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地震への対応についての課題

地震から1ヶ月がたちました。

私は2006年の夏から、大泉学園駅・保谷駅・石神井公園駅でチラシの配布を続けているのですが、地震以降はお休みをしていました。
今日から、1ヶ月ぶりにチラシ配りを再開しました。

私の議会活動レポートとあわせて、今回の震災についての特集チラシもお配りしました。同じものをHPにアップしましたので、こちらからご覧ください。


3月31日に臨時議会があり、そこで他の議員さんも含めて、今回の震災への対応についての課題が出されました。

大きく分けて、練馬区民への対応と、東北の被災者への対応があります。
上に載せたチラシには、私が特に気になった点を書きましたが、臨時議会で指摘されたことや区民の方からご指摘いただいたことも含め、以下に今後改善すべき課題を書いてみます。

・3月11日、地震当日の避難所のこと。
当日は都心の会社から練馬の自宅へ帰ることができなくなった皆さんが、何時間も歩いて帰っていらっしゃいました。
こうした帰宅困難者を想定して、練馬区内の各駅の近くにある小学校が避難所として開きました。

ただ、当日は電話が通じにくい状況になってしまったという中で、避難所を開けてくれるスタッフとも電話での連絡は難しいわけです。
地震が発生した際にいつから避難所を開設するのかということや、かかわるスタッフの連絡調整のしかたを工夫する必要があったと思います。

・区民への情報提供について。
地震以降の計画停電のこと、それに伴う交通機関の乱れや乳児に対するペットボトル飲料水の提供などの情報は練馬区のHPと区のメールマガジン、3月下旬から開始されたツイッターが中心でした。

しかし、高齢の方など、インターネットやメールを利用することができない方への情報提供ができませんでした。

今回は東京電力そのものの計画停電の発表や変更が急であったこともあり、行政じたいが情報を得づらいという状況にありましたが、インターネット以外の情報提供のしかたを考える必要があります。
一度、防災無線を使っての放送をおこないましたが、聞き取りづらかったということで一度のみでやめてしまいました。
しかし、たとえば今後東京にもっと大きな地震が来るなど、緊急に区民の皆さんに情報を流さなければならない場合もあり得るわけですから、改善していく必要があります。


また、障害のある方や高齢の方など、災害が起きたときに支援を必要とする人があらかじめ登録している「災害時要援護者名簿」というものがありますが、これがほとんど活用されなかったようです。

今回は練馬区では建物が倒壊するような大きな被害はありませんでしたが、区民の皆さんにお話を聴いてみると、家の中での物の落下など、ひとり暮らしの高齢者の方などには心身の負担の大きい状況が起きていたということです。
こんなときに、要援護者名簿を活用して、地域で声かけをすることが必要だと思います。


・東北地方で被災した人への支援
これは以前のブログにも書いたことですので、詳細は前のブログをご覧ください。
被災地の方を受け入れるための避難所の体制は、より充実していく必要があると思います。

前に書いたブログに対して、「ボランティアも一生懸命関わっているのに、批判するなんてひどい」という趣旨のメッセージをいただきました。

もちろん、「被災地の方のために何かしたい」という地域の皆さんの思いを否定するつもりはなく、ただ行政としての体制を十分にとっていくべきだと私は思うのです。

行政というのは、組織として一定の方向性を決定したうえで動くものであり、「なんとかしたい!」という熱い思いを持って動く市民とはまったく別のものです。
それが、融通が利かない状況を生み出すというデメリットになることもありますが、良くも悪くも制度に基づき組織として動いていくのが行政であり、その方針に問題点があれば改善を求めていくのが議員や、市民の役割なわけです。

いま、1ヶ月におよぶ避難所の生活で被災地の人達は大きなストレスを抱えているし、それを遠くから見ているしかない練馬に住む私たちは「何かしなければ」という思いと不安を抱えています。

被災地の方々への支援とあわせて、区民の皆さんの「被災地のために何かしたい」という思いも十分に大切にしなければならない。

そんなときこそ、行政は冷静な視点を持ち、対応をしていく必要があると思います。


※かとうぎ桜子のHPはこちら

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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