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①明日から10月 ②保育園などの民間委託(一般質問)

①明日から10月


早いもので、明日から10月ですね。


毎週月曜日の朝に大泉学園の北口に立っていますが、ここのところ月曜日の休みが続いたので、しばらくご無沙汰。


私の一般質問など、新しい情報を載せた会派レポートをまだ作成していないので、明日は何も配らずに立つだけにしようと思っていたんですが・・・


しかし明日から、赤い羽根共同募金が始まるのです・・・。


毎年10月1日の朝はいろんな駅で、中学生とかが「お願いしまーす」と立つのですよね。


きっと明日の朝も寒いだろうに、中学生がお願いしますといっている向かい側でマイクで「おはようございます」って言うのもなんだかね。


というわけで、多分明日は、マイクも持たず、何も配らず、ただ道端でぺこぺこしているかもしれません。もし見かけたら温かく見守ってやってください・・・っていうか、明日は頑張ってるボランティアさんたちのほうを見てあげてください・・・あ、見るだけじゃなくて募金もした方が良いと思いますが(笑)


②保育園などの民間委託(一般質問)


一般質問の2つ目は、区立保育園の民間委託について。


「郵政民営化」なんてのが一番よく聞く話ですが、今、いろんな分野で民営化・民間委託が進んでいます。


民営化というのは、すべて民間に渡してしまうことですね。国鉄がJRになったり。


民間委託は、公立のまま残しておいて、実際の運営部分を民間にやってもらう。


新宿区などは保育園を民営化するそうですが、練馬区は民間委託にするそうです。


新宿の考えは「委託だと、何年か経ったら『委託先を変えようか』というような話も出たりするかもしれないし、将来を見通した安定した運営ができないだろうから、すべて民間の創意工夫に任せた方が良いだろう」ということで、今まで区立でやっていた保育園を民間に渡すらしい。


練馬は「万一何か問題が起きたときの責任は、区がとることのできる形にした方が良いだろう」ということで、すべてを民間にするのではなく、委託という形にした。


今、練馬ではすでに3つの園が委託されていますが、これからも進めていくということです。


最初に委託が決定した光が丘第八保育園のときに、どこに委託するのかとか質が下がってしまうのじゃないかとか、不安の声が上がる中、年度途中で株式会社に委託されたりと、混乱をしてしまい、それが他の園の委託についても保護者の方が不安になる要素になっているようです。


議会の中でも民間委託に関してはかなり議論がされていて、完全に反対という考えの人もいるし、行政改革の流れの中で保育園だけ聖域にするのはおかしいという人もいる。今私が見ている限りでは、この話題が一番野次の飛ぶ話題ではないかと思います。


 


で、私の考えですが。


私は、民間委託が必ずしも悪いとは思っていません。


私は保育士の資格も持っていて、ごく短期間ではありますが、某区(練馬ではない)の保育園でアルバイトをしていたことがありました。福祉の専門学校に行っていたときは同級生に子ども関係の仕事をしている人もたくさんいましたが、民間で働いていてもとても理念を持って働いている人もいたし、公立で働いているからって特別素晴らしいというわけでもない・・・といったら語弊がありますが、公立であれ民間であれ、まずは保育士なり社会福祉士なり、なんらかの国家資格を持って従事しているわけですから、「民間になったら質が下がる」というのは、あたらないと思います。


問題は、官か民か、ではなく、


・運営主体が変わることで、今まで関わっていた保育士さんが入れ替わってしまう。子どもにとっても親にとっても慣れていたような日常の習慣がちょっと変わってしまったり、顔なじみの人がいなくなってしまう不安がある。


・質が下がる可能性があるのは、民間のほうがお給料が安かったり産休育休などが取りにくくてスタッフの勤務年数が短くなってしまうため。長期的目標が立てにくいため。


・そして何より不安をかきたてるのは、上のような不安要素があるにもかかわらず、区が民間委託方針をいきなり出して「理解してください」の一言でどんどん進めてしまうから、保護者や子ども、その保育園の従事者などの当事者が「ついていけない」という気持ちになってしまうこと。


ということではないかと、私は考えています。


 


で、今回の一般質問では次のような話をしました。学童クラブのときと同様、それに対する答弁を青字で書きます。


(1)民間委託・民営化と一言で言っても、保育園や障害者施設のように人に直接関わる分野は、コンピューターのような事務作業の効率化とは性質が違うと思う。人に直接関わる分野は特段の配慮が必要になると思うけれど、練馬区はそれをどう考えているのか。


世田谷区では、保護者の皆さんと相談しながら「保育園民営化ガイドライン」というのを作っています。ホームページはこちら。ただ「ガイドライン」を作るというだけではなくて、意見交換会を開いたというプロセスを参考にすべきではないかと思います。(意見交換会の議事録もホームページに載っています。)


それぞれの園ごとにもめたら考える、とか、区が「ご理解ください」の一点張り、というのでは、何の進歩もないから、全体の方針を決めておこう、ということですよね。


ちなみに、今回の一般質問では事例をやたらといっぱい入れたのですが、できれば区の職員さんが、いろんな先進事例について調べてくれたら良いなと思って、私の福祉関係のあらゆる友人から先進事例を聞きまくって書いたのです。で、聞くだけでそのまま書いたんじゃ説得力がないから全部議事録等を私自身読んで納得できたものを入れ込んでいったので、膨大な情報量となり私の頭は爆発して胃が壊れた、というわけ・・・。


で、答弁の内容は―


福祉的な施設に指定管理者制度を導入する場合は一般的な施設よりも長い5年間の指定にして、さらに良好な運営が行われている場合は2回更新できるようにしている。保育園や学童クラブは指定管理者制度よりも区の関与が強い業務委託を先行させている。


区民の目線から委託の結果を評価していく「モニタリングシステム」を今年度中に確立したいと考えている。


指定管理者制度は、施設管理の部分から委託業者がやる制度なので、もう少し業者に与えられる権限が増えるわけですね。障害者施設は、指定管理者制度が進められています。でも、保育園はまずは管理部分は区の責任でやっていく方式をとる、ということでしょう。でも、「先行させている」という言い方をするってことは、いつかは指定管理者にするつもりなのかな?


