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私の病気体験④ 通院
私自身は、子宮頚部の腺がんという、治療が難しい病気だと言われましたが、今のところ子宮全体には広がっていないようだということで、入口付近を一部切除するだけで済んでいます。なので今のところ物理的には妊娠・出産することができる状態です。(妊娠・出産する機会があるかどうかは別の問題ですが・・・ ^^;)
インターネットで腺がんの体験記を調べる限りでは全部摘出せずに済んでいる例がほとんど見つかりませんでしたが、私は今のところ全摘しておらず、特に服薬もしていません。
退院から1ヶ月以上経っている今日(4月19日)の段階で、まだ若干疲れやすいような感じがあったりちょっと生理痛がひどくなったかなあ・・・?という気はしますが、それ以外は健康な時と変わらない生活をしています。
今後、2年間、再発の有無を検査し続けるので、また何か変わってくることもあるかもしれませんが・・・。
病気が発見されてから治療に至るまでのプロセスは、発見された時期や行く病院、その人の病気の進み具合によって変わってくると思いますが、そうはいっても治療が始まる前に他の人の体験を知りたいと私は思ったので、今後どなたかの参考になればという思いから、今回のブログでは、通院時の経験を時系列的に書いていくことにします。
【1月11日】
精密検査の結果でがんが分かってから、年末年始をすごし、ようやく1月11日に、もともと以前から定期検診などに行っていた診療所に行きました。
いつも検査をしてくれる女医さんにお会いしたら、「さあ、これからどうする?」と言われました。
どうする、っていったって、どうしたらいいかの選択肢を示してくれなくちゃ分からないや、と思いました。
しょうがないから、「どういう選択肢があるんですか」と私から聞いて、ようやく病院を紹介してもらいました。
【1月17日】
今まで行っていた診療所の先生に紹介されて、T病院に行きました。
先生はとても優しい雰囲気の男性でした。「31歳なんだよね。なんで腺がんになっちゃったんだろうねえ。ふつうの女の子なのにね・・・。腺がんは一般的にとても治療しにくい病気なので、一般的に、子宮を全部摘出するのが基本。40代半ばも超えていれば、その後の転移のことなども考えて、摘出を勧めるんだけど、なにせ独身の31歳でしょう・・・困ったねえ。扁平上皮がんならともかく、腺がんで対応できるかは分からないけど、K病院だったら比較的子宮の温存がしやすいので、ここで治療するよりはダメ元でそこに行ってみたらいい」と勧められました。
調べる中で、かなり厳しい病気だろうとは思っていたけれど、改めてお医者さんにそう言われると、とてもつらい気持ちになります。
子宮のがんは、転移で生きるか死ぬかの前に、子どもを産めるかどうかに関わるとても大きな病気であることを改めて感じました。私自身、今現在、独身ですから、これから先、出産することがあるかどうかは分かりません。結果的に産まないかもしれない。でも、「産まない」のと「産めない」のは違います。
それからこれは落ち着いてから思ったことですが、たとえ善意とはいえ「普通の若い女の子なのにね」というお医者さんの言葉はちょっと引っかかるところです。
もちろん、「なんで私が・・・」という、私の気持ちを代弁してくれようとしたのは十分にわかるのですが、「普通の女の子」って、なんだろう・・・って。
たとえ他意はなかったとしても、こういうときの、女性に対する言葉かけの難しさを改めて感じもしました。
【1月23日】
紆余曲折を経て、ようやくK病院の受診にいたりました。
T病院の先生は受け入れてくれるかどうかを心配してくれていましたが、幸いこの病院は受け入れをしてくれました。
この日は、入院・手術を前提とした検査をしました。簡単な検査ですが、一日がかりです。
まず、初診の診察で、過去の検査結果を確認する。そして、改めてもう一度、子宮頸部をぱちんぱちん切り取る精密検査をする。
そして、レントゲン、心電図、血液検査、尿検査をしました。
K病院はとても混雑していて、一日がかりの検査になりました。
【2月6日】
1月23日の検査結果と入院のことを聞きに行きました。
23日の結果によると、私のがんは前がん状態か、ごく初期で、子宮全摘まではいたらずに、円錐切除のみで終わるのではないかと言われました。
ただし、2月中は病院やお医者さんの都合が合わないため手術は3月になりそうで、その日程も数日前にならないと分からないとのこと。
子宮を全部とる可能性が高いと考えていただけ、だいぶ気が楽にはなりました。
【2月22日】
入院は3月ということになったので、2月8日~3月9日の区議会は通常通りに出席。質問づくりでバタバタしているところに病院から電話がきて、「3月14日に入院、3月15日に手術」が決まったのでした。
結果的に議会はまったく休まずに済むことになり、入院の前日の午後から、入院準備の意味で休業することにしました。
インターネットで腺がんの体験記を調べる限りでは全部摘出せずに済んでいる例がほとんど見つかりませんでしたが、私は今のところ全摘しておらず、特に服薬もしていません。
退院から1ヶ月以上経っている今日(4月19日)の段階で、まだ若干疲れやすいような感じがあったりちょっと生理痛がひどくなったかなあ・・・?という気はしますが、それ以外は健康な時と変わらない生活をしています。
今後、2年間、再発の有無を検査し続けるので、また何か変わってくることもあるかもしれませんが・・・。
病気が発見されてから治療に至るまでのプロセスは、発見された時期や行く病院、その人の病気の進み具合によって変わってくると思いますが、そうはいっても治療が始まる前に他の人の体験を知りたいと私は思ったので、今後どなたかの参考になればという思いから、今回のブログでは、通院時の経験を時系列的に書いていくことにします。
【1月11日】
精密検査の結果でがんが分かってから、年末年始をすごし、ようやく1月11日に、もともと以前から定期検診などに行っていた診療所に行きました。
いつも検査をしてくれる女医さんにお会いしたら、「さあ、これからどうする?」と言われました。
どうする、っていったって、どうしたらいいかの選択肢を示してくれなくちゃ分からないや、と思いました。
しょうがないから、「どういう選択肢があるんですか」と私から聞いて、ようやく病院を紹介してもらいました。
【1月17日】
今まで行っていた診療所の先生に紹介されて、T病院に行きました。
先生はとても優しい雰囲気の男性でした。「31歳なんだよね。なんで腺がんになっちゃったんだろうねえ。ふつうの女の子なのにね・・・。腺がんは一般的にとても治療しにくい病気なので、一般的に、子宮を全部摘出するのが基本。40代半ばも超えていれば、その後の転移のことなども考えて、摘出を勧めるんだけど、なにせ独身の31歳でしょう・・・困ったねえ。扁平上皮がんならともかく、腺がんで対応できるかは分からないけど、K病院だったら比較的子宮の温存がしやすいので、ここで治療するよりはダメ元でそこに行ってみたらいい」と勧められました。
調べる中で、かなり厳しい病気だろうとは思っていたけれど、改めてお医者さんにそう言われると、とてもつらい気持ちになります。
子宮のがんは、転移で生きるか死ぬかの前に、子どもを産めるかどうかに関わるとても大きな病気であることを改めて感じました。私自身、今現在、独身ですから、これから先、出産することがあるかどうかは分かりません。結果的に産まないかもしれない。でも、「産まない」のと「産めない」のは違います。
それからこれは落ち着いてから思ったことですが、たとえ善意とはいえ「普通の若い女の子なのにね」というお医者さんの言葉はちょっと引っかかるところです。
もちろん、「なんで私が・・・」という、私の気持ちを代弁してくれようとしたのは十分にわかるのですが、「普通の女の子」って、なんだろう・・・って。
たとえ他意はなかったとしても、こういうときの、女性に対する言葉かけの難しさを改めて感じもしました。
【1月23日】
紆余曲折を経て、ようやくK病院の受診にいたりました。
T病院の先生は受け入れてくれるかどうかを心配してくれていましたが、幸いこの病院は受け入れをしてくれました。
この日は、入院・手術を前提とした検査をしました。簡単な検査ですが、一日がかりです。
まず、初診の診察で、過去の検査結果を確認する。そして、改めてもう一度、子宮頸部をぱちんぱちん切り取る精密検査をする。
そして、レントゲン、心電図、血液検査、尿検査をしました。
K病院はとても混雑していて、一日がかりの検査になりました。
【2月6日】
1月23日の検査結果と入院のことを聞きに行きました。
23日の結果によると、私のがんは前がん状態か、ごく初期で、子宮全摘まではいたらずに、円錐切除のみで終わるのではないかと言われました。
ただし、2月中は病院やお医者さんの都合が合わないため手術は3月になりそうで、その日程も数日前にならないと分からないとのこと。
子宮を全部とる可能性が高いと考えていただけ、だいぶ気が楽にはなりました。
【2月22日】
入院は3月ということになったので、2月8日~3月9日の区議会は通常通りに出席。質問づくりでバタバタしているところに病院から電話がきて、「3月14日に入院、3月15日に手術」が決まったのでした。
結果的に議会はまったく休まずに済むことになり、入院の前日の午後から、入院準備の意味で休業することにしました。
- 2012-04-19
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