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ゲストスピーカー

12月5日に東洋大学にゲストスピーカーで行ってきました。

ずーっと以前も東洋大学でお話したことがあったのですが、加山弾先生という方に呼んでいただいたのです。

加山先生は2,3年前の地域福祉学会でお会いして、それから時々勉強会にお誘いいただいたりしていたのですが、今回は先生のゼミの学生さんたちが卒業記念に公開プレゼンテーションをやるというので、コメンテーターみたいな役割で呼ばれました。

私と、他にお2人のコメンテーターも。


頼まれるとつい引き受けるのですが、しゃべるのが上手じゃないので、がっくり俯きながらトボトボと大学に向かいました。
冷たい雨も降っているし、2,3年前にもゲストスピーカーで来たはずなのに大学がどこにあるのか分からなくなるし、とほほな状態で大学に到着。

だけど、学生さんたちのお話を聞く中で色々考えさせられることがあって、良い体験ができました。


学生さんたちはいくつかのグループに分かれて、子育て支援とか高齢者の地域参加とか町会との関係だとかを調べ、さらに「こんな地域だったら参加したい」と思えるような新たな提案をする、というものでした。

自分が学生だった頃のことを思い出しながら見ていましたが、どうしても正式な場で発表をするときって、「ちゃんとしなくちゃ」と思うから、自分の言葉で語れなくなっちゃいますよね。
私の議会での一般質問も同様かもしれませんが(苦笑)
どうしても、新聞に出てきたり、小論文で使うような小難しい言葉を使ってしまう。

今回のプレゼンだと、「少子高齢化が云々」とか、「地域の人間関係の希薄化が云々」とか。

だけど、自分の言葉で語れた方が魅力的ですよね。
たとえば高齢者分野を調べた人は、退職後の人がどう地域活動に参加をするかというテーマだったのだけれど、ならばまずは自分の親は退職後に何をしたいと思っているのか、それはなぜなのかを聞いてみることから始めたら良いんじゃないかな、とか。
障害者の雇用について調べた人たちは、雇用している会社のインタビューはしたけど障害のある人自身にはお話が聞けなかったらしい。でも、できれば当事者が何を思うかを聞いたほうが良いですよね。


20代のうちは、何かやろうと思ったり、発言したりすると、オトナたちから「経験もないくせに」と言われるかもしれないけど、めげずに、現場を見て、自分の言葉で思ったことを言ったほうが良いよ・・・みたいなことをコメントしてきました。


授業のあとには懇親会があって、学生さんたちとお話をしました。
みんなそれぞれ、いろんな思いを持っていて、感じたことを自らの言葉で表現する様は授業中よりずっと魅力的でした。

福祉の勉強をしても就職は一般企業にする人が増えているという話は以前から聞いていたのですが、今年はいつもより福祉関係に行く人が多いようだということでした。(不況で、一般企業に就職できないという面も

でも、一般企業に行く子も、福祉の視点をもって会社で働きたいと思っていると言っていました。

それから、実習でいろんな体験をしてきたという話も。


まあ、個別の内容はここには書けませんが、みんなの話を総合的に判断すると、福祉系の学生さんが福祉の仕事に就かないのにはそれなりの意味があるんだなということでした。

今まで、福祉関係の仕事についている友達と話をしていて、学生が福祉の仕事に行かないという話題が出ると、だいたい、「なんてこっちゃい、けしからん」というニュアンスになりがちなのですが、実は、けしからんのは学生ではなくて、学生が働きたいと思えるような現場作りをできていない大人たちのほうなのではないかと。

お給料が低いという問題だけではなくて、どのくらい利用者さんを大事にしているかとか、どのくらい職員が個性豊かにいきいきと仕事をしているかとか、どれだけ福祉のあるべき理想を求めて仕事ができているかという点が、今は欠如していて(たぶん、それを考える余裕がなくなっている)、思いのある学生さんほど「これじゃあとても働けない」と思ってしまうのではないかと。悪循環ですね・・・。

そこはやはり、今、福祉の現場で働いている人たちや、私のような議員が、少しずつでも改善させていかないといけないですね。

※かとうぎ桜子のHPはこちら

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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