これは問題提起じゃなくて本当に素朴な疑問なんですが、指定管理者は「2回更新できる」ってことは「2回しか更新できない」ということだと思うのだけど、その後はどうするんだろう・・・。


なんかよく分からないから、これについてはもう少し勉強してまたご報告します・・・。


モニタリング、というのは、点検していく、みたいな意味ですが、システムを確立していくのは大事なことですね。でも、まあ答弁はこれだけなので、委託する前のシステム作りはするつもりはないみたいですね263 (答弁も全文載せられたら良いなと思いますが・・・一応、答弁では、「今は民営化のためのガイドラインとして『委託化・民営化方針』『指定管理者制度の適用に係る基本方針』『運用細目』を定めております」という答弁もありましたが、私の質問は「それでは足りないんじゃないですか?」という質問なので、返事にはなっていないということです。)


(2)保護者が不安になっている状況の中で、どうしても民間委託を進めようとしている理由の一つに、説明会なんかでは必ず「休日保育、延長保育など、利用者のニーズの多様化に対応するため」ということが言われています。そういう説明だと「今のままでも大丈夫なんだから別に変えてもらわなくても良いよ」と保護者から声が出る。区の職員さんは「いや、でも今後必要なことだ」と答える。保護者は「今後必要かどうか、私たちに聞いたのか?」と腹を立てる。というのが説明会の様子です。


どうしてこうもかみ合わないことになるかというと、区の説明の中に「子ども」の存在が抜け落ちてるからじゃないでしょうかね。


保護者にとっては、自分が見ていられない間に子どもが安全で健全に成長してくれていることが一番大事なのですよね。ところが、区の説明だとそこについての説明が抜け落ちて、ただ単に「時間の融通が利く」とかしか言ってくれない。いや、その前に子ども達を安心して預けられるかどうか、教えて欲しいんだ、という思いではないでしょうか。


今回質問するにあたって、いろんな方のお話を聞きましたが、「民間委託が急速に進められている中では、保育が『託児化』している」という意見を聞きました。


子どもを育てる、というのではなく、ただ子どもを預ける機能になってしまっている、という意味。


だから一般質問では「時間延長などの保護者のニーズではなく、子どものニーズについてはどう考えていますか」と聞きました。


利用する子どもたちにとってのメリットですが、延長保育など保育サービスの充実により、保護者のニーズに応えることそのものが、親が安心し、かつゆとりを持って子どもを育てることになると考えます。


・・・話にならん。この答弁は腹が立ちました。いや、腹が立ったというよりか、呆れたというか(苦笑)


全然答えになってないじゃん。託児サービスができれば良いと考えてる、ってことかな。


はぐらかしてわざと答えをずらしているのならば仕方ないけど、本気でこう考えてるんだったら、保育の理念について考えないまま保育行政が行われていると考えざるを得ない答弁だと思います。


(3)委託先の選定方法。


保護者の不安を解消するためには、できる限りすべてのプロセスを公開していくことが必要だと思います。


事前に区の担当の方からお話を聞いた時に、選定の際の発表会(プレゼンテーション)は公開したいと考えているけど、どこまで公開するかはまだ検討中だと聞いていました。


まだ決まっていない段階で法人名まで公開するべきかどうか、など。そこで公開してしまったら落ちた法人名までが広まってしまうわけで。


で、ちょっと調べていたら、新宿区が法人名まで公開してプレゼンテーションをやると聞きました。「だって、それが保護者の安心できる要件ならば、当たり前でしょ」と新宿区の担当者の方。


利用者のニーズに即して動くと、自信を持った言葉が言えるし、自分自身楽になるんでしょうね、新宿区の担当の方の言葉は力強かった。新宿区のホームページはこちら


答弁では「プレゼンテーションを公開します」というお答えでしたが、ぜひより一層の工夫をお願いします。(←区の職員さんへのメッセージ)


何か新しいことをしようとすれば、反対はどうしても出るものでしょう。新宿区の議事録を見てもそれは分かります。ここで大事なのは、合意形成のプロセスを作っていくことだと思うのです。


 


あと2つ、「区の職員と民間業者が普段から人事交流できるようなシステム作りをした方が良いんじゃないか」ということと、「保育園の質を保つために第三者評価を受けると説明してたけど、どうやって第三者評価機関を選んだのか」という質問をしましたが、この2つの答弁に私はとっても腹が立っているので、これに関してはまた次のブログで書きます。


特に第三者評価について・・・。この1週間の私の胃腸炎とイライラの最大の理由は第三者評価に関する答弁のせいだといっても過言ではないほど(笑)


詳しくは次回ブログにて。


かとうぎ桜子を育てる会

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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