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私の病気体験談⑧ 入院3日目(3月16日)
この日はちょっと寝坊して6時半になっても寝ていたら、看護師さんに声をかけられました。「7時くらいになったら起き上がる練習をしましょう。」と。
起き上がる前に血圧を測ると、普段は100~110くらいある上の血圧が85しかないという状態でした。ゆっくり起き上がって、看護師さんに支えてもらいながら廊下を移動してみます。
若干ふわふわするものの、気持ち悪くもならないし、一人で歩いても大丈夫そうだということで、無事、尿の管を外してもらって、晴れて自分でトイレに行かれる身となりました。
この日は朝食から食べることができるということだったので、点滴も外れました。
生理と同程度の出血があって、生理痛のような痛みがありました。私はもともと、この時期に生理になる予定だったので、もしかしたら手術後に生理が来たのかもしれないし、あるいは手術による出血なのかもしれないし、よくわからない状態でしたが、痛み止めの薬を出してもらいました。
この日は1日、血圧は低めで、ふわふわしていました。
よく、高齢の人などがトイレに行ったときに倒れることがありますが、排泄をすると血圧が変動するんですね。この日はもとが血圧低めだったので、トイレに行った後が特にふらふら感があり、「たしかに血圧が変動しているに違いない」という実感を持ちました。。
それでも前の日の午後4時以降、自分の意思で動くことができなかったものが動けるようになったのがとても嬉しくて、うろちょろうろちょろして過ごしました。
病棟の地下にはコンビニがあるので、そこに買い物に行ったり、洗濯をしたり。
廊下に、「手術後は廊下を往復してリハビリをしましょう。腸の動きも良くなって、便秘を防ぐことができます」という張り紙がありました。
でも身体的に可能であれば、ただ廊下を往復するよりも、「冷蔵庫に飲み物を取りに行こう」とか、「お菓子を買おう」とか、「洗濯をしよう」と考えてその目的のために動くほうが良いように思いました。そのほうが単に廊下を往復するよりわくわくするからです。ただ、ふらつき方が激しかったり、身体の調子が極めて悪い人にとっては難しいのかもしれません。
廊下には他にも張り紙があって、「カーテンは防犯・防火上、開けるようにしましょう」と書いてあります。万一の時に避難をしたり、不審者が侵入した時にその危険を回避するためにはカーテンが邪魔になるからということでしょう。
しかしそうはいっても、大部屋は1つの部屋の中に6人が生活しています。
きれいによそゆきの服を着てバシッと座って仕事をしている状態ならば、他の人に見られてもかまわないでしょうが、体調が悪く身なりが整えられる状態ではなく、パジャマを着て横になっているところを人が通過していくのは落ち着かないものです。
もちろん、通り過ぎる人たちがいちいちベッドを覗き込んでいくわけではないのだから気にしなければいいのでしょうけど、気分としてはやはり落ち着かない。
災害時に避難所で、各家庭ごとのプライベートなスペースが確保されていなかった問題が言われていましたことを思い出しました。
生活空間に「誰にも見られない安心できるスペース」は必要なもので、病室でも各ベッドごとにどうしてもカーテンを閉め切りがちになります。
昼になると元気な看護師さんがやってきて「明るいですからカーテン開けましょうねー!」と叫びながらカーテンをガンガン開けて去っていきます。
それから20分くらいたつと、ベッドの患者さん達がもそもそと起き上がり、静々とカーテンを閉めます。
またしばらくすると先ほどの同じ看護師さんがやってきて、「あらー、明るいほうが良いじゃない」とカーテンを開けていきます・・・。
看護師さんは、「防犯防火上、安全のためにカーテンを開けたいのです」というよりも、「明るい方が気持ちいいよ」と言うほうが患者にとっては良いと考えてくれたのだろうと思います。
でも、やはりできれば閉めていたい患者の身としては、2度3度と繰り返していると、だんだん、看護師さんが憎らしく感じてきました(苦笑)
防犯防火と患者さんの心の安定を両立させるためには、本来1室であるものを複数人数で使うためにカーテンで仕切るというつくりじたいが問題なのかもしれないなあ・・・としみじみ思いました。
