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桜まつりと、東京社会福祉士会の総会

やっぱり花粉症になったのかなあ・・・。
会合で会場がしーんとしているときや、偉い人が真面目に挨拶しているときに限って「へっくしょい」とくしゃみが出て、ハナが垂れる。垂れるから「ずびー」っと鼻をかむ。うるさくてすみません。うぅ。

今日は午前中は「大泉桜まつり」。ちょうど満開で良かったですね。
大泉中学校でのセレモニーと、学園町の風致地区公園でのセレモニーに参加。

そのあと、午後は東京社会福祉士会の総会に出るために、早稲田の方へ。
書きたいことが多岐にわたるので、以下、「★」で区切って書きます。

★いずみ寮のこと
総会の前の講演会は、練馬区内にある婦人保護施設「いずみ寮」の施設長さんからのお話。
婦人保護施設は、売春防止法に基づく施設。
そもそも、売春防止法というのが、「売春をする女が悪い」という考えに基づくもので、買う人や売っている業者については触れていないという、女性差別的な考えがあります。

婦人保護施設に入っている方は、DVの被害にあった方だったり、知的・精神に障害があって、社会の中で生きづらい思いをしてきた方が多い。
元々、性的な搾取を受けてきた女性というのが、小さい頃から性的虐待を受けた被害者だったり、軽度の障害がある方だったり、貧困であったり、という状況にある。

性を売って働いている女性のことについて、「なぜそんな仕事についているのか」と思いを馳せてみると、どんな事情があるにしろ、とにかく「性くらい売ったって構わない」もしくは「仕方ない」という感情があるわけで。なぜその感情が生まれてしまうかというと、自分を大事にしたいという感情が奪われてしまっているからで。どうして自尊感情がなくなってしまうのかというと、ずっとそういう環境に置かれてきたからで。

つまりは、その人が、自分を大事にして生きていくことができない社会構造の問題なわけですね。

昨日のブログではホームレスのことを書いたけれど、女性に特化して考えると今日のブログのような話になります。

貧困は、物理的・経済的なものだけではなく、「自分を大事にしたい」という最低限の尊厳までも奪ってしまっている。生命の保障さえ危うい。


今日の講演の性的搾取の話の中で、児童ポルノの話が出ました。児童ポルノの低年齢化が進んでいて、小学校低学年の女の子に性的虐待を加えている様子を映したビデオがあるとか。
そんな状況に置かれた子どもが、自分に誇りを持って生きていけるのか・・・。

同じ時代に生きていながら、想像もつかないような状況に置かれている人がたくさんいるんだと思います。

昨日の反貧困フェスタの中では、ホームレスに対する襲撃の話が出ていました。
ホームレスが寝ているところにガソリンをまいて火をつけるとか。

普通に生きている中で起きたとしたら、大騒動になるような残酷な事件がたくさん起きていて、犯人がつかまっていないにも関わらず、新聞ではちっぽけな記事にしかならない。

ホームレスに対する暴力、女性が置かれている環境・・・加害者の責任もさることながら、それを見て見ぬふりしている私達の責任も問われますよね。

こうやって考えると改めて、性と生とは深いつながりがあって、絶対に犯されてはいけない人の尊厳であると思います。目を背けてはいけない問題です。

・・・2日連続で衝撃的な話を聞いたので、ショックでバタッと倒れそうな気分です・・・。

★「社会福祉士」のこと。
社会福祉士はどうあるべきか、なんていう話を皆でしつつ、そんな中でもいろんな立場の人、いろんなタイプの人、いろんな考えの人がいるなあ、なんていうのを見てきました。

そんな中で、しみじみ考えた。
私は、「議員である」ということよりも上位のアイデンティティとして「社会福祉士であること」があると思っています。専門職としての倫理があるからです。
だけど、「社会福祉士であること」ということを最終ゴールにして、そこに安住してしまってもいけないなあと。
さらに上位概念として何があるのか・・・と考えると・・・・「人間であること」かな?
以前、たかやんさんという方が、コメントをくださったことがありましたが、「人間らしくあること」が一番のポイントかな。

人間らしく生きるために、それを実現するための役割として社会福祉士があり、具体的に形にする仕事として議員がある、という感じでしょうか。

社会福祉士に限らず、ケアマネでもヘルパーでも、医者でも弁護士でも、専門職種の人は皆そうでしょうが、広く広く、一番先の目標を見ておかないと、いつか楽な地点に安住してしまうんじゃないか、ということを、自分の心の戒めとして、感じました。

★「ご案内」?
総会が終わって、懇親会。
近くに座った人と話をしていたら、向かいに座った方は、行政関係の福祉施設で働いている方だった。
「へえ、議員さんでしたか」とその方は言い、私は、その人の働いている施設について「どんなですか?」と質問をしていました。
「どういう仕組みで仕事をしてるんですか?」と聞いたら、その方が、「ご案内のように・・・」と前置きしながら答え始めた。
ひぃ。「ご案内のように」が出た。答弁だ・・・。

行政関係で働いている人は、業務外でお酒を飲んでいるときにも、目の前に議員が現われたらつい「ご案内のように」と言うんでしょうか。

そのことにビックリして、しばらく衝撃を受けていました(^^;

しかし、前から気になっていたんだけど、「ご案内のように」って、何だろう・・・。

会社とかで働いてても使う言葉なんですかね?

私は議員になって初めて聞いたから、初めて新人議員研修に行った時に「ご案内のように」と言われて、「どこかに『ご案内』という紙があるんだろうか・・・」としばらく探しました。
30秒くらい探し続けて、ハッと意味に気づきました(^^;

「もうすでにご存知でしょうけど」っていうことですよね。
こりゃあ、盛んに使われてるところを見ると、丁寧語なんですかね?

「議員さんになることができた人なんだから、いちいち私から説明なんか聞かなくたって、知ってて当然でしょ、へっへ」と、言われているような気分になるんですけど・・・(^^;

いやはや、ビールを片手にしゃべってるときに「ご案内」が出たショックで、いろんなことが頭を駆け巡りました。

※かとうぎ桜子を育てる会のホームページはこちら

3件のコメント

[C168] ご案内、聞いてないよと答えたい

昨日お会いしたものです!

議員である以上に社会福祉士でありたい。そうそう。

知り合いは、「社会福祉士なんて法の番人に成り下がって全然役に立たない」「もっとソーシャルアクションが必要」なんて言ってました。
でも、少しずつ、資格の内実も変えていける予感…。

かとうぎさんの場合は、条例とかつくれる立場なので、ホント活躍を期待しています。

[C169] 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • 2008-04-01
  • 投稿者 :
  • 編集

[C171] 柳本さん

コメントありがとうございます。

法の番人に成り下がる・・・それは、社会福祉士に限らず、どんな職種でもなってしまいがちなところですよね。本来、目指すべきは当事者の生きる権利を守ることであって、場合によっては法律も変えていかなくてはいけないわけですが、それを忘れてしまっているのではないかという場面はたくさんありますね。

「条例とかつくれる立場」・・・そうですよね(><)頑張ります・・・。
  • 2008-04-09
  • 投稿者 : かとうぎ桜子
  • URL
  • 編集

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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