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★声 ★修士論文⑤文京の事例
★ふだん、私は声が通らないので、区民の人に「ああ、あなたいつも朝の駅でボソボソしゃべっている人ね」といわれたり、たまに議会事務局の人に、「かとうぎさん、発言のときもう少し声を張ってもらわないとテープ起こしがきついです」といわれたり
、居酒屋で「すみませ~ん」と店員さんを呼んでも気づいてもらえなかったり(><)するのですが、今、風邪で鼻声になったらなぜかかえって声が通りやすくなって、店員さんが振り向いてくれます。このままずっと鼻声でも良いかも・・・。
でも、早口になると声がかすれてしまうので、明日の議会での反対討論の発言が心配です。女性センターを男女共同参画センターに名称変更する議案に反対をします。
5分程度で討論をするのですが、練習してみたら、原稿の分量が多すぎて、ギリギリなのです。
ずいぶん削ったつもりなんですが、もうこれ以上は削れない~(←内容が良すぎて削れない、と、自分の原稿を、自画自賛?? 笑)
5分の間にハナを垂らしたり咳き込んだりしないことを祈るばかりです。最終日の討論は区議会のHPに動画で出ますので。。
★さて、修士論文でとりあげた、最後の事例をご紹介します。文京区。
文京区は行政改革の一環ということで、2003年に2つの保育園の民営化計画を発表しました。具体的な園名もあげて、計画の素案として出したのです。
計画は、素案から案になり、そして決定するのですが、このプロセスで保護者から不安の声があがりました。ここまでは他の自治体と同じ。
しかしここで文京区が他と違ったのは、いったん、具体的な園名を撤回して、保護者と6ヶ月間協議する時間をとる計画へと修正したことでした。
この修正内容でもって計画は確定し、行政と保護者の協議会が開かれました。
結局、協議会は半年では済まず、第3次まで、合計1年8ヶ月ほど行われました。
当事者に聞くと、必ずしも良好な関係が築かれていたわけではなく、そもそもなぜ協議しなくてはならないのかということで行政と保護者は見解の食い違いを見せており、第2次以降の協議会の報告書は正式には区側にはわたっていないという状況もあるようです。
保護者は行政と協議をする徒労感はあったようですが、しかし、文京区が練馬や横浜と違うのは、ここで、既に運営されている区立保育園の民営化はやめようという判断にいたったことでした。
保育園の保護者の協議と同時に文京区は、保育ビジョンというものをまとめました。これも区民や学識経験者が参加している検討会でまとめられたもので、行政計画の基本指針とするものといわれています。
「行政の指針にする」というだけで「行政としての決定」ではないというところが区民にとっては不安材料として残っているようですが、しかしこの保育ビジョンには保育のあり方や、そこで行政が果たすべき役割がとても整理されています。
そしてここで、公設公営保育園は維持し、地域の子育ての拠点となることが書かれているのです。
文京区は人口も面積も小規模であることもあって、保護者が全区的にまとまって意見表明しやすかったということもひとつの理由としてあるようです。
しかしそれにしても、横浜と練馬の事例と、葛飾の事例、文京の事例はあまりにも違いすぎます。
この違いはいったい何なんでしょうか。人口規模の違いだけでは説明できないと思うし、一番最初に書いた国の問題だけでも説明がつかないのです。
じゃあ一体何なのか・・・。
つづきは次回。
※かとうぎ桜子のHPはこちら

でも、早口になると声がかすれてしまうので、明日の議会での反対討論の発言が心配です。女性センターを男女共同参画センターに名称変更する議案に反対をします。
5分程度で討論をするのですが、練習してみたら、原稿の分量が多すぎて、ギリギリなのです。
ずいぶん削ったつもりなんですが、もうこれ以上は削れない~(←内容が良すぎて削れない、と、自分の原稿を、自画自賛?? 笑)
5分の間にハナを垂らしたり咳き込んだりしないことを祈るばかりです。最終日の討論は区議会のHPに動画で出ますので。。
★さて、修士論文でとりあげた、最後の事例をご紹介します。文京区。
文京区は行政改革の一環ということで、2003年に2つの保育園の民営化計画を発表しました。具体的な園名もあげて、計画の素案として出したのです。
計画は、素案から案になり、そして決定するのですが、このプロセスで保護者から不安の声があがりました。ここまでは他の自治体と同じ。
しかしここで文京区が他と違ったのは、いったん、具体的な園名を撤回して、保護者と6ヶ月間協議する時間をとる計画へと修正したことでした。
この修正内容でもって計画は確定し、行政と保護者の協議会が開かれました。
結局、協議会は半年では済まず、第3次まで、合計1年8ヶ月ほど行われました。
当事者に聞くと、必ずしも良好な関係が築かれていたわけではなく、そもそもなぜ協議しなくてはならないのかということで行政と保護者は見解の食い違いを見せており、第2次以降の協議会の報告書は正式には区側にはわたっていないという状況もあるようです。
保護者は行政と協議をする徒労感はあったようですが、しかし、文京区が練馬や横浜と違うのは、ここで、既に運営されている区立保育園の民営化はやめようという判断にいたったことでした。
保育園の保護者の協議と同時に文京区は、保育ビジョンというものをまとめました。これも区民や学識経験者が参加している検討会でまとめられたもので、行政計画の基本指針とするものといわれています。
「行政の指針にする」というだけで「行政としての決定」ではないというところが区民にとっては不安材料として残っているようですが、しかしこの保育ビジョンには保育のあり方や、そこで行政が果たすべき役割がとても整理されています。
そしてここで、公設公営保育園は維持し、地域の子育ての拠点となることが書かれているのです。
文京区は人口も面積も小規模であることもあって、保護者が全区的にまとまって意見表明しやすかったということもひとつの理由としてあるようです。
しかしそれにしても、横浜と練馬の事例と、葛飾の事例、文京の事例はあまりにも違いすぎます。
この違いはいったい何なんでしょうか。人口規模の違いだけでは説明できないと思うし、一番最初に書いた国の問題だけでも説明がつかないのです。
じゃあ一体何なのか・・・。
つづきは次回。
※かとうぎ桜子のHPはこちら
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