午後になるとずいぶん身体も安定してきて、午後4時にはシャワーを浴びることができました。
起き上がる前に血圧を測ると、普段は100~110くらいある上の血圧が85しかないという状態でした。ゆっくり起き上がって、看護師さんに支えてもらいながら廊下を移動してみます。
若干ふわふわするものの、気持ち悪くもならないし、一人で歩いても大丈夫そうだということで、無事、尿の管を外してもらって、晴れて自分でトイレに行かれる身となりました。
この日は朝食から食べることができるということだったので、点滴も外れました。
生理と同程度の出血があって、生理痛のような痛みがありました。私はもともと、この時期に生理になる予定だったので、もしかしたら手術後に生理が来たのかもしれないし、あるいは手術による出血なのかもしれないし、よくわからない状態でしたが、痛み止めの薬を出してもらいました。
この日は1日、血圧は低めで、ふわふわしていました。
よく、高齢の人などがトイレに行ったときに倒れることがありますが、排泄をすると血圧が変動するんですね。この日はもとが血圧低めだったので、トイレに行った後が特にふらふら感があり、「たしかに血圧が変動しているに違いない」という実感を持ちました。。
それでも前の日の午後4時以降、自分の意思で動くことができなかったものが動けるようになったのがとても嬉しくて、うろちょろうろちょろして過ごしました。
病棟の地下にはコンビニがあるので、そこに買い物に行ったり、洗濯をしたり。
廊下に、「手術後は廊下を往復してリハビリをしましょう。腸の動きも良くなって、便秘を防ぐことができます」という張り紙がありました。
でも身体的に可能であれば、ただ廊下を往復するよりも、「冷蔵庫に飲み物を取りに行こう」とか、「お菓子を買おう」とか、「洗濯をしよう」と考えてその目的のために動くほうが良いように思いました。そのほうが単に廊下を往復するよりわくわくするからです。ただ、ふらつき方が激しかったり、身体の調子が極めて悪い人にとっては難しいのかもしれません。
廊下には他にも張り紙があって、「カーテンは防犯・防火上、開けるようにしましょう」と書いてあります。万一の時に避難をしたり、不審者が侵入した時にその危険を回避するためにはカーテンが邪魔になるからということでしょう。
しかしそうはいっても、大部屋は1つの部屋の中に6人が生活しています。
きれいによそゆきの服を着てバシッと座って仕事をしている状態ならば、他の人に見られてもかまわないでしょうが、体調が悪く身なりが整えられる状態ではなく、パジャマを着て横になっているところを人が通過していくのは落ち着かないものです。
もちろん、通り過ぎる人たちがいちいちベッドを覗き込んでいくわけではないのだから気にしなければいいのでしょうけど、気分としてはやはり落ち着かない。
災害時に避難所で、各家庭ごとのプライベートなスペースが確保されていなかった問題が言われていましたことを思い出しました。
生活空間に「誰にも見られない安心できるスペース」は必要なもので、病室でも各ベッドごとにどうしてもカーテンを閉め切りがちになります。
昼になると元気な看護師さんがやってきて「明るいですからカーテン開けましょうねー!」と叫びながらカーテンをガンガン開けて去っていきます。
それから20分くらいたつと、ベッドの患者さん達がもそもそと起き上がり、静々とカーテンを閉めます。
またしばらくすると先ほどの同じ看護師さんがやってきて、「あらー、明るいほうが良いじゃない」とカーテンを開けていきます・・・。
看護師さんは、「防犯防火上、安全のためにカーテンを開けたいのです」というよりも、「明るい方が気持ちいいよ」と言うほうが患者にとっては良いと考えてくれたのだろうと思います。
でも、やはりできれば閉めていたい患者の身としては、2度3度と繰り返していると、だんだん、看護師さんが憎らしく感じてきました(苦笑)
防犯防火と患者さんの心の安定を両立させるためには、本来1室であるものを複数人数で使うためにカーテンで仕切るというつくりじたいが問題なのかもしれないなあ・・・としみじみ思いました。
午後になるとずいぶん身体も安定してきて、午後4時にはシャワーを浴びることができました。
- 2012-04-23
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