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新宿でのボランティア
8月29日の医療・高齢者等特別委員会で、介護のボランティアを養成する事業をするという報告がありました。
最近よく言われる介護ボランティアというものに対して、私は思うところがあって、委員会でも意見を言いましたが(なんかいつにも増して質問と答弁がかみ合わなかったのですが ^^;)、それについて、ブログでも書きたいと思っています。
でも、それを言うために、時間軸が逆になりますが、今日はまずは8月31日に私がやったボランティアのことを書きます。
私が新宿で介護の仕事をしていたころに知り合った人で、戸山団地の孤独死問題に取り組んでいるHさんという人がいます。何度かこのブログでも紹介しました。(例えば、こちらのブログの③の項目にHさんのエピソードを書いています)
団地の一室という小さなスペースで、すぐ隣り合っていながら、毎年何人か、孤独死をしていく。
それに気づき、立ち会い、手続きをしなくてはならない団地の自治会の人たち。
なぜ、死ぬ前に気づくことができなかったのかという後悔。腐ってしまった遺体を目にすること、匂いを嗅ぐこと―その経験が、Hさんを、孤独死防止のための活動に駆り立てているのだと思います。
Hさんは今、孤独死防止のNPOを立ち上げて活動している。
そんなHさんからある日、FAXが来ました。
「6月に、戸山団地の一角に特別養護老人ホームができた。
団地には一人暮らし高齢者がほとんどだし、ぜひとも特養と協力関係を作りたい。
そこで、今度特養とNPOが連携して、栄養に関する勉強会と、食事会をやることになった。
加藤木さんも時間があったらぜひ来て、政治に反映させてくれたら、とても嬉しい」
と。
それで8月31日、戸山団地に出かけたのです。
私は今も月2回だけ、新宿の戸山地区でヘルパーをやっているので、新宿に行くのはそんなに新鮮でもないのですが(^^;)、でもHさんに会うのはかれこれ2年ぶり。
特養での食事会では、私は受付担当をしたり、バイキング形式の食事会で接客(?)をしたりしてました。
「ごめんね、電話では『見学に来て』って言ってたのに、急遽ボランティアがたくさん必要になっちゃったから、手伝ってもらっちゃった」とHさん(笑)
「そうですよねえ、たしか『見にきてくれるだけでも嬉しい』と言われたような気がしたんだけど、気のせいだったかなあと思いながら手伝ってました」と私は答える(^^;
NPOのスタッフさんが「Hさんはいつも加藤木さんのことを言ってたから、来てくれて、嬉しいんですよ」と言ってくださる。
「え!?そうですか?えへえへ」と私。
「いやあ、そんな、別に・・・」とつぶやきながら去って行くHさん・・・(^^;
人のつながりは、あったかいですね。
新宿で働いていたのは2年くらいなんだけれど、今でもいくつか、あの頃の温かいつながりが残っているのは、嬉しいです。
練馬でも、たくさん、あったかい関わりを作っていきたいと思いながら活動してますが(^^)
そして、山谷で8月中旬にやったボランティアもそうだったけれど、仕事とは別にひたすら動く楽しさを、しみじみ感じてきました。
・・・という「ボランティア活動の意味」については、次回のブログへつづく。
ちなみに余談ですが、私が新宿で働いていた頃、新宿区社会福祉協議会は花園神社の隣にありました。
廃校になった小学校跡地を使った場所。区役所の分庁舎として、生活保護の部署と、社協と、会議室として旧教室を使っていたのです。
大久保にあった私の職場から、区役所や社協に行くには、歌舞伎町を一人トコトコと歩いていたものです。「社会見学、社会見学・・・」と呟きながらキョロキョロしつつ(^^;
その社協が最近、高田馬場に移転したんだと、今回の食事会のボランティアをしている時に聞きました。
「あらまあ、じゃあ、花園神社の隣のあの場所はどうなったんですか?」と聞いたら、「吉本興業が使っています」との返事・・・。
そういえば、新宿の小学校跡地を使って吉本興業が事務所を作ったって報道がされてましたね。
それがあの場所だったのか・・・。
私が、新宿区の基本構想についてHさんをはじめとするたくさんの人たちと話をしたり、行政とNPOの協働について会議をしたあの場所が、今は吉本興業・・・
まあ、今は私は練馬区議だから、よその自治体についてとやかく言うべきじゃないとは思いますが、でもなんだか複雑な気分ですね。。
どんな契約がされたのか、どんな議論が議会であったのか、調べてないけど、公共性って一体何なんだろう、としみじみ。
ちょっと衝撃的で、3日くらい、時おり、「吉本興業かあ・・・」とつぶやいていました(^^;
※かとうぎさくらこを育てる会のHPはこちら
最近よく言われる介護ボランティアというものに対して、私は思うところがあって、委員会でも意見を言いましたが(なんかいつにも増して質問と答弁がかみ合わなかったのですが ^^;)、それについて、ブログでも書きたいと思っています。
でも、それを言うために、時間軸が逆になりますが、今日はまずは8月31日に私がやったボランティアのことを書きます。
私が新宿で介護の仕事をしていたころに知り合った人で、戸山団地の孤独死問題に取り組んでいるHさんという人がいます。何度かこのブログでも紹介しました。(例えば、こちらのブログの③の項目にHさんのエピソードを書いています)
団地の一室という小さなスペースで、すぐ隣り合っていながら、毎年何人か、孤独死をしていく。
それに気づき、立ち会い、手続きをしなくてはならない団地の自治会の人たち。
なぜ、死ぬ前に気づくことができなかったのかという後悔。腐ってしまった遺体を目にすること、匂いを嗅ぐこと―その経験が、Hさんを、孤独死防止のための活動に駆り立てているのだと思います。
Hさんは今、孤独死防止のNPOを立ち上げて活動している。
そんなHさんからある日、FAXが来ました。
「6月に、戸山団地の一角に特別養護老人ホームができた。
団地には一人暮らし高齢者がほとんどだし、ぜひとも特養と協力関係を作りたい。
そこで、今度特養とNPOが連携して、栄養に関する勉強会と、食事会をやることになった。
加藤木さんも時間があったらぜひ来て、政治に反映させてくれたら、とても嬉しい」
と。
それで8月31日、戸山団地に出かけたのです。
私は今も月2回だけ、新宿の戸山地区でヘルパーをやっているので、新宿に行くのはそんなに新鮮でもないのですが(^^;)、でもHさんに会うのはかれこれ2年ぶり。
特養での食事会では、私は受付担当をしたり、バイキング形式の食事会で接客(?)をしたりしてました。
「ごめんね、電話では『見学に来て』って言ってたのに、急遽ボランティアがたくさん必要になっちゃったから、手伝ってもらっちゃった」とHさん(笑)
「そうですよねえ、たしか『見にきてくれるだけでも嬉しい』と言われたような気がしたんだけど、気のせいだったかなあと思いながら手伝ってました」と私は答える(^^;
NPOのスタッフさんが「Hさんはいつも加藤木さんのことを言ってたから、来てくれて、嬉しいんですよ」と言ってくださる。
「え!?そうですか?えへえへ」と私。
「いやあ、そんな、別に・・・」とつぶやきながら去って行くHさん・・・(^^;
人のつながりは、あったかいですね。
新宿で働いていたのは2年くらいなんだけれど、今でもいくつか、あの頃の温かいつながりが残っているのは、嬉しいです。
練馬でも、たくさん、あったかい関わりを作っていきたいと思いながら活動してますが(^^)
そして、山谷で8月中旬にやったボランティアもそうだったけれど、仕事とは別にひたすら動く楽しさを、しみじみ感じてきました。
・・・という「ボランティア活動の意味」については、次回のブログへつづく。
ちなみに余談ですが、私が新宿で働いていた頃、新宿区社会福祉協議会は花園神社の隣にありました。
廃校になった小学校跡地を使った場所。区役所の分庁舎として、生活保護の部署と、社協と、会議室として旧教室を使っていたのです。
大久保にあった私の職場から、区役所や社協に行くには、歌舞伎町を一人トコトコと歩いていたものです。「社会見学、社会見学・・・」と呟きながらキョロキョロしつつ(^^;
その社協が最近、高田馬場に移転したんだと、今回の食事会のボランティアをしている時に聞きました。
「あらまあ、じゃあ、花園神社の隣のあの場所はどうなったんですか?」と聞いたら、「吉本興業が使っています」との返事・・・。
そういえば、新宿の小学校跡地を使って吉本興業が事務所を作ったって報道がされてましたね。
それがあの場所だったのか・・・。
私が、新宿区の基本構想についてHさんをはじめとするたくさんの人たちと話をしたり、行政とNPOの協働について会議をしたあの場所が、今は吉本興業・・・

まあ、今は私は練馬区議だから、よその自治体についてとやかく言うべきじゃないとは思いますが、でもなんだか複雑な気分ですね。。
どんな契約がされたのか、どんな議論が議会であったのか、調べてないけど、公共性って一体何なんだろう、としみじみ。
ちょっと衝撃的で、3日くらい、時おり、「吉本興業かあ・・・」とつぶやいていました(^^;
※かとうぎさくらこを育てる会のHPはこちら
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