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★多治見市の視察 ★キツネ狩りの歌 ★保育園の委託のこと

この金曜土曜は、まるで若い学生さんのような無謀な行動計画を立ててしまいました・・・。立てた時点で「ちょっと大変そうかも」と思っていたのですが、実際やってみたら鼻血が出そうでした。。というわけで、この2日の活動だけで2,3回に分けたブログを書かなくてはならなくなりました。

①金曜日は岐阜県多治見市に日帰りで視察に行き、②その帰りがけに飯田橋で子ども関係の勉強会に行き、③土曜日(今日)は朝8時から山谷でボランティア・・・。

日頃の運動不足か、気持ちよりも実年齢が老けてきたのか、よれよれです。さっき、家の前にたどり着いた時、「ああ、生還した・・・」と思いました(^^;

★多治見市の視察

というわけで、今日のブログは多治見市の視察に絞って書きます。

昨年春に初当選した「1年生議員」のうちの有志8人で、岐阜県多治見市に視察に行きました。

練馬区は今、「基本構想」の見直しをしていますが、その「基本構想」について見るためです。

基本構想のことは私のブログでも何度も書いていますが、これは地方自治法という法律で決められたもので、自治体が必ず作らなくてはいけないもの。
先々、どんな自治体を目指したいか、目標を掲げておくものです。
その「基本構想」を実現するために、長期計画だとか、個別の計画が立てられていきます。
私がNPO時代に関わっていた新宿区は「20年後の新宿区」を想定した基本構想を作り、練馬区では「10年後の練馬区」を想定した基本構想をまさに今作ろうとしている。

でもこの基本構想、一番大きな目標である分、たとえば「みどりの多いまちを目指す」など、どうしても漠然としたものになりがち。

どうしたらよりよい、役立つ基本構想にできるのか、ということで見に行ったのが多治見市でした。

多治見市は、基本構想の期間を8年間にしていて、見直しのタイミングを市長選に合わせている。市長のマニフェストと基本構想を関連付けて考えている。そして、基本構想の下にある、もう少し具体的な「基本計画」の中身についても議会の議決を通すものと位置づけて、そのときそのときの思いつきで市政の方向性が勝手に変えられてしまわないような工夫もしている。

そうしたことは、市民参加条例、市政基本条例というもので定めている。


なるほど、市民に見えやすいしくみを作ることによって、変えられる部分はたくさんあるんだなぁと思いました。

でも、同時に感じたのは、しくみを作ることと同時に、関わる人の意識改革をしなくてはいけないんだろうなということ。どんなに良いしくみを作っても、それを運用する人の価値観に左右される部分ってあるんだろうなと思うのです。
市民目線の価値観をどうやって市政・区政で実現していくのかということが、とっても難しいのだと思います。

というのも、大学院で「事業の評価」に関する授業をとったときに、講師の先生が、「練馬区という自治体は比較的きっちり事業評価のしくみが整っていると思います」とおっしゃったのです。その先生は私が練馬区で働いていることは知らずにしゃべっていたので、掛け値なしにそう思っておっしゃったんでしょうね。

それで、その先生の言葉を聞いて、そして私のこの1年ちょっとの色々な思いと重ね合わせてみて、「あぁ・・・どんなにしくみが整っていても、『誰のために、何のためにやるのか』という根本的な価値観が、市民目線から離れてしまっていたら意味が無いなぁ」としみじみ思ったのでした。

だから、たしかに多治見市は画期的だなあと思いつつ、それを練馬区に取り入れるためには・・・と考えていくと、色々と、心の中で糸がこんがらがってきて、ちょっと遠い目をしてしまいました

DSCN2660.jpg
(視察に行ったメンバーと、多治見市の職員さん。
・・・ブログに貼り付けようと思ってしみじみ写真を見たら、倉田れいかさんが私よりもだいぶ背丈が大きいことに初めて気づいて、ハッとびっくりしました 笑)

★キツネ狩りの歌
多治見市は昨年の今日、40.9度もの気温になった市だそうですが、昨日は多治見市ではなくても暑かったですね・・・。
新幹線に乗るために朝7時頃に自宅から駅まで自転車をこいでいましたが、すでにかなり暑くて、北園の交差点あたりで頭が朦朧とし、ぼんやりした頭の中にわが身の来し方行く末が走馬灯のように駆け巡りました。。

議員になってからのこの1年強、職員さんや他の議員さん、友人知人や区民の方々に言われたいろんな言葉が頭に思い浮かびました。

そしてしみじみ思いました。

28歳で他の仕事をしていれば、いつも上司に叱られているでしょう。
・・・ちなみに、怒る上司が必ずしも正しいわけではないだろうと、福祉の仕事をしている時には思っていましたが(^^;)、でも、議員という仕事は叱ってくれる人が全然いない仕事なのですね。

例えば議会でトンチンカンな質問をしても、そこにいる誰もが「あぁ、加藤木さんってなんてトンチンカンなんだろうか」と思っても顔には出さないんですねぇ。。それは優しさのように見えて、実はとても孤独な世界だなあと思います。

それで、議会が近づくと、私の頭の中には中島みゆきの「キツネ狩りの歌」という歌の歌詞が浮かびます・・・

20代で議員でいることって、やっぱり気をつけないといけないことがいっぱいあるんだろうなと、なんだか急に、北園の交差点で信号待ちをしていたら、ふと頭に浮かんだのでした。。

★保育園の委託のこと
冒頭で②、③と書いた活動の内容については次回以降に書きますが、この②,③ではたくさんの福祉関係の人にお会いしました。新たな出会いがあってとても楽しかったのですが・・・私は最近は自己紹介をするときに、「私は元々介護の仕事をしていて、福祉の状況を変えたくて議員になったのだけれど、議員1年目で一番気になったのは保育園の民間委託のことで、それに関連して大学院に通っています」と言っています。

そんな自己紹介をすると、結構、「あぁ、練馬区の保育園の民間委託がひどいという話は聞いてますよ」と声をかけられます
「私の住む自治体でも、“民間委託の失敗事例”として練馬区の勉強をしました」とおっしゃった方もいたなぁ・・・(苦笑)

私も、練馬区の民間委託の進め方はひどいと散々書いたり言ったりしてきたけれど、そんな立場の私でもさすがに他の自治体に住んでいる福祉関係者からまで「練馬区はひどいって知ってますよ」と言われるとちょっと悲しい気分になりますね・・・


・・・「失敗から学ぶ」ということもあるでしょう。
いっそのこと、「失敗を繰り返さないために」という視点で新たな道を探る先駆者になれたらいいのになと思いますね。

私が議員になってみて、いろんな部分で問題に感じるのは、練馬区の姿勢が、失敗から学ぶのではなくて失敗にフタをするところだと思います。


議会で追及されてもあさっての方向を向いた答弁をしてなんとか切り抜けてこれからも委託を進めていくとしたら、「あぁ、失敗事例の練馬区ね」とたくさんの人から言われるようになっていくんでしょうね。すでにその評判がじわじわと広がっていることを感じます。
内部事情にしか目が向かず、社会全体からどう見られているのか、将来的にどうなのか、考えられない政治って、「政治」と呼んで良いんでしょうかね。
でも、それを恥ずかしいとも思わないのが、今の練馬区政の方向性なのかもしれませんね。

※かとうぎ桜子を育てる会のHPはこちら

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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