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決算委員会のこと
練馬区議会の定例会は明日までです。
今日は事務整理日で議会の会議はないので、私は今日は大泉の事務所で、たまった事務作業を片づけています。
今回の定例会で一番時間を費やしたのが、決算委員会。昨日が決算の最終日でした。
区議会では2・3月に翌年度の予算、9・10月に前年度の決算の審議をします。
予算・決算の特別委員会は、議長を除く49名の議員全員で構成をし、会派ごとに一定の時間内で質疑をしていきます。
委員会運営を進める委員長・副委員長は会派が順に出していて、今回は私の会派の番だったので、私は初めて副委員長の職を務めました。
全部の議員(議長もオブザーバーという形で出席しています)が入る大きな部屋に、その日の決算の担当の部課長も入った委員会が開かれます。
部屋の中は、ロの字に机が並んでいます。
正面に委員長・副委員長、議長・副議長が座っていて、その対面に区長や行政の部課長が座っています。
のこりの2辺に質問をする46人の議員が座っています。
(・・・図を書けばわかるのですが、ブログには図が載せられない・・・。イメージできますか? ^^;)
行政側があらかじめ出してくる資料だけでは十分な審査ができないので、各議員は補足資料を個別に請求し、調査をしたうえで質問を組み立てます。委員長・副委員長は各議員が個別にどのような資料を手にしたかを把握したうえで委員会運営を進めます。
基本的には委員長が進行をするのですが、時折、副委員長が委員長職を務めることがあります。
予算・決算の質問は一問一答式ですので、議員と担当課長・部長を指名していくのです。これは単純な役割のようで、なかなか大変なのだということも、初めての経験。
委員長席は、他の席より階段2段分くらい高くなっています。

(委員長席に座った時の様子。)
だから、大人数がいる部屋でも、誰が挙手をしているかが見えるのですが、上から見ると、各議員や部課長が手元に何をおいて、どういう動きをしているのかもよく見えるのです。(特に、私は視力が良いので。)
質問をする席のほうにいるときには、自分自身が質問をするだけでも必死で、答弁をする行政側がどういう状態になっているかがわかりませんでしたが、今回は行政側のことがよく見えて興味深かった。
質問をしたあと、行政の答弁が返ってくるのに時間がかかることがあります。一生懸命資料を探していることもあれば、手元は資料を探すような動きは全然してないのになかなか答弁の挙手をしようとしない人も中にはいました
(もちろん、ほとんどの場合は、自分の担当に関係がある質問だなと思った段階で身構えて答弁の機会を待っているんですけどね。)
考えてみれば、細かな数値は資料を見なければわからないとしても、基本的な考え方については、担当課長は即答できて当然ですものね。
つまり、向き合い方が答弁の姿勢にあらわれることがあるんだなあ、と感じることがありました。
また、逆に、質問をしている議員の側が答弁を求めていないのに議員の発言中に割って入って答弁しようとする人もたまにいました…。
行政側にしてみれば、議員の質問の内容によっては、「一生懸命やってるのに、そんな指摘のしかたをされると不本意だ」と思うこともあるんだろうなとは思いましたが、それでも人がしゃべっている途中に割って入るという姿勢は良くないですね。
ましてや、はじめに書いたように、予算・決算の質問時間には一定の限りがあるし、質問をする権限は議員のもっとも大切な役割なので、誰かにその権限を奪われることがあってはならないのです。
だから、委員会を進行する人は、それぞれの議員が質問する権利を守るということがとても大切な役割だということを、改めて考えました。
行政の担当者が、どういう立場の議員にどういう質問をされたとしても、誠実に答えられるかどうか、ということは、日々、誠実に仕事に向き合っているか、誠実に区民に向き合っているかという姿勢を端的にあらわすものなのだなあと感じて、とても興味深かったです。
副委員長は委員会中に質問をすることはできないので、この決算委員会は私は質問はしませんでしたが、その分、普段とは違う位置から違う視点で委員会を見ることができたのは良かったです。
来年2月の予算委員会では、今回の経験を生かして質問をできたらと思っています。
※かとうぎ桜子のHPはこちら
今日は事務整理日で議会の会議はないので、私は今日は大泉の事務所で、たまった事務作業を片づけています。
今回の定例会で一番時間を費やしたのが、決算委員会。昨日が決算の最終日でした。
区議会では2・3月に翌年度の予算、9・10月に前年度の決算の審議をします。
予算・決算の特別委員会は、議長を除く49名の議員全員で構成をし、会派ごとに一定の時間内で質疑をしていきます。
委員会運営を進める委員長・副委員長は会派が順に出していて、今回は私の会派の番だったので、私は初めて副委員長の職を務めました。
全部の議員(議長もオブザーバーという形で出席しています)が入る大きな部屋に、その日の決算の担当の部課長も入った委員会が開かれます。
部屋の中は、ロの字に机が並んでいます。
正面に委員長・副委員長、議長・副議長が座っていて、その対面に区長や行政の部課長が座っています。
のこりの2辺に質問をする46人の議員が座っています。
(・・・図を書けばわかるのですが、ブログには図が載せられない・・・。イメージできますか? ^^;)
行政側があらかじめ出してくる資料だけでは十分な審査ができないので、各議員は補足資料を個別に請求し、調査をしたうえで質問を組み立てます。委員長・副委員長は各議員が個別にどのような資料を手にしたかを把握したうえで委員会運営を進めます。
基本的には委員長が進行をするのですが、時折、副委員長が委員長職を務めることがあります。
予算・決算の質問は一問一答式ですので、議員と担当課長・部長を指名していくのです。これは単純な役割のようで、なかなか大変なのだということも、初めての経験。
委員長席は、他の席より階段2段分くらい高くなっています。

