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児童虐待

11月20日頃から、議案という名の険しい山を、ちぎれそうなロープ1つ身につけてよいしょよいしょと登っているような感じでした
12月4日、委員会で議案についての結論を出しましたので、とりあえず一山越えたかなという感じです。ふー、ロープが切れずにここまで来れてよかった・・・(涙)
詳しいことはおいおいご報告します。



その話題の前に、11月25日に区が行った児童虐待防止の講演会について書きます。
お話してくださったのは、NPO法人日向ぼっこの渡井さゆりさんと、山梨県立大学の西澤哲さん。

渡井さんは、新聞等でお見かけしたことがありました。
施設で育った子ども達が、社会に出てからつながる場を作っている方。渡井さん自身、児童養護施設で育ったということで、この講演でもその話をしてくださいました。

西澤哲さんは子どものトラウマのことを研究されている方で、私も学生時代に本を読んだことがあるけれど、今回初めて直接お話を聞きました。

うーん、なんというか、とっても良かったです。

良かったって思うときって、何がそう思わせるんでしょうね。自分自身、良く分からないんですけれど。
もちろん、話の内容が有意義だったってことはあるんだけど、それだけじゃない。
あー、この人に今日出会えて良かったなー、という感覚が一番強いように思います。
渡井さんの話も西澤さんの話も、聞けてよかった!という気持ちがあまりに強すぎて、要約して書いたらなんだか陳腐になってしまいそうなので、以下は違う話を書きます。



今回の話を聞いて、ハッと思い出したことがあったんです。

私も、社会福祉士の資格を取るための実習で、児童養護施設に行った経験があったんです。そのときのことが、まざまざと思い出された。

児童養護施設は、虐待もそうだけれども様々な事情で家庭では生活できない子達が入る施設。施設によってはかなり大規模な施設をやっているところもあれば、小規模で家庭的にやっているところもある。
イメージとしては、老人ホームにも多床室があったり、ユニットケアがあったり、グループホームがあったりと、規模や形態が異なるのと同じです。

ちなみに、時々、サスペンスなんかに、「児童養護施設」と称するものが出てきますけど、あれは実態と違うと私は思います(--;) あんなステレオタイプな描き方をして、当事者を傷つけると思わないんだろうかと、いつも腹が立つ。


さて、私が行った施設は、とてもきれいなところでした。
いくつかの棟に分かれていて、それぞれ子どもが10人程度で暮らしている。

そこに2週間ほど、実習させてもらいました。

職員がやってる家事の手伝いをしたり、子ども達と遊んだり。

これまたなんとも言葉にできないけれども、すごく濃い2週間でした。あの2週間で間違いなく、私自身が福祉と向き合う姿勢は変わったように思います。

小学生、中学生を中心とした子ども達はとても可愛かったのだけれど、時々なんともいえないやるせなさというか、どう関わったらいいんだろうかと悩んでしまうときがありました。
小さな子どもとは思えない粗暴な言葉や態度がふと顔を出す時。
甘えたいんだけれど素直に甘えられない、屈折した感情が顔を出す時。
この子だけにじっくり向き合って、ぎゅっと抱きしめてあげることが必要なはずなのに、何人もの子と集団生活をしている状況。
子どもにとっても苦しいけれども、職員としてもきつい状況だと思いました。

そして、生まれてからの数年が、人に与える影響の計り知れなさも感じました。

例えば生まれて2,3年、つらい環境の中で育ってくると、そのときの傷を癒すためには、2倍も3倍も4倍も5倍もの時間と労力が必要なように思います。
大人にとっては数年なんてあっという間に過ぎるけれど、子どもにとっての数年がいかにかけがえのないものなのか。
今さら取り返せないその数年を思い、なんとかそれを補える温かい日常をと願い、でもなかなか埋められない現実に立ちすくむ。

どうすることもできない自分に対する歯がゆさと、どうにかしてあげられるかもしれないとどこかで思ってしまっていた自分のおこがましさに対する苛立ちと・・・

そんなことを感じた2週間だったのです。



今回話してくれた渡井さんは、施設に入所した時の思いを話してくれました。
「大人はきっと自分のことを分かってくれないだろう」と思っていて、職員にも困りごとの相談もせずに過ごしてきたんだということ。
施設にいる時の自分の記憶はなんだか嫌な思い出ばかりで・・・でも、大人になってその頃の職員さんに再会してみて初めて、イベントでの出来事や日常の楽しかった思い出を教えてもらって、「ああ、そうか、覚えていなかったけれども、施設にいた時も楽しかったこともあったんだなあ」と再認識したという話。


児童養護施設の子どもと大人がかかわるなかで、大人が「困惑」を感じるときは、きっと子どもの心にも「困惑」が生じている時なのだろうと、ふと思ったのでした。
二人の人が相対しているのに、心と心が出会えていない、切なさを感じます。

そんな、「大人の心の寂しさ」と「子どもの心の寂しさ」の間をつなぐ存在としても、渡井さんとそのNPOである日向ぼっこには大きな役割があるのであろうと感じながら帰ってきました。


※かとうぎ桜子を育てる会のHPはこちら

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桜子のツイッター

プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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