Entries

プールの業者の倒産

明日は区政報告会です。ぜひお越しくださいませ。

なんとか無事に配布資料が出来上がりました。若干、まだ印刷が終わってないのもありますが(^^;

私の下手くそなレイアウトを、ボランティアさんが直してくださいましてねぇ・・・ボランティアさんもお仕事の合間を縫って、本当に、ありがとう・・・(涙)

明日の報告会のメインテーマの1つでもありますが、私が9月の定例会で最も腹が立ったことを報告します。


9月28日の文教委員会で、大泉学園町体育館のプールと三原台温水プールの管理業務を受けていた会社が倒産することになったという報告がありました。

なんでも練馬区は、9月10日くらいに、業者が危ないのではないかという噂を聞いて、会社に連絡を取っていたとか。で、なかなか社長に連絡を取れず、ようやく9月24日に会ってみたら、「倒産することになったので、10月1日からは仕事を請けられません」と言われたとか。

この東宝クリーンサービスという業者は、他の自治体や国からも業務の委託を受けていたようですが、他ではずいぶん前から現場の従業員の賃金を払っていなかったとかで、契約解除・指名停止になっていたようです。

だけど練馬の場合には賃金未払いは起きていなかったからどうしようもなかったんだ、というのが、区の説明でした。

そして、10月1日からはとりあえず、区内のほかのプールを受けている業者に打診をして見積もりを出して貰って、お願いをする。でも民間委託は入札を基本にしているので11月1日に向けて改めて入札しなおすと言うのでした。


それで、10月3日に私が所属する議会の会派の3人で、三原台温水プールに視察に行って現場のスタッフからお話を聞いたのです。

そうしたら、会社が9月25日に倒産したので本来この日に支払われるべき8月分の給料は10月3日現在で支払われていないし、10月25日に支払われるべき給料だってどうなるか分からないという状態だというのです。

さらに、三原台で働いていても登録上は本社扱いになっている職員はもっと何ヶ月も前から未払い状態にあったと。

現場で働いている人にとってみれば、いきなり9月末に雇い主が倒産をし、10月1日から雇い主が変わり、入札の結果によってはまた11月1日から変わるかもしれない。それに伴ってお給料など雇用形態も変わるかもしれないし、8,9月分のお給料がどうなるかさえ分からないと言う状態にありながら、プールという現場を支えなくてはならないわけです。

まさに見事な官製ワーキングプアでしょう。

ここで、区としての責任はいくつかあります。
ひとつには、東宝クリーンサービスの受託の金額が、他の業者の入札価格よりもとっても安いこと。
大泉学園町のプールは、2位以降の業者の入札価格よりも1300万円以上安いのです。
なぜ、それで受けることができるのか。本当に、働いている人にしっかりお給料が支払われていたのか。あまりにも安く受けすぎて、会社が回らなくなったのではないか。
そのくらいは、委託する側として確認するべきなのではないでしょうか。

そして、おとなりの板橋では、8月初旬に問題が発覚して契約解除、9月初旬に指名停止をしています。そういったほかの自治体の動向を確認していれば、もっと早くに手を打てたのではないかとも思います。

少なくとも板橋区は今回の事態の対応として、毎月の現場スタッフへの給料の支払い状況を確認するなど、今後の契約のあり方を見直すという区長の答弁が、9月に出ています。

板橋区でできるなら、練馬だってできるはずです。



この問題に見られるように、練馬の区政は、今までの国政と同じように、民間に任せることが良いのだといって、現場のスタッフがワーキングプアになっていてもそのまま切り捨ててきたのです。

今回の問題でも、「従業員の雇用の問題は業者の責任で、区には責任がない。それでも、倒産にともなって生活資金の貸付制度などを紹介してあげているのは、サービスの一環だ」みたいなことを答弁していました。

実際に区の事業を担っている人が今まさに苦しんでいるというのに、たとえ行政の管理職という立場のなかで答弁しないといけないとはいえ、よくも恥ずかしげもなくそんな答弁ができたものだと思う。
まさか、なにも心の痛みを感じないなんていうことは、ないですよね・・・?

少なくとも表に表れてくる答弁はあまりにも血も涙もなく、腹が立って定例会中、何日も夜も眠れませんでした。

あまりに腹が立ってブログを書くと、あとで「いくらなんでもあんまりひどいことを書きすぎだ」と怒られたりするので、反省して最近はあんまり感情的なブログを書かないようにしていますが、それにしても今回は、「できることなら目の前の紙を丸めて投げつけてやりたいくらい腹が立つ」とでも書いてやりたいくらいでした。(書いてやりたいくらい、です。)

同じ区の業務に携わっていながら現場の人はワーキングプアで、部長も課長も議員も給料を貰っているという状況については、心痛むべきでしょう。

私は、心が痛いです。

今の委託の制度の中では仕方ないんだ、で済むことではないでしょう。

「謝ってすむなら警察は要らない」という言葉がありますが、この問題に関しては「しかたないで済むなら政治は要らない」というべきでしょう。

今の制度でどうしようもない、こういった現場の問題を変えていくために政治家は存在するべきだと私は思います。

この恥ずべき事態に、行政も議員もどう向き合っていくかということは、とても大事なことだと思っています。

1件のコメント

[C285] 承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
  • 2009-10-31
  • 投稿者 :
  • 編集

コメントの投稿

新規

投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://sakurakohappysociety.blog56.fc2.com/tb.php/417-17db6330
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

桜子のツイッター

プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

カレンダー

12 | 2021/01 | 02
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

過去ログ