(委員長席に座った時の様子。)
だから、大人数がいる部屋でも、誰が挙手をしているかが見えるのですが、上から見ると、各議員や部課長が手元に何をおいて、どういう動きをしているのかもよく見えるのです。(特に、私は視力が良いので。)
質問をする席のほうにいるときには、自分自身が質問をするだけでも必死で、答弁をする行政側がどういう状態になっているかがわかりませんでしたが、今回は行政側のことがよく見えて興味深かった。
質問をしたあと、行政の答弁が返ってくるのに時間がかかることがあります。一生懸命資料を探していることもあれば、手元は資料を探すような動きは全然してないのになかなか答弁の挙手をしようとしない人も中にはいました

(もちろん、ほとんどの場合は、自分の担当に関係がある質問だなと思った段階で身構えて答弁の機会を待っているんですけどね。)
考えてみれば、細かな数値は資料を見なければわからないとしても、基本的な考え方については、担当課長は即答できて当然ですものね。
つまり、向き合い方が答弁の姿勢にあらわれることがあるんだなあ、と感じることがありました。
また、逆に、質問をしている議員の側が答弁を求めていないのに議員の発言中に割って入って答弁しようとする人もたまにいました…。
行政側にしてみれば、議員の質問の内容によっては、「一生懸命やってるのに、そんな指摘のしかたをされると不本意だ」と思うこともあるんだろうなとは思いましたが、それでも人がしゃべっている途中に割って入るという姿勢は良くないですね。
ましてや、はじめに書いたように、予算・決算の質問時間には一定の限りがあるし、質問をする権限は議員のもっとも大切な役割なので、誰かにその権限を奪われることがあってはならないのです。
だから、委員会を進行する人は、それぞれの議員が質問する権利を守るということがとても大切な役割だということを、改めて考えました。
行政の担当者が、どういう立場の議員にどういう質問をされたとしても、誠実に答えられるかどうか、ということは、日々、誠実に仕事に向き合っているか、誠実に区民に向き合っているかという姿勢を端的にあらわすものなのだなあと感じて、とても興味深かったです。
副委員長は委員会中に質問をすることはできないので、この決算委員会は私は質問はしませんでしたが、その分、普段とは違う位置から違う視点で委員会を見ることができたのは良かったです。
来年2月の予算委員会では、今回の経験を生かして質問をできたらと思っています。
※かとうぎ桜子のHPはこちら
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