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予算審議2日目(議会費・総務費)のこと・・・区民相談

2月はやっぱり過ぎるのが早いですねぇ・・・。
28日までだとはいえ、他の月と比べても2,3日短いだけなのにね・・・。

梅が咲いてますね。
梅見に行きたいなあ・・・と時々ボケーッと思いつつ、せっせと仕事してます。


さて、先週の火曜日、予算審議の2日目のテーマは、「議会費・総務費」でした。

前回のブログの中に、練馬区が「区民生活防衛対策本部」というのを作ったと書きましたが、また一方で生活相談の窓口としては「区民相談所」がある、という答弁もこのところされていました。

で、私は福祉の仕事をしている時からも、相談窓口のことは気になっていたのですが、練馬の派遣村に行ってみて改めて、総合相談窓口の足りなさを感じました。支援活動をしている派遣村でもなかなか総合的な相談に乗り切れていないんだから、地域社会ではなおさら、総合相談は難しいんだと改めて思いました。

自分ではっきり、「今私は、仕事がないから困っていて、それさえ解決すれば何にも問題ない」とか、分析できるならばまあなんとか乗り切れると思うのです。

しかし、少し困ったくらいでは生活保護が受けられないという社会だからこその問題でもあると思いますが、誰かに支援を求める時にはすでに問題がごちゃごちゃに絡まってしまって、簡単には解きほぐせなかったりするのですね。

体の病気だって、早くに病院に行けばすぐに治るのに、重くなってから行くとまず原因を突き止めるだけでも大変になるでしょう。それと同じ。

社会生活も、うまくいかないのが長引くと、心身の病気が問題なのか、家族の問題なのか、経済のみの問題なのか、はたまた・・・という具合に、複雑に入り組み、その分相談窓口も多機関にわたってしまう。
そして、長いこと、辛い状態が長引くと、自分自身も「何がどう辛いのか」が混乱してきてしまうものですね。

そうなると、すべてにまたがる総合的な生活相談をすることができて、寄り添いともに課題解決をしてくれる人が必要になると思うのです。

そんな思いで、質問したのが以下の内容です。
ちなみに、「総務費」では、ドメスティックバイオレンスの問題もちらりと質問したのですが、制限時間がやってきてしまって中途半端になってしまったので、これはできればまた来週の質問時間にリベンジを・・・と思ってますのでそのときに改めてご報告します。

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桜子
区民相談経費について伺います。
今のこの経済状況の中で、区民の生活に関して総合的な相談窓口が必要だろうと言うこと、一般質問で何人の方がおっしゃっていたかと思います。
そういう中で、「区民相談というのをやっているので、そこでやっていく」ということが答弁で言われていたかと思いますが。

区民の生活の相談といったときに、たとえば多重債務であるとか、就労の問題であるとか、そういったはっきりとした問題が一つだけあるということであれば、すごく分かりやすいことではありますけれども、すごく多岐にわたっていて、障害のことだとか家族の関係だとか、すごくいろんな問題に及んでいるために、なかなかどこから相談に乗っていったら分からないということと、本人もどこから解決していっていいか分からない、ということがあると思います。

そういうときに、例えば生活保護を使うということであれば、生活保護のケースワーカーが自立に向けた相談に乗っていくことができますが、なかなか、まだそこに至る前の方であると、相談の入り口が見つけられないということがあると思います。
区民相談がそういった相談の入り口時点の役割を果たしていくことができるのかなということを、一般質問で答弁を聞きながら思っていたのですが、この「区民相談」が相談の入り口としての役割を果たす時に、特に留意している点であるとか、区としての方針があればお聞かせください。

課長
今、委員からご指摘のありました区民相談所でございますが、私ども、専門相談の他に「一般区民相談」ということを、私どもの再任用・再雇用職員が中心となってやってございます。
たしかに、困っていることがはっきりしていれば専門相談の方に適切におつなぎするということができるのですが、やはり、何が問題なのか整理されていない方もたくさんいらっしゃいます。

そういったとき、私ども一般区民相談の担当員が、できるだけその方の問題を解きほぐしてさしあげる。何が問題点なのか一緒に探してさしあげるという心がけで、私ども運営を行っております。

そういった意味で、私どもの区民相談が入り口となって、適切な相談機関におつなぎするということを志して、今後ともやっていきたいと考えております。

桜子
問題が分かってきたときには専門的な相談につなぐということが必要になってくると思うのですが、ほかの機関につないでいくというときには、やり方を気をつけないと、受ける側からして、たらい回しにされているような印象を受けてしまうという危険があると思います。

そういう意味では、どうやってつないでいくのかというところがすごく重要になると思うのですが、区民相談の相談員の方が、例えば消費生活センターの相談員の方であるとか福祉事務所の方であるとか、そういう方々と相談に関する情報交換であるとか連携をしていく機会があるのかどうかというのを教えてください。

課長
区の中に相談機関が様々ございまして、課題によりましては連絡会・・・例えば児童虐待ですとか・・・そういったことで連絡会が設けられているケースもございます。
ただ、一般的に、私ども区民相談の相談員が個々に各相談機関の相談員とやり取りをすることはありますが、組織立ってそういう意見交換をするところについては、まだ未設置でございます。今後、相談機関の連携強化というところでは課題であると認識してございますので、今後検討して行きたいと考えております。

桜子
あと、個別の相談内容を分析していくことで、いろんな区民の方の、今起きている生活の問題が見えてくるということがあると思いますが、そういった相談を受けた場合に、その事例について分析したり、検証したりということはされているのでしょうか。

課長
私ども一般区民相談だけではなく、専門相談においても、一応統計というものはとってございます。ただ、非常に一般区民相談・・・法律相談も含めてそうなのですが、皆さんお困りになっているのは多種多様でございまして、その分析をしたところから一定の傾向を見出すところまでは、まだなかなか難しいというのが事実でございます。

ただ、昨今の経済状況等もありまして、区民の方が何にお困りになっているか、また何を相談したいかというニーズをはかっていくことが非常に重要なことだと考えてございますので、今後、今委員のお話にあったような相談の分類から区の施策への反映ということは、今後研究してまいりたいと考えております。

桜子
昨日もありましたけれども、「区民生活防衛対策本部」というのを作って・・・という話がありましたが、そこと、この区民相談との関連というのはあるのでしょうか。

課長
練馬区区民生活防衛対策本部の中では、相談体制の整備という項目につきましては、私ども広聴広報課がとりまとめ課として全庁に働きかけてやっていくということでございます。

桜子
もともと、なかなか、地域の中で生活をしているときに、総合的な相談に乗れる窓口というのはないというのはあると思うのですが、今この状況の中では、さらにそういうところを求められていくと思いますので、工夫をしていっていただければと思います。

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相談内容は多種多様でなかなか分析できない・・・とおっしゃっていましたが、表面にあらわれてくる問題は多種多様でも、その問題の根源は家族関係から来るのか、障害から来るのか、などは分析できるんじゃないかなと思うんです。

不安定雇用と自己責任論の話を昨日も書きましたが、なぜ不安定雇用を選んだのか、というのも、もとをたどればいろんな傾向が見えてくるような気がします。
貧困が世代間で連鎖して行くこともあるし。

経済的な貧困にあって、本来ならば生活保護が受けられる状況にあっても「生活保護を受けるのは恥ずかしい」と思ってしまったり、「生活保護を受けることを家族に知られたくない」と思いながら誰にも相談できずにいるうちに、どんどん苦しくなってしまう場合もある。
こういうものは、障害や貧困に対して、まだまだ社会からの烙印があるからだと思います。

烙印を押す社会が悪いのであって、本人は何も悪くないのに、それにさえも気づけないままに生活している人もいる。
そうやって、外に向かって声をあげられない人たちに、非正規雇用を初めとする様々な社会のゆがみが押し付けられている気がします。声が上がらないから、耳を澄まさなければ気づかないだけで・・・。

だから、その声に耳を澄まし、拾い上げ、施策につなげていくことは、議員や行政の役割ではないかと、私は思うのです。

※かとうぎ桜子を育てる会のHPはこちら

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  • 2009-03-13
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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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