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「地域活性化」というテーマの会

28日の土曜日、またゲストスピーカーをやってきました。


ある日、私の知り合いの知り合いという人からメールが来て、「地域活性化」について話をしてくれないかといわれたのでした。なんでも、大学生の人たちがいろんなテーマで勉強会を始めようとしていて、その第1回目のテーマが「地域活性化」なんだとか。

「地域」の「活性化」って、いったい何のこっちゃい・・・とは思ったのですが(^^;

私を含めて3人でのシンポジウム形式でした。

ほかの2人も30代で、デザイン関係の会社を起こしている人と理系の会社を起こしている人だったのです。
熊谷玄さん
丸幸弘さん

まあ、年代が同じという共通点はあるのだけど、彼らのHPを見る限り、私と一体なんの共通点があるのか、そしていよいよ「地域活性化」って一体なにを指しているんだ!?と頭が混乱しつつ、とにかく会場に向かいました。


会場に行くとまず、熊谷さんにお会いしました。
ホームページを見る限り、とてもおしゃれな感じの活動をしていることは分かるし、雑然と資料が散乱している私の事務所と大違いで、美しい事務所の写真も載っている。で、どんな仕事をしているんですかとお聞きしたところ・・・
デザインの仕事が基本なんだけど、それを応用して地域に関わる仕事をしているんですって。

たとえばある地方で、中心市街地の商店街で火事が出て商店街がなくなってしまったそうで。
そこを再生するプロジェクトを熊谷さんが長期的なスパンで関わっている。
最終的にはその場所を使って役所的な役割とお買物ができるスペースと居住空間を作りたいという目標もあるんだけど、それが本当にその地域の人にとって必要としているものなのかどうか、確認をして合意形成を図っていく必要があるわけです。

そこで実現まではとても歳月を要するそうです。
今は、火事のあとで空き地になった場所を使って時々おまつりのようなことをやったり、キャンプファイヤーをやったりしているとか。

地域にいれば利害関係もあったり、課題解決に向けての意識に温度差もあったり、たぶん合意形成を図るのはとっても大変なことだけど、結論ありきではなくて長く関わり関係をつくり、楽しみながら少しずつ進めていく。

聞いているだけでわくわくしますよね。
みんなが眉間にしわを寄せて話し合うだけじゃなくて、キャンプファイヤーをやるなんて・・・。


地域へのかかわり方って、いろんなアプローチがあるんだなと、話を聞きました。


しばらくしてやってきたのが丸さん。
丸さんはもともと理系の大学院に所属をしているときに、子どもたちに理系を楽しんでもらえる教育をしたくて起業したんだとか。
企業に対して理系の技術的な支援をするような形でビジネスとして「食っていける」道も持ちつつ、子どもと関わることのほか、つながりの中でいろんな分野が開けていって、たとえばおいしい野菜を作って、作るだけじゃもったいないとレストランをやったり、スポーツ関係の活動をしたり、とにかく地域やたくさんの人に関わる多様な活動をしているということでした。


いやー、デザインとか理系とか、いろんな切り口から地域に関わる方法ってあるもんなんだな!と目を丸くしながらお話を聞いてきました。
もっと面白い話がいっぱいあったんだけど、あまりに奇想天外すぎて忘れてしまった・・・(><)


私がよく、「介護の仕事をしていて、課題がいっぱい見えてきて、制度を変えたり地域に面的に関わりたいと思って議員になったんです」と説明すると、「変えたいと思ったからって議員になろうと思うものかね!」とびっくりされることが多いのですが、熊谷さんと丸さんのお話を聞いて私も、「デザインから、理系から、地域に関わろうと思うかね!」と仰天しました。
それで、しみじみ思ったのは、目的を達成するための手段っていっぱいあるんだなということです。

その人の持つ得手不得手とか、元々やっていた分野とか、偶然の出会いとか、何かを始めるときにはいくつかの要素があるだろうと思います。

たぶん、興味関心の向かう方向性は、私も熊谷さんも丸さんも似ていたのだろうなと思うのですが、そんな中で私は福祉の資格を持っていたことや、政治に関わる友人がそばにいたことが、議員という道でもって地域に関わろうと思うきっかけでした。そして熊谷さんにとっては、地域に関わっていくツールがデザインだったし、丸さんにとっては理系の知識だったんですね。

ってことは、自分自身が持っている知識や経験や人脈といった「資源」と、自分自身が目指したい仕事の方向性や目標というのは融合させながら今まで誰も切り開いていない新しい分野を開拓することってできるんじゃないかな、と、すごくわくわくする気分になりました。

お2人にはまたいつかじっくりお話を聞いてみたいし、私が開催している勉強会の講師候補になりそうだな、なんて思いました。


参加していた学生さんたちも、まちづくりとか起業とか、いろんな事に関心を持ってる人が多くて面白かったです。
シンポジウムのあと、グループに分かれてお話をしたのですが、個別に話すほとんどすべての人に「なぜ議員になったのか」「議員は普段は何をしているのか」「何か壁は感じないのか」という質問をされるので、何度も何度も同じ答えを繰り返し繰り返し、すべての人に説明しなおすというのはほとんど修業のようでしたが・・・

(ブログを読んでくださっている方には、以上の質問に対する答えをわざわざ書かなくても大丈夫ですよね・・・? でも、いつもだいたいこの質問を受けるので、ホームページのどこかに「よくあるご質問」みたいなページを作ったほうが良いのかもしれないですね。)


それで、「地域活性化」というテーマについてですが、3人とも共通していた思いとしては、地域が活性化するかどうかなんてそんなに短期間に成果が出るものじゃないし、何をもって成果というのかも分からない。でも、楽しんで長い目で関わり続けることだな、という点でした。


今回の会では普段は知り合えないような人と知り合えたのは良かったです。

※かとうぎ桜子のHPはこちら

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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