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災害対策④ 福祉避難所と災害時の福祉事務所の体制(一般質問)

【かとうぎ桜子の質問】

福祉避難所について伺います。
(注:福祉避難所=要援護者のための配慮がなされた避難所。主に福祉施設を指定している。)

いま、練馬区は40ヶ所の福祉施設・特別支援学校と福祉避難所の協定を結んでいますが、区内のどの施設と協定を結ぶか、また対象者・地域・それぞれの受け入れ人数の整理が必要と考えます。区のお考えをお聞かせください。

また、今回の東北の震災では、福祉施設そのものが倒壊したり、職員自身が被災するなどで対応が難しいこともあったと聞きます。このようなケースへの対応など、協定を結んだ施設との情報交換、研修、連携をどう行なっていくのか、お考えをお聞かせください。

また、小中学校の避難所から対象者が移動してくる際の支援など、福祉避難所と地域の避難拠点が連携しながら日頃からともに避難訓練を行うなどの体制も必要と考えますが、区としてはどのような体制をとるお考えでしょうか。お聞かせください。

福祉避難所としての協定を結んでいない福祉施設であっても、緊急時に地域の方が避難してくるケースがあったということは、今回の東北における課題としてあったと聞きます。福祉施設全体に対する、災害時の対応を確認する場を区としても持つべきではないでしょうか。お考えをお聞きします。


福祉事務所の対応について伺います。災害時、福祉事務所ではもともとあった福祉の対応と合わせて、災害によって困難を抱える区民のみなさんの対応も必要になります。災害時の生活上の困難に対する対応を、福祉事務所でどうとっていくか、お考えをお聞かせください。

【福祉部長の答弁】

次に福祉避難所についてであります。

福祉避難所につきましては、それぞれの施設の状況を踏まえた運営体制や開設手続きなど様々な課題があると考えております。今後、課題の整理とあわせ、より実効的な運営ができるよう協定先の拡充や協定内容の改善について検討を進めてまいります。

また、協定を結んだ施設等との情報交換、研修連携についてでありますが、協定内容の改善を進める中で、今後の研修や訓練のあり方について検討してまいります。

また、避難拠点から福祉避難所への移動支援につきましては、その方法を精査したうえで、訓練は避難拠点と連携して行うなど、実践的な態勢の確立をめざしてまいります。

また、区内の福祉施設の災害時の対応につきましては、介護サービス事業連絡会等を通じて、このたびの大震災の経験や被災地支援から得た情報を共有し、研修などを通じて連携の強化が図れるよう努めてまいります。

次に、災害時における総合福祉事務所の対応についてであります。
災害時には、福祉サービスに関する臨時窓口の設置や訪問活動の実施など、生活相談の体制を整えるとともに、相談の内容に応じて適切な情報提供を行うほか、必要に応じて関係機関と連携し、対応してまいります。

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現行の防災計画を見ていると、協定を結んだ施設とのその後の情報交換・研修までは想定できていないようです。
どの地域に福祉避難所が必要なのか。そこはどんな状態にある方も受け入れるのか、あるいはもともとの施設特性に合わせた役割分担をするのか。(たとえば高齢者のデイサービスは高齢の避難者を中心に受け入れるのか?など)
備蓄はどうするのか。
せっかく避難所があっても地域の人が知らなければ連携ができないので日頃からの交流が必要。

・・・など、見直すべき点がたくさんあります。


また、福祉事務所については、障害のある子を持つ親御さんが、災害時の不安のひとつとして挙げていたものです。普段から福祉事務所で相談・手続きをしているけど、緊急時は十分な体制がとられるんだろうか、と。

緊急時にスムーズな相談体制をとるためには、あらかじめ具体的な職員体制をある程度想定することも必要だと思います。


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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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