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新人研修第2弾

今日と明日は再び新人研修、「区内視察」です。


今日は豊玉、貫井、光が丘のあたりにある区の関係の施設の見学に行きました。明日は西側。朝から昼頃まで地元・大泉周辺に出没する予定です。午後は関町など。


今日は福祉事務所や障害者関係の施設など興味深く、なんとなく社会福祉士の学生だった時代の見学実習を思い出しましたが、1つずつにはあまり時間をかけてみることができなかったのでまた改めて行きたいなと思っております。


今日回った中で特にもっと知りたいと思ったのは、教育相談室です。子どもの心理相談や教育相談を受けるところ。保護者からの申し込みで相談がスタートします。相談室では親と子と別々の部屋で相談に乗ることができる。まだうまく言葉で表せない年齢の子のためには箱庭や遊びで感情表現してもらう。


・・・教育相談室には初めて来るはずなのに、まったく同じ説明を聞いたことがある。デジャブか!?と一瞬思いましたが、これは児童相談所の見学に行った時にされた説明と同じだったのでした。


児童相談所-児童虐待の問題が報道される時に必ず出てくる名前なので皆さんも聞いた覚えがあるかもしれません。これは、都道府県の管轄のものです。練馬区は、新宿(高田馬場)にある児童相談センターが担当しています。


児童相談所は今はかなり虐待の対応に追われていてその他の相談になかなか対応できない、なんて話も聞いたことがありましたが、それにしても同じような機能が区のレベルであったり都のレベルであったり。具体的にはどんな住み分けがされているんだろうかと。


お聞きしましたら、面接の頻度を増やしてきめ細かに対応できるのが区の相談室。心理検査など詳しくやることができるのは児童相談所。そして、虐待事例に対して強制力を持っているのも児童相談所。だから、役割分担をしてやっているんだそうです。それは児童相談所だけではなく保健センターなどとも連携している、とのことでした。


これは話を聞いて私が想像したことですが、多分こういうことです。例えば子どもの落ち着きがないという相談をお母さんがしてきた。面接に来たお母さんの様子や子どもの雰囲気で、「もしかしたら虐待かもしれない。お母さんが育児で疲れているみたいだから少し休ませてあげたほうがいいのではないか」と感じ取ったとする。でもお母さんはとても一生懸命だから、子どもをどこかに預けるということを認めたがらない。


そんな事例があったとしたら、虐待について権限を持っている児童相談所や、その家族の住んでいる地域の民生委員さんと協力しながら、虐待をなくしていくということが必要になる。


お母さんは教育相談でやってきても、それは違うシグナルかもしれない。それを見分けていくのが福祉の専門家の仕事の1つです。


他にも福祉事務所と保健所だとか、機能が重複している機関はたくさんあります。それじゃあ区民の皆さんが困った時にはどれに相談すれば良いのかが分かりにくい部分があると思います。


お話を聞いてみて分かったことは、どこでも良いからとにかく相談することだということです。


相談する場所でもっと適切な機関がある場合は必ず紹介してもらうことができます。


また前に書いた赤ちゃんポストの話ですが。3歳児が置かれた時に、福祉関係者は「なんで児童相談所に相談してくれなかったんだろう」と嘆いていましたが、きっとそのご両親にとっては児童相談所があることが分からなかったんでしょうね。赤ちゃんポストの場合、匿名というところがあるから、ご両親が名乗り出てこない限りはご両親と話し合うことができないという難しさはありますが、そうやってあらゆる方向から窓口が開いているというのは必要なことではないかと思います。


