプアの状態にある人は見えていない。なんで見えていないかというと、政治家にとって「存在する人」は、「投票してくれる人、支持してくれる人」に限られるからでしょうね。
投票に行かない人は、存在しないのと同じだから、格差の「下の方の人」は多くの政治家にとっては存在しない人なんでしょう。障害者も高齢者も、低所得者も。

ただ、そんな政治家なんて許せない、と思う人が、投票に行かないのも社会を悪くする一因ではあるんですよ。例えばワーキングプアの人が団結して一人ワーキングプアの代表を政治の世界に送り込んで徹底的に応援したら、かなりの票で当選するでしょう。そういうムーブメントを作る責任が、当事者にはあると思うんです。
何かできたら、世の中はもっと変わるかもしれませんね。
  • 2007-09-16
  • 投稿者 : かとうぎ桜子
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  • 2012-11-06
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  • 2012-12-06
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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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