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児童虐待についての質問

今日、ジャズを聴く会が終わりました。
この1年半ほど、色々やりたいことが多すぎて月1回くらいのペースで集会をやってきました。まるで何かにとりつかれたように(笑)
これも、今日のジャズをもってしばらくお休みです。これから春までは、皆さんにお集まりいただくというよりも、私のほうから会いに行く活動に専念します。
あとは選挙の前にもう一回集会をやるかどうかだなあ・・・という感じ。

今日は、ボランティアの方々が唐揚げとかサラダとか、食べ物を用意してくださいました。おいしかった。
私はその間、議会の最終日の反対討論の原稿を書いていました(^^; そっちもなんとか目途がついたかな・・・という感じですが。

さて、一般質問の続きを書きます。

児童虐待については長々と質問をしたので、質問・答弁を分けて書きます。

まずは私の質問。

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次に児童虐待への対応について伺います。
今、練馬区の児童虐待への対応は2か所だけで行っています。機会があるごとに申し上げていますが、練馬区のこの広さ、この人口の割に対応拠点が少なすぎるということを私は心配しています。虐待対応の1か所への集中化という方針が2か所維持へと変更されたことはひとまず安心しましたが、そうはいっても、2か所体制で十分なわけではありません。

私が先の第三回定例会で要求した資料によると、今、ひとりの相談員の持つ虐待相談件数は非常勤職員も含めて5,60件だということです。昨年の一般質問で私はひとりの相談員のもつ適正な件数について質問をしましたが、区は「1回の訪問で解決するものから多くの時間を要するものまで内容が多様であり、件数の適正値を定めることは大変困難である」と答弁しました。しかし、児童福祉の研究でアメリカ、イギリス、カナダなど他国の虐待対応の状況を調査した結果を見ると、どの国もひとりの相談員のもつ相談件数は20件程度が平均だそうです。国によって状況の違いはあるかもしれませんし、数字だけで内容をはかるのが難しいのは事実でしょうが、そうはいっても数だけ見てもひとりの相談員が5,60件を担当するという練馬区の今の状況はかなり厳しい状況であると言えるのではないでしょうか。

こうした現実を見ても、練馬区としての児童虐待対応の体制はまだまだ多くの課題を抱えていると思いますので、いくつか質問します。

まず、区は今、虐待対応をしている拠点のひとつである関子ども家庭支援センターを来年の春から民間委託するという方針を出しています。しかし一方で、虐待対応は委託せずに区の職員が行うという方針も出していますから、関子ども家庭支援センターの機能から虐待対応だけを切り離すことになるわけです。では、今後は、従来「関」で担ってきた虐待対応をどのように行うのか。またそれに伴い、練馬区全体の虐待対応の体制をどのようにしていくのか。こうした区としての基本的な姿勢が今のところ議会には明確に示されていません。
虐待対応の体制という極めて重大な課題への対応の方針が明確にならないまま、センターの委託が先行するということは、虐待の対応について区が本当に責任を持つ覚悟があるのか、その姿勢が問われるものです。
来年の春以降の虐待対応の体制を具体的にどう取っていくつもりなのかを明確にお答えください。

また、今まで子ども家庭支援センター内の同じ場所にあった「ぴよぴよ」などの子育て支援の現場と虐待対応の拠点が切り分けられてしまうということによる課題も大きいものです。たとえば今までの関子ども家庭支援センターであれば、ぴよぴよの活動の中でちょっと気になる家庭について、日常的な情報交換をすることもできたはずでしょう。
会議という場で情報交換・意見交換するだけではなく、日ごろから同じ場所で親子の様子を見て対応できるために、迅速・柔軟な対応が可能になるという利点はとても大きかったはずです。日々の子育て支援と虐待対応が分離してしまう課題は、すでに委託されている光が丘と大泉の子ども家庭支援センターとの関係にもいえることですが、ふだんの子育て支援の現場から見えてくる課題を虐待対応に生かしていくために、委託したセンターと虐待対応の担当との連携のしかたをさらに工夫していく必要があると思います。区としてどのような対応を考えているのかをお示しください。

また、練馬区として、今後、児童虐待に対する体制をどのように充実させていく考えなのかをお聞きしたいと思います。年々虐待相談件数が増えているなかで、現状のように練馬の東側、西側の2か所だけでずっと対応をしていくことは困難であると私は考えます。子育てひろばや生活相談の窓口、DV相談の窓口などの様々な現場とネットワークを持って地域ごとに対応できる体制をとるために、私は少なくとも福祉事務所管内に1ヶ所の虐待対応拠点をおくべきと考えます。区としてはどのようにお考えでしょうか。
子どもの虐待をどうなくし、そして虐待をどう防いでいくのか。実際起きた事件への対応や委託化に合わせてその場その場で対応するのではなく、区としての将来にわたるビジョンを示してください。

今、全国各地で深刻な虐待事件が起き、区内の事件も報道されるなど、子育てを取り巻く環境がかなり厳しい状況にある中で、都の児童相談所と区の虐待対応所管の間にある「東京ルール」も見直されました。昨年から始まった新しい「東京ルール」では、虐待の通告から48時間以内の現認の必要性が明記されています。
練馬区では一時期、相談員による子どもに対する直接の安全確認のできていない時期もありましたので、いま、現認ができるようになったことは大切なことです。しかし一方で、そうしたきめ細かな体制をとることによって現場の負担はさらに大きくなっていると考えられます。

通告があった場合、ただそのときの子どもの安全を確認するだけではなく、家庭の状況、地域とのかかわりなど出来得る限りその子どもの置かれた環境を調査して把握し、親と連絡を取って直接会うという作業が必要になります。そして家庭や学校等で子どもに会うことによって新たに見えてくる課題、対応しなければならない関係機関との調整なども増えてくることでしょう。

いただいた資料によると、昨年度の虐待相談件数が399件であるのに対し、今年度は9月末までですでに318件。個別ネットワーク会議は昨年度162回であるのに対して今年度9月末までで180回と、かなり増加しています。この数年、虐待対応の職員数は増えてはいますが、この深刻な状況の下では相談員の仕事量は減るどころか増える一方です。
また、新しい東京ルールでは区の虐待対応所管が事務局となっての虐待進行管理会議を原則3カ月に1回開催することが求められるなど、新たな負担も増えています。

こういった状況に対応するためにはまず、職員増をはかるしかありません。また現在、練馬・関の相談員合計15人のうち7人が非常勤職員ですが、(注※年度当初の人数。10月に一人増員になったそうで、「16人のうち7人」になっています。)この非常勤職員の処遇改善も必要です。
非常勤職員は週4日勤務で日給1万3千円というとりきめですから、年収にして300万円に満たない額です。一方で子どもの安全の確認をしに行ったり、親から話を聞くとなれば、職員の対応時間は不規則になりますし、夜間の対応も求められるという心身の負担の大きな仕事になります。そうなると非常勤の相談員はある程度の経験を積んだらもっと良い条件を探して転職してしまうか、あるいは仕事の量と中身の重さに燃え尽きてしまうかもしれません。
今、虐待対応に対する区の役割が大きくなっている中で、スキルのある職員を育てていくためには、区としての工夫が必要です。今、非常勤職員の置かれている環境を区はどうとらえているのでしょうか。また、今後どう改善していく考えをお持ちでしょうか。お聞かせください。

また、新東京ルールでは今後、市区町村での夜間休日等の時間外の相談体制整備に努めるよう求めています。しかし、そうした体制をとっていくには、今の区の体制は程遠いといえます。人員体制やスタッフへの研修は、区として工夫するだけではなく、東京ルールを定めている東京都にも求めていかなくてはなりません。区としてのお考えをお聞かせください。

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※かとうぎ桜子のHPはこちら

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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