どの窓から入っていっても適切なところにつながっていく、網の目・くもの巣のような支え合いのしくみ。


区の機関に関してはさらに皆さんにとって身近に感じてもらえるようになることも必要だと思います。赤ちゃんポストまで行かなくても身近にも助けてくれる人はいるよ、と。

2件のコメント

[C58] 協働

こんにちは。着々と議員としての歩みを進めているのですね。
議員になると、どんなことをするのか全く知らなかったので、興味深く読ませていただいています。
さて、今週、僕は東京都の新宿区と足立区に生活保護の自立支援事業のあり方に関して調査を実施しに来ていました。二区とも、民間団体(NPOなど)との協働で自立支援プログラムを開発していることで全国的にも知られています。「協働」と簡単に言っても、体質の違う行政と民間で、しかも国民の生存権の保障という法律にがんじがらめの課題において協働することはかなり困難なことが予想されます。そんな中、今回の調査で学んだことは、どちらの自治体も民間との協働の形を書面などを通して具体的にしていったということを挙げることができると思います。(もっと詳しい調査結果は、日本地域福祉学会の大会(山口県)で発表しますので、是非奮ってご参加ください)新宿区は、自立支援計画に、民間団体の代表や学識経験者を参画させ、共に計画を作って、書面に落とした。足立区は部署内のプログラム実施取り扱い基準の中に、民間協力団体の役割を明記した。
現場で働くワーカーからしたら、計画や部署内の基準など所詮書類上のことと思いますが、行政の職員にとって、正式な文書として落とされた内容は日々の行動指針になるわけですから、具体的な協働の形作りにもなるようです。そうした行政の体質を理解したうえで、協働の形作りを行うことは大切だなぁと思いました。
なんだか、自分のことばかり書いてしまいましたが、行政事業の民間委託がどんどん進む流れの中、練馬区における協働の形作りを加藤木議員に期待しています!

[C60] shin1さま

そうですか、ホームシックで東京に来てたわけじゃないのですね…。
地域福祉学会、6月9日、10日ですね。うーん、行きたいけど行けるかなあ、調整してみます。ちなみにshin1さんはいつ発表されるのですか?

地域福祉学会、一度参加してみたいと思っていて、ずっと行けなかったんですが、今の私の立場と、選挙が終わったというこの状況でありながら今行かなかったらいつ行くつもりだ、という感じなので、自分に課してなんとしてもいける調整をしてみますわ・・・。

私は今まで新宿で働いていたので、結構新宿って色々参加してましたが、協働ってかなり言ってるのはパフォーマンスな感じを受けてましたけど、練馬の方で区の研修を受けてみて、ああ新宿はたしかに頑張っていたのかと気づきました。(毒を吐きまくっておりますね・・・)

新宿の協働のうまさは、どんな立場にいる人も、新宿に在勤・在住で地域に関心を持っている人に対していろんなところから窓を開いているところかと思います。

協働の仕組みづくりがなかなか市民感覚で進まない理由はなんだろうかと思うと、議員は結構区の職員の説明を聞いて止まっているからじゃないかと思いました。(また毒を吐いておりますが)
膨大な量の動きがあって、その全体像を知るのは区の職員さんに聞くのが一番手っ取り早いわけですね。だけどそこで生きている実際の人の動きまでは見えないんだと思います。
先日、市民団体の活動発表会に一区民として参加しましたが、例えば駅前をいかに歩きやすくするかとか、公園のトイレをきれいに保つための工夫とか、従来区がやっていたものについて「取り組みたい」と思う市民がとても増えているんですよね。
そのことにもっと議員も含めて一般市民の皆さんなど、多くの人が気づくことができるような方法をまず考えたいなと思います。
  • 2007-05-27
  • 投稿者 : かとうぎ桜子
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プロフィール

かとうぎ桜子

Author:かとうぎ桜子
1980年生まれ。

保育士、ヘルパー2級、社会福祉士の資格を使って福祉の仕事をしてきました。
制度だけでは一人ひとりが安心して生活するまちを作るには不十分だと考え、誰もが安心できるまちのしくみ作りをしていきたいと考えています。

2007年4月の統一地方選で練馬区議会議員に初当選。

2010年3月、「市民参加と公共性―保育園民営化を契機として」と題する修士論文を書き、立教大学大学院・21世紀社会デザイン研究科を修了。

2011年4月 無所属で2期目に当選。

2011年末に子宮頸がんが見つかり、2012年春に円錐切除の手術をしました。その後は今のところ再発もなく元気に仕事しています。
この経験を活かし、がん検診の啓発など健康に関する課題にも取り組んでいこうとしています。

2015年4月、3期目に当選。

会派は市民ふくしフォーラム。

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