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保育園のこと

今日、健康福祉委員会でしたが、結局、光が丘第四保育園に関しては12月21日の区報によって事業者公募を開始するという話で終わってしまいました。

保護者向けの説明会もそうでしたが、区の職員の側は、もう21日公募開始は動かない形で決めて説得することしか考えてないから、話し合ってもとても不毛な感じがします。

私はとても悔しいです。

まだまだ私自身議員としてのスキルが未熟だと思いながらも・・・でも、ホームヘルパーの仕事なんかもそうですが、人相手の仕事は「今は未熟だけどこれからだんだんできるようになれば良いさ」というものではないと思っています。利用者(今回の場合には光が丘第四保育園の保護者)にとっては「かけがえのない今」なのですから、私のスキル不足で思いが伝えきれないのはどうしても避けたいと思っていました。

今の私にできる限りのことは言ったつもりではあるのですが・・・。


私は福祉の仕事をしているときから、グループで討議をするのが好きで、「KJ法」というのが良いなと思っています。
本来は、グループで話し合いながら、一人ひとりが思ったことを付箋に書いていって出し合っていって、その付箋を分類していくことで議論を整理していく、というものです。

12月21日公募予定ならば、意見を言えるのは今日が最後かもしれないと思って、どうしたら良いかを必死で考えました。それで、今の私の能力でできる一番良い方法はこのKJ法に違いないと考えまして。

昨日は関係資料を読みながら、自分が委員会で言いたい意見をせっせと付箋に書いていました。
ある程度、前もって分類に分けて、それを委員会の会議室に持ち込みまして。
委員会の間は、他の委員さんの意見や、職員さんの答弁もまた付箋に書いて、これも一緒に分類に分けていく。今日の委員会では私は机の上で「ひとりKJ法」をやっていました(^^;
よし、これで他の話と重複もなく、かといって漏れもないように、言うべきことは言えるぞ、と思いながら発言をしたのですが、果たして言い切れたのかどうか・・・。


21日の募集開始までの間に、今度委託が発表になった12園についての説明会が今度の土日にありますし、そこでの議論のことも取り入れながら、少しでも良い形で21日を迎えられるように、と思います。


今日の委員会は10時~13時過ぎまででしたが、脳みそを200%使ったし、それでも良い結果は生まれなかったし、ぐったりして、18時くらいまでガックリしていました・・・。

部長が、「事務屋だから保育の質は分からない」と言ったと、前回のブログで書きましたが、これが私の中ではいつまでもモヤモヤしていまして。
この言葉が、今の練馬区の物事の進め方をすべて象徴しているような気がして。

この言葉は、必死で考えている保護者に対しても失礼だけれど、窓口レベルで一生懸命頑張っている行政職員に対しても失礼なんじゃないかなあと。
きっと、行政職員でも、温かい心をもって、日々、区民のために腐心している人もいるでしょう。そんな人が、ときには区民から「でもどうせあなたは、何年かすれば異動してしまう事務屋なんでしょ」みたいなことを言われて、傷つくこともあるのではないんですかね。
部長の言い方は、そんな職員に対しても失礼な言葉だと思う。

だから、その言葉が、時間が経つごとに私の中で衝撃を増してきまして。
委員会が終わって、ヨレヨレと、「・・・事務屋・・・」とボソボソつぶやきながら廊下をうつむいて歩いていました。


結果はすでに決まっているかのような状態で議論をするというのは本当に不毛です。
答弁をしている職員の側もそのくらいは感じているのではないかしら。
担当の課長さんは答弁の途中から、目が宙を漂っていて棒読みになっていたし。
この課長さん、「委託実施園の選定方法につきましては・・・」とか、ボソボソ唱えながらそのままバタッと倒れるんではないかと、何度か心配になりました。保育関係の職員さんは私のすぐ近くの席なので、よっぽど、「しっかりしろ!気をたしかにもて!」とポンポンとほっぺたを叩いてあげようかと思いました(^^;
土日も夜も、時間を費やして、怒られるばかりでちっとも感謝されない仕事をしているんだから、職員さんにとってもきっと不毛なんだろうという気がしますが。。


ひとつ、委員会の場ではパッとうまく言葉にしきれなかったことがありますので、ここに書いておきます。
前回の委員会で、「光が丘第四保育園の人たちと直接会ってお話をすれば一定の理解を得られると思っている」と課長さんが言っていました。
でも実際には、この数回ブログで書いてあるとおり、まったく合意は得られていない。
だから、「一定の理解は得られるといってましたが、実際はどうでしたか?」という質問をしてみました。
そしたら、「傍聴の発言を認めたことで、影響があったと考えている」という答弁がありました。

「保育園の説明会は、保護者と区の話し合いであって、傍聴は発言しない方がいいと思う」と、区の職員は言ったんだけれど、保護者の側が傍聴の発言も許可してほしいと言ったのだと。

実際に現場を見ていた印象としては、傍聴者は、保護者の意見を補完することはあっても、傍聴者が先頭に立って発言したことはありませんでした。

それを、「傍聴の発言を認めたことで影響があった」と答弁するというのは、実際に説明会を見ていない人に対して、「傍聴者が反対を扇動している」と印象づけるものだと思います。

たしかに、傍聴者の発言の可否というのは、難しい問題だとは思います。

今日の委員会でも、「傍聴者が発言するのはどうなのか」という意見を言う委員さんもいました。

でもそういう性質のものであるならば、保護者から「傍聴者の発言も認めてほしい」と言われたときに、区の担当者が「傍聴者の発言を認めると、傍聴者が扇動したという曲解をする人がいる恐れもありますし、区の側としてもそう説明せざるを得ない場面が出てくるかもしれませんが、それでも許可した方がいいですか」と、状況説明を含めた話し合いが必要だったんではないでしょうか。

そういうことを何も言わずに、「保護者が言うなら仕方ない」と傍聴者の発言を認めておきながら、委員会の説明では「傍聴者に影響された」という説明をするというのは、保護者との合意が得られなかったことを、傍聴者や保護者の責任に転嫁している。
そういう言い方は、保護者との信頼関係を自ら崩そうとしているようにしか思えませんでした。

本当に早く民間委託を進めたいのであれば、もう少し相手に対して思いやりを持って、信頼関係を作る努力をしてほしいと思います。

信頼関係というのは、そういう、些細に見えるような一言一言で築くこともできるし崩すこともできるんだと思いますよ。




夕方までグッタリしながら、夜は「大泉学園まちづくりネット」の会議に参加。

これは前にも書いたように思いますが―私は学園町に住んでいまして、その地域で福祉の集まりがあって、2ヶ月に1回参加しています。
学園町地域の福祉従事者や、地域に住んでいる方たちが集まって、地域活動について考える会。
この会で、大泉学園通りに「ショップ学園通り」という地域の拠点を作っている。週に何回か開けているんだけど、ボランティアさんたちで回している。
ほんとに、素敵だなあと思っています。

会議は練馬福祉園の一室を借りてやっている。

練馬福祉園は、武蔵野会という法人がやっていますが、この法人は、光が丘の区民センターの中の障害者の支援センターも受託をして、来年度からは大泉町福祉園も受託をする。

まちづくりネットでいつもお会いしていた職員さんが、今度から光が丘のセンターのほうのスタッフになったんです、とおっしゃっていました。
「今までは、障害者は障害者、高齢者は高齢者、と施策が分かれていたけれど、そういう縦割りではなくてもっと地域という単位で考えるべきだと思うのです。光が丘のセンターはその拠点にしていきたい」と熱く語っていらっしゃった。
この会議にあつまる人たちは、それぞれ何らかの形で福祉に関わりながら、「もっと良くしたい」と楽しみながら頑張っていらっしゃるので、話がとても前向き。

ああ、前向きな会議って楽しい・・・としみじみ思って、ちょっと元気をもらいました。

保育園の委託でも、武蔵野会の職員さんみたいに熱く地域を語れる人がいてくれたら良いんですけどね・・・。

相手を説得するつもりで臨む会議は不毛なんですよ。お互いに意見を出し合って、希望に向かっていかなくては。区の職員さんはきっと、「楽しい会議」の経験がないんでしょうね。相手を説得することしか考えていない。
人生、仕事をしている時間の方が長いのに、相手と楽しく協働することを知らないなんて、かわいそうにと思います。そんな区の職員に付き合わされる保育園の保護者はもっとかわいそうですけど。
たとえ、委託の時期は変えられなかったとしても、無理矢理に従わせようとするのではなくて、とにかくまずは話を聞いてみる、という姿勢を持つだけでも、きっと職員さんの気持ちも楽になるし、保護者も怒らずに安心して意見を言えるようになるのではないかと思うんですが。



かとうぎ桜子を育てる会

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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