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私の病気体験談③ 検診から精密検査へ

一般的に「子宮頸がん」と言われているのは、「扁平上皮がん」というもので、子宮の入り口付近の表側にできるがんです。「子宮頸がん」の9割程度はこの扁平上皮がんであり、この場合、1,2年に1度の検診を受けていればがんになる前の「異形成」という状態で発見することができます。

厚生労働省のHPでは「2年に1度検診を受けましょう」と書いてありますし、練馬区も2年に1度検診の助成をしていますが、私がかかっていたお医者さんは「1年に1度は受けたほうがいい」と言っていましたので、できれば2年よりも1年に1度のほうが良いのでしょう。

ただ、前回のブログにも書いたように、検診はかなり心身のストレスの大きなものなので、私は「受けなくちゃなあ」と思いながらも、どうしても2,3年に1度しか受けられていませんでした。

前に受けたのが2009年。この頃、時々不正出血があったので検診を受けたのですが、扁平上皮に軽い異常(軽度異形成)があるので、必ず1年に1回検診を受けて、気をつけておいたほうが良いとは言われていました。
だから頻繁に検診に行かなくてはと思いつつ、その後は不正出血もおさまったし・・・と、つい先延ばしして、次にやっと検診に行ったのが2011年11月だったのです。
12月はじめに結果が出て、「高度異形成の疑いがあるので、精密検査をしてください」と言われました。

そこで、一般の子宮頸がん検診よりもっと詳しい検査-子宮頸部の組織をぱちぱちと切り取って調べる検査を受けました。どういう器具を使ってぱちぱちしているかは私には見えませんが、感覚としては、内臓を穴あけパンチでぱちん!とされている感覚です(^^; 痛覚がそんなにあるわけじゃないから痛くないはずだとお医者さんには言われるんですが、なんだか痛いような気がする検査です。


そして、12月末に精密検査の結果が出ました。「扁平上皮は高度異形成の状態で、がんにはなっていないようだけど、それとは別に腺がんというものになっているようだ」ということでした。

子宮頸がんは「検診の受診率の向上」など予防の観点では考えたことがあったけど、いざ病気になった後のことについてはあまり考えたことがなかったので(結局は、自分は病気にはならないだろうと思い込んでいたってことでしょうね)、説明を聞いても「??」という感じでしたが、家に帰ってインターネットで調べてみればみるほど腺がんの治療は難しいということが分かってきました。

扁平上皮がんは先に書いたように、検診によってがん化する前に治療ができ、万一がんになっても早期であれば治療しやすいものです。インターネットで調べたところによると、放射線治療をしたり、子宮頸部のがん化している部分だけを円錐型に切り取って子宮本体を残す手術(円錐切除手術)をすることができるので、のちのち妊娠・出産することが可能です。

しかし私がかかった腺がんというのは、分泌物を出す「腺」ががん化するので、検診をしても表側からは見にくく、がん化するまで発見されにくいそうなのです。一定程度に進行するまで発見されず、ちらばってできやすく、しかも進行後は転移しやすく、治療が難しいとか…。

9割型が治しやすいがんなのに、私は病気まで少数派かあ、というのが最初の感想でした(苦笑)

しかし、なぜ腺がんになるのかというのは良く分かっていないようです。若い女性に増えてきているという論文も見かけましたが、もしかしたら医療が進んで発見しやすくなっただけで以前からあったのかもしれませんね。

妊婦検診によってがんが見つかった場合、初期のがんであれば出産後に治療するということもあるようですが、進行の程度によっては治療とあわせてお腹の子を諦めなければならないケースもあるようです。

また、腺がんは進行すると卵巣のほか、腸など腹部の他の内臓にも転移しやすく、難しい治療を要するようです。こういう病気を受け止めるのは嫌なことですが、それでもできる限り発見されることによって命を守る必要があるのではないかとも思います。

そんな腺がんになっているのだとすれば、検診で見つかったとしてもすでに広がっている可能性があるという不安を、私は抱え続けることになりました。結果的には4月16日に出た検査結果によって、腺がんも上皮内にとどまっているために子宮を全摘することなく完治したと判明したんですが、再発しないかどうか、これからも気をつけていかなくてはなりません。

ぜひ20代以上の女性には、毎年の子宮頸がん検診と、医師と相談の上今からでも効果がある場合にはワクチン接種をお勧めしたいと思います。

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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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