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児童青少年費―子ども家庭支援センターと虐待相談

子ども家庭支援センターのことは、昨年の秋に気になって以来、「私が議員である間はずーっとチェックしよう」と決めたテーマになりましたので、質問できるときは極力いつも子ども家庭支援センターのことは質問しようと思っているのです。

練馬区は、長期計画上は4ヶ所の子ども家庭支援センターを作る計画をしています。

子ども家庭支援センターというものの意味は、前にも書いたかもしれませんが、これに関してはしつこく何度でも書くことにします(^^;


子ども家庭支援センターは、東京都が1995年から独自に行なっている事業です。


今現在、健康な人が生活の相談をできる窓口がないと思いませんか?
障害のある人は少しずつ、居場所の整備が進みつつある。でも、生活にたくさんの困難(例えば借金とか、失業とか、軽度の精神的不調とか)を持っても、そのことを日常的に話せる場がない。
今後はそういうものが必要になるのではないかなあと私は思っていますが、一昔前、子育ての相談をできる場所がなかったのは、それと同様のものだったのではないかと思います。

小さな子どもを持つ方が、子どもと一緒に初めて地域に出ようとするとき、とてもハードルが高い・・・「公園デビュー」が大変なんだと、盛んに言われていました。
私が毎日、新聞を読むようになったのはたしか16,7歳からだったと記憶しているのですが、その頃(つまりは1996,7年)には新聞の特集で盛んに、「子育ての支援が足りない」ということが書かれていたように思います。

子どもと親御さんが一緒に遊ぶことができて、そこで日常のことを相談できれば・・・ということでできたのが子ども家庭支援センター。「子育ての総合相談窓口」です。


一方で、児童虐待の相談を受けていたのは、都道府県の児童相談所でした。児童虐待の問題が社会的に注目されるようになり、その分相談件数も増えて、都道府県という広域の相談窓口だけではとても手に負えない数になった。

深刻な場合、すぐに保護してあげなきゃならないのに、受け皿が足りない。
ましてや、虐待かそうではないか分からないようなグレーゾーンの場合にはとても対応できない。

そんなことで、児童福祉法等の改正で市町村の役割が大きくなったのです。

東京都には子ども家庭支援センターがあったので、多くの市町村ではここが、虐待相談の窓口になりました。

練馬には今、3ヶ所整備されていて、2010年度には大泉にもできるといわれている。
(ちなみに長期計画上はこの4ヶ所のはずなのになぜか最近5ヶ所目もできことになったようです・・・このことはまた改めて書きます。)

5ヶ所目のことは今日はちょっと置いておいて、今日は4ヶ所を前提に書きます。

子育ての総合相談窓口なので、区内の福祉事務所の地域にあわせるという計画なのです。区内の福祉事務所は、大泉地域、石神井地域、練馬地域、光が丘地域という区分けをしています。
子育ての相談から、DV問題につながったり、生活保護につながったり、障害の支援につながったりすることもあるので、福祉事務所と連動させた配置の計画にしたのでしょう。(だから、いきなり5ヶ所目の計画が浮上するとビックリするのですが・・・)

しかしこの4ヶ所も、そのうち2ヶ所は委託でやる予定です。
虐待相談というデリケートなものを、どうきめ細かにやっていくのか、というところが、とても重要なところだと思うのです。

だから、「うん、練馬の虐待相談は人員体制も完璧で、何の心配もない体制だ!」と思えるようになるまで毎回、子ども家庭支援センターの質問をしようと思っているんです。

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(未定稿の議事録です)
桜子
子ども家庭支援センター維持運営費でうかがいます。
この運営費の内訳について資料をいただいたのですが、この中で相談員の方を増員する予定ということでうかがいました。この理由をまず教えてください。

課長
理由は、法改正によるものということでございます。法改正については、2つございます。1つは本年の4月から改正されたものが施行されます児童福祉法の要保護児童の範囲に特定妊婦というものが加えられたことによるものでございます。
もう1つは、19年に改正された児童虐待防止法の改正によりまして、保護者の援助、指導というものが加わったことによるものでございます。こういった法改正によりまして、1名増員させるということです。

桜子
では、新しく増員される職員の方も、児童虐待の対応ということで関わられるということで理解してよろしいでしょうか。

課長
そのとおりでございます。

桜子
今、児童福祉法等の改正の中でも、児童虐待に関して、市町村の果たす役割というものが重要になっているわけですが、虐待の通告があった場合に、センターの職員が子ども本人の状況を見に行かれるのかどうかということを確認させてください。

課長
私どもの子ども家庭支援センターの職員が直接面接をするケースもありますし、また関係機関の方々に面談をしていただくケースもありますので、2つの方法があるということでございます。

桜子
関係機関ということで、学校や保育園の先生からお話を聞くというケースもあるのかなと思うのですけれども。
そうすると、もし例えば虐待なのかどうか、グレーゾーンであって、通告はあったけれども「虐待ではないのではないか」ということで関係機関の方がおっしゃった。そういうケースがもしあったとして、でもしばらく時間がたってみたら、やっぱりそれは虐待だったと分かった場合に、職員の方が直接確認をしていないとなると、どなたが責任を持つのかなということが少し気になっています。
厚生労働省が「市町村児童家庭相談援助指針」というのを出していますが、この中でも、市町村について、子どもの安全確認を行う際には、子どもに会って確認することを基本とするという風に書かれているのですが、この辺についてはどうお考えでしょうか。

課長
仮定の話が入っていますので、非常に難しいところだと思います。
まず、通報が入った際に、その子どもに虐待の疑いがあるかどうか、それを確認することは大切だと思います。
ただ、通報があったからといって、一面識もない子どもセンターの職員が行って面談をするということには、少し私どもは問題があるのではないかと。先ほどお話をしたように、関係者が・・・日頃顔見知りになっている関係者がそれを見るということが大切だと考えています。ただ、私どもでは、そういったその面接を行った後に、受理会議というものを開いたり、もしくはアセスメント・・・評価というものを開いたりして、確実に虐待がないということの確認がされない限り・・・例えば虐待と誤解されるケースの通報もままあります。詳しくはちょっと申し上げられないのですけれども、そういうようなケースもあります。そういうようなものについては確実に外しますが、そうでないものについては、基本的には見守りをして、その先の状況を見ながら、疑いであったかどうかという判断をしますので。
それから、責任の問題としましては、子ども家庭支援センターそのものが責任をもって実施しているというぐあいにお考えいただきたいと思います。

桜子
今後、大泉にも、あと貫井にも子ども家庭支援センターを作るということをお話されていると思いますけれども。児童虐待に関しては、虐待かどうか分からないケースもあるというお話、今もご答弁の中にもあったと思いますけれども、一般的な相談と思われているものと虐待相談というのは、やはり一体的に関わりを持っていかなくてはいけないのではないかと、私は思います。
そういう中でこれから4ヶ所、5ヶ所と子ども家庭支援センターができていく中で、虐待相談については、区としてどんな風に位置づけられているのかということを確認させてください。

課長
複数の子ども家庭支援センターが今もあります。また今後も、子ども家庭支援センターが増設されていきます。その増設される子ども家庭支援センターについては、ほとんどの部分が指定管理者ないしは業務運営委託というような形になります。
運営を委託して行くときに一番大切なのは、キーとなる子ども家庭支援センター、練馬の場合は先駆型ということで、練馬子ども家庭支援センターが虐待ワーカーを置いた中心的な存在でございます。そこがきっちりとイニシアチブをとって、それ以外の区設の子ども家庭支援センターも、それから委託をかけた子ども家庭支援センターも、しっかりバックアップをしたり、イニシアチブをとって、その対策を進めていく・・・そして要保護児童対策の協議会等々のしくみの中で、しっかりとそのことを運営管理して行くことが大切だと考えておりますし、そういう方向でやらせていただきたいと考えております。

桜子
身近な地域で一体的に支援ができるような体制を作っていっていただければと思います。

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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