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★第一回定例会終了 ★予算⑤
★第一回定例会終了
なかなかブログでの報告は終わりませんが、現実の定例会は、3月14日で終了しました。
いやー、長かった。
2月13日から始まってちょうど1ヶ月くらいなのに、1年くらいに感じました(^^;
小さい頃って、月日が経つのは長く感じますよね。小学生の頃は、卒業なんてはるかずっと先だと思っていた。だけど、年をとるごとに月日が経つのが早くなっていく。
そんな毎日だったのに、こんなに1ヶ月が長く感じたのは久しぶりでした。あーー。
予算特別委員会があって大変だったこともあるけれど、保育園の民間委託の問題を中心にして、私は、将来的に自分自身が議員としてどうあるべきなんだろうか、ということをものすごく考えたという意味でも、とっても長い1ヶ月だったし、自分の心の成長のひとつの節目でもあったなと思っています。
この定例会を経て、議会の1年の流れを一通り経験しました。
桜が咲いたら私は28歳になり、そして選挙から1年を迎えます。
選挙の頃に気にかけてくださった方にお会いすると、「もう仕事には慣れた?」と声をかけてくださいます。
うーん、区役所に行く道順は間違えなくなったし、課長さんや部長さんや議員の名前は覚えたし、なんとなくそれぞれのキャラクターも分かってきたし、そういう意味では慣れたかな。
でも、議員って、たぶん、仕事に慣れてしまってはいけない職種なのではないかなあ、と思います。いつも、新鮮に感じて、腹を立てたり、悩んだり、していきたいなと思っています。
★予算⑤
前回のブログの、介護保険の話の続き。
②介護従事者の待遇改善のこと
介護保険の厳しさは、利用者だけではなく介護の従事者にも及んでいます。
2006年の介護保険改正の影響もあるけれど、一時期に比べて一般の会社の求人が増えてきたことも影響していると思う。
月20万もらえれば、おお結構良いじゃん、というくらいの給料だと思うし。
人手不足だから仕事のシフトも厳しいし。
忙しいと余裕がなくなって、じっくり利用者の声に耳を傾ける時間が取れなくなるし。
利用者の声を聞くために福祉の仕事についたはずなのに、自分は一体何をやってるんだろう、なんて疑問を感じ始めたら、とても苦しくて仕事が続けられない、なんていうことが多いんだと思います。
非常勤の人も多いし、社会保険だってきちんと入っているかどうかも怪しいと思いますよ。
非常に、先々が見えにくい仕事なわけです。
私が議員になった一つの理由には、「自分がいつまでも安心してヘルパーの仕事をできると思えない状況を変えたい」というのもありました。
もらえるお金に限界があるのは、介護保険の中の介護報酬が事業所の収入の上限だから、それを上回る人件費は出せないということがあります。
だから、金銭面を変えるには、介護保険のあり方そのものを見直さないといけない。それは、国レベルに向けて提案・要望をしていくにしても、それとは別に区レベルですぐにでもできることはなんだろうかな、と考えました。
で、研修体制の充実、というのを考えて、予算特別委員会で提案したのです。
私は以前、「東京都福祉人材センター 研修室」というところでバイトをしていましたが、それは都内の施設職員を中心とした研修を行っている場所でした。それは東京都の事業で、東京都社会福祉協議会が引き受けている。
でも、東京といっても広いですよね。練馬も多摩も島部もみんな東京だし。
だから、研修を受けている人の様子を見ていると、せっかくならば近くで仕事をしている人に知り合えればいいのになあ、というのが伝わってきた。
「勉強したことは、職場に持ち帰ります」という言い方もよく耳にしましたが、うーむ。
「持ち帰る」。。
食べ物だって、持ち帰るよりその場で食べた方がおいしいでしょう?
勉強したことを、一人で職場に持ち帰らないといけない、というだけでも、結構重荷なのではないのかなあと思っていました。
持ち帰るんじゃなくて、その場で食べられるような状況を作らないといけない。それは、都という大きなレベルではなくて、地元で研修を受けられる体制を作ることではないかなと思います。
勉強をしに行くのって、勉強そのものだけではなくて、そこでともに学ぶ仲間ができるから楽しいものですよね。
地域レベルに研修機関があれば、知り合う人は近くの職場の人になる。
今はお給料が安くてきついけれど、自分達が目指す福祉はこういうものだよね、だからそれを目指して頑張ろうね、と話し合える仲間が、職場を越えて存在したなら、心強いのではないかと思います。
練馬の社会福祉事業団が、独自にやっている研修を区内の他事業所に公開しているらしい。
その体制をより一層充実できたら、可能性は広がるんではないかな、と思っています。
※かとうぎ桜子を育てる会のホームページはこちら
なかなかブログでの報告は終わりませんが、現実の定例会は、3月14日で終了しました。
いやー、長かった。
2月13日から始まってちょうど1ヶ月くらいなのに、1年くらいに感じました(^^;
小さい頃って、月日が経つのは長く感じますよね。小学生の頃は、卒業なんてはるかずっと先だと思っていた。だけど、年をとるごとに月日が経つのが早くなっていく。
そんな毎日だったのに、こんなに1ヶ月が長く感じたのは久しぶりでした。あーー。
予算特別委員会があって大変だったこともあるけれど、保育園の民間委託の問題を中心にして、私は、将来的に自分自身が議員としてどうあるべきなんだろうか、ということをものすごく考えたという意味でも、とっても長い1ヶ月だったし、自分の心の成長のひとつの節目でもあったなと思っています。
この定例会を経て、議会の1年の流れを一通り経験しました。
桜が咲いたら私は28歳になり、そして選挙から1年を迎えます。
選挙の頃に気にかけてくださった方にお会いすると、「もう仕事には慣れた?」と声をかけてくださいます。
うーん、区役所に行く道順は間違えなくなったし、課長さんや部長さんや議員の名前は覚えたし、なんとなくそれぞれのキャラクターも分かってきたし、そういう意味では慣れたかな。
でも、議員って、たぶん、仕事に慣れてしまってはいけない職種なのではないかなあ、と思います。いつも、新鮮に感じて、腹を立てたり、悩んだり、していきたいなと思っています。
★予算⑤
前回のブログの、介護保険の話の続き。
②介護従事者の待遇改善のこと
介護保険の厳しさは、利用者だけではなく介護の従事者にも及んでいます。
2006年の介護保険改正の影響もあるけれど、一時期に比べて一般の会社の求人が増えてきたことも影響していると思う。
月20万もらえれば、おお結構良いじゃん、というくらいの給料だと思うし。
人手不足だから仕事のシフトも厳しいし。
忙しいと余裕がなくなって、じっくり利用者の声に耳を傾ける時間が取れなくなるし。
利用者の声を聞くために福祉の仕事についたはずなのに、自分は一体何をやってるんだろう、なんて疑問を感じ始めたら、とても苦しくて仕事が続けられない、なんていうことが多いんだと思います。
非常勤の人も多いし、社会保険だってきちんと入っているかどうかも怪しいと思いますよ。
非常に、先々が見えにくい仕事なわけです。
私が議員になった一つの理由には、「自分がいつまでも安心してヘルパーの仕事をできると思えない状況を変えたい」というのもありました。
もらえるお金に限界があるのは、介護保険の中の介護報酬が事業所の収入の上限だから、それを上回る人件費は出せないということがあります。
だから、金銭面を変えるには、介護保険のあり方そのものを見直さないといけない。それは、国レベルに向けて提案・要望をしていくにしても、それとは別に区レベルですぐにでもできることはなんだろうかな、と考えました。
で、研修体制の充実、というのを考えて、予算特別委員会で提案したのです。
私は以前、「東京都福祉人材センター 研修室」というところでバイトをしていましたが、それは都内の施設職員を中心とした研修を行っている場所でした。それは東京都の事業で、東京都社会福祉協議会が引き受けている。
でも、東京といっても広いですよね。練馬も多摩も島部もみんな東京だし。
だから、研修を受けている人の様子を見ていると、せっかくならば近くで仕事をしている人に知り合えればいいのになあ、というのが伝わってきた。
「勉強したことは、職場に持ち帰ります」という言い方もよく耳にしましたが、うーむ。
「持ち帰る」。。
食べ物だって、持ち帰るよりその場で食べた方がおいしいでしょう?
勉強したことを、一人で職場に持ち帰らないといけない、というだけでも、結構重荷なのではないのかなあと思っていました。
持ち帰るんじゃなくて、その場で食べられるような状況を作らないといけない。それは、都という大きなレベルではなくて、地元で研修を受けられる体制を作ることではないかなと思います。
勉強をしに行くのって、勉強そのものだけではなくて、そこでともに学ぶ仲間ができるから楽しいものですよね。
地域レベルに研修機関があれば、知り合う人は近くの職場の人になる。
今はお給料が安くてきついけれど、自分達が目指す福祉はこういうものだよね、だからそれを目指して頑張ろうね、と話し合える仲間が、職場を越えて存在したなら、心強いのではないかと思います。
練馬の社会福祉事業団が、独自にやっている研修を区内の他事業所に公開しているらしい。
その体制をより一層充実できたら、可能性は広がるんではないかな、と思っています。
※かとうぎ桜子を育てる会のホームページはこちら
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