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給食の放射性物質検査などの対応(一般質問)

3月の震災以降、放射性物質の不安についてたくさん声をいただいていたので、個別の対応はしてきましたが、ようやく議会で正式な質問をする機会を得ましたので、特に今まだ対応が不十分な食材への対応について聞きました。

[かとうぎ桜子の一般質問]

放射性物質への対応について伺います。

福島第一原発事故による放射性物質の影響について、練馬区は夏季のプールの水の検査や校庭等の調査を行ってきました。
特に子どものいるご家庭は放射性物質による影響を心配されています。
区長は所信表明でもこの間の対応について話されていますが、内部被爆の問題には触れていません。そこで、まだ区では十分な対応がなされていない、給食への対応について伺います。

区は、給食に使われる食材の産地の公表も各学校の対応に任せてきたと伺いました。しかし、学校によって、保護者によって、得られる情報が異なるのではなく、すべての学校で情報公開をし、食の安全という観点から議論できる場を設ける必要があると考えます。これは、各学校の対応ではなく、練馬区の教育委員会の方針として明確にすべきではないかと考えますが、この間、教育委員会としてどのような対応をし、各学校での状況をどう把握されているのかをお聞きします。

また、牛肉からセシウムが検出され、他の自治体の学校給食ではそうした食材が使われてしまったことも判明しています。区は、出荷されている食材は安全であるという説明をしてきていますが、必ずしもそうではない状況があるのです。子どもの安全を守り、保護者の不安を解消するためには、食材の産地を明らかにするだけではなく、その食材の放射線の測定をする必要があると考えます。

杉並区は測定機器を購入しての対応をするということです。練馬区も、もっと積極的に子ども達の安全を守る姿勢を示すべきです。給食の食材の測定をすべきと考えますが、区のお考えをお聞かせください。食に対する区民の不安の声に対し、区のこの間の回答が非常に消極的であることは残念です。情報の公開をして不安を取り除く努力をすべきです。食の安全を区はどのように考えているのか、お考えをお示しください。

[教育長の答弁]

私から、学校給食における食材に関する放射性物質への対応についてお答えします。

区の学校給食では、米や牛乳などを除き、大半の食材について各学校が地域の業者等から調達しており、各学校において従来から産地、品質、鮮度、残留農薬の有無等を確認して選定すること、納品された食材を確認、記録することなど、安全な食材の調達を基本に運営しております。

今回の福島第一原子力発電所事故に伴い、学校における給食食材に対し、区民の方から多くのお問い合わせやご意見をいただいており、教育委員会といたしましては、保護者の不安を払拭することが必要であると考えております。

そこで教育委員会では各学校に対し「学校だより」や「給食だより」等を通じて、食材の調達方法および留意点などを伝えること、購入した食材の産地等を検収簿等に記録し、保護者からの問い合わせに対しては適切に対応することを通知したところであります。各学校においては、給食で使用する食材に関して周知を図り、保護者の不安の払拭に努めております。

農産物等の放射性物質検査につきましては、市販されている農産物等は生産地において出荷前に検査が実施されており、暫定規制値を超える放射性物質が検出された場合には出荷制限が行われております。したがいまして、市場に流通しているものを使用している学校給食用食材について、区が独自に放射性物質検査を行うことは、現時点では考えておりません。

いずれにいたしましても、食材の安全性の確保は、学校給食のみならず、区民生活にとって最も重要なことであります。今後とも、食材の安全性については関係機関に働きかけていくとともに、関係する情報を、保護者をはじめ区民の皆様に分かりやすく提供し、食の安全の確保に努めてまいります。

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従来、子どもたちの安全のために食材の確認をしてきたというのは言い分として分からなくもないのですが、食材の放射線の質問をするたびに「放射性物質の問題が起きる前から、食の安全の確認はしていたんです」という答え方をされるのはなんとも違和感が。

もちろん、いつでも安全の確認をするのは当然のことですが、3月11日以降、今までは想像もできなかった不安が私たちの社会にはあり、そして特に子どもを持つ人たちはその不安を強く感じているわけですね。

そんなときに、「食の安全は前から気をつけてます」という答え方って、不安に寄り添う答え方ではないな、と思ってしまいます。

ともあれ、食材の公表のほうは一定程度進められてはいる様子。

ただ、一般質問の本文にも書いたように産地を確認するだけでは安全とは限らない状況があるわけですね。牛肉からのセシウムの問題だけではなく、回遊する魚は大丈夫なのか、などの問題もあるわけで。

今後さらなる対応を求めたいと思います。

他の自治体ではすでに独自の対応をしているところもあるし、国が一部補助を出すような報道もあります。

今、議会には内部被ばくについての区民の方からの陳情が出ているので、改めて議論を続ける機会もあるかと考えています。

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  • 2011-09-26